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一章 恥と嘘と無情と過酷
Ⅴ 昼の鍛錬
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バゼルは十英雄であることを嫌っている。
自身が目指すものはバースルのラギであり、余所の国の称号など興味がなかった。魔女討伐の旅をするビンセント達へ協力するように命令され、嫌々ついていったにすぎない。
十英雄の称号を得たことで環境も周囲の目も一変する。
『英雄』の称号に寄りつく、戦士を目指さぬ気分屋が増え、部下を作る事すら困難となる。今では落ち着いたが、その理由も別の戦士達が現実を教え込み辞めさせたにすぎない。
意味の無い称号、周りが勝手に盛り上がり、周りが勝手に解決していく。
バゼルの苛立ちは増す一方であった。
事態は落ち着いたものの、そんな時に現われたのがトウマであった。
ビィトラの説得もあり、無事に午前中の修行は終わった。
「トウマァ……大丈夫?」
大の字で寝転がり、呆然と空を眺めるトウマは視線を一点から動かさない。見方を変えれば死んでいるようにも見える。
「すっごい疲れた」
空を眺めているだけだが、次第に頭の中がスッキリと爽快な気分になる。
「ってか、なんであの人あんなにキレてんの?」
「知らない。トウマが召喚されてから、ビィが見えるのはあの人だけで、通訳する時もずっと不機嫌だったよ」
「なに? 僕八つ当たりされた?」
「分かんない。ああいう人ってだけかもしれないし。それより昼食したほうがいいよ。午後からもあれじゃ、体力すぐに無くなるよ」
このまま休憩に感けていては空腹状態で昼の部を開始される危険性は高い。咄嗟に働く防衛本能の如く、トウマの身体は動いた。
約四十分で昼食を済ませてトウマが戻るもバゼルの姿はどこにもなかった。
(間に合ったぁぁ……)安堵の溜息を吐く。
しばらく経ってもバゼルが来ず、トウマはどうしたものかと悩む。
「とりあえず、さっきの訓練してみたらどう?」
ビィトラの提案に乗り同じ訓練を始めた。しかし魔力の筋が首から下へ行かなくなった。
昼食をとって気が緩んだのが影響してると思い、気を引き締め直して続けるが、回数を重ねるごとに魔力が下へ行きにくくなる。
「どうなんてんの?」
さぁ。と返される。
何も分からず、かといって何も出来ない。
仕方なく寝転がってバゼルを待つことにした。
十分後。
遠くから近づいてくる足音を耳にしたトウマは上体を起こして振り向いた。バゼルと分かるや、立ち上がり姿勢を正す。
朝と同じ距離を置いて立ち止まったバゼルはトウマを頭から足先にかけて、そしてまた頭へ向かって眺めた。終始黙っている。
「あの……、何か」恐る恐る訊く。
バゼルは黙ったまま折りたたんだ服を投げ渡した。
受け取って広げると、袖の無いコートのような上着である。しかし手触りとあまりの軽さから、羽衣を彷彿させた。
「着ろ」
それだけ言われ、素直に従う。
「あの、これ何ですか?」
「昼の修行は簡単だ。その上着に魔力を籠めて走れ」
どれくらい? と質問が頭に過る。次いで、日が沈むまで走らされると邪推が機能した。
バゼルは北の一番大きな山方向を指さす。
「まさかあの山に?」
「この先、大きな湖がある。そこへ行って戻ってこい。それを三往復したら今日は終了だ」
意外と簡単。そう思った矢先、”山のどこかにある湖”と考えが至り、聞き返す。
「さっさとするぞ。構え!」
まるで軍隊の訓練、と思いトウマは身体を走る姿勢にする。
「魔力!」
忠告され上着に魔力を籠めた。
「そんな多量に籠めていいんだな」
どういう意味か分からないが、それほど魔力は籠めてない。言葉の意図を理解する前に説明があった。
「お前が強くなりたいなら走ってる間は魔力を籠めろ。俺の見てないところでサボりたいならサボれ。ただ、強くならん。それだけだ」
「どういう」
「走れっ!」
理由は無く、スタートの合図に反応して足が動いた。
山には登らない。しかしどこまでが湖か分からない。
距離感が掴めない不安に苛まれながらもトウマは丘を走って登った。
丘を登り切った時、眼下に広がる壮大な湖の光景に目を見開いて驚いた。それはあまりに雄大な風景に綺麗な、空の青がそのまま映ったような湖だったからである。
「トウマ、走らないと」
ビィトラに急かされ、トウマは急いで坂を駆け下りた。
およそ五百メートルほどはある距離。
確かにスタート地点から湖までを三往復はかなり疲れるが、朝の訓練よりも気楽と思った。
『俺の見てないところでサボりたいならサボれ』この言葉が不思議と思い出された。
何か意図があってこの訓練をしているのだろう。
この距離を三往復で終わらせる。そんな簡単な訓練の筈がない。
もしかすると魔獣が現われるのかもしれない。
もしかすると魔力を吸う事態が湖付近で起きるかもしれない。
もしかすると上着が重くなるのかもしれない。
邪推を巡らせながらも湖へ難なく到着した。
呼吸を整えてる間、湖に手を浸けてみた。
冷たく、とても透き通って綺麗。
飲めるか不安はあったが、とりあえず顔を洗うぐらいにした。
気持ちが良い。爽快。そんな印象だ。
何か湖に意味があるのかもしれないと思い、魔力を探ってみた。しかし特別変わった所はない。
これ以上の詮索は無意味と判断してトウマは坂を登る。
丘から湖までは一直線の、そこそこ角度のある斜面であった為、帰りは大変であった。
トウマは途中、何度も速度を落とし、時には歩いてでも登った。
(これ、かなりしんどい)
これがバゼルの言った、サボりたいならサボれという部分なのだろうか。
確かに足腰は鍛えられるが、こういった傾斜の坂道を登り慣れていない者からすればいい修行だ。
しかし疑問も残る。それなら、ここより距離のある所はいくつもあるのだから、そこで走り込みをすれば良いだけのこと。なぜこの一直線を選んだのだろう。
考えながらもトウマは坂を登り切って、スタート地点へと戻った。
「あれ?」
それは、何処にもバゼルの姿がないことへの驚きであった。
「ビィ、あの人何処行ったか分かる?」
ビィトラが上空に飛び、周囲を見回して戻ってくると、”とっくにこの地帯にはいない”と返ってきた。
「はぁ!? 放置って」
「だから言ったんじゃないの? サボりたいならって」
その通りだ。自分が見ていないのだから、その間、サボりたいならサボれる。後々、そういう人間だと言うところを突かれ、痛い目をみる。
「舐められっぱなしかよ、畜生」
「けど、指示通りに実行して、それで強くならなかったら向こうが悪いんだから、我慢して頑張ろうよ」
「分かってるよ。絶対、見返してやる!」
意気込み、やる気が満ちあふれたトウマ。
自分でも不思議に驚いたのが、上着への魔力を絶やさなかったことである。無意識下であっても力を注げている。小さな成長を喜びつつ、トウマは走った。
『そんな多量に籠めて良いんだな』
二往復目の途中、その言葉を思い出す。
なぜ、この上着を着た状態、しかも魔力を籠めて走れと言ったのだろう。
この距離、坂の傾斜。これらは確かに足腰の筋力強化、体力向上の訓練としたら大変ではあるが充分身体を鍛えるに値するだろう。
では、どうして、上着を着て魔力を籠めなければならないのか。
咄嗟に思いついたのは、”身体を動かしながらも魔力を使う同時進行をどこまで維持できるか”である。
トウマはそれが答えで、それ以外は考えられないと踏んだ。
”自分がしてきた訓練をそのままやらせればいいだけだ”と考える事を怠けていたのだろう。
”ちょっとやる気を出せる言葉をかければ、真面目にやるだろう”と思われてると考えた。
舐められきっていると改めて思い、やる気の炎がさらに燃えさかる。
しかし、真の意味でこの訓練の意図をトウマは痛感する事になる。それは、二度目に湖へ到着した時だった。
「――え!? がぁぁ……」
突如、膝がかなりの長距離を走ったほどに震え、身体が重くなりだした。
「トウマどうしたの!?」
「そ、うか」
唐突に理解した。魔力を使用して運動する。それは、魔力消費の加減を理解する為の修行。放出の調整をする行いであった。
上着へ纏わせた魔力の量が多かった。その為に、分かりにくい助言をしたのだ。もっと薄ければ、もっと消耗は抑えられたのだ。
魔力の消費は体力の消費に匹敵する。
なりふり構わずトウマは湖の水を手で掬って飲んだ。それを三杯分。
「トウマ、大丈夫!」
「ああ。大丈夫。……これが、あの人の意図だ」
完全に分かったトウマが振り返えると、眼前に聳える上り坂にゾッとする。
これを登り、スタート地点へ戻り、あと一往復。
かなり過酷。何も教えられず、気遣いなど一切無い修行。
トウマの中で、バゼルは【鬼】という認識が固まった。
自身が目指すものはバースルのラギであり、余所の国の称号など興味がなかった。魔女討伐の旅をするビンセント達へ協力するように命令され、嫌々ついていったにすぎない。
十英雄の称号を得たことで環境も周囲の目も一変する。
『英雄』の称号に寄りつく、戦士を目指さぬ気分屋が増え、部下を作る事すら困難となる。今では落ち着いたが、その理由も別の戦士達が現実を教え込み辞めさせたにすぎない。
意味の無い称号、周りが勝手に盛り上がり、周りが勝手に解決していく。
バゼルの苛立ちは増す一方であった。
事態は落ち着いたものの、そんな時に現われたのがトウマであった。
ビィトラの説得もあり、無事に午前中の修行は終わった。
「トウマァ……大丈夫?」
大の字で寝転がり、呆然と空を眺めるトウマは視線を一点から動かさない。見方を変えれば死んでいるようにも見える。
「すっごい疲れた」
空を眺めているだけだが、次第に頭の中がスッキリと爽快な気分になる。
「ってか、なんであの人あんなにキレてんの?」
「知らない。トウマが召喚されてから、ビィが見えるのはあの人だけで、通訳する時もずっと不機嫌だったよ」
「なに? 僕八つ当たりされた?」
「分かんない。ああいう人ってだけかもしれないし。それより昼食したほうがいいよ。午後からもあれじゃ、体力すぐに無くなるよ」
このまま休憩に感けていては空腹状態で昼の部を開始される危険性は高い。咄嗟に働く防衛本能の如く、トウマの身体は動いた。
約四十分で昼食を済ませてトウマが戻るもバゼルの姿はどこにもなかった。
(間に合ったぁぁ……)安堵の溜息を吐く。
しばらく経ってもバゼルが来ず、トウマはどうしたものかと悩む。
「とりあえず、さっきの訓練してみたらどう?」
ビィトラの提案に乗り同じ訓練を始めた。しかし魔力の筋が首から下へ行かなくなった。
昼食をとって気が緩んだのが影響してると思い、気を引き締め直して続けるが、回数を重ねるごとに魔力が下へ行きにくくなる。
「どうなんてんの?」
さぁ。と返される。
何も分からず、かといって何も出来ない。
仕方なく寝転がってバゼルを待つことにした。
十分後。
遠くから近づいてくる足音を耳にしたトウマは上体を起こして振り向いた。バゼルと分かるや、立ち上がり姿勢を正す。
朝と同じ距離を置いて立ち止まったバゼルはトウマを頭から足先にかけて、そしてまた頭へ向かって眺めた。終始黙っている。
「あの……、何か」恐る恐る訊く。
バゼルは黙ったまま折りたたんだ服を投げ渡した。
受け取って広げると、袖の無いコートのような上着である。しかし手触りとあまりの軽さから、羽衣を彷彿させた。
「着ろ」
それだけ言われ、素直に従う。
「あの、これ何ですか?」
「昼の修行は簡単だ。その上着に魔力を籠めて走れ」
どれくらい? と質問が頭に過る。次いで、日が沈むまで走らされると邪推が機能した。
バゼルは北の一番大きな山方向を指さす。
「まさかあの山に?」
「この先、大きな湖がある。そこへ行って戻ってこい。それを三往復したら今日は終了だ」
意外と簡単。そう思った矢先、”山のどこかにある湖”と考えが至り、聞き返す。
「さっさとするぞ。構え!」
まるで軍隊の訓練、と思いトウマは身体を走る姿勢にする。
「魔力!」
忠告され上着に魔力を籠めた。
「そんな多量に籠めていいんだな」
どういう意味か分からないが、それほど魔力は籠めてない。言葉の意図を理解する前に説明があった。
「お前が強くなりたいなら走ってる間は魔力を籠めろ。俺の見てないところでサボりたいならサボれ。ただ、強くならん。それだけだ」
「どういう」
「走れっ!」
理由は無く、スタートの合図に反応して足が動いた。
山には登らない。しかしどこまでが湖か分からない。
距離感が掴めない不安に苛まれながらもトウマは丘を走って登った。
丘を登り切った時、眼下に広がる壮大な湖の光景に目を見開いて驚いた。それはあまりに雄大な風景に綺麗な、空の青がそのまま映ったような湖だったからである。
「トウマ、走らないと」
ビィトラに急かされ、トウマは急いで坂を駆け下りた。
およそ五百メートルほどはある距離。
確かにスタート地点から湖までを三往復はかなり疲れるが、朝の訓練よりも気楽と思った。
『俺の見てないところでサボりたいならサボれ』この言葉が不思議と思い出された。
何か意図があってこの訓練をしているのだろう。
この距離を三往復で終わらせる。そんな簡単な訓練の筈がない。
もしかすると魔獣が現われるのかもしれない。
もしかすると魔力を吸う事態が湖付近で起きるかもしれない。
もしかすると上着が重くなるのかもしれない。
邪推を巡らせながらも湖へ難なく到着した。
呼吸を整えてる間、湖に手を浸けてみた。
冷たく、とても透き通って綺麗。
飲めるか不安はあったが、とりあえず顔を洗うぐらいにした。
気持ちが良い。爽快。そんな印象だ。
何か湖に意味があるのかもしれないと思い、魔力を探ってみた。しかし特別変わった所はない。
これ以上の詮索は無意味と判断してトウマは坂を登る。
丘から湖までは一直線の、そこそこ角度のある斜面であった為、帰りは大変であった。
トウマは途中、何度も速度を落とし、時には歩いてでも登った。
(これ、かなりしんどい)
これがバゼルの言った、サボりたいならサボれという部分なのだろうか。
確かに足腰は鍛えられるが、こういった傾斜の坂道を登り慣れていない者からすればいい修行だ。
しかし疑問も残る。それなら、ここより距離のある所はいくつもあるのだから、そこで走り込みをすれば良いだけのこと。なぜこの一直線を選んだのだろう。
考えながらもトウマは坂を登り切って、スタート地点へと戻った。
「あれ?」
それは、何処にもバゼルの姿がないことへの驚きであった。
「ビィ、あの人何処行ったか分かる?」
ビィトラが上空に飛び、周囲を見回して戻ってくると、”とっくにこの地帯にはいない”と返ってきた。
「はぁ!? 放置って」
「だから言ったんじゃないの? サボりたいならって」
その通りだ。自分が見ていないのだから、その間、サボりたいならサボれる。後々、そういう人間だと言うところを突かれ、痛い目をみる。
「舐められっぱなしかよ、畜生」
「けど、指示通りに実行して、それで強くならなかったら向こうが悪いんだから、我慢して頑張ろうよ」
「分かってるよ。絶対、見返してやる!」
意気込み、やる気が満ちあふれたトウマ。
自分でも不思議に驚いたのが、上着への魔力を絶やさなかったことである。無意識下であっても力を注げている。小さな成長を喜びつつ、トウマは走った。
『そんな多量に籠めて良いんだな』
二往復目の途中、その言葉を思い出す。
なぜ、この上着を着た状態、しかも魔力を籠めて走れと言ったのだろう。
この距離、坂の傾斜。これらは確かに足腰の筋力強化、体力向上の訓練としたら大変ではあるが充分身体を鍛えるに値するだろう。
では、どうして、上着を着て魔力を籠めなければならないのか。
咄嗟に思いついたのは、”身体を動かしながらも魔力を使う同時進行をどこまで維持できるか”である。
トウマはそれが答えで、それ以外は考えられないと踏んだ。
”自分がしてきた訓練をそのままやらせればいいだけだ”と考える事を怠けていたのだろう。
”ちょっとやる気を出せる言葉をかければ、真面目にやるだろう”と思われてると考えた。
舐められきっていると改めて思い、やる気の炎がさらに燃えさかる。
しかし、真の意味でこの訓練の意図をトウマは痛感する事になる。それは、二度目に湖へ到着した時だった。
「――え!? がぁぁ……」
突如、膝がかなりの長距離を走ったほどに震え、身体が重くなりだした。
「トウマどうしたの!?」
「そ、うか」
唐突に理解した。魔力を使用して運動する。それは、魔力消費の加減を理解する為の修行。放出の調整をする行いであった。
上着へ纏わせた魔力の量が多かった。その為に、分かりにくい助言をしたのだ。もっと薄ければ、もっと消耗は抑えられたのだ。
魔力の消費は体力の消費に匹敵する。
なりふり構わずトウマは湖の水を手で掬って飲んだ。それを三杯分。
「トウマ、大丈夫!」
「ああ。大丈夫。……これが、あの人の意図だ」
完全に分かったトウマが振り返えると、眼前に聳える上り坂にゾッとする。
これを登り、スタート地点へ戻り、あと一往復。
かなり過酷。何も教えられず、気遣いなど一切無い修行。
トウマの中で、バゼルは【鬼】という認識が固まった。
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表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
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