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二章 人間の魔女
Ⅲ ミゼルが遭遇したもの
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ミゼルが語った条件は持ち越しとされた。
前もって聞かされていたシャールも悩んでいて、住民達と情報の整理と相談の時間がほしいからとされた。
住民達の延長会議の中、ミゼルはシャールの許可を得て会議をジェイクと共に外れた。全てがミゼルに誘導されているようで、ジェイクは若干苛立っている。
近場の平地にて、稽古を持ちかけられたジェイクは、稽古とは思えないほどの勢いでミゼルに迫った。
「おいおい、稽古にしては本気すぎやしないかな?」
互いに頑丈な木の棒を用いて手合わせしている。
ミゼルは受けずに身体を動かして躱す事の方が多い。
「やかましい! 絶対一発は斬ってやる! 真剣じゃないだけマシだと思え!」
受肉して慣れていてもまだ本調子でない事もあり、中々当たらない。
「なにやら怒りが籠もっているように感じる。私が何かしたかね?」
「てめぇの胸に聞け! 誰が“熾烈極まる戦場を生き抜いた戦友”だ。信頼どうこうより、何考えてるか分からん奴とそこまで気を許した覚えはねぇ!」
渾身の一振りを受け流されると、疲れて大の字で寝転がり、激しく呼吸を乱した。
「ふむ。確かに戦場では役に立たん体たらくに成り下がっているな。ラオに聞けば時間が掛かるからこのままではないと思っているが……。お前が戦力にならんと色々困ってしまうのだがな」
「はっ、何考えてるか知らねぇが、利用する気満々じゃねぇか。つーかお前、この国に召喚された訳じゃねぇだろ」
ミゼルは徐に腰掛けた。
「なぜそう思う?」
「旅のさながらっつってただろ。お前みたいな戦士をみすみす手放す奴はいねぇだろうから、何か交渉して旅させて貰ってるとかだろ。それに今のバルブラインで”旅”なんて暢気なことは自殺行為だ」
「ほう素晴らしい予想だ、当たらずとも遠からずといったところだ。とりあえず今はまだ秘密にさせて貰うが、一つ打ち明けるなら、召喚した者は一般人ではない。召喚先では相手と馬が合って語らいに興じ、旅の許可を得た次第でね。もの好きな御仁だから、こんな環境に陥ったバルブライン王国へはいずれ来るかもしれないぞ」
いくら物好きでもこんな荒れ地に来るとは考えられない。
余程の変人か、ミゼルの嘘か。なんにしろ、ジェイクは信じていない。
「そんな話よりジェイク、お前はこの国でどんな化け物と戦った?」
ジェイクは上体を起こし、胡座で向き合った。
「糸の無い操り人形みたいな奴だ。やたらと強ぇ。こんな状態だと一分と保たずに殺されるだろうな」
「だろうな。私はそれに加えてもう一つの禁術絡みの敵と対峙したよ」
もう一つ禁術。物語に関係する現象である。
「どんな事態だ? 物語に干渉するっつーと」
「端的に言うなれば『手順を踏んだ犯人捜し』と言ったところだ。コレの厄介な所は、禁術に魅入られた人間を殺さなければならない事だ」
「はあ? 禁術って自然災害とか魔獣の暴走みたいなもんだろ」
「これに関しては少々違う。私自身、後味の悪い殺しに加担したと思った次第だ」
詳細をミゼルは語った。
バルブライン王国へ入国し、ガデアへの道すがら人形の化け物を退治して進んだ。途中、奇妙な形のした成人男性
ほど大きさのある置物を数体目撃する。
ガデアへ辿り着きアードラと面会すると、禁術の話と置物の詳細を聞いた。
置物は有名な童話にある、『裁きの手』と呼ばれるものが関係していた。
童話では、罪人が盗んだ宝の呪いにより触れた者を動けなくさせるとあり、皆に謝罪して宝を元に戻せば動けない者達は戻って話は終わるとあった。しかしこれは歴史の事件を題材にしたものである、とある術師の話であった。
真相は、村人達の嘘に業を煮やしたある青年が、村人に復讐を果たすため呪術を用いて人間達を置物に変えて殺して回ったのだという。
ミゼルの見た置物は人間の形ですらなく、気功も魔力も既に感じられなかった。原因を探ると、街外れの村に住む男性が関係していると分かる。
男性の元へ向かうと、一体の異形の化け物が襲ってきた。身体の形状、魔力に気功と、既に人間ではない男性を見て、ミゼルは殺めたという。
後に村で見つかった日記によれば、男性は村人達と協力して人形の化け物からこの村を護っていたが、ある日突然豹変して術で村人達を襲った。死体となった村人達の形状がみるみる変わり、やがては黒い置物のように変貌した。なぜこうなったかは不明である。
「それだと、物語が関係してないだろ。似たところがある状況ってだけだ」
「それで済めば良いのだが。これは別の物語も絡んでいるのだよ。一つの物語の事象が目立っている為、本当に重要な物語が隠れている。もしかしたら助けられたかもしれない命をみすみす奪った事例かもしれない」
「じゃあ、もう一つの物語ってのは?」
「十日前に解消したよ。それは四つの展開を順に追い、物語に登場する銅像を破壊した後に現われる化け物を討伐することにあった」
「怖ぇが……随分とまどろっこしいな」
もし身内が化け物に変わった場合、解消する可能性はあるが手間が掛かり危険である事態が想定出来る。
ミゼルはアードラとの話で得た情報と、自らが体験した情報を元に抱いた仮説を語りたいと思うも、今のジェイクを見るからにそれどころではないと判断した。
「ん? どうした?」
「ああ、いや。今のお前をどう改善しようかと考えていたところだ」
「どうもこうも、身体は死ぬ気で鍛えてっからそれ以上の事は無理だろうが、魔力と気功は正直どうにもなんねぇぞ。訳が分からん上に使いづらいったらありゃしねぇ。気功は自信あったんだがな、そうもいかなくなっちまった」
ミゼルに頼まれ、ジェイクは修行の成果を見せた。辛うじて両手にそれぞれの力が貯まって見えた。
「ラオ」
ミゼルが呼ぶと、ラドーリオはひょっこり背後から現われた。
「なに?」
「少し調べたい、協力してくれるか?」
「いいよ」
それは特定加護を使用するだけだったが、ついでに別の事も調べて貰った。
「……うん。ミゼルの推測通りだった」
ジェイクは理由を求めた。
「力が使いにくい理由は、守護神の有無だろう」
「はぁ!? 俺、受肉したばかりだぞ。それが原因じゃねぇのか?」
「受肉して約一ヶ月。それで体力、持久力、筋力、それら全ての成長が遅く、魔力と気功もこうまで遅いとあるなら他に原因があるとしか考えられん。受肉の影響も考えられるが、お前に至っては烙印もあるだろ。しかも今はベルメア様がいないときた。可能性が多すぎるからラオの共振で調べさせて貰ったよ。それで、波長が安定していないと出た」
「波長? なんの?」
「お前とこの世界と言っておこう。魔力は体内から発する力でもあるが自然界にも流れている力だ。その波長が狂いすぎているから身体に影響を及ぼしている。典型的な守護神離れからくる異常だろうな」
「じゃあ、ベルが起きねぇと俺は成長しねぇってことかよ」
「成長はしているだろ。力を使える点、受肉時より戦える身体となった点がその証明だ。ベルメア様が目覚めたら飛躍的な変化を遂げるだろうから鍛錬は怠らないほうがいい、敵は強くなる一方だしな。あと、ベルメア様の長期睡眠状態は、烙印が影響しているかもしれんぞ」
「どういうことだ」
「ラオの意見を元にした推測だが、まず受肉であのような事態は起きないらしい。ああいった異常が考えられる原因は、受肉前にゾグマを浴び続けるといった、強力で異常な目に見えない傷を酷く負った状態での受肉からの反動。しかしそれも数日で終わるらしい。ベルメア様がああなり、お前が絡むとあれば、この世界で未知と扱われる『烙印』しか考えられん。なにか過度な使用をした後だったのではないか?」
フェンリル戦での連続使用を話したが、言い訳のようにそれから数日経っていると告げた。
返事の前にミゼルは溜息を吐いた。
「数日経ったとはいえ負担が蓄積したのだろ。加えてガーディアン召喚に、禁術により魔力の流れが狂っているこの環境だ。負担が大きいのは仮説だが容易に想像出来る」
「仕方ねぇだろ。そうしねぇと死んでたんだ」
「別に責めてないさ。とはいえ、このまま修行三昧というのも色々不都合が生じるな」
「なんでだ?」
「さっきの打ち合わせであっただろ。結界を解いて泉の神性を回復させると。この禁術環境では危険を承知で行動しなければならない状況があちこちで起きる。いつまでも鍛錬出来る余裕は無いのだよ」
「おいおい、どうすりゃいいよ。魔獣見つけて烙印を手に入れて武器として使えってことか? まだ魔獣にすら会ってねぇんだぞ」
「いや、この状況において烙印を備えてもすぐに使用するな。危険すぎる」
「じゃあ、結局何も出来ねぇじゃねぇか」
「不安を煽る言い方をしたが手はある。アードラと会った時にその方法について考えよう」
国王の弟、アードラと会う日は三日後。
ジェイクは今すぐにでも向かいたい気持ちを抑えた。
前もって聞かされていたシャールも悩んでいて、住民達と情報の整理と相談の時間がほしいからとされた。
住民達の延長会議の中、ミゼルはシャールの許可を得て会議をジェイクと共に外れた。全てがミゼルに誘導されているようで、ジェイクは若干苛立っている。
近場の平地にて、稽古を持ちかけられたジェイクは、稽古とは思えないほどの勢いでミゼルに迫った。
「おいおい、稽古にしては本気すぎやしないかな?」
互いに頑丈な木の棒を用いて手合わせしている。
ミゼルは受けずに身体を動かして躱す事の方が多い。
「やかましい! 絶対一発は斬ってやる! 真剣じゃないだけマシだと思え!」
受肉して慣れていてもまだ本調子でない事もあり、中々当たらない。
「なにやら怒りが籠もっているように感じる。私が何かしたかね?」
「てめぇの胸に聞け! 誰が“熾烈極まる戦場を生き抜いた戦友”だ。信頼どうこうより、何考えてるか分からん奴とそこまで気を許した覚えはねぇ!」
渾身の一振りを受け流されると、疲れて大の字で寝転がり、激しく呼吸を乱した。
「ふむ。確かに戦場では役に立たん体たらくに成り下がっているな。ラオに聞けば時間が掛かるからこのままではないと思っているが……。お前が戦力にならんと色々困ってしまうのだがな」
「はっ、何考えてるか知らねぇが、利用する気満々じゃねぇか。つーかお前、この国に召喚された訳じゃねぇだろ」
ミゼルは徐に腰掛けた。
「なぜそう思う?」
「旅のさながらっつってただろ。お前みたいな戦士をみすみす手放す奴はいねぇだろうから、何か交渉して旅させて貰ってるとかだろ。それに今のバルブラインで”旅”なんて暢気なことは自殺行為だ」
「ほう素晴らしい予想だ、当たらずとも遠からずといったところだ。とりあえず今はまだ秘密にさせて貰うが、一つ打ち明けるなら、召喚した者は一般人ではない。召喚先では相手と馬が合って語らいに興じ、旅の許可を得た次第でね。もの好きな御仁だから、こんな環境に陥ったバルブライン王国へはいずれ来るかもしれないぞ」
いくら物好きでもこんな荒れ地に来るとは考えられない。
余程の変人か、ミゼルの嘘か。なんにしろ、ジェイクは信じていない。
「そんな話よりジェイク、お前はこの国でどんな化け物と戦った?」
ジェイクは上体を起こし、胡座で向き合った。
「糸の無い操り人形みたいな奴だ。やたらと強ぇ。こんな状態だと一分と保たずに殺されるだろうな」
「だろうな。私はそれに加えてもう一つの禁術絡みの敵と対峙したよ」
もう一つ禁術。物語に関係する現象である。
「どんな事態だ? 物語に干渉するっつーと」
「端的に言うなれば『手順を踏んだ犯人捜し』と言ったところだ。コレの厄介な所は、禁術に魅入られた人間を殺さなければならない事だ」
「はあ? 禁術って自然災害とか魔獣の暴走みたいなもんだろ」
「これに関しては少々違う。私自身、後味の悪い殺しに加担したと思った次第だ」
詳細をミゼルは語った。
バルブライン王国へ入国し、ガデアへの道すがら人形の化け物を退治して進んだ。途中、奇妙な形のした成人男性
ほど大きさのある置物を数体目撃する。
ガデアへ辿り着きアードラと面会すると、禁術の話と置物の詳細を聞いた。
置物は有名な童話にある、『裁きの手』と呼ばれるものが関係していた。
童話では、罪人が盗んだ宝の呪いにより触れた者を動けなくさせるとあり、皆に謝罪して宝を元に戻せば動けない者達は戻って話は終わるとあった。しかしこれは歴史の事件を題材にしたものである、とある術師の話であった。
真相は、村人達の嘘に業を煮やしたある青年が、村人に復讐を果たすため呪術を用いて人間達を置物に変えて殺して回ったのだという。
ミゼルの見た置物は人間の形ですらなく、気功も魔力も既に感じられなかった。原因を探ると、街外れの村に住む男性が関係していると分かる。
男性の元へ向かうと、一体の異形の化け物が襲ってきた。身体の形状、魔力に気功と、既に人間ではない男性を見て、ミゼルは殺めたという。
後に村で見つかった日記によれば、男性は村人達と協力して人形の化け物からこの村を護っていたが、ある日突然豹変して術で村人達を襲った。死体となった村人達の形状がみるみる変わり、やがては黒い置物のように変貌した。なぜこうなったかは不明である。
「それだと、物語が関係してないだろ。似たところがある状況ってだけだ」
「それで済めば良いのだが。これは別の物語も絡んでいるのだよ。一つの物語の事象が目立っている為、本当に重要な物語が隠れている。もしかしたら助けられたかもしれない命をみすみす奪った事例かもしれない」
「じゃあ、もう一つの物語ってのは?」
「十日前に解消したよ。それは四つの展開を順に追い、物語に登場する銅像を破壊した後に現われる化け物を討伐することにあった」
「怖ぇが……随分とまどろっこしいな」
もし身内が化け物に変わった場合、解消する可能性はあるが手間が掛かり危険である事態が想定出来る。
ミゼルはアードラとの話で得た情報と、自らが体験した情報を元に抱いた仮説を語りたいと思うも、今のジェイクを見るからにそれどころではないと判断した。
「ん? どうした?」
「ああ、いや。今のお前をどう改善しようかと考えていたところだ」
「どうもこうも、身体は死ぬ気で鍛えてっからそれ以上の事は無理だろうが、魔力と気功は正直どうにもなんねぇぞ。訳が分からん上に使いづらいったらありゃしねぇ。気功は自信あったんだがな、そうもいかなくなっちまった」
ミゼルに頼まれ、ジェイクは修行の成果を見せた。辛うじて両手にそれぞれの力が貯まって見えた。
「ラオ」
ミゼルが呼ぶと、ラドーリオはひょっこり背後から現われた。
「なに?」
「少し調べたい、協力してくれるか?」
「いいよ」
それは特定加護を使用するだけだったが、ついでに別の事も調べて貰った。
「……うん。ミゼルの推測通りだった」
ジェイクは理由を求めた。
「力が使いにくい理由は、守護神の有無だろう」
「はぁ!? 俺、受肉したばかりだぞ。それが原因じゃねぇのか?」
「受肉して約一ヶ月。それで体力、持久力、筋力、それら全ての成長が遅く、魔力と気功もこうまで遅いとあるなら他に原因があるとしか考えられん。受肉の影響も考えられるが、お前に至っては烙印もあるだろ。しかも今はベルメア様がいないときた。可能性が多すぎるからラオの共振で調べさせて貰ったよ。それで、波長が安定していないと出た」
「波長? なんの?」
「お前とこの世界と言っておこう。魔力は体内から発する力でもあるが自然界にも流れている力だ。その波長が狂いすぎているから身体に影響を及ぼしている。典型的な守護神離れからくる異常だろうな」
「じゃあ、ベルが起きねぇと俺は成長しねぇってことかよ」
「成長はしているだろ。力を使える点、受肉時より戦える身体となった点がその証明だ。ベルメア様が目覚めたら飛躍的な変化を遂げるだろうから鍛錬は怠らないほうがいい、敵は強くなる一方だしな。あと、ベルメア様の長期睡眠状態は、烙印が影響しているかもしれんぞ」
「どういうことだ」
「ラオの意見を元にした推測だが、まず受肉であのような事態は起きないらしい。ああいった異常が考えられる原因は、受肉前にゾグマを浴び続けるといった、強力で異常な目に見えない傷を酷く負った状態での受肉からの反動。しかしそれも数日で終わるらしい。ベルメア様がああなり、お前が絡むとあれば、この世界で未知と扱われる『烙印』しか考えられん。なにか過度な使用をした後だったのではないか?」
フェンリル戦での連続使用を話したが、言い訳のようにそれから数日経っていると告げた。
返事の前にミゼルは溜息を吐いた。
「数日経ったとはいえ負担が蓄積したのだろ。加えてガーディアン召喚に、禁術により魔力の流れが狂っているこの環境だ。負担が大きいのは仮説だが容易に想像出来る」
「仕方ねぇだろ。そうしねぇと死んでたんだ」
「別に責めてないさ。とはいえ、このまま修行三昧というのも色々不都合が生じるな」
「なんでだ?」
「さっきの打ち合わせであっただろ。結界を解いて泉の神性を回復させると。この禁術環境では危険を承知で行動しなければならない状況があちこちで起きる。いつまでも鍛錬出来る余裕は無いのだよ」
「おいおい、どうすりゃいいよ。魔獣見つけて烙印を手に入れて武器として使えってことか? まだ魔獣にすら会ってねぇんだぞ」
「いや、この状況において烙印を備えてもすぐに使用するな。危険すぎる」
「じゃあ、結局何も出来ねぇじゃねぇか」
「不安を煽る言い方をしたが手はある。アードラと会った時にその方法について考えよう」
国王の弟、アードラと会う日は三日後。
ジェイクは今すぐにでも向かいたい気持ちを抑えた。
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