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三章 惨劇の台地
Ⅷ 空色の魔獣と獅子の魔獣
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浄化結界内で治癒に当たっていた戦士達は、その瞬間、誰しもが一瞬に飛び起きてしまいそうなほどの驚きに駆られた。
地を揺らすほども響く魔獣達の雄叫び。
フーゼリアの技により結界周辺の魔獣は一掃されている。
遠くから迫る小型魔獣ではない。さらに向こう。
雄叫びから大型か、それよりも大きな魔獣を想わせる。それほどまでに響く巨大な音の波。
戦士達は結界の中からその存在を目の当たりにする。
空の色をした大型魔獣よりさらに二回りは大きな化け物。そう例えるに相応しい魔獣が八体現われ近づいている。
その身体は、さながら宝石のように透明感がある。肌も艶やかで光沢があり、水の塊か宝石が魔獣を象っているかに思わせる。
「皆弓を持てぇぇ!!」
あまりの美しさ、晴れ渡る空に順応するほどに穏やかな心地にさせる魔獣を、即座に敵と認識できるのは、放たれる魔力の刺々しさと禍々しさにある。あらゆる生物がこの魔獣を前にすればそのほぼ全てが危険と判断するだろう。
ギネドの戦士達が一斉に矢を放つも、魔獣に届いた矢は身体へのめり込み溶けて消えた。
「あれだと剣で攻撃しても溶かされるんじゃねぇのか?」
ジールの判断は誰もが至った。さらに身体が触れても同様の現象が起きると。
矢の攻撃を受けた空色の魔獣は、身体から槍ほどの太さがある触手を数本伸ばし浄化結界へと伸ばした。
「一同退避ぃぃ!」
監視役を担う戦士の指示よりも攻撃に気づいた一同は、その場を離れる。
伸ばされた触手は浄化結界で阻まれて中へは入らない。
「ぐっ、……あ、ああああああぁぁぁ!!」
魔力に干渉されたグレミアは全身に締め付けられる痛みを感じる。
「グレミアさん!」
「おい、結界が弱まるぞ!」
浄化結界が解ければ空色の魔獣に包まれてしまい全員が死体すら残らず死ぬ。
フーゼリアはもう一度自らの技を放とうと思い立ち、大太刀の柄を掴む。
「フー止めろ!」
ジールの制止を余所に、柄を構える。
「これしか方法がない!」
「使えば確実倒せる保証なんてねぇだろ! 次使えばお前も相当危険なんだぞ!」
「けどこのままでは攻められる!」
どちらの言い分も正しい。
何もしなければ奴らはここへ押し入り、緩やかに皆を捕食する。
大太刀の技で刻む事が正しいかどうか分からない。しかしそれしか方法は無い。
「待って! 隊長が戻るのを信じよう!」
ディロが二人へ告げた。
「けど、どうやってこの窮地を凌ぐつもりだ!」
「ここはオイラに任せて! オイラだって、やるときはやる!」
ディロは浄化結界に合わせて陣敷きを行い魔力の波長を合わせた。すると、グレミアの容態は安定し、結界の効果が戻り出す
「まだ、これからだ!」
ディロはさらに二重三重と新たな陣敷きを行い効果を増した。
(これは、まずい!)
「止めなさいディロ!」
グレミアは叫んだ。
「この術がどういったものか分かってるの!」
「隊長達は絶対戻ってくる! だから大丈夫!」
結界の融合。浄化と治癒の力を合わせた術。
結界内の人間の回復が増し、術師が負傷しても回復される。しかし魔力を多量に消費するため、続けて魔力が枯渇すると反動が大きい。その証拠に、ディロの汗が止まらず、鼻血を流し、呼吸も乱れる。
「ディロ止めろ!」
「けど、これなら防げる!」
複合結界に反応した空色の魔獣達は、まるで獲物でも見つけたかのように次々に触手を飛ばしてくる。
結界の壁で阻まれるも、グレミアとディロの身体に痛みが走る。
「俺も陣敷きする!」
ジールはディロ達に合わせて陣敷きを行う。
「グレミアさん! 俺の魔力も使えたら使ってください!」
その言葉に続き、ギネドの戦士達も自分たちの力が役に立つかを申し出る。
方法はある。しかし皆の負担がかなり大きく、保たなければ死を迎える。とはいえ、結界を突破されれば全員が死ぬ顛末を迎える。
相手に物理的な攻撃が効かないなら、最適解は逃げるしかない。だがもう逃げるには遅い。
一か八か、勝機が結界内からは得られない。
バゼルとトウマが生きてると信じ、さらに間に合うと願うしかない賭け。
「皆さん、地面に両手を当ててください!」
グレミアは意を決した。
戦士達は次々に地面に触れる。
フーゼリアもジール同様の陣敷きを行おうとするも、血の縛りが切り札と扱われ、回復に徹するようグレミアに指示された。この期に及んでもギリギリで生き残る選択肢を残しておく。
皆が結界強化に励む中、もどかしくあり、妥当だと理解も働き、一人虚しく葛藤する。
「今から行うのは、いわば結界の強化です。皆の魔力が尽きれば奴らの餌食になる覚悟を持って下さい」
全員が頷く。
グレミアは浄化結界を張った状態で両手に別の魔力を込め唱術を呟いた。すると、両手に貯めた魔力がまるで砂のように手からこぼれ落ちて地面へ浸透する。
全戦士の魔力が徐々に吸い取られる事態に陥る。
魔力量に比例して結界が強固となり、空色の魔獣の触手を防ぎ、術師達に痛みは無くなっている。
(信じてますよバゼル、トウマ)
命がけの結界維持が始まった。
◇◇◇◇◇
雄叫びが治まると魔獣達は次々に黒い泥のように溶けていった。
「おい、何しやがった!」
「元に戻すだけですよ」
「ああ?」
「元々この地に生息していた魔獣を媒体に、魔力の塊の魔獣を増やしていただけにすぎません。ですから、向こうで戦士達を襲っていた魔獣が彼らの亡骸をここへ運び、媒体の魔獣の餌にしていた。タネ明かしとしてはその程度のことです」
笑顔で語り終えると、コーはゾアへ声をかけた。
「すいませんゾア殿、我々はこの地を離れます。あとは好きにして頂いて構いませんので!」
「ほう、この柱の力もこの地の神性をも捨てると?」
「柱の力は良く分かってないので居ても何も出来ません。この地の神性も、まあいいでしょう。他を当たります」
「分かった。お主達は少々興味深い存在だ、縁があればまた会い、語らおうではないか」
「喧嘩とか嫌ですよ、僕ら、絶対負けるので」
苦笑いで挨拶を済ませると、再びバゼルの方を向いた。
「逃がすものか、って顔で見ないでください。それよりも其方の魔獣を討つ方に尽力したほうがいいですよ」
魔力の泥が集結して現われたのは、大型魔獣よりさらに大きな真っ赤な毛の獅子が五体。
身体の形成が出来ておらず臨戦態勢といえない状態である。
「向こうには別の魔獣を向かわせてます。両方とも弱点が分かれば呆気ない魔獣ばかりですが、足止めには丁度いいでしょう。もしかしたら全滅させるかもしれませんしね」
コーは背後の空間を裂き、スレイと共に足を踏み入れた。
「またお会いしましょう。もっと楽しい戦いが出来ると信じてますので」
告げると空間を閉じて姿を消した。
「チッ、嫌な化け物置き土産にしやがった」
獅子の魔獣への警戒を払ったままゾアを見る。
「さて、我もここらで引かせてもらおう。面白いものは観させて貰ったからな」
「待て、貴様の目的とその柱について話せ」
「無理をするな。虚勢を張ったとて、敵う相手ではないと分かっているだろ?」
ゾアの底知れない力を見る限り、到底太刀打ちできないのは明白である。たとえ万全な状態であっても。
「それに、今は其方もそれどころではない」
獅子に目を向けて戻す。
「生き残った後、こちらから気まぐれで訪れてやるとしよう。語らいを所望なら、この難を凌いでみよ」
しばらく睨み合うと、ゾアの身体に纏うような靄が発生して包みこみ姿を消した。
胸に燻る思いは多々あれど、今は無理やり気持ちを切り替えて二人は五体の獅子を見た。
地を揺らすほども響く魔獣達の雄叫び。
フーゼリアの技により結界周辺の魔獣は一掃されている。
遠くから迫る小型魔獣ではない。さらに向こう。
雄叫びから大型か、それよりも大きな魔獣を想わせる。それほどまでに響く巨大な音の波。
戦士達は結界の中からその存在を目の当たりにする。
空の色をした大型魔獣よりさらに二回りは大きな化け物。そう例えるに相応しい魔獣が八体現われ近づいている。
その身体は、さながら宝石のように透明感がある。肌も艶やかで光沢があり、水の塊か宝石が魔獣を象っているかに思わせる。
「皆弓を持てぇぇ!!」
あまりの美しさ、晴れ渡る空に順応するほどに穏やかな心地にさせる魔獣を、即座に敵と認識できるのは、放たれる魔力の刺々しさと禍々しさにある。あらゆる生物がこの魔獣を前にすればそのほぼ全てが危険と判断するだろう。
ギネドの戦士達が一斉に矢を放つも、魔獣に届いた矢は身体へのめり込み溶けて消えた。
「あれだと剣で攻撃しても溶かされるんじゃねぇのか?」
ジールの判断は誰もが至った。さらに身体が触れても同様の現象が起きると。
矢の攻撃を受けた空色の魔獣は、身体から槍ほどの太さがある触手を数本伸ばし浄化結界へと伸ばした。
「一同退避ぃぃ!」
監視役を担う戦士の指示よりも攻撃に気づいた一同は、その場を離れる。
伸ばされた触手は浄化結界で阻まれて中へは入らない。
「ぐっ、……あ、ああああああぁぁぁ!!」
魔力に干渉されたグレミアは全身に締め付けられる痛みを感じる。
「グレミアさん!」
「おい、結界が弱まるぞ!」
浄化結界が解ければ空色の魔獣に包まれてしまい全員が死体すら残らず死ぬ。
フーゼリアはもう一度自らの技を放とうと思い立ち、大太刀の柄を掴む。
「フー止めろ!」
ジールの制止を余所に、柄を構える。
「これしか方法がない!」
「使えば確実倒せる保証なんてねぇだろ! 次使えばお前も相当危険なんだぞ!」
「けどこのままでは攻められる!」
どちらの言い分も正しい。
何もしなければ奴らはここへ押し入り、緩やかに皆を捕食する。
大太刀の技で刻む事が正しいかどうか分からない。しかしそれしか方法は無い。
「待って! 隊長が戻るのを信じよう!」
ディロが二人へ告げた。
「けど、どうやってこの窮地を凌ぐつもりだ!」
「ここはオイラに任せて! オイラだって、やるときはやる!」
ディロは浄化結界に合わせて陣敷きを行い魔力の波長を合わせた。すると、グレミアの容態は安定し、結界の効果が戻り出す
「まだ、これからだ!」
ディロはさらに二重三重と新たな陣敷きを行い効果を増した。
(これは、まずい!)
「止めなさいディロ!」
グレミアは叫んだ。
「この術がどういったものか分かってるの!」
「隊長達は絶対戻ってくる! だから大丈夫!」
結界の融合。浄化と治癒の力を合わせた術。
結界内の人間の回復が増し、術師が負傷しても回復される。しかし魔力を多量に消費するため、続けて魔力が枯渇すると反動が大きい。その証拠に、ディロの汗が止まらず、鼻血を流し、呼吸も乱れる。
「ディロ止めろ!」
「けど、これなら防げる!」
複合結界に反応した空色の魔獣達は、まるで獲物でも見つけたかのように次々に触手を飛ばしてくる。
結界の壁で阻まれるも、グレミアとディロの身体に痛みが走る。
「俺も陣敷きする!」
ジールはディロ達に合わせて陣敷きを行う。
「グレミアさん! 俺の魔力も使えたら使ってください!」
その言葉に続き、ギネドの戦士達も自分たちの力が役に立つかを申し出る。
方法はある。しかし皆の負担がかなり大きく、保たなければ死を迎える。とはいえ、結界を突破されれば全員が死ぬ顛末を迎える。
相手に物理的な攻撃が効かないなら、最適解は逃げるしかない。だがもう逃げるには遅い。
一か八か、勝機が結界内からは得られない。
バゼルとトウマが生きてると信じ、さらに間に合うと願うしかない賭け。
「皆さん、地面に両手を当ててください!」
グレミアは意を決した。
戦士達は次々に地面に触れる。
フーゼリアもジール同様の陣敷きを行おうとするも、血の縛りが切り札と扱われ、回復に徹するようグレミアに指示された。この期に及んでもギリギリで生き残る選択肢を残しておく。
皆が結界強化に励む中、もどかしくあり、妥当だと理解も働き、一人虚しく葛藤する。
「今から行うのは、いわば結界の強化です。皆の魔力が尽きれば奴らの餌食になる覚悟を持って下さい」
全員が頷く。
グレミアは浄化結界を張った状態で両手に別の魔力を込め唱術を呟いた。すると、両手に貯めた魔力がまるで砂のように手からこぼれ落ちて地面へ浸透する。
全戦士の魔力が徐々に吸い取られる事態に陥る。
魔力量に比例して結界が強固となり、空色の魔獣の触手を防ぎ、術師達に痛みは無くなっている。
(信じてますよバゼル、トウマ)
命がけの結界維持が始まった。
◇◇◇◇◇
雄叫びが治まると魔獣達は次々に黒い泥のように溶けていった。
「おい、何しやがった!」
「元に戻すだけですよ」
「ああ?」
「元々この地に生息していた魔獣を媒体に、魔力の塊の魔獣を増やしていただけにすぎません。ですから、向こうで戦士達を襲っていた魔獣が彼らの亡骸をここへ運び、媒体の魔獣の餌にしていた。タネ明かしとしてはその程度のことです」
笑顔で語り終えると、コーはゾアへ声をかけた。
「すいませんゾア殿、我々はこの地を離れます。あとは好きにして頂いて構いませんので!」
「ほう、この柱の力もこの地の神性をも捨てると?」
「柱の力は良く分かってないので居ても何も出来ません。この地の神性も、まあいいでしょう。他を当たります」
「分かった。お主達は少々興味深い存在だ、縁があればまた会い、語らおうではないか」
「喧嘩とか嫌ですよ、僕ら、絶対負けるので」
苦笑いで挨拶を済ませると、再びバゼルの方を向いた。
「逃がすものか、って顔で見ないでください。それよりも其方の魔獣を討つ方に尽力したほうがいいですよ」
魔力の泥が集結して現われたのは、大型魔獣よりさらに大きな真っ赤な毛の獅子が五体。
身体の形成が出来ておらず臨戦態勢といえない状態である。
「向こうには別の魔獣を向かわせてます。両方とも弱点が分かれば呆気ない魔獣ばかりですが、足止めには丁度いいでしょう。もしかしたら全滅させるかもしれませんしね」
コーは背後の空間を裂き、スレイと共に足を踏み入れた。
「またお会いしましょう。もっと楽しい戦いが出来ると信じてますので」
告げると空間を閉じて姿を消した。
「チッ、嫌な化け物置き土産にしやがった」
獅子の魔獣への警戒を払ったままゾアを見る。
「さて、我もここらで引かせてもらおう。面白いものは観させて貰ったからな」
「待て、貴様の目的とその柱について話せ」
「無理をするな。虚勢を張ったとて、敵う相手ではないと分かっているだろ?」
ゾアの底知れない力を見る限り、到底太刀打ちできないのは明白である。たとえ万全な状態であっても。
「それに、今は其方もそれどころではない」
獅子に目を向けて戻す。
「生き残った後、こちらから気まぐれで訪れてやるとしよう。語らいを所望なら、この難を凌いでみよ」
しばらく睨み合うと、ゾアの身体に纏うような靄が発生して包みこみ姿を消した。
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