31 / 100
四章 因縁の者達
Ⅴ 守護神の目覚め
しおりを挟む
ベルメアが眠る祭壇へ来たジェイクは、小さな柱に凭れて座った。
呆然と祭壇から見える宿の庭先を眺めた。
何も考えられない。考える気が起きない。そんな心情であった。
「…………なあベル」
返事はない。到底返ってこないだろうし町で空間術のような異変が起きたのだから、ベルメアに異常が起きて目を覚まさないだろうと思える。
それでも声をかけたくて仕方なかった。
「これからどうすっかな」
何もする気が起きない。
しなければならない事は山ほどあるが、気力がまるで湧かない。
しばらく間を置いて続けて訊いた。
「このままガーディアンの寿命までここで暮らすのもいいかもな」
「それであんたの気が済むなら良いんじゃない?」
懐かしい、久しぶりに聞く声が返ってきた。
幻聴かと思いつつも、咄嗟に祭壇へ目を向けた。
祭壇には、仰向けに寝ているベルメアは頭を上げてジェイクを見ていた。
目はしっかり開いている。幻覚ではない。
ようやく、目を覚ました。
妙に嬉しくなり鼻で笑う。
「男とやった翌朝の目覚めかよ」
返事の前に溜息が返された。
「……目覚めた女神に破廉恥発言って、あんたバチ当たるわよ」
ベルメアは浮遊し、ジェイクの向かいに移動した。
「バチならとうに当たりまくったよ」
「みたいね。その顔と雰囲気でどれだけ傷ついてるか想像つくわ。けど、まさかミゼルがあんたと同郷の間柄だったとわね。ってか、同じ国なら気付かない? 普通」
「ああ。見た事も……」
淡々と進む会話だが、ベルメアが寝込む前までにミゼルが同郷のガーディアンだとは知らない。さらに加えると、ミゼルとの再会は寝込んだ後だ。
「お前、なんで知ってる?!」
ベルメアは腰に握り拳を当て、胸を張り、堂々とした姿勢になる。
「ご覧の通り、覚醒したのよ」
「覚醒? なんか変わったのか?」
まさか、見た目が以前と変わっている事にすら気付かないジェイクの鈍感さにベルメアは呆れた。どうやら、細かい変化に気づかない性格が、受肉しても何一つ変わらないのは健在だとはっきりした。
ベルメアの服の端がややピンク色に染まり、神も少し伸びオレンジ色に先端付近が染まっている。
「この服、髪、そんでもってこの雰囲気。どう見ても以前と違うでしょうが!」
「分かるか! もっと分かりやすくしろよ!」
これ以上言い争っても無駄なのは分かる。
ジェイクの鈍感を改善させようとすることを諦めるのが一番ということも。
「ま、まあいいわ」
気を取り直して深呼吸する。
「守護神は何度か大々的な覚醒をするのよ。それは転生者のレベルに比例して変化していくんだけど、あんたは受肉したから概念が変わったの」
「そんな話、前にはなかったよな」
「ええ。レベルの概念に縛られてたからね。けどソレがなくなったからあたしは結構物知り状態って言えばいいかしらね、そうなったの。もしこれからジェイクが特別な力に触れたら、またさらに新しい知識を得る可能性はあるだろうし」
よくは分からないが、情報通になったのだとジェイクは漠然と理解した。
「けど、どうしてミゼルの事知ってんだ?」
「一応、寝てはいるけど意識はあんたの周辺で飛んでた。っていう表現が正しいのかもね」不意に嫌な事を思い出す。「あ、先に言っとこ。あんた、あたしの祭壇で「往生しろよ」とか「あの世で達者にな」とか、まだまだあるけど、なんか勝手に殺してんじゃないわよ」
詰め寄られ、視線を逸らせてごまかし小声で謝罪した。
「まあいいわ。で、そんな曖昧な状態だったけど今までの経緯は見てたってわけよ」
「町が変な空間術にかかった時とか。そういや、お前の声が聞こえた事があったな」
「咄嗟に叫んだけど届いたのは奇跡ね。あたしにも理由は分からないわ。それに空間術を起こしたのはあの特異な少年よ。アレはかなり危険な存在。見つけたら潰さないと大変な事になる」
ダリオスの傍に現われ、幻覚を見せ、どこかへ消えたグレンと名付けられた少年。人間のように見えてそうではない存在。
初見で危険は容易に察知出来た。
「後は禁術と世界全体の魔力の異変が関係してるわね」
「どういうことだ?」
「後で詳しい説明を誰かがするでしょうが、今、世界全体で大きな異変が起きている。この国の禁術って、物語とか伝説に干渉するっていう話だったわよね。それであたしなりの仮説なんだけど、グレンとかいう少年の力とその異変と国の禁術、そして寝続ける守護神が干渉しあって一つの逸話が出来上がった。それがあの緑色の霧じゃないかしら。特定加護が働き、あんたへ声が届くって奇跡、そう考えると辻褄は合うかも」
縁結びの加護が働いたなら、ああも都合よく同郷のガーディアンが揃う理由に納得はいく。
いつもより大人しい雰囲気のジェイクを見て、ベルメアは緑色の霧以降の出来事を思い出した。
「ねえ、あんたの目的はバッシュ=ボートマンへの復讐に変わりないわよね」
「ああ。けど正直、どうすりゃいいか分からなくなってきた」
「ふーん……。まあ、ジェイク自身がどうしたいか決めるしかないし、あたしは話するしか出来ないから、”戦いから離れたい”って言ったらそれに従うしかないわね。寿命まで平凡に暮らすってのもアリかも」
「意外だな、口うるさく怒鳴ると思ってたんだがな」
「素敵な女神は気遣いもバッチリなのよ」
その真偽は定かではない。
「でもね、もしバッシュと戦うって意思があるならさっさと決めないとね。向こうも強くなってくだろうから、何ヶ月も足踏みしてたら、ただ喚くだけの案山子同然。あっさり斬られて終わりよ」
「ああ、分かってる」
とはいえ、まだ決めかねている。
「ああ、忘れないうちに言っとくけど、受肉した者は一度だけ特別な力が与えられるのよ」
「なんだそれ?」
「単純な表現だと”かなり強くなれる力”。特定加護ならぬ、特別加護って言えば良いかもね。受肉したてって、結構不利な身体じゃない。だから一回だけの保護措置のようなものよ。現在のジェイク自身の力量を今まで貯めた神力で底上げする技よ。使ったら神力がチャラになる訳じゃないから安心して良いんだけど、たった一度、自分が”解いていい”と判断するまでか”一時間以内”までが使用制限。慎重に使いどころを決めないといけないの」
ダリオスを追った際、魔獣に対して受肉体で烙印を使い今まで異常の力を発揮した。それに加えて特別加護があれば、バッシュとも対峙出来る可能性を秘めている。
勝機はある。しかし、それで本当に勝利して喜ぶべきか悩んでしまう。
自力とは程遠い。反則に反則を重ねている方法。
騎士道精神に反する、正々堂々ではない。
苦悩する心情をベルメアは察した。
「まあ、こんなところで長々と話してても仕方ないわね。これからどっか行くの?」
「マッドがノーマを連れてくるらしい。一応、俺が回復したのはベルの傍にいるからだとかで、色々調べてからみたいだ」
「あんた、なんだかんだで結構頼りになる仲間集ってんのね」
「お前の加護だろ。問題も山積みだがな」
「じゃあ、あんたはもう少し部屋で休んでなさいな。あたしはちょいとその辺飛び回ってるから」
「必要あんのか?」
「ずっと寝てたんだから思いっきり飛び回りたいのよ。あんただってずっと寝てたら元気になったときに外で暴れ回りたいでしょ」
「俺は野獣かよ。気を失ってたようなもんじゃねぇんだな」
やけに食いつかれ、ベルメアは向きを変えて視線を泳がせる。
「まあ、守護神には守護神なりの体質があるってことか」
「そ、そうよ! 覚醒もしたんだし、色々あんのよ!」
どうやら何かを隠しているのをジェイクは読み取る。しかしそのうちボロが出るだろうから、今は放っておくことにした。
呆然と祭壇から見える宿の庭先を眺めた。
何も考えられない。考える気が起きない。そんな心情であった。
「…………なあベル」
返事はない。到底返ってこないだろうし町で空間術のような異変が起きたのだから、ベルメアに異常が起きて目を覚まさないだろうと思える。
それでも声をかけたくて仕方なかった。
「これからどうすっかな」
何もする気が起きない。
しなければならない事は山ほどあるが、気力がまるで湧かない。
しばらく間を置いて続けて訊いた。
「このままガーディアンの寿命までここで暮らすのもいいかもな」
「それであんたの気が済むなら良いんじゃない?」
懐かしい、久しぶりに聞く声が返ってきた。
幻聴かと思いつつも、咄嗟に祭壇へ目を向けた。
祭壇には、仰向けに寝ているベルメアは頭を上げてジェイクを見ていた。
目はしっかり開いている。幻覚ではない。
ようやく、目を覚ました。
妙に嬉しくなり鼻で笑う。
「男とやった翌朝の目覚めかよ」
返事の前に溜息が返された。
「……目覚めた女神に破廉恥発言って、あんたバチ当たるわよ」
ベルメアは浮遊し、ジェイクの向かいに移動した。
「バチならとうに当たりまくったよ」
「みたいね。その顔と雰囲気でどれだけ傷ついてるか想像つくわ。けど、まさかミゼルがあんたと同郷の間柄だったとわね。ってか、同じ国なら気付かない? 普通」
「ああ。見た事も……」
淡々と進む会話だが、ベルメアが寝込む前までにミゼルが同郷のガーディアンだとは知らない。さらに加えると、ミゼルとの再会は寝込んだ後だ。
「お前、なんで知ってる?!」
ベルメアは腰に握り拳を当て、胸を張り、堂々とした姿勢になる。
「ご覧の通り、覚醒したのよ」
「覚醒? なんか変わったのか?」
まさか、見た目が以前と変わっている事にすら気付かないジェイクの鈍感さにベルメアは呆れた。どうやら、細かい変化に気づかない性格が、受肉しても何一つ変わらないのは健在だとはっきりした。
ベルメアの服の端がややピンク色に染まり、神も少し伸びオレンジ色に先端付近が染まっている。
「この服、髪、そんでもってこの雰囲気。どう見ても以前と違うでしょうが!」
「分かるか! もっと分かりやすくしろよ!」
これ以上言い争っても無駄なのは分かる。
ジェイクの鈍感を改善させようとすることを諦めるのが一番ということも。
「ま、まあいいわ」
気を取り直して深呼吸する。
「守護神は何度か大々的な覚醒をするのよ。それは転生者のレベルに比例して変化していくんだけど、あんたは受肉したから概念が変わったの」
「そんな話、前にはなかったよな」
「ええ。レベルの概念に縛られてたからね。けどソレがなくなったからあたしは結構物知り状態って言えばいいかしらね、そうなったの。もしこれからジェイクが特別な力に触れたら、またさらに新しい知識を得る可能性はあるだろうし」
よくは分からないが、情報通になったのだとジェイクは漠然と理解した。
「けど、どうしてミゼルの事知ってんだ?」
「一応、寝てはいるけど意識はあんたの周辺で飛んでた。っていう表現が正しいのかもね」不意に嫌な事を思い出す。「あ、先に言っとこ。あんた、あたしの祭壇で「往生しろよ」とか「あの世で達者にな」とか、まだまだあるけど、なんか勝手に殺してんじゃないわよ」
詰め寄られ、視線を逸らせてごまかし小声で謝罪した。
「まあいいわ。で、そんな曖昧な状態だったけど今までの経緯は見てたってわけよ」
「町が変な空間術にかかった時とか。そういや、お前の声が聞こえた事があったな」
「咄嗟に叫んだけど届いたのは奇跡ね。あたしにも理由は分からないわ。それに空間術を起こしたのはあの特異な少年よ。アレはかなり危険な存在。見つけたら潰さないと大変な事になる」
ダリオスの傍に現われ、幻覚を見せ、どこかへ消えたグレンと名付けられた少年。人間のように見えてそうではない存在。
初見で危険は容易に察知出来た。
「後は禁術と世界全体の魔力の異変が関係してるわね」
「どういうことだ?」
「後で詳しい説明を誰かがするでしょうが、今、世界全体で大きな異変が起きている。この国の禁術って、物語とか伝説に干渉するっていう話だったわよね。それであたしなりの仮説なんだけど、グレンとかいう少年の力とその異変と国の禁術、そして寝続ける守護神が干渉しあって一つの逸話が出来上がった。それがあの緑色の霧じゃないかしら。特定加護が働き、あんたへ声が届くって奇跡、そう考えると辻褄は合うかも」
縁結びの加護が働いたなら、ああも都合よく同郷のガーディアンが揃う理由に納得はいく。
いつもより大人しい雰囲気のジェイクを見て、ベルメアは緑色の霧以降の出来事を思い出した。
「ねえ、あんたの目的はバッシュ=ボートマンへの復讐に変わりないわよね」
「ああ。けど正直、どうすりゃいいか分からなくなってきた」
「ふーん……。まあ、ジェイク自身がどうしたいか決めるしかないし、あたしは話するしか出来ないから、”戦いから離れたい”って言ったらそれに従うしかないわね。寿命まで平凡に暮らすってのもアリかも」
「意外だな、口うるさく怒鳴ると思ってたんだがな」
「素敵な女神は気遣いもバッチリなのよ」
その真偽は定かではない。
「でもね、もしバッシュと戦うって意思があるならさっさと決めないとね。向こうも強くなってくだろうから、何ヶ月も足踏みしてたら、ただ喚くだけの案山子同然。あっさり斬られて終わりよ」
「ああ、分かってる」
とはいえ、まだ決めかねている。
「ああ、忘れないうちに言っとくけど、受肉した者は一度だけ特別な力が与えられるのよ」
「なんだそれ?」
「単純な表現だと”かなり強くなれる力”。特定加護ならぬ、特別加護って言えば良いかもね。受肉したてって、結構不利な身体じゃない。だから一回だけの保護措置のようなものよ。現在のジェイク自身の力量を今まで貯めた神力で底上げする技よ。使ったら神力がチャラになる訳じゃないから安心して良いんだけど、たった一度、自分が”解いていい”と判断するまでか”一時間以内”までが使用制限。慎重に使いどころを決めないといけないの」
ダリオスを追った際、魔獣に対して受肉体で烙印を使い今まで異常の力を発揮した。それに加えて特別加護があれば、バッシュとも対峙出来る可能性を秘めている。
勝機はある。しかし、それで本当に勝利して喜ぶべきか悩んでしまう。
自力とは程遠い。反則に反則を重ねている方法。
騎士道精神に反する、正々堂々ではない。
苦悩する心情をベルメアは察した。
「まあ、こんなところで長々と話してても仕方ないわね。これからどっか行くの?」
「マッドがノーマを連れてくるらしい。一応、俺が回復したのはベルの傍にいるからだとかで、色々調べてからみたいだ」
「あんた、なんだかんだで結構頼りになる仲間集ってんのね」
「お前の加護だろ。問題も山積みだがな」
「じゃあ、あんたはもう少し部屋で休んでなさいな。あたしはちょいとその辺飛び回ってるから」
「必要あんのか?」
「ずっと寝てたんだから思いっきり飛び回りたいのよ。あんただってずっと寝てたら元気になったときに外で暴れ回りたいでしょ」
「俺は野獣かよ。気を失ってたようなもんじゃねぇんだな」
やけに食いつかれ、ベルメアは向きを変えて視線を泳がせる。
「まあ、守護神には守護神なりの体質があるってことか」
「そ、そうよ! 覚醒もしたんだし、色々あんのよ!」
どうやら何かを隠しているのをジェイクは読み取る。しかしそのうちボロが出るだろうから、今は放っておくことにした。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
超越者となったおっさんはマイペースに異世界を散策する
神尾優
ファンタジー
山田博(やまだひろし)42歳、独身は年齢制限十代の筈の勇者召喚に何故か選出され、そこで神様曰く大当たりのチートスキル【超越者】を引き当てる。他の勇者を大きく上回る力を手に入れた山田博は勇者の使命そっちのけで異世界の散策を始める。
他の作品の合間にノープランで書いている作品なのでストックが無くなった後は不規則投稿となります。1話の文字数はプロローグを除いて1000文字程です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる