57 / 100
二章 激動の訓練
ⅩⅠ 見送りの言葉
しおりを挟む
八日後。
トウマ達は太陽が昇る前にメアの壇上へ向かう準備を、城門前に止めている馬車の傍で行っていた。
「あ、オードさん」
トウマが気づくと、四人は傍へ寄り整列した。
「おはようございます」声が揃う。
「おう。申し訳ないが見送りは俺だけだ。連中からの言伝を言いに来た」
ジールが小さく手を上げた。
「何かあったんですか?」
「ああ、ちょっとな、ラルバ隊としての問題だ。お前達は気にせず自分たちの事だけ考えろ」
四人は返事する。
「まずフーゼリア」
「はい!」
「イゼから、新技を使うときは加減に気をつけろ。感知の陣を敷くことを忘れるな。後は死ぬな、だそうだ」
「ありがとうございます」
一礼されると、次はジールを呼ぶ。
「はい!」
「アーゼットから、回復薬は早めに飲め。だからといってすぐに飲むな。理由は分かるよな、だそうだ。俺には分からんが意味は知ってるか?」
浮かない表情を戻し、「はい」と返事する。
「分かってるならいい。あと、何があっても力みすぎず冷静に。と」
「はい。ありがとうございます」
次はディロを見た。
「グラーデスからだ。後方支援に徹しろ。まだ未熟だから”アレ”は使えないと考えろ」
「え?」呟くように声が漏れる。
「なにか気になる事でもあったか?」
「い、いえ。大丈夫です」苦笑いで返す。
「最後に、お前が重傷を負えば隊生存の要を失う危険が高くなる。忘れるな。だそうだ」
「はい。ありがとうございます」
最後にオードはトウマと向き合った。
「今ある技だけでも充分対抗出来る。窮地に陥った時に思いつきで無理に新技を使うな、魔力消費の加減がまだ甘いからな。その発想と機転は諸刃の剣と思え、お前を救いもするがさらなる窮地へ追い込みもする。もし使おうとするなら安全を確保してからだ。いいな」
「はい」
オードは四人揃って見た。
「最後に、訓練で連中から度々教えられただろうが、しつこいと思いながらでも聞いて心に刻め」
「はい!」声が揃う。
「何が起きているか、これから何が起こるか分からん戦場だ。仲間が窮地に陥り、眼前で無残に殺される可能性も充分あり得る。だが冷静になれ。悲しむのも怒りも後に取っておけ。ここぞというとき思い切り感情をむき出せる。最後の最後まで、バースルの戦士として恥じぬ戦いを貫き通せ」
「はい!」
一礼すると四人の後方をオードは見た。
馬車の荷台にバゼルが凭れて待っていた。
「済んだか?」
オードは四人を馬車へ行くように指示すると、バゼルを呼んだ。
二人は少し離れた所まで行くと、声量を抑えて口を開いた。
「すまんな。黙って見送りたかったがこれだけは言っておかねばならん」
「なんだ」
「レイシア達がやられた」
それだけでバゼルに衝撃が走り、黙らせた。
レイシアとは、ラルバ隊残り四人内の一人である。合同訓練前から遠征の任務に当たっていた。
「昨日夕方に報告があり、隊主達は現場へ向かっている。俺もこれから向かう」
「おい、四人もいてやられるってのはどういう任務だったんだ」
「ゼルドリアスの魔力壁近辺に徘徊していた魔獣討伐だ。強いと言われていたが力量として我が隊が劣るとは考えられん」
隊員四人を知るバゼルも、その四人より強い魔獣が想像つかない。
「報告では“妙な女”が関係しているそうだ」
「女? 術師か」
オードは頭を左右に振る。
「報告だけではなんとも言えん。ただ、此度のメアの壇上、隊員四人を倒した件、先日起きた異常な魔力波」
それは、バースルだけではなく世界規模に広がったと思わせる魔力の波。
体感するも、目立った異変は無い。
「何か大きな異変が起きている事に変わりない。心して当たれ」
「分かってる。そっちも気をつけろよ」
「ああ」
バゼルが戻ると、一同を乗せた馬車はメアの壇上へ向かって進んだ。
見送るオードは、言うべき事は言ったがまだ胸騒ぎが治まらない。そんな状態で仲間が負傷した現場へと向かった。
◇◇◇◇◇
馬車内にて会話する者は誰もいなかった。
気まづいのではない。ラルバ隊員の言伝が頭に残り、緊張しながらも各々で立ち回りや技などを想像して心が落ち着かない。さらに、誰からも告げられていないのに、”メアの壇上には何かある”と、漠然とした不安を感じていた。
いつも調子に乗り、こういった場面で明るく振る舞うジールさえ、ジッと外を眺めている。
三十分後、メアの壇上が遠景に見えた辺りにて、バゼルが口を開いた。
「今回の作戦の最終確認だ。現場へ到着後、浄化結界を張る術師の援護及び、ギネドの兵士の援護と救助だ」
ディロが質問する。
「浄化結界って、結構難しい術ですよね。隊長がするんですか?」
「俺に出来たらお前等の隊長になってない。そういった方面の術師として使われてる。十英雄時代の俺の仲間だ」
トウマは驚き、思いつく名前が浮かんだ。
「グレミアさんとかゼノアさんですか?!」
「知ってるのか?」
妙に嬉しくなり笑顔で返事する。
「はい。召喚されるまえに一緒に旅してたんです。レイデル王国へ行く途中で」
「積もる話があいつとあるだろうが、行けばすぐ戦場だ。気を抜くなよ」
「はい」
「グレミア=キーラン。ネイブラス式唱術のやり手だ。浄化結界は唱術と別の術を複合させた技で時間が掛かるそうだ。半日は戦い詰めを覚悟しておけ」
一同にさらなる緊張が加わる。
「隊長、ギネドの隊はどれ程でしょうか」フーゼリアが訊く。
「今回の合同作戦には百人程の兵があてがわれると聞いている。少ないが強い戦士に変わりない」
境界の三国において、術を使わず、主に身体能力強化を重視して訓練された戦士がギネドの特徴である。一人でもかなりの戦力だ。
「オードも言っていたが、冷静になり、自分たちが出来る最善を考え続けろ」
「はい」
車内なので声は控えめだ。
数分後、一同を乗せた馬車はメアの壇上の麓へ辿り着いた。
これより、思いも寄らない惨状を彼らは目にすることになる。
トウマ達は太陽が昇る前にメアの壇上へ向かう準備を、城門前に止めている馬車の傍で行っていた。
「あ、オードさん」
トウマが気づくと、四人は傍へ寄り整列した。
「おはようございます」声が揃う。
「おう。申し訳ないが見送りは俺だけだ。連中からの言伝を言いに来た」
ジールが小さく手を上げた。
「何かあったんですか?」
「ああ、ちょっとな、ラルバ隊としての問題だ。お前達は気にせず自分たちの事だけ考えろ」
四人は返事する。
「まずフーゼリア」
「はい!」
「イゼから、新技を使うときは加減に気をつけろ。感知の陣を敷くことを忘れるな。後は死ぬな、だそうだ」
「ありがとうございます」
一礼されると、次はジールを呼ぶ。
「はい!」
「アーゼットから、回復薬は早めに飲め。だからといってすぐに飲むな。理由は分かるよな、だそうだ。俺には分からんが意味は知ってるか?」
浮かない表情を戻し、「はい」と返事する。
「分かってるならいい。あと、何があっても力みすぎず冷静に。と」
「はい。ありがとうございます」
次はディロを見た。
「グラーデスからだ。後方支援に徹しろ。まだ未熟だから”アレ”は使えないと考えろ」
「え?」呟くように声が漏れる。
「なにか気になる事でもあったか?」
「い、いえ。大丈夫です」苦笑いで返す。
「最後に、お前が重傷を負えば隊生存の要を失う危険が高くなる。忘れるな。だそうだ」
「はい。ありがとうございます」
最後にオードはトウマと向き合った。
「今ある技だけでも充分対抗出来る。窮地に陥った時に思いつきで無理に新技を使うな、魔力消費の加減がまだ甘いからな。その発想と機転は諸刃の剣と思え、お前を救いもするがさらなる窮地へ追い込みもする。もし使おうとするなら安全を確保してからだ。いいな」
「はい」
オードは四人揃って見た。
「最後に、訓練で連中から度々教えられただろうが、しつこいと思いながらでも聞いて心に刻め」
「はい!」声が揃う。
「何が起きているか、これから何が起こるか分からん戦場だ。仲間が窮地に陥り、眼前で無残に殺される可能性も充分あり得る。だが冷静になれ。悲しむのも怒りも後に取っておけ。ここぞというとき思い切り感情をむき出せる。最後の最後まで、バースルの戦士として恥じぬ戦いを貫き通せ」
「はい!」
一礼すると四人の後方をオードは見た。
馬車の荷台にバゼルが凭れて待っていた。
「済んだか?」
オードは四人を馬車へ行くように指示すると、バゼルを呼んだ。
二人は少し離れた所まで行くと、声量を抑えて口を開いた。
「すまんな。黙って見送りたかったがこれだけは言っておかねばならん」
「なんだ」
「レイシア達がやられた」
それだけでバゼルに衝撃が走り、黙らせた。
レイシアとは、ラルバ隊残り四人内の一人である。合同訓練前から遠征の任務に当たっていた。
「昨日夕方に報告があり、隊主達は現場へ向かっている。俺もこれから向かう」
「おい、四人もいてやられるってのはどういう任務だったんだ」
「ゼルドリアスの魔力壁近辺に徘徊していた魔獣討伐だ。強いと言われていたが力量として我が隊が劣るとは考えられん」
隊員四人を知るバゼルも、その四人より強い魔獣が想像つかない。
「報告では“妙な女”が関係しているそうだ」
「女? 術師か」
オードは頭を左右に振る。
「報告だけではなんとも言えん。ただ、此度のメアの壇上、隊員四人を倒した件、先日起きた異常な魔力波」
それは、バースルだけではなく世界規模に広がったと思わせる魔力の波。
体感するも、目立った異変は無い。
「何か大きな異変が起きている事に変わりない。心して当たれ」
「分かってる。そっちも気をつけろよ」
「ああ」
バゼルが戻ると、一同を乗せた馬車はメアの壇上へ向かって進んだ。
見送るオードは、言うべき事は言ったがまだ胸騒ぎが治まらない。そんな状態で仲間が負傷した現場へと向かった。
◇◇◇◇◇
馬車内にて会話する者は誰もいなかった。
気まづいのではない。ラルバ隊員の言伝が頭に残り、緊張しながらも各々で立ち回りや技などを想像して心が落ち着かない。さらに、誰からも告げられていないのに、”メアの壇上には何かある”と、漠然とした不安を感じていた。
いつも調子に乗り、こういった場面で明るく振る舞うジールさえ、ジッと外を眺めている。
三十分後、メアの壇上が遠景に見えた辺りにて、バゼルが口を開いた。
「今回の作戦の最終確認だ。現場へ到着後、浄化結界を張る術師の援護及び、ギネドの兵士の援護と救助だ」
ディロが質問する。
「浄化結界って、結構難しい術ですよね。隊長がするんですか?」
「俺に出来たらお前等の隊長になってない。そういった方面の術師として使われてる。十英雄時代の俺の仲間だ」
トウマは驚き、思いつく名前が浮かんだ。
「グレミアさんとかゼノアさんですか?!」
「知ってるのか?」
妙に嬉しくなり笑顔で返事する。
「はい。召喚されるまえに一緒に旅してたんです。レイデル王国へ行く途中で」
「積もる話があいつとあるだろうが、行けばすぐ戦場だ。気を抜くなよ」
「はい」
「グレミア=キーラン。ネイブラス式唱術のやり手だ。浄化結界は唱術と別の術を複合させた技で時間が掛かるそうだ。半日は戦い詰めを覚悟しておけ」
一同にさらなる緊張が加わる。
「隊長、ギネドの隊はどれ程でしょうか」フーゼリアが訊く。
「今回の合同作戦には百人程の兵があてがわれると聞いている。少ないが強い戦士に変わりない」
境界の三国において、術を使わず、主に身体能力強化を重視して訓練された戦士がギネドの特徴である。一人でもかなりの戦力だ。
「オードも言っていたが、冷静になり、自分たちが出来る最善を考え続けろ」
「はい」
車内なので声は控えめだ。
数分後、一同を乗せた馬車はメアの壇上の麓へ辿り着いた。
これより、思いも寄らない惨状を彼らは目にすることになる。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
烙印騎士と四十四番目の神・Ⅰ 転生者と英雄編
赤星 治
ファンタジー
【内容紹介の前に】
本作は『烙印騎士と四十四番目の神』を分割し、改編した作品になります。修正箇所は多々ありますが、物語の内容に変化は御座いません。分割投稿にあたりまして、運営様に許可は取っております。
まだ本作は完結に至ってませんが分割本数は全四本を予定しておりますが、もし忠告などが御座いましたら減るかもしれません。四本以上になることは御座いませんm(_ _)m
【内容紹介】
神官の罠に嵌り重罪を背負わされて処刑された第三騎士団長・ジェイク=シュバルトは、異世界に転生してしまう。
転生者であり、その世界ではガーディアンと称され扱われる存在となってしまったジェイクは、守護神のベルメアと共に、神の昇格試練を達成する旅に出る。
一方で、人々に害を働いた魔女の討伐を果たし、【十英雄】の称号を得たビンセント=バートンは、倒した魔女であった男性・ルバートに憑かれて共同生活をすることに。やがて、謎の多き大災害・【ゾアの災禍】を調べることを目的とするルバートと共に、ビンセントは異変を調べることになる。
英雄と転生者。二つの物語が始まる。
猛焔滅斬の碧刃龍
ガスト
ファンタジー
ある日、背後から何者かに突然刺され死亡した主人公。
目覚めると神様的な存在に『転生』を迫られ 気付けば異世界に!
火を吐くドラゴン、動く大木、ダンジョンに魔王!!
有り触れた世界に転生したけど、身体は竜の姿で⋯!?
仲間と出会い、絆を深め、強敵を倒す⋯単なるファンタジーライフじゃない!
進むに連れて、どんどんおかしな方向に行く主人公の運命!
グルグルと回る世界で、一体どんな事が待ち受けているのか!
読んで観なきゃあ分からない!
異世界転生バトルファンタジー!ここに降臨す!
※「小説家になろう」でも投稿しております。
https://ncode.syosetu.com/n5903ga/
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
なんで誰も使わないの!? 史上最強のアイテム『神の結石』を使って落ちこぼれ冒険者から脱却します!!
るっち
ファンタジー
土砂降りの雨のなか、万年Fランクの落ちこぼれ冒険者である俺は、冒険者達にコキ使われた挙句、魔物への囮にされて危うく死に掛けた……しかも、そのことを冒険者ギルドの職員に報告しても鼻で笑われただけだった。終いには恋人であるはずの幼馴染にまで捨てられる始末……悔しくて、悔しくて、悲しくて……そんな時、空から宝石のような何かが脳天を直撃! なんの石かは分からないけど綺麗だから御守りに。そしたら何故かなんでもできる気がしてきた! あとはその石のチカラを使い、今まで俺を見下し蔑んできた奴らをギャフンッと言わせて、落ちこぼれ冒険者から脱却してみせる!!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる