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一章 止まる国と大精霊
Ⅲ スレイへ向ける疑念
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サラとスレイがミドクの家に到着して数分後。平常心を保ちつつも焦った様子でスビナが入ってきた。
「あ、スビナさん。こちら」
「それより先ほどの魔力は」
それはサラが森で感じた魔力である。今、家に見知らぬ女性がいるので視線がスレイへ向けられた。彼女の身体からは嫌な感じの魔力は出ていない。
戸惑う様子の三人を見た時、サラが何かを言おうとしたのを遮ってまで冷静さを失ったと気づき、一呼吸おいて落ち着いた。
「失礼、取り乱しました。サラさん、そちらの方は?」
紹介されたスレイは丁寧に頭を下げて名を告げた。
「どのようにしてこの里へ?」
やや強めの目力で見られるも、スレイは落ち着いて返す。
「ごめんなさい、私も何が起きたかよく分かってなくて。目を覚ましたらこの森に」
嘘かもしれない。しかしあれほど危険性の高い魔力を放出して結界を通ると、結界は瞬く間に崩壊する。突然結界内に現われた変化だと分かる。だが、いくら結界の外であろうと瞬時に魔力を消すなど不可能に近い。
スビナの脳裏にルバートが挑発的に笑む姿が蘇る。あれほどの存在が現われたと考えるのが妥当だろうが、眼前の女性が起こしたとは考えにくい。
「失礼ですが、何かの術を極めているとか、術師関係者に知り合いはいらっしゃいますか?」
いたとしても神隠しに匹敵するほど、痕跡を残さず消えるなど考えにくいが。
「いえ。術に関しては全く。探している人はそういった術が使えるようですが」
「その方は? あとお名前と」
「コーと申します。とても優しい顔の青年ですよ。どこで逸れたかよく分からなくて」
話の最中、気がかりな事を訊いた。
「あの、先ほどから普通に話してますが、突然目を覚ましたら別の場所、しかも知り合いがいない状況です。どうして冷静でいられるのですか? 普通なら動転したり戸惑って余裕がなくなりそうなものですが」
スレイは穏やか笑顔を崩さない。作り笑顔かもと邪推が働くも、雰囲気や魔力の落ち着いた流れからそれは思えない。
「よくある事なんです。俄には信じて貰えないでしょうが、よく記憶がなくなって気づいたら他の場所。一番怖い時は獰猛な魔獣が徘徊している森へ、ということも御座いました」
「どのように助かったのですか? もしや、コーさん、という方が?」
「それもありますが、あの時は一人でした。よく分かりませんが、怖がって岩場に隠れて震えていると、いつの間にか場所が変わってました。だから何があっても大丈夫なんです。何かが護ってくれるから」
原因不明の危険な存在。それがスレイの傍にいて、あの異様な魔力を放った。
それだと辻褄は合うがあまりにも強引な解釈。他の情報や証拠が欲しい所だ。
「最後に、この森で目覚める前は何処にいたか分かりますか?」
スレイは「えーっと……」と考える素振りを見せる。
「あ、海でした。広い海岸」
「大湖でも海岸と似たような浜辺はございます。そこを海と断定出来る理由とかはありますか?」
空気に変化は無く周りの気も変わりがないのに、ほんの僅か、何かが妙な圧迫感をスビナは感じる。そう思うのは、スレイを疑いすぎなのかとも考えられるが。
「ええ、だってかなりしょっぱかったから。誰かと海水を掛け合ってたんですよ。とても楽しくて、空も青空で、気持ちよい風が吹いてました」
「それは、コーさんですか?」
スレイは首を左右に振る。
「別の人。けど思い出せないんです。たしか、男性の方だったんですけど……」
これ以上の質問は意味が無いと判断したスビナはサラの方を向いた。
「サラさん、少し宜しいでしょうか」
そう言って外へ連れて行かれた。
「ミドクさんからレイデル王国の使者の件、聞いてますか?」
ここへ来た時に聞いた事を話した。
「おそらく五日ほどかかりますが、それまで私の実家にスレイさんと一緒に住んで頂きます」
「え、スビナさんは?」
「私は森林神殿にいます。精霊巫女としての役目がありますので。それより、これはガーディアンである貴女へのお願いです。スレイさんをよく見てこの里や村の方々を護ってください。今の彼女は危険ではありませんが、何かしら力か存在が関係しているかもしれません。私も異変が起きたらすぐに向かいますが、それまでは父と対処をお願いします」
モーシュが術師であると自己紹介で聞いたのを思い出す。しかし、いかにも体たらくの雰囲気から期待は低い。
「見返り、ではありませんが、術に関する事は父にお聞き下さい。私からもサラさんが知識や技術を必要としているのでしたら手を貸すように伝えておきますので」
ガーディアン召喚前のフェンリル戦にて、自分の無力さを痛感しているサラには有り難い見返りである。ミライザ以降、現地の術師から教わっていないので、ここで少しでも成長できる機会が与えられるなら願ってでも受けたい。
話が済むと、ミドクに事情を説明し、サラとスレイはスビナの実家へ連れて行かれた。
「という訳で、後は頼んだから」
父の前では娘な一面をスビナは見せた。
「おいおい、おいおい愛おしいスビナちゃん。いきなりガーディアンの面倒見ろとか、数時間たたずに今度は女二人頼むって、親使い荒いぞ」
「馬鹿言ってんじゃないの!」ミリアに一喝されモーシュは黙る。「どうせあんた、その辺でぶらぶらしてるだけでしょうが」ミリアはスビナの方を見た。「それより無理しすぎじゃないかい? いくら精霊巫女だからって、人間なんだよ。しっかり休むときは休んだ方がいいわよ」
「大丈夫よお母さん。あの異変以降は結構平気だし、ちょっとガーディアン召喚でバタバタしてただけだから。ああ、それと、たぶん五日後くらいだと思うけどレイアードさんが来るから、お父さんが失礼ないかちゃんと見張ってて」
「待て待て、あいつが来るなんて聞いて」
「あんたはちょっと黙ってなさい」
素直にモーシュは従った。
(かかあ天下?)サラは思った。
ミリアが了承すると、スビナはサラとスレイに挨拶して森林神殿へと戻った。
見送ってすぐさま、気を取り直したモーシュは挨拶をする。
「まあ、つー訳で、しばらくはよろしくな二人とも」
立ち直りが早いのか、ああだこうだと言いつつも娘を大切に思う父親だからか、謎だ。
サラとスレイは改めて挨拶する。
「あ、スビナさん。こちら」
「それより先ほどの魔力は」
それはサラが森で感じた魔力である。今、家に見知らぬ女性がいるので視線がスレイへ向けられた。彼女の身体からは嫌な感じの魔力は出ていない。
戸惑う様子の三人を見た時、サラが何かを言おうとしたのを遮ってまで冷静さを失ったと気づき、一呼吸おいて落ち着いた。
「失礼、取り乱しました。サラさん、そちらの方は?」
紹介されたスレイは丁寧に頭を下げて名を告げた。
「どのようにしてこの里へ?」
やや強めの目力で見られるも、スレイは落ち着いて返す。
「ごめんなさい、私も何が起きたかよく分かってなくて。目を覚ましたらこの森に」
嘘かもしれない。しかしあれほど危険性の高い魔力を放出して結界を通ると、結界は瞬く間に崩壊する。突然結界内に現われた変化だと分かる。だが、いくら結界の外であろうと瞬時に魔力を消すなど不可能に近い。
スビナの脳裏にルバートが挑発的に笑む姿が蘇る。あれほどの存在が現われたと考えるのが妥当だろうが、眼前の女性が起こしたとは考えにくい。
「失礼ですが、何かの術を極めているとか、術師関係者に知り合いはいらっしゃいますか?」
いたとしても神隠しに匹敵するほど、痕跡を残さず消えるなど考えにくいが。
「いえ。術に関しては全く。探している人はそういった術が使えるようですが」
「その方は? あとお名前と」
「コーと申します。とても優しい顔の青年ですよ。どこで逸れたかよく分からなくて」
話の最中、気がかりな事を訊いた。
「あの、先ほどから普通に話してますが、突然目を覚ましたら別の場所、しかも知り合いがいない状況です。どうして冷静でいられるのですか? 普通なら動転したり戸惑って余裕がなくなりそうなものですが」
スレイは穏やか笑顔を崩さない。作り笑顔かもと邪推が働くも、雰囲気や魔力の落ち着いた流れからそれは思えない。
「よくある事なんです。俄には信じて貰えないでしょうが、よく記憶がなくなって気づいたら他の場所。一番怖い時は獰猛な魔獣が徘徊している森へ、ということも御座いました」
「どのように助かったのですか? もしや、コーさん、という方が?」
「それもありますが、あの時は一人でした。よく分かりませんが、怖がって岩場に隠れて震えていると、いつの間にか場所が変わってました。だから何があっても大丈夫なんです。何かが護ってくれるから」
原因不明の危険な存在。それがスレイの傍にいて、あの異様な魔力を放った。
それだと辻褄は合うがあまりにも強引な解釈。他の情報や証拠が欲しい所だ。
「最後に、この森で目覚める前は何処にいたか分かりますか?」
スレイは「えーっと……」と考える素振りを見せる。
「あ、海でした。広い海岸」
「大湖でも海岸と似たような浜辺はございます。そこを海と断定出来る理由とかはありますか?」
空気に変化は無く周りの気も変わりがないのに、ほんの僅か、何かが妙な圧迫感をスビナは感じる。そう思うのは、スレイを疑いすぎなのかとも考えられるが。
「ええ、だってかなりしょっぱかったから。誰かと海水を掛け合ってたんですよ。とても楽しくて、空も青空で、気持ちよい風が吹いてました」
「それは、コーさんですか?」
スレイは首を左右に振る。
「別の人。けど思い出せないんです。たしか、男性の方だったんですけど……」
これ以上の質問は意味が無いと判断したスビナはサラの方を向いた。
「サラさん、少し宜しいでしょうか」
そう言って外へ連れて行かれた。
「ミドクさんからレイデル王国の使者の件、聞いてますか?」
ここへ来た時に聞いた事を話した。
「おそらく五日ほどかかりますが、それまで私の実家にスレイさんと一緒に住んで頂きます」
「え、スビナさんは?」
「私は森林神殿にいます。精霊巫女としての役目がありますので。それより、これはガーディアンである貴女へのお願いです。スレイさんをよく見てこの里や村の方々を護ってください。今の彼女は危険ではありませんが、何かしら力か存在が関係しているかもしれません。私も異変が起きたらすぐに向かいますが、それまでは父と対処をお願いします」
モーシュが術師であると自己紹介で聞いたのを思い出す。しかし、いかにも体たらくの雰囲気から期待は低い。
「見返り、ではありませんが、術に関する事は父にお聞き下さい。私からもサラさんが知識や技術を必要としているのでしたら手を貸すように伝えておきますので」
ガーディアン召喚前のフェンリル戦にて、自分の無力さを痛感しているサラには有り難い見返りである。ミライザ以降、現地の術師から教わっていないので、ここで少しでも成長できる機会が与えられるなら願ってでも受けたい。
話が済むと、ミドクに事情を説明し、サラとスレイはスビナの実家へ連れて行かれた。
「という訳で、後は頼んだから」
父の前では娘な一面をスビナは見せた。
「おいおい、おいおい愛おしいスビナちゃん。いきなりガーディアンの面倒見ろとか、数時間たたずに今度は女二人頼むって、親使い荒いぞ」
「馬鹿言ってんじゃないの!」ミリアに一喝されモーシュは黙る。「どうせあんた、その辺でぶらぶらしてるだけでしょうが」ミリアはスビナの方を見た。「それより無理しすぎじゃないかい? いくら精霊巫女だからって、人間なんだよ。しっかり休むときは休んだ方がいいわよ」
「大丈夫よお母さん。あの異変以降は結構平気だし、ちょっとガーディアン召喚でバタバタしてただけだから。ああ、それと、たぶん五日後くらいだと思うけどレイアードさんが来るから、お父さんが失礼ないかちゃんと見張ってて」
「待て待て、あいつが来るなんて聞いて」
「あんたはちょっと黙ってなさい」
素直にモーシュは従った。
(かかあ天下?)サラは思った。
ミリアが了承すると、スビナはサラとスレイに挨拶して森林神殿へと戻った。
見送ってすぐさま、気を取り直したモーシュは挨拶をする。
「まあ、つー訳で、しばらくはよろしくな二人とも」
立ち直りが早いのか、ああだこうだと言いつつも娘を大切に思う父親だからか、謎だ。
サラとスレイは改めて挨拶する。
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