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三章 戦い続けるガーディアン
Ⅸ 仲間に
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手助けされて以降、ガイネスはダリオスの連続した攻撃を難なく受け止める。圧倒的なまでの劣勢にダリオスは立たされた。
「つまらん。急に弱くなったではないか」
「王が強すぎるのですよ」
「だから助力などいらんと言ったのだ。くそっ、ロゼットにしてやられてばかりではないか」
左手に魔力の球体を発生させ、ダリオスの腹部にぶつけて飛ばした。
「無駄な時間だ。締めにさせて貰うぞ異世界の戦士よ」
両手で柄を握り、魔力と気功を同時に剣へ籠めた。
「シューゼルゥゥ!」
未だ幻覚が解けないダリオスも気功を限界まで発生させる。締めの大技に出るというのは誰が見ても分かる。
怒りに我を忘れ、狂者と化したダリオス。
力を制御し、放出を抑えて薄い衣のように纏い冷静に構えるガイネス。
勝負は呆気なくついた。
ダリオスの一撃が振るわれる前にガイネスは一振りでダリオスの剣の刃を寸断し、続いて懐へ潜り込み柄頭で腹部を突いた。ただ、そのひと突きは柄頭から魔力と気功を混ぜた刃が発生してダリオスの胴を貫き、立て続けに衝撃波が発生して身体を突き飛ばした。
勝負が決し、剣を鞘に収めるガイネスにローブ姿の男は近寄った。
「お見事です。しかしどうしてわざわざあのような仕留め方を? 寸断してしまえば消耗は抑えられた筈」
「ふん。貴様の助力が籠もった刃以外で仕留める方法を模索したまでのことよ」
どこまでも抗おうとするガイネスを見て、男は笑んでいるが呆れていた。
「ダリオス!」
飛ばされたダリオスの元へ駆け寄るジェイクの姿を二人は見た。
(あやつは)
即座に見知った顔が思い浮かぶと、ローブ姿の男は静かに溜息を吐く。
「あれも不思議な力を籠めてるな。戦いとなったら今度こそ助力は無しだぞ」
「いえ、王よ、それは無理かと」
神妙な面持ちで返され、ガイネスは不思議に思う。
「おいしっかりしろ!」
腹部の傷を見るからに助かる見込みはないと分かる。しかし何もしないなど出来ず、必死に傷口を手で押さえた。
呻くダリオスは次第に苦しみだす。
(……なあダリオス。これからも共に戦おうぞ)
苦しみ、視界がぼやける中、幻覚ではあれ懐かしい人物の姿をダリオスは見た。ただ、名前が思い出せない。
ジェイクが他に傷がないかを探しているとダリオスはまたも呻いた。
心配する最中、背から血塗れの歪な丸い胴体に蜘蛛のような足を四本生やした物体が歩いて出てきた。
「なんだ……これ」
ソレが出たことにより、ダリオスの呻きは治まった。
そして次の幻覚が浮かぶ。
(お前等息ぴったりだな。これからも頼りにしてるぞ)
位の高い兵服姿の男に、ダリオスと先ほどの男が褒められる。この時の事は思い出せる。大きな仕事を達成し、称号を与えられた式典。
「…………ゼド……」
呟く声はあまりにも微かで、ジェイクの耳に届かない。
一方、ジェイクはダリオスの背から出てきた物体が何処へ向かうか目で追っている。
奇妙な物体がある方向へ走り出すと、高く跳躍し、何もない所にしがみついた。
「残念だったね。おじちゃん」
声の主が何もない所から、濃い霧の中から出てくるようにゆっくりと姿を現わす。
腹部に先ほどの物体が張り付いた少年が笑顔でダリオスを見ていた。
声に反応したダリオスは、少年の名を思い出す。
「……グ……レン」
「ボク、お兄ちゃん捜しに行くからここでお別れだね」
まるで心配する様子すらなく、手を振り、「ばいばい」と言って姿を消した。
少年が消えるとダリオスは血を吐いた。
「しっかりしろ! くっそ、どうすれば」
止血と治療を模索する。
治癒術が使えれば幾分は回復出来るだろうがジェイクにはできない。血の勢いを見るからにそれでは術が使えても助かる見込みは低いだろう。
なにか、もっと強い回復の術が必要。
(強い力…………アレなら!)
その言葉でジェイクは思いつく。
「待ってろ、すぐに治してやる」
方法は烙印技であった。
今まで多くの場面で奇跡を起こした特別な力。これがあれば傷口を塞げると確信めいた気持ちになる。
ジェイクは右手に烙印を籠めるとゆっくり傷口に乗せた。
烙印の効果か、ダリオスの表情は穏やかになる。
「よし! 効いてる」
腹部にとても心地よく温かいものを感じるダリオスは、またも幻覚で男の姿を見た。
(先に行ってるぜダリオス。お前はやることやってからこっち来いよ)
今すぐ手を伸ばしてでも去って行こうとする男を止めたい。しかし手が動かない。呼び止める叫び声を発することも困難である。ただ、空虚な心情で見送るしかできない。
男が消えると、ダリオスは全てを思い出した。全くの別人だが、ジェイクと幻覚で見た男は似た風貌、似た雰囲気の人物であることも。
「今すぐ止めろ」
突如ジェイクの背後から声がした。
聞き覚えのある声。しかしここにいる筈のない人物の声。
驚きながらジェイクは振り返る。
「ミゼル!? なんでいる!」
今、グメスの魔女の屋敷にいる。距離からして追いつくのは不可能なのに。
「そんな事は後だ。烙印で回復など出来んよ。すぐ止め、遺言を聞いてやれ」
告げた途端、ダリオスは苦しみだした。
咄嗟にジェイクは烙印を消す。
混乱の最中、ダリオスが口を動かした。
「おい、何言ってんだよぉ!」
「念話だ。その者も転生者なら出来るだろ」
今はミゼルの言葉に自然と身体が従った。
(ダリオスなんだ。なんて言ったんだ!)
(ジェイク……仲間になりたい)
突然の申し出に言葉を失うも、ダリオスは続けた。
(神力はいらん。他のどんな力も権利もいらん。お前と仲間になりたい)
念話ではしっかり話せているが、顔に血の気は無く表情は今にも死にそうなまで弱っている。
「おい、しっかりしろ!」
(思い出せた。昔、とても気の良い、頼りがいのある戦士がいたんだ。肩を並べて、戦ったんだ。……楽しかった。……もう一度……だから)
ジェイクはダリオスの手を強く握った。
「ああ。ああ! 俺等は仲間だ! これからもずっと! 言っただろ、気の良い奴らもいるって。だから皆で楽しくやろう!」
言葉に安堵し、嬉しくあり、口元に笑みを浮かべたダリオスは静かに息を引き取った。
助けられなかったことに悔やむジェイクの向かいにリューザが現われ、ダリオスの身体に両手を乗せた。
「彼は貴方に感謝しています。心の拠り所として、安らいだ気持ちのまま死にました」
「感謝も何も、これからだって時に」
「ジェイク=シュバルト。短い間ですが、信念を貫き通し生きた戦士の事を、忘れないであげてください」
告げると、リューザと共にダリオスは姿を消した。
もう、ダリオスはいない。死体は元の所持者、元の場所へ還り弔われる。
どう足掻いても変えられない『転生者の法則』。
悔しい思いを抱えながら、ジェイクは立ち上がる。
「お前は後だ。逃げるなよ」
ミゼルに告げてガイネスの方へと向かう。
距離をおいて向かい合うとジェイクは剣を抜いた。
「まるで仇討ちのような面構えだな。やり合うのは大いに結構だが誤解するなよ。あのガーディアンが錯乱して迫ったから対峙したまでのことだ」
ガイネスを睨み付けたジェイクは切っ先を向けた。
「てめぇ、なぜ烙印を使える。この世界の住人は使えないと聞いてるぞ」
烙印が籠もる剣から発せられる気迫に、ガイネスの闘争心はかき立てられ興奮する。
ガイネスも剣を抜いた。
「知りたくば力尽くで口を割らせてみろ」
「ふざけやがってぇ」
激昂したジェイクは全身にも烙印を籠め、今にも突進する姿勢を示す。
互いに興奮状態。
一触即発の最中、ローブ姿の男がガイネスの前に立ちはだかる。
「誰だてめぇ! どきやがれ!」
「相変わらずの阿呆だな」
告げると素顔を表わした。
「つまらん。急に弱くなったではないか」
「王が強すぎるのですよ」
「だから助力などいらんと言ったのだ。くそっ、ロゼットにしてやられてばかりではないか」
左手に魔力の球体を発生させ、ダリオスの腹部にぶつけて飛ばした。
「無駄な時間だ。締めにさせて貰うぞ異世界の戦士よ」
両手で柄を握り、魔力と気功を同時に剣へ籠めた。
「シューゼルゥゥ!」
未だ幻覚が解けないダリオスも気功を限界まで発生させる。締めの大技に出るというのは誰が見ても分かる。
怒りに我を忘れ、狂者と化したダリオス。
力を制御し、放出を抑えて薄い衣のように纏い冷静に構えるガイネス。
勝負は呆気なくついた。
ダリオスの一撃が振るわれる前にガイネスは一振りでダリオスの剣の刃を寸断し、続いて懐へ潜り込み柄頭で腹部を突いた。ただ、そのひと突きは柄頭から魔力と気功を混ぜた刃が発生してダリオスの胴を貫き、立て続けに衝撃波が発生して身体を突き飛ばした。
勝負が決し、剣を鞘に収めるガイネスにローブ姿の男は近寄った。
「お見事です。しかしどうしてわざわざあのような仕留め方を? 寸断してしまえば消耗は抑えられた筈」
「ふん。貴様の助力が籠もった刃以外で仕留める方法を模索したまでのことよ」
どこまでも抗おうとするガイネスを見て、男は笑んでいるが呆れていた。
「ダリオス!」
飛ばされたダリオスの元へ駆け寄るジェイクの姿を二人は見た。
(あやつは)
即座に見知った顔が思い浮かぶと、ローブ姿の男は静かに溜息を吐く。
「あれも不思議な力を籠めてるな。戦いとなったら今度こそ助力は無しだぞ」
「いえ、王よ、それは無理かと」
神妙な面持ちで返され、ガイネスは不思議に思う。
「おいしっかりしろ!」
腹部の傷を見るからに助かる見込みはないと分かる。しかし何もしないなど出来ず、必死に傷口を手で押さえた。
呻くダリオスは次第に苦しみだす。
(……なあダリオス。これからも共に戦おうぞ)
苦しみ、視界がぼやける中、幻覚ではあれ懐かしい人物の姿をダリオスは見た。ただ、名前が思い出せない。
ジェイクが他に傷がないかを探しているとダリオスはまたも呻いた。
心配する最中、背から血塗れの歪な丸い胴体に蜘蛛のような足を四本生やした物体が歩いて出てきた。
「なんだ……これ」
ソレが出たことにより、ダリオスの呻きは治まった。
そして次の幻覚が浮かぶ。
(お前等息ぴったりだな。これからも頼りにしてるぞ)
位の高い兵服姿の男に、ダリオスと先ほどの男が褒められる。この時の事は思い出せる。大きな仕事を達成し、称号を与えられた式典。
「…………ゼド……」
呟く声はあまりにも微かで、ジェイクの耳に届かない。
一方、ジェイクはダリオスの背から出てきた物体が何処へ向かうか目で追っている。
奇妙な物体がある方向へ走り出すと、高く跳躍し、何もない所にしがみついた。
「残念だったね。おじちゃん」
声の主が何もない所から、濃い霧の中から出てくるようにゆっくりと姿を現わす。
腹部に先ほどの物体が張り付いた少年が笑顔でダリオスを見ていた。
声に反応したダリオスは、少年の名を思い出す。
「……グ……レン」
「ボク、お兄ちゃん捜しに行くからここでお別れだね」
まるで心配する様子すらなく、手を振り、「ばいばい」と言って姿を消した。
少年が消えるとダリオスは血を吐いた。
「しっかりしろ! くっそ、どうすれば」
止血と治療を模索する。
治癒術が使えれば幾分は回復出来るだろうがジェイクにはできない。血の勢いを見るからにそれでは術が使えても助かる見込みは低いだろう。
なにか、もっと強い回復の術が必要。
(強い力…………アレなら!)
その言葉でジェイクは思いつく。
「待ってろ、すぐに治してやる」
方法は烙印技であった。
今まで多くの場面で奇跡を起こした特別な力。これがあれば傷口を塞げると確信めいた気持ちになる。
ジェイクは右手に烙印を籠めるとゆっくり傷口に乗せた。
烙印の効果か、ダリオスの表情は穏やかになる。
「よし! 効いてる」
腹部にとても心地よく温かいものを感じるダリオスは、またも幻覚で男の姿を見た。
(先に行ってるぜダリオス。お前はやることやってからこっち来いよ)
今すぐ手を伸ばしてでも去って行こうとする男を止めたい。しかし手が動かない。呼び止める叫び声を発することも困難である。ただ、空虚な心情で見送るしかできない。
男が消えると、ダリオスは全てを思い出した。全くの別人だが、ジェイクと幻覚で見た男は似た風貌、似た雰囲気の人物であることも。
「今すぐ止めろ」
突如ジェイクの背後から声がした。
聞き覚えのある声。しかしここにいる筈のない人物の声。
驚きながらジェイクは振り返る。
「ミゼル!? なんでいる!」
今、グメスの魔女の屋敷にいる。距離からして追いつくのは不可能なのに。
「そんな事は後だ。烙印で回復など出来んよ。すぐ止め、遺言を聞いてやれ」
告げた途端、ダリオスは苦しみだした。
咄嗟にジェイクは烙印を消す。
混乱の最中、ダリオスが口を動かした。
「おい、何言ってんだよぉ!」
「念話だ。その者も転生者なら出来るだろ」
今はミゼルの言葉に自然と身体が従った。
(ダリオスなんだ。なんて言ったんだ!)
(ジェイク……仲間になりたい)
突然の申し出に言葉を失うも、ダリオスは続けた。
(神力はいらん。他のどんな力も権利もいらん。お前と仲間になりたい)
念話ではしっかり話せているが、顔に血の気は無く表情は今にも死にそうなまで弱っている。
「おい、しっかりしろ!」
(思い出せた。昔、とても気の良い、頼りがいのある戦士がいたんだ。肩を並べて、戦ったんだ。……楽しかった。……もう一度……だから)
ジェイクはダリオスの手を強く握った。
「ああ。ああ! 俺等は仲間だ! これからもずっと! 言っただろ、気の良い奴らもいるって。だから皆で楽しくやろう!」
言葉に安堵し、嬉しくあり、口元に笑みを浮かべたダリオスは静かに息を引き取った。
助けられなかったことに悔やむジェイクの向かいにリューザが現われ、ダリオスの身体に両手を乗せた。
「彼は貴方に感謝しています。心の拠り所として、安らいだ気持ちのまま死にました」
「感謝も何も、これからだって時に」
「ジェイク=シュバルト。短い間ですが、信念を貫き通し生きた戦士の事を、忘れないであげてください」
告げると、リューザと共にダリオスは姿を消した。
もう、ダリオスはいない。死体は元の所持者、元の場所へ還り弔われる。
どう足掻いても変えられない『転生者の法則』。
悔しい思いを抱えながら、ジェイクは立ち上がる。
「お前は後だ。逃げるなよ」
ミゼルに告げてガイネスの方へと向かう。
距離をおいて向かい合うとジェイクは剣を抜いた。
「まるで仇討ちのような面構えだな。やり合うのは大いに結構だが誤解するなよ。あのガーディアンが錯乱して迫ったから対峙したまでのことだ」
ガイネスを睨み付けたジェイクは切っ先を向けた。
「てめぇ、なぜ烙印を使える。この世界の住人は使えないと聞いてるぞ」
烙印が籠もる剣から発せられる気迫に、ガイネスの闘争心はかき立てられ興奮する。
ガイネスも剣を抜いた。
「知りたくば力尽くで口を割らせてみろ」
「ふざけやがってぇ」
激昂したジェイクは全身にも烙印を籠め、今にも突進する姿勢を示す。
互いに興奮状態。
一触即発の最中、ローブ姿の男がガイネスの前に立ちはだかる。
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