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三章 惨劇の台地
Ⅴ たった一撃の恐怖
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一掃作戦を聞いた数名のギネド戦士達は半信半疑であった。
「本当にそんな事が出来るのか?」
「奴らの魔力密度はお前達も実感してるだろ。斬れるのか?」
「私の魔力は一種の毒です。防がれたとしても致命傷か深手を負わせられます。そこを攻めて息の根を止めれば」
隊長格の戦士が訊く。
「なぜその技を今まで使おうとしなかった?」
「この技は数日前の訓練で編み出したものです。本気で放ったことは無く加減も難しい。魔力消費も多く、魔獣を倒したあとに予期せぬ不意打ちなどされては対処出来ません。魔獣以外でも、神聖なメアの壇上を酷く痛める危険も孕んでいますので」
頼るべきか悩ましいが、現状ではフーゼリアの大技に頼らなければ防戦一方。バゼルの策である浄化結界すらも張れないまま終わってしまう。
隊長格の戦士は覚悟を決めた。
「行こう、それしか手はない。ここで負けるような事があれば、今まで戦い散っていった戦士達の想いを無下にしてしまう」
全戦士の期待を背負い、責任重大なフーゼリアは太刀の柄を握る。手の震えが止まらない。
「フー、俺等ならいける。絶対だ」
ジールに励まされ、やる気を取り戻す。
魔獣一掃作戦において戦士たちの役目は魔力回復薬が効き始めるまでフーゼリアを護りきる。そして準備の整ったフーゼリアが陣敷きを行い、範囲内の戦士は撤退する、である。
魔獣一掃を担う大技は居合抜き。抜刀すると同時に巨大な魔力の刃が飛び、魔獣を次々に斬っていく。
「皆さん、お願いします」
集中するフーゼリアは手の汗を拭くの裾で拭う。
「皆いくぞぉぉ!!」
「おー!!」と咆哮が上がる。
時間稼ぎの十数分の間、ギネドの戦士達は善戦を尽くした。
魔獣達もまるで戦士達の沸き立つ闘志に反応してか、浄化結界を攻めていた魔獣の大半が戦士達へと向かう。
まだか。まだか。と、悪戦苦闘を続け、多くの傷を負っていく戦士達は願い続けた。
無情にも時が経つのは遅かった。
一人、また一人と、重傷に匹敵する傷を負い倒れて行くも、ジールが動き回り負傷者を回収した事で死者はまだいない。
このままでは圧されて潰される。
疲弊仕切った戦士達が嘆きだしたその時である。
自分たちの足下を大湖のさざ波が通り過ぎるように魔力の波が通った。波は魔獣の群れへ向かう。
およそ一分後。
「全員退散!」
フーゼリアが叫ぶと戦士達は退いた。
戦士の防壁が消えると、抑えられていた魔獣の壁が怒濤の勢いで迫ってくる。
(頼む、成功してくれ!)
『加減に気をつけろ』
その言葉を忘れていた訳ではない。
戦士達を救いたい願い。
大群で迫る魔獣に圧倒された恐怖。
技の効果がどれ程か分からない不安。
諸々の雑念がフーゼリアを支配し、加減が効かない抜刀の一太刀を、
「わああああああ!!!!」咆哮と共に放った。
勢いよく強力な魔力波は敵の群れを予想以上に斬り進む。この刃で斬られた対象は、血の縛りの効果で死体が残らなくなる。
闇雲に放てば放たれた刃が消えるまで飛び続ける危険な大技。それは戦場において仲間をも襲う危険を伴っている。
陣敷きの範囲を決めることで制限をかけるのだが、その制限に合わせ、放つ一太刀も込める魔力を加減しなければならない。
今現在。
無意識に放たれた刃に魔力の加減はない。陣敷きの魔力も訓練で込めた量しか籠もっていない。
魔力波を放ったフーゼリアは、最前線にいた魔獣が斬られて一瞬で散った光景を目の当たりにすると、恐ろしい一撃を放ったと後悔と恐怖が先に訪れた。
「まずい!」
すぐさましゃがみ、地面に両手を当てて陣敷きの効果を上げた。
「くそっ!」(間に合わない!)
陣敷きの制限を突破し、まだまだ刃は突き進む。
窮地はそれだけに留まらない。
渾身の一撃を放った事で魔力が尽きかけている。このままでは陣敷き効果すら消えてしまう。そうなれば、刃がどこまで突き進むか分からない。
この先、トウマとバゼルがいる。もし斬られれてしまえば……。
考えてしまうと無理をしてでも止めなければならない。
「フー! 俺の魔力を使え!」
ジールも地面に手をつき陣敷きを行う。
底上げされた陣敷きで勢いを取り戻すも、まだ刃には届かない。
ギネドの戦士に陣敷きは出来ない。だから誰にも頼れず、自分たちで止めるしかなかった。
「範囲を絞って刃を止めるぞ!」
二人は広範囲の扇形の陣敷きを絞り、広がりを限界まで抑えた扇形にして止めにかかる。
それでもまだ足りない。
(くそ! 他に方法は!)
限界を感じた途端、急に陣敷きの効果が増した。
それは、ディロが陣敷きに横から混ざったからである。
「頼むよ二人とも」
ディロもなけなしの魔力を使い加勢する。
「これなら!」
二人はありったけの魔力を込めて陣敷きを伸ばし、限界近い状態で刃に届いた。
方法など分からない。ただ、”止まれ”と強く念じたにすぎない。
正しいか分からない強引な方法で刃の勢いを無理やり抑えこんだ。
無理やり止まった刃は暴れ馬のようにもがくと、やがて激しく爆ぜた。その爆風に触れた魔獣達は次々に切り刻まれていく。
「や、やったぁぁ~……」
魔力が尽きた二人はその場に倒れた。
「動けるものは魔獣の追撃に備えて準備しろ!」
ギネドの戦士達は戦う準備をしつつ二人を回収し、浄化結界の範囲内へ寝かせた。
一方、術に徹していたグレミアは浄化結界の基盤を完成させて術を発動した。
「グレミアさん、やったんですね」
防衛に当たっていたディロが訊く。二人ほどではないが魔力を使いすぎて腰を落としていた。
「ええ。先ほどの一撃で空中の魔力量が増したおかげもあります。この結界は周囲の魔力を吸収し、強化され、範囲を自動で広げていくでしょう」
「すっげぇぇ……」
改めて十英雄の凄さを思い知る。
バゼルは半日は戦い続けると言ったが、そんなにかからなかったのは確かにグレミアの実力なのだと思われる。
「後は、出来る限り範囲拡張に尽力するだけです。ですが、負傷者を結界内へ運ぶ手助けをディロにお願いしても宜しいですか」
ディロは嬉しそうに返事して、戦士達の元へ告げに向かった。
(こちらは少しだけ落ち着きました。バゼル、トウマ、無事でいてください)
願いとは別に、胸騒ぎが気になった。
「本当にそんな事が出来るのか?」
「奴らの魔力密度はお前達も実感してるだろ。斬れるのか?」
「私の魔力は一種の毒です。防がれたとしても致命傷か深手を負わせられます。そこを攻めて息の根を止めれば」
隊長格の戦士が訊く。
「なぜその技を今まで使おうとしなかった?」
「この技は数日前の訓練で編み出したものです。本気で放ったことは無く加減も難しい。魔力消費も多く、魔獣を倒したあとに予期せぬ不意打ちなどされては対処出来ません。魔獣以外でも、神聖なメアの壇上を酷く痛める危険も孕んでいますので」
頼るべきか悩ましいが、現状ではフーゼリアの大技に頼らなければ防戦一方。バゼルの策である浄化結界すらも張れないまま終わってしまう。
隊長格の戦士は覚悟を決めた。
「行こう、それしか手はない。ここで負けるような事があれば、今まで戦い散っていった戦士達の想いを無下にしてしまう」
全戦士の期待を背負い、責任重大なフーゼリアは太刀の柄を握る。手の震えが止まらない。
「フー、俺等ならいける。絶対だ」
ジールに励まされ、やる気を取り戻す。
魔獣一掃作戦において戦士たちの役目は魔力回復薬が効き始めるまでフーゼリアを護りきる。そして準備の整ったフーゼリアが陣敷きを行い、範囲内の戦士は撤退する、である。
魔獣一掃を担う大技は居合抜き。抜刀すると同時に巨大な魔力の刃が飛び、魔獣を次々に斬っていく。
「皆さん、お願いします」
集中するフーゼリアは手の汗を拭くの裾で拭う。
「皆いくぞぉぉ!!」
「おー!!」と咆哮が上がる。
時間稼ぎの十数分の間、ギネドの戦士達は善戦を尽くした。
魔獣達もまるで戦士達の沸き立つ闘志に反応してか、浄化結界を攻めていた魔獣の大半が戦士達へと向かう。
まだか。まだか。と、悪戦苦闘を続け、多くの傷を負っていく戦士達は願い続けた。
無情にも時が経つのは遅かった。
一人、また一人と、重傷に匹敵する傷を負い倒れて行くも、ジールが動き回り負傷者を回収した事で死者はまだいない。
このままでは圧されて潰される。
疲弊仕切った戦士達が嘆きだしたその時である。
自分たちの足下を大湖のさざ波が通り過ぎるように魔力の波が通った。波は魔獣の群れへ向かう。
およそ一分後。
「全員退散!」
フーゼリアが叫ぶと戦士達は退いた。
戦士の防壁が消えると、抑えられていた魔獣の壁が怒濤の勢いで迫ってくる。
(頼む、成功してくれ!)
『加減に気をつけろ』
その言葉を忘れていた訳ではない。
戦士達を救いたい願い。
大群で迫る魔獣に圧倒された恐怖。
技の効果がどれ程か分からない不安。
諸々の雑念がフーゼリアを支配し、加減が効かない抜刀の一太刀を、
「わああああああ!!!!」咆哮と共に放った。
勢いよく強力な魔力波は敵の群れを予想以上に斬り進む。この刃で斬られた対象は、血の縛りの効果で死体が残らなくなる。
闇雲に放てば放たれた刃が消えるまで飛び続ける危険な大技。それは戦場において仲間をも襲う危険を伴っている。
陣敷きの範囲を決めることで制限をかけるのだが、その制限に合わせ、放つ一太刀も込める魔力を加減しなければならない。
今現在。
無意識に放たれた刃に魔力の加減はない。陣敷きの魔力も訓練で込めた量しか籠もっていない。
魔力波を放ったフーゼリアは、最前線にいた魔獣が斬られて一瞬で散った光景を目の当たりにすると、恐ろしい一撃を放ったと後悔と恐怖が先に訪れた。
「まずい!」
すぐさましゃがみ、地面に両手を当てて陣敷きの効果を上げた。
「くそっ!」(間に合わない!)
陣敷きの制限を突破し、まだまだ刃は突き進む。
窮地はそれだけに留まらない。
渾身の一撃を放った事で魔力が尽きかけている。このままでは陣敷き効果すら消えてしまう。そうなれば、刃がどこまで突き進むか分からない。
この先、トウマとバゼルがいる。もし斬られれてしまえば……。
考えてしまうと無理をしてでも止めなければならない。
「フー! 俺の魔力を使え!」
ジールも地面に手をつき陣敷きを行う。
底上げされた陣敷きで勢いを取り戻すも、まだ刃には届かない。
ギネドの戦士に陣敷きは出来ない。だから誰にも頼れず、自分たちで止めるしかなかった。
「範囲を絞って刃を止めるぞ!」
二人は広範囲の扇形の陣敷きを絞り、広がりを限界まで抑えた扇形にして止めにかかる。
それでもまだ足りない。
(くそ! 他に方法は!)
限界を感じた途端、急に陣敷きの効果が増した。
それは、ディロが陣敷きに横から混ざったからである。
「頼むよ二人とも」
ディロもなけなしの魔力を使い加勢する。
「これなら!」
二人はありったけの魔力を込めて陣敷きを伸ばし、限界近い状態で刃に届いた。
方法など分からない。ただ、”止まれ”と強く念じたにすぎない。
正しいか分からない強引な方法で刃の勢いを無理やり抑えこんだ。
無理やり止まった刃は暴れ馬のようにもがくと、やがて激しく爆ぜた。その爆風に触れた魔獣達は次々に切り刻まれていく。
「や、やったぁぁ~……」
魔力が尽きた二人はその場に倒れた。
「動けるものは魔獣の追撃に備えて準備しろ!」
ギネドの戦士達は戦う準備をしつつ二人を回収し、浄化結界の範囲内へ寝かせた。
一方、術に徹していたグレミアは浄化結界の基盤を完成させて術を発動した。
「グレミアさん、やったんですね」
防衛に当たっていたディロが訊く。二人ほどではないが魔力を使いすぎて腰を落としていた。
「ええ。先ほどの一撃で空中の魔力量が増したおかげもあります。この結界は周囲の魔力を吸収し、強化され、範囲を自動で広げていくでしょう」
「すっげぇぇ……」
改めて十英雄の凄さを思い知る。
バゼルは半日は戦い続けると言ったが、そんなにかからなかったのは確かにグレミアの実力なのだと思われる。
「後は、出来る限り範囲拡張に尽力するだけです。ですが、負傷者を結界内へ運ぶ手助けをディロにお願いしても宜しいですか」
ディロは嬉しそうに返事して、戦士達の元へ告げに向かった。
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