34 / 100
一章 恥と嘘と無情と過酷
Ⅰ 国境三国
しおりを挟む
ガーディアン召喚が起きた。
トウマは一瞬で視界が眩い光に包まれ、目を腕で遮り瞼を閉じても視界は白一色に染まっている。目は痛くなく頭も痛くない。
間もなく思考すら出来なくなった。
先に働いた身体機能は聴覚であった。
何を話しているか分からないが、”何か騒がしい”そう感じた。
やがて思考出来るようになり、目を開けることが出来た。
「――様、ガーディアン様がお目覚めに」
虚ろ眼で捉えた、煌びやかな衣服を纏う女性と、どこか『神官』という言葉を彷彿させる衣服を纏った老爺と四十か五十代と思しき男性が話し合っている。
(……な、に?)
何かを話しているが、どうやら体力に限界をきたし気絶した。
次に目を覚ますと、ジェイク達の旅路で泊まった宿屋と同じような見た目の部屋であった。
一瞬、ガーディアン召喚が起きなかったのか、レイデル王国の策が成功したのだと考えた。
窓の風景、自分の衣服を見て即座に”違う”と判断した。
(ビィ、いる?)
警戒心が働き、念話でビィトラを呼ぶ。
「なに~?」
暢気にビィトラは浮遊して現われた。
(僕、召喚された?)
「あぁ、別に声だして話しても大丈夫だよ」
「なんで?」
咄嗟に周囲を警戒し、念話で聞き直そうとする前にビィトラが答えた。
「トウマね、あのフェンリル戦でかなり無理したの覚えてるでしょ」
無理な大技を放ち、意識が飛ぶも、数日後に目を覚ました出来事。
そのことだろうが、既に体調は万全であった筈。
「一応、生活する分には問題ない体調だったんだけどぉ、召喚で飛ばされた時、一気に魔力が乱れに乱れたから今までずっと寝てたんだよぉ」
「え、何日?」
「五日。で、色々面倒なことも重なって。あ、でも、この【バースル】にビィの姿が見える人が居たから、話出来て信じて貰えたんだ」
やや嬉しそうにビィトラが語るも、話を端折られすぎてトウマの理解が追いつかない。
「ビィ、ごめん。よく分かんない」
「ねえ、ずっとトウマ看てたから、ちょっと城の中とか見てきて良い?」
ワクワクが治まらない子供のようだ。こうなったらまともな説明は期待出来ないと判断したトウマが「いいよ」と許可する。
即座にビィトラは壁をすり抜けて飛んでいった。
たった一人しかいない見知らぬ部屋をゆっくりと眺めた。
ベッドの枕側の壁に一際大きな世界地図が張られているのが目にとまり、眺めていると自分が購入した安物の地図が安直で雑な作りだと実感した。
(これが世界地図)
大湖より北に位置する国がガニシェッド王国。
時計回りにレイデル王国、ミルシェビス王国、バルブライン王国、ゼルドリアス王国、リブリオス王国、グルザイア王国と判明した。
ゼルドリアス王国とリブリオス王国の間に三つある小国がある。
何も分からない状態でベッドに寝転がった途端、部屋の扉をノックする音がし、男性の入室を求める声が聞こえた。
慌てて起き上がり「はい」と返すと扉が開いた。
入室してきた男性は、見るからに王族か格式高い騎士を印象づける衣装を纏っていた。正しく王道ファンタジーの世界の風景が頭に浮かんだトウマはついつい見とれてしまった。
「無事に目覚められて何よりです」
男性は近づくと、ベッドを設けている台の段差手前で立ち止まった。
「自己紹介を致しましょう。私はバースル所属、第二隊主ラルバ=アイザード。ラルバとお呼び下さい」
トウマは立ち上がり、段差を降りて姿勢を正した。
「す、すいません。えーっと、ガーディアンのトウマです」
(で、いいんだよね)
よく分かっていないが相手の肩書きに気圧され、自己紹介文の貧弱さに不安を覚えた。
「あの、守護神、って言われて、分かります?」
「ええ。ビィトラ様と聞き及んでおります」
「ビィに説明をされたんですけどよく分からなくて。今、僕は何処にいるんですか?」
ラルバは部屋の壁に掛かっている世界地図をの元へ寄り、手頃な棒状のものを探した。
手に取ったのは花瓶に生けてある白い花。茎が長くて丈夫である。
「国境三国というのはご存知でしょうか?」
当然分からず、即座に頭を左右に振った。
ラルバは地図の左端の国二つに白い花を当てた。
「魔力壁に囲まれた国、ゼルドリアス王国とリブリオス王国。この二国を隔てる国境は幅が広く、そこに三つの小国が存在します」
それが国境三国。大湖から順に【ギネド】、【バースル】、【ミゴウ】と説明された。
「各国の詳細ですが、今は必要ないので省かせて頂きます。三国にはそれぞれ王や女王が統治し、バースルでは女王・ネイラ=シャールス様が」
名前を聞いてトウマは疑問に思った。
「名前に国の名前が入らないのですか?」
「それは大国である七国の王のみに使用される、いわば王たりうる証明のようなものです」
ラルバは再び地図に花を当てた。バルブライン王国を囲うように動かして。
「数日前、バルブライン王国に魔力壁が発生しました。原因は不明ですが、此度のガーディアン召喚と何かしら関係があるのではと、我が国も含め考えている国は多いです。そして召喚の翌日、魔力の異様な揺らぎを感じ、魔獣の凶暴化や自然界の魔力が異様な乱れが生じております」
「全部繋がってるってことでしょうか」
「今はまだ情報が不足しております。分かっている事は、ガーディアン召喚を成功させたことだけです」
召喚前後の話が壮大すぎ、自分の存在が何か大きな影響を及ぼすのでは無いかとトウマは不安になり気まずくあった。
「……あの、僕、これといって何も出来ないのですが」
申し訳なさそうに訊くも、ラルバは笑顔で返した。
「ええ。こちらも大きな期待はしておりません」
はっきりと言い切られ、頭の中が混乱する。そんなトウマを余所にラルバは続ける。
「召喚した後、失礼ながらお体に内在する力を調べました。結果、少々実力がある並の術師程度である事が判明し、ガーディアンへ向ける意識が変わっただけです」
建前だろうか。
平然とにこやかに語るが、トウマの精神面はズタボロであった。
「ですが伝説上の存在であるガーディアンです。敵国や邪な考えを持ち合わせる者達の手に渡れば悪用される素材となるのは危険極まりない。トウマ様は我が国で保護させて頂きます」
様付けされるのはまだ敬意がある証拠だろうが、今までの戦いは何だったのかと思わせる一言『保護対象』。トウマの心はトドメの一撃を加えられたように苦しい。
「……すいません。強くなるので、そのような」
なぜ保護を拒まれるのか分からないラルバは、少し考える。
「なぜ戦いに赴きたいのかは不明ですが。では一度、ネイラ様と相談致しましょう」
なぜこうもトウマの心情を理解してくれないのか。
(この人、もしかして薄情?)
当然、このような疑惑が浮かぶ。
トウマは一瞬で視界が眩い光に包まれ、目を腕で遮り瞼を閉じても視界は白一色に染まっている。目は痛くなく頭も痛くない。
間もなく思考すら出来なくなった。
先に働いた身体機能は聴覚であった。
何を話しているか分からないが、”何か騒がしい”そう感じた。
やがて思考出来るようになり、目を開けることが出来た。
「――様、ガーディアン様がお目覚めに」
虚ろ眼で捉えた、煌びやかな衣服を纏う女性と、どこか『神官』という言葉を彷彿させる衣服を纏った老爺と四十か五十代と思しき男性が話し合っている。
(……な、に?)
何かを話しているが、どうやら体力に限界をきたし気絶した。
次に目を覚ますと、ジェイク達の旅路で泊まった宿屋と同じような見た目の部屋であった。
一瞬、ガーディアン召喚が起きなかったのか、レイデル王国の策が成功したのだと考えた。
窓の風景、自分の衣服を見て即座に”違う”と判断した。
(ビィ、いる?)
警戒心が働き、念話でビィトラを呼ぶ。
「なに~?」
暢気にビィトラは浮遊して現われた。
(僕、召喚された?)
「あぁ、別に声だして話しても大丈夫だよ」
「なんで?」
咄嗟に周囲を警戒し、念話で聞き直そうとする前にビィトラが答えた。
「トウマね、あのフェンリル戦でかなり無理したの覚えてるでしょ」
無理な大技を放ち、意識が飛ぶも、数日後に目を覚ました出来事。
そのことだろうが、既に体調は万全であった筈。
「一応、生活する分には問題ない体調だったんだけどぉ、召喚で飛ばされた時、一気に魔力が乱れに乱れたから今までずっと寝てたんだよぉ」
「え、何日?」
「五日。で、色々面倒なことも重なって。あ、でも、この【バースル】にビィの姿が見える人が居たから、話出来て信じて貰えたんだ」
やや嬉しそうにビィトラが語るも、話を端折られすぎてトウマの理解が追いつかない。
「ビィ、ごめん。よく分かんない」
「ねえ、ずっとトウマ看てたから、ちょっと城の中とか見てきて良い?」
ワクワクが治まらない子供のようだ。こうなったらまともな説明は期待出来ないと判断したトウマが「いいよ」と許可する。
即座にビィトラは壁をすり抜けて飛んでいった。
たった一人しかいない見知らぬ部屋をゆっくりと眺めた。
ベッドの枕側の壁に一際大きな世界地図が張られているのが目にとまり、眺めていると自分が購入した安物の地図が安直で雑な作りだと実感した。
(これが世界地図)
大湖より北に位置する国がガニシェッド王国。
時計回りにレイデル王国、ミルシェビス王国、バルブライン王国、ゼルドリアス王国、リブリオス王国、グルザイア王国と判明した。
ゼルドリアス王国とリブリオス王国の間に三つある小国がある。
何も分からない状態でベッドに寝転がった途端、部屋の扉をノックする音がし、男性の入室を求める声が聞こえた。
慌てて起き上がり「はい」と返すと扉が開いた。
入室してきた男性は、見るからに王族か格式高い騎士を印象づける衣装を纏っていた。正しく王道ファンタジーの世界の風景が頭に浮かんだトウマはついつい見とれてしまった。
「無事に目覚められて何よりです」
男性は近づくと、ベッドを設けている台の段差手前で立ち止まった。
「自己紹介を致しましょう。私はバースル所属、第二隊主ラルバ=アイザード。ラルバとお呼び下さい」
トウマは立ち上がり、段差を降りて姿勢を正した。
「す、すいません。えーっと、ガーディアンのトウマです」
(で、いいんだよね)
よく分かっていないが相手の肩書きに気圧され、自己紹介文の貧弱さに不安を覚えた。
「あの、守護神、って言われて、分かります?」
「ええ。ビィトラ様と聞き及んでおります」
「ビィに説明をされたんですけどよく分からなくて。今、僕は何処にいるんですか?」
ラルバは部屋の壁に掛かっている世界地図をの元へ寄り、手頃な棒状のものを探した。
手に取ったのは花瓶に生けてある白い花。茎が長くて丈夫である。
「国境三国というのはご存知でしょうか?」
当然分からず、即座に頭を左右に振った。
ラルバは地図の左端の国二つに白い花を当てた。
「魔力壁に囲まれた国、ゼルドリアス王国とリブリオス王国。この二国を隔てる国境は幅が広く、そこに三つの小国が存在します」
それが国境三国。大湖から順に【ギネド】、【バースル】、【ミゴウ】と説明された。
「各国の詳細ですが、今は必要ないので省かせて頂きます。三国にはそれぞれ王や女王が統治し、バースルでは女王・ネイラ=シャールス様が」
名前を聞いてトウマは疑問に思った。
「名前に国の名前が入らないのですか?」
「それは大国である七国の王のみに使用される、いわば王たりうる証明のようなものです」
ラルバは再び地図に花を当てた。バルブライン王国を囲うように動かして。
「数日前、バルブライン王国に魔力壁が発生しました。原因は不明ですが、此度のガーディアン召喚と何かしら関係があるのではと、我が国も含め考えている国は多いです。そして召喚の翌日、魔力の異様な揺らぎを感じ、魔獣の凶暴化や自然界の魔力が異様な乱れが生じております」
「全部繋がってるってことでしょうか」
「今はまだ情報が不足しております。分かっている事は、ガーディアン召喚を成功させたことだけです」
召喚前後の話が壮大すぎ、自分の存在が何か大きな影響を及ぼすのでは無いかとトウマは不安になり気まずくあった。
「……あの、僕、これといって何も出来ないのですが」
申し訳なさそうに訊くも、ラルバは笑顔で返した。
「ええ。こちらも大きな期待はしておりません」
はっきりと言い切られ、頭の中が混乱する。そんなトウマを余所にラルバは続ける。
「召喚した後、失礼ながらお体に内在する力を調べました。結果、少々実力がある並の術師程度である事が判明し、ガーディアンへ向ける意識が変わっただけです」
建前だろうか。
平然とにこやかに語るが、トウマの精神面はズタボロであった。
「ですが伝説上の存在であるガーディアンです。敵国や邪な考えを持ち合わせる者達の手に渡れば悪用される素材となるのは危険極まりない。トウマ様は我が国で保護させて頂きます」
様付けされるのはまだ敬意がある証拠だろうが、今までの戦いは何だったのかと思わせる一言『保護対象』。トウマの心はトドメの一撃を加えられたように苦しい。
「……すいません。強くなるので、そのような」
なぜ保護を拒まれるのか分からないラルバは、少し考える。
「なぜ戦いに赴きたいのかは不明ですが。では一度、ネイラ様と相談致しましょう」
なぜこうもトウマの心情を理解してくれないのか。
(この人、もしかして薄情?)
当然、このような疑惑が浮かぶ。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
超越者となったおっさんはマイペースに異世界を散策する
神尾優
ファンタジー
山田博(やまだひろし)42歳、独身は年齢制限十代の筈の勇者召喚に何故か選出され、そこで神様曰く大当たりのチートスキル【超越者】を引き当てる。他の勇者を大きく上回る力を手に入れた山田博は勇者の使命そっちのけで異世界の散策を始める。
他の作品の合間にノープランで書いている作品なのでストックが無くなった後は不規則投稿となります。1話の文字数はプロローグを除いて1000文字程です。
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる