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一章 恥と嘘と無情と過酷
Ⅷ 休ませてくれない
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入隊二日目の朝、筋肉痛は尋常な痛みではなかった。とはいえ、特定加護のおかげで時間が経つほどに痛みが和らぐ。
だが走り込み訓練の過酷さが和らいだ訳ではないので、昨日と同じ苦しみに痛みが足されたにすぎなかった。
三日目、四日目も異常な筋肉痛が目覚めて襲い、嫌気がさして苛立ち、この数日、朝は気分が良くない。
朝の機嫌はさておき、過酷訓練には成果もあった。それは五日目のこと。
トウマはディロの助け無しで四往復出来るようになった。
成長は素晴らしいのだが、素直に喜べる余裕がないのは訓練項目の、湖までの往復回数が十回に増えているからであった。さらに着ている上着が赤から紺、そして紫となる。色の変化は負荷が増す証であった。
負荷が増すのはもっと慣れてから続けるのだろうと思われるが、なぜ一日二日で負荷をかけるのかトウマの理解出来ない状況であった。
「魔力は筋力じゃねぇからな。かけられた負荷に慣れんのは早ぇんだぞ」
ジールが教えてくれた。それが本当かどうか不明だが、バゼルに聞こうとも「黙って走れ」で終わるのは目に見えている。現に上着の色が変わった理由を聞いた時の返答はそれであった。
毎日毎日、午前も午後も往復の繰り返し。
まったくもって慣れることの無い走り込み修行。
それでもトウマは続けた。かなり疲れ、何度嘔吐し、身体が変になりそうだとしても。
訓練十日目。
「魔力の筋をやってみろ」
朝の挨拶を済ませてすぐバゼルに命令された。
他の三人がいる目の前で魔力の筋を感じるのは緊張する。始めての時の失敗が頭を過り、緊張がさらに増した。
訓練生達に応援されながらもトウマは集中して魔力を頭に溜めて流した。
魔力の筋は初回よりも細く、ゆっくりと流れ、胸から枝分かれして左右の肩、腕、手、指先へと流れる。下半身も同様に下腹部から別れて足の指先まですんなりと流れた。
「……出来た」
「当然だ。次はそのまま筋から魔力が浸透する想像をし、身体から漏らさずに留めろ」
想像は不思議と容易に出来た。
全身の輪郭を意識するだけで、自然と魔力が滲んで流れていく。
トウマは完全に仕上がった出来栄えに感動する。
「早いですね。何も出来ない状態から十日で完成って」
フーゼリアが驚く様子を見てトウマは喜ぶ。優等生を驚かせた事がそうさせた。
「出来る状態ではあった。ただ、魔力の扱いが杜撰だっただけだ。ちょっと手を貸せばすぐに出来るのは当然だ」
まるで褒められない。それほど当たり前の事なのだろう。
それよりも「ちょっと手を貸せば」という所が妙に引っかかる。あの過酷訓練を”ちょっと”扱いなのが。
「これで走り込みは終了だ。戦闘訓練を今日から始めるぞ」
「は、はい!」
バゼルは三人の方を向いた。
「お前達はゼド山登って降りてこい」
一瞬にして三人の表情が固まる。
「返事はどうした」
「は、はい!」
「行け」の一言で三人は走った。
どういった訓練かは分からないトウマも、余程嫌な訓練なのだろうと予想は出来た。あの顔はそういった類いだと。
「お前、専用の武器とかあるのか?」
「え、いえ。無いです」
「この隊で専用武器があるのはフーゼリアだけだ。それ以外はこれを使って貰う」
空間術を使い、何も無い所から背丈ほど長さがある棒を二本取り出した。
「棒術、ですか」
剣を想像していたのだが、少し残念であった。
「棒術と思うな。これは応用が色々利く」
バゼルは魔力を籠めて見せた。
「棒の他に」
先端に刃が現われた。刃の形を変え、槍、長刀と様を変える。
「凄い。魔力でそんなことまで」
「具象術の基礎みたいなものだ。魔力消費も抑えられる。棒が折れても剣のように使えたりと便利勝手がいい。お前もこれに慣れて貰う」
「はい!」
迷いはない。強くなれる事が嬉しくて仕方がなかった。
自分用の棒を渡されると早速魔力を満たした身体から棒へ流した。すると、棒へ流れた魔力は水が滴るように漏れる。
「え、ええぇぇ?!」
「肉体に留めるのは意識すればそれなりに出来る。だが物へ流すのは定着がかなり難しい。そのままだと魔力は減り放題だな」
「ど、どうやって定着させるんですか! 意識しろ、的なことですか!」
「分かってるならやるぞ」
言いつつ距離を置き、棒を構える。
「がむしゃらでいい。俺に攻撃してこい」
それの何処が意識をするのか分からない。
「どういう」
「さっさと来い!」
何も言えない。言わせてくれない。
魔力を解けばどうせ命令と威圧でまた同じ事をさせられる。今は大丈夫だが、拒み続ければ殴られる危険性はかなり高い。むしろ、それが自然と思えてならない。
なるようになれ。とばかりにトウマは突進して殴りかかった。
「一発だけか? もっと必死になって来い!」
攻撃を受け止めた棒を振るっただけでトウマは飛ばされた。
「くそ!」
着地してすぐに殴りかかった。
殴って殴って殴って……。
その全てが悉く防がれて躱され、反撃で殴られて飛ばされる。時々蹴り飛ばされる。
まるで敵わない。
『”戦慣れした英雄”対”素人が棒を振り回す”』の構図が出来上がっているのだから仕方ないのだが、一歩も動かせないのは悔しくあった。
二十分ほどして、トウマは魔力が切れ、四つん這いで激しく呼吸を乱す。
バゼルが近づいて背中に手を乗せられた。すると、みるみる体力が回復して呼吸が落ち着く。
「飲め」
空間術で取り出した、小瓶に入った液体を飲むと訓練前の状態に戻る。
「これで午前中はいける。続けるぞ」
飲まされた液体の説明はなく、これが休憩時間なのだろう。
また同じ地獄の繰り返し。
気持ちが疲弊しながらもトウマは続けた。
計四回、トウマが満身創痍状態になると、汗だくで呼吸を乱して疲弊しきった三人が帰ってきた。
「運がいいな。気流の調子良かったのか」
「よ、良すぎ、ですよ」
ディロが嘆く。
「のっけから、はぁ、はぁ……魔力取られまくり」
ジールは起き上がれない。
フーゼリアは何も言えない程疲れ切っている。
一方でトウマは、バゼルの傍らで呼吸を乱し、ヒュー、ヒューと鳴る音が混ざる。話など到底出来ない。
「午前は終了だ。疲れてるだろうから午後は走り込みにする」
告げてバゼルは去って行った。
内心で(殺される)とトウマは思うも、どういうわけか三人は「助かったぁ……」と安堵する。
疑問しか残らないまま、午前の修行は終わった。
後に、走り込みよりも他の訓練が過酷だからかなりマシなのだと判明した。
だが走り込み訓練の過酷さが和らいだ訳ではないので、昨日と同じ苦しみに痛みが足されたにすぎなかった。
三日目、四日目も異常な筋肉痛が目覚めて襲い、嫌気がさして苛立ち、この数日、朝は気分が良くない。
朝の機嫌はさておき、過酷訓練には成果もあった。それは五日目のこと。
トウマはディロの助け無しで四往復出来るようになった。
成長は素晴らしいのだが、素直に喜べる余裕がないのは訓練項目の、湖までの往復回数が十回に増えているからであった。さらに着ている上着が赤から紺、そして紫となる。色の変化は負荷が増す証であった。
負荷が増すのはもっと慣れてから続けるのだろうと思われるが、なぜ一日二日で負荷をかけるのかトウマの理解出来ない状況であった。
「魔力は筋力じゃねぇからな。かけられた負荷に慣れんのは早ぇんだぞ」
ジールが教えてくれた。それが本当かどうか不明だが、バゼルに聞こうとも「黙って走れ」で終わるのは目に見えている。現に上着の色が変わった理由を聞いた時の返答はそれであった。
毎日毎日、午前も午後も往復の繰り返し。
まったくもって慣れることの無い走り込み修行。
それでもトウマは続けた。かなり疲れ、何度嘔吐し、身体が変になりそうだとしても。
訓練十日目。
「魔力の筋をやってみろ」
朝の挨拶を済ませてすぐバゼルに命令された。
他の三人がいる目の前で魔力の筋を感じるのは緊張する。始めての時の失敗が頭を過り、緊張がさらに増した。
訓練生達に応援されながらもトウマは集中して魔力を頭に溜めて流した。
魔力の筋は初回よりも細く、ゆっくりと流れ、胸から枝分かれして左右の肩、腕、手、指先へと流れる。下半身も同様に下腹部から別れて足の指先まですんなりと流れた。
「……出来た」
「当然だ。次はそのまま筋から魔力が浸透する想像をし、身体から漏らさずに留めろ」
想像は不思議と容易に出来た。
全身の輪郭を意識するだけで、自然と魔力が滲んで流れていく。
トウマは完全に仕上がった出来栄えに感動する。
「早いですね。何も出来ない状態から十日で完成って」
フーゼリアが驚く様子を見てトウマは喜ぶ。優等生を驚かせた事がそうさせた。
「出来る状態ではあった。ただ、魔力の扱いが杜撰だっただけだ。ちょっと手を貸せばすぐに出来るのは当然だ」
まるで褒められない。それほど当たり前の事なのだろう。
それよりも「ちょっと手を貸せば」という所が妙に引っかかる。あの過酷訓練を”ちょっと”扱いなのが。
「これで走り込みは終了だ。戦闘訓練を今日から始めるぞ」
「は、はい!」
バゼルは三人の方を向いた。
「お前達はゼド山登って降りてこい」
一瞬にして三人の表情が固まる。
「返事はどうした」
「は、はい!」
「行け」の一言で三人は走った。
どういった訓練かは分からないトウマも、余程嫌な訓練なのだろうと予想は出来た。あの顔はそういった類いだと。
「お前、専用の武器とかあるのか?」
「え、いえ。無いです」
「この隊で専用武器があるのはフーゼリアだけだ。それ以外はこれを使って貰う」
空間術を使い、何も無い所から背丈ほど長さがある棒を二本取り出した。
「棒術、ですか」
剣を想像していたのだが、少し残念であった。
「棒術と思うな。これは応用が色々利く」
バゼルは魔力を籠めて見せた。
「棒の他に」
先端に刃が現われた。刃の形を変え、槍、長刀と様を変える。
「凄い。魔力でそんなことまで」
「具象術の基礎みたいなものだ。魔力消費も抑えられる。棒が折れても剣のように使えたりと便利勝手がいい。お前もこれに慣れて貰う」
「はい!」
迷いはない。強くなれる事が嬉しくて仕方がなかった。
自分用の棒を渡されると早速魔力を満たした身体から棒へ流した。すると、棒へ流れた魔力は水が滴るように漏れる。
「え、ええぇぇ?!」
「肉体に留めるのは意識すればそれなりに出来る。だが物へ流すのは定着がかなり難しい。そのままだと魔力は減り放題だな」
「ど、どうやって定着させるんですか! 意識しろ、的なことですか!」
「分かってるならやるぞ」
言いつつ距離を置き、棒を構える。
「がむしゃらでいい。俺に攻撃してこい」
それの何処が意識をするのか分からない。
「どういう」
「さっさと来い!」
何も言えない。言わせてくれない。
魔力を解けばどうせ命令と威圧でまた同じ事をさせられる。今は大丈夫だが、拒み続ければ殴られる危険性はかなり高い。むしろ、それが自然と思えてならない。
なるようになれ。とばかりにトウマは突進して殴りかかった。
「一発だけか? もっと必死になって来い!」
攻撃を受け止めた棒を振るっただけでトウマは飛ばされた。
「くそ!」
着地してすぐに殴りかかった。
殴って殴って殴って……。
その全てが悉く防がれて躱され、反撃で殴られて飛ばされる。時々蹴り飛ばされる。
まるで敵わない。
『”戦慣れした英雄”対”素人が棒を振り回す”』の構図が出来上がっているのだから仕方ないのだが、一歩も動かせないのは悔しくあった。
二十分ほどして、トウマは魔力が切れ、四つん這いで激しく呼吸を乱す。
バゼルが近づいて背中に手を乗せられた。すると、みるみる体力が回復して呼吸が落ち着く。
「飲め」
空間術で取り出した、小瓶に入った液体を飲むと訓練前の状態に戻る。
「これで午前中はいける。続けるぞ」
飲まされた液体の説明はなく、これが休憩時間なのだろう。
また同じ地獄の繰り返し。
気持ちが疲弊しながらもトウマは続けた。
計四回、トウマが満身創痍状態になると、汗だくで呼吸を乱して疲弊しきった三人が帰ってきた。
「運がいいな。気流の調子良かったのか」
「よ、良すぎ、ですよ」
ディロが嘆く。
「のっけから、はぁ、はぁ……魔力取られまくり」
ジールは起き上がれない。
フーゼリアは何も言えない程疲れ切っている。
一方でトウマは、バゼルの傍らで呼吸を乱し、ヒュー、ヒューと鳴る音が混ざる。話など到底出来ない。
「午前は終了だ。疲れてるだろうから午後は走り込みにする」
告げてバゼルは去って行った。
内心で(殺される)とトウマは思うも、どういうわけか三人は「助かったぁ……」と安堵する。
疑問しか残らないまま、午前の修行は終わった。
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