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一章 壊れた国
Ⅴ 殺戮兵器の人形
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シャール達の本拠地となる町へは馬車で向かった。
”馬車”というから、召喚される前のゼノアが用意した馬車をジェイクは想像していた。
「……これ、荷車って言わねぇか?」
どう見ても荷車でしかない。
「馬、車。これで馬車だろ。良いとこの出か?」
誰もバーレミシアの説明に訂正を挟まないので、この簡易馬車(荷車)が馬車で通っている。ジェイクも言い返すのが面倒で何も言わない。
馬車で進む道中、ジェイクとバーレミシアが長距離転移を行った際の異常事態をこのとき始めて知った。
「はぁ! 一日!?」
「はぁ! 一日!?」
ジェイクとバーレミシアは揃って驚いた。
長距離転移を行ったのは正午、そして辿り着いたのは翌日の午前六時だと告げられた。
“一日”と二人が雑に経過時間を端折って驚くも、正確には十八時間だ。
あの時、ノーマは早朝の空気を吸いに出てきただけであり、シャールは待ちくたびれて昼寝したのではなく、純粋な起床であった。
「なんでそんな事になったんだ?」バーレミシアがノーマに求めた。
説明によると、長距離転移は約一時間で辿り着く筈だったのだが、どうやらその間に起きた異常事態が原因と告げられた。
ジェイクとバーレミシアの長距離転移中、シャール達三人は謎の寒気と圧迫感に襲われた。
異常事態はそれだけであり、原因は不明である。
「正直焦ったよ、私の転移術であんなこと起きないだろうし。あれも禁術の影響かな? って勝手に割り切ったけど」
「まあ、何もないなら問題はいらん。とりあえずは今後どうするかが重要だ。ここらでその辺を整理するぞ」
シャールが意見を言う前にジェイクが自らの最重要事項を述べた。
「ベルの話じゃ、受肉してから半月か一ヶ月ぐらいはまともな身体じゃねぇみたいだから、元に戻ってすぐ身体を鍛えて真っ当に戦える状態にするから安全確保を願いたい」
シャールがノーマに結界を張れるか確認する。
「まずこの国に入るのすら命がけだろうから、国外からの心配は無用だろうさ。町から動かないってんならそれなりに強力なのは張れるな。色んなやつの協力が必要だがな」
ジェイクが頭を下げると、今度はシャールが語った。
「こっちの要件は町周辺の化け物狩りと食料調達が目下の優先事項。それでジェイクもこの辺の土地に慣れてもらう」
「おい、慣れるって、そんなに難しいのか? こんな身体になってからもあちこち行ってるから慣れるのは早いぞ」
詳細をバーレミシアが口にした。
「自然界の魔力が狂ってっからな。禁術起きる前はそれで良いけど、今じゃ激しい戦いなんかしたらものの数秒で五感が狂うんだよ。生身の人間でそんな状態だ、ガーディアンのあんただとどうなるか分からんだろ」
続けてシャールが語る。
「俺達の最重要事項はこの状態を戻す事だ。さっきも話したが、二つの禁術がかかってる状態だから解消も厄介で、条件も探すのが面倒だ」
「おいおい、どれくらい掛かるんだ?」
「半年で解消出来たら幸運だろうな。三年は覚悟してる。欲をいうならジェイクがガーディアンとして活動出来る間だ。有用な戦力は欲しいところだからな」
その間、ゾアの災禍が起きる事を想定するなら、事態はもっと悪化すると考えられる。
不必要な言動を控え、ジェイクは納得した。
話の途中、馭者のマッドが話しかけてきた。
「シャル、奴らだ。三体」
馬が止まり、一同は前方の敵を見た。
「え? あれが?」
それは、まるで糸のない操り人形が、不安定ながらも動こうと必死に見えるものであった。
「戦えば分かる」
ジェイクに告げたシャールはノーマ達に指示を下す。
「奴らは俺とジェイクでやる。バレはもしもの時の後方支援。マッドとノーマは周囲警戒だ」
一同、了解と返す。
「ジェイク、烙印は無いから気をつけなさい。それと、奴らから烙印が出るかも気にしなさいよ」
(了解了解)
他の者にベルメアが見えないのでジェイクは念話で返す。
シャールとジェイクは剣を構え、相手の出方を伺う。
緊張は張り詰めるも、相手は不規則で奇妙な動きを続けながらノロノロと近寄り、警戒心が緩む。
「……おい、速攻で斬りに行ってもいいんじゃねぇのか?」
「気を抜くな。連中はとことん変則的だ。近づくにしてもそっと動け」
言いつつ、シャールは間合いを詰めていく。ジェイクも同様の速度で近づいた。
(本当に強いのか?)
「現地人の言うことを無下にしない。気を抜かないの」
ベルメアに忠告された矢先であった。
突如、一体の化け物の首がジェイクへ向き、途端に突進してきた。
「――あっぶな」
目で追いついたというより、身体が反応して敵の突進を受け止めた。
勢いが強すぎて受け止めきれず、身体が後方へ飛ぶ。
突進した化け物目がけてバーレミシアが短刀を投げつけると見事に頭を貫いた。これで一体撃破。
シャールは他の二体が読みにくい動きで迫ってきて、手足を千切って投げつけてきた。その速さは弓矢に匹敵し、躱すのに必死でジェイクを気にかける事が出来ない。
「ジェイク大丈夫!?」
ベルメアへ返答すると、すぐにシャールの加勢へ向かう。
「今の動き、突然高速で攻めてくるって感じよ。どうするの?」
(俺の勘が正しいか試す)
敵の投擲をやり過ごしたシャールを見る化け物へ、ジェイクは傍の石を拾って投げつけた。
「来いよ人形野郎! 仕留めきれてねぇぞ!」
石が当たった一体がジェイクへ狙いを定めると、先ほどの人形同様に突進してきた。
(――ここか!)
剣で受けるではなく受け流すように身体を動かした。すると、剣を伝うように人形を受け流すことに成功する。
(二手目はどう出る?)とことん相手の癖を掴もうと考察と観察に集中する。
敵は足を千切ると弓矢の様な速度で投げつけた。
剣に当てて威力を殺す。続けて突進が来ると判断する矢先、またもバーレミシアがナイフを投げつけて化け物の頭を貫く。今回は仕留めきれなかったが、隙を見てジェイクが突進して相手が態勢を立て直す前に斬った。
最後の一体をと意気込んで見るも、既にシャールが仕留め終えていた。
二人が剣を鞘に直して荷台へ乗り込むと、マッドは馬を動かした。
「はぁ~、なんつう連中だ」
「烙印も出ないし。魔獣って訳じゃないみたい」ベルメアが化け物達を見て言った。
「コレはまだ雑魚だ」
あれだけ危険生物のような存在で、まだ雑魚というのだから、ジェイクは度肝を抜かれている。
詳しくはノーマが説明を始めた。
「さっきシャルが話した人形に絡んだ禁術、それが奴らだ。見ての通り、真っ当な生物の動きをしない。生き物全てを殺そうと動く殺戮兵器って考えれば分かるだろ。今のはあからさまに人形って容姿だったが、人間の容姿した奴は面倒だ。演じるし言葉も発する。被害者演じて、こっちの戦意が弱って隙が出来た所を殺しにくる奴もいる」
「おいおい、見分け付くのかよ」
「よく見るしかない。そんな連中は魔力も気功も人間そのものだ。ただ動きや癖、いつもと違うと感じたら警戒するしかない。外傷与えてでも知りたいなら、怪我させれば血が出る出ないで分かる。後は脈拍だな。奴らの基本原理は具象術のような変化だ。丸々人間になれたとしても中身はさっきのような人形。全てを真似は出来ん」
「じゃあ、これから向かう町の連中は?」
バーレミシアがむき身のナイフを見せて説明した。
「全員怪我させて生身かどうか確認した」
どこかを切ったのだと直感する。
「一応、治癒術使える奴もいるから、麻酔代わりや切ってすぐに治療も行えるからね。どう? ジェイクも切って良い?」
「そりゃ名案だ。とりあえず胴体全体からで」ノーマが乗っかる。
「やかましい! 俺をお前が召喚しただろ! それで本物だろうが」勢いのままシャールを見る。「おい、こんな変人、何人かいるとか言うなよ。受肉とか禁術解消とか以前に殺されかねんからな」
「安心しろ、こいつらを超える変人はこの国にもういない……だろうな」
不安だけが募りつつも、馬車は静かに町へと向かった。
”馬車”というから、召喚される前のゼノアが用意した馬車をジェイクは想像していた。
「……これ、荷車って言わねぇか?」
どう見ても荷車でしかない。
「馬、車。これで馬車だろ。良いとこの出か?」
誰もバーレミシアの説明に訂正を挟まないので、この簡易馬車(荷車)が馬車で通っている。ジェイクも言い返すのが面倒で何も言わない。
馬車で進む道中、ジェイクとバーレミシアが長距離転移を行った際の異常事態をこのとき始めて知った。
「はぁ! 一日!?」
「はぁ! 一日!?」
ジェイクとバーレミシアは揃って驚いた。
長距離転移を行ったのは正午、そして辿り着いたのは翌日の午前六時だと告げられた。
“一日”と二人が雑に経過時間を端折って驚くも、正確には十八時間だ。
あの時、ノーマは早朝の空気を吸いに出てきただけであり、シャールは待ちくたびれて昼寝したのではなく、純粋な起床であった。
「なんでそんな事になったんだ?」バーレミシアがノーマに求めた。
説明によると、長距離転移は約一時間で辿り着く筈だったのだが、どうやらその間に起きた異常事態が原因と告げられた。
ジェイクとバーレミシアの長距離転移中、シャール達三人は謎の寒気と圧迫感に襲われた。
異常事態はそれだけであり、原因は不明である。
「正直焦ったよ、私の転移術であんなこと起きないだろうし。あれも禁術の影響かな? って勝手に割り切ったけど」
「まあ、何もないなら問題はいらん。とりあえずは今後どうするかが重要だ。ここらでその辺を整理するぞ」
シャールが意見を言う前にジェイクが自らの最重要事項を述べた。
「ベルの話じゃ、受肉してから半月か一ヶ月ぐらいはまともな身体じゃねぇみたいだから、元に戻ってすぐ身体を鍛えて真っ当に戦える状態にするから安全確保を願いたい」
シャールがノーマに結界を張れるか確認する。
「まずこの国に入るのすら命がけだろうから、国外からの心配は無用だろうさ。町から動かないってんならそれなりに強力なのは張れるな。色んなやつの協力が必要だがな」
ジェイクが頭を下げると、今度はシャールが語った。
「こっちの要件は町周辺の化け物狩りと食料調達が目下の優先事項。それでジェイクもこの辺の土地に慣れてもらう」
「おい、慣れるって、そんなに難しいのか? こんな身体になってからもあちこち行ってるから慣れるのは早いぞ」
詳細をバーレミシアが口にした。
「自然界の魔力が狂ってっからな。禁術起きる前はそれで良いけど、今じゃ激しい戦いなんかしたらものの数秒で五感が狂うんだよ。生身の人間でそんな状態だ、ガーディアンのあんただとどうなるか分からんだろ」
続けてシャールが語る。
「俺達の最重要事項はこの状態を戻す事だ。さっきも話したが、二つの禁術がかかってる状態だから解消も厄介で、条件も探すのが面倒だ」
「おいおい、どれくらい掛かるんだ?」
「半年で解消出来たら幸運だろうな。三年は覚悟してる。欲をいうならジェイクがガーディアンとして活動出来る間だ。有用な戦力は欲しいところだからな」
その間、ゾアの災禍が起きる事を想定するなら、事態はもっと悪化すると考えられる。
不必要な言動を控え、ジェイクは納得した。
話の途中、馭者のマッドが話しかけてきた。
「シャル、奴らだ。三体」
馬が止まり、一同は前方の敵を見た。
「え? あれが?」
それは、まるで糸のない操り人形が、不安定ながらも動こうと必死に見えるものであった。
「戦えば分かる」
ジェイクに告げたシャールはノーマ達に指示を下す。
「奴らは俺とジェイクでやる。バレはもしもの時の後方支援。マッドとノーマは周囲警戒だ」
一同、了解と返す。
「ジェイク、烙印は無いから気をつけなさい。それと、奴らから烙印が出るかも気にしなさいよ」
(了解了解)
他の者にベルメアが見えないのでジェイクは念話で返す。
シャールとジェイクは剣を構え、相手の出方を伺う。
緊張は張り詰めるも、相手は不規則で奇妙な動きを続けながらノロノロと近寄り、警戒心が緩む。
「……おい、速攻で斬りに行ってもいいんじゃねぇのか?」
「気を抜くな。連中はとことん変則的だ。近づくにしてもそっと動け」
言いつつ、シャールは間合いを詰めていく。ジェイクも同様の速度で近づいた。
(本当に強いのか?)
「現地人の言うことを無下にしない。気を抜かないの」
ベルメアに忠告された矢先であった。
突如、一体の化け物の首がジェイクへ向き、途端に突進してきた。
「――あっぶな」
目で追いついたというより、身体が反応して敵の突進を受け止めた。
勢いが強すぎて受け止めきれず、身体が後方へ飛ぶ。
突進した化け物目がけてバーレミシアが短刀を投げつけると見事に頭を貫いた。これで一体撃破。
シャールは他の二体が読みにくい動きで迫ってきて、手足を千切って投げつけてきた。その速さは弓矢に匹敵し、躱すのに必死でジェイクを気にかける事が出来ない。
「ジェイク大丈夫!?」
ベルメアへ返答すると、すぐにシャールの加勢へ向かう。
「今の動き、突然高速で攻めてくるって感じよ。どうするの?」
(俺の勘が正しいか試す)
敵の投擲をやり過ごしたシャールを見る化け物へ、ジェイクは傍の石を拾って投げつけた。
「来いよ人形野郎! 仕留めきれてねぇぞ!」
石が当たった一体がジェイクへ狙いを定めると、先ほどの人形同様に突進してきた。
(――ここか!)
剣で受けるではなく受け流すように身体を動かした。すると、剣を伝うように人形を受け流すことに成功する。
(二手目はどう出る?)とことん相手の癖を掴もうと考察と観察に集中する。
敵は足を千切ると弓矢の様な速度で投げつけた。
剣に当てて威力を殺す。続けて突進が来ると判断する矢先、またもバーレミシアがナイフを投げつけて化け物の頭を貫く。今回は仕留めきれなかったが、隙を見てジェイクが突進して相手が態勢を立て直す前に斬った。
最後の一体をと意気込んで見るも、既にシャールが仕留め終えていた。
二人が剣を鞘に直して荷台へ乗り込むと、マッドは馬を動かした。
「はぁ~、なんつう連中だ」
「烙印も出ないし。魔獣って訳じゃないみたい」ベルメアが化け物達を見て言った。
「コレはまだ雑魚だ」
あれだけ危険生物のような存在で、まだ雑魚というのだから、ジェイクは度肝を抜かれている。
詳しくはノーマが説明を始めた。
「さっきシャルが話した人形に絡んだ禁術、それが奴らだ。見ての通り、真っ当な生物の動きをしない。生き物全てを殺そうと動く殺戮兵器って考えれば分かるだろ。今のはあからさまに人形って容姿だったが、人間の容姿した奴は面倒だ。演じるし言葉も発する。被害者演じて、こっちの戦意が弱って隙が出来た所を殺しにくる奴もいる」
「おいおい、見分け付くのかよ」
「よく見るしかない。そんな連中は魔力も気功も人間そのものだ。ただ動きや癖、いつもと違うと感じたら警戒するしかない。外傷与えてでも知りたいなら、怪我させれば血が出る出ないで分かる。後は脈拍だな。奴らの基本原理は具象術のような変化だ。丸々人間になれたとしても中身はさっきのような人形。全てを真似は出来ん」
「じゃあ、これから向かう町の連中は?」
バーレミシアがむき身のナイフを見せて説明した。
「全員怪我させて生身かどうか確認した」
どこかを切ったのだと直感する。
「一応、治癒術使える奴もいるから、麻酔代わりや切ってすぐに治療も行えるからね。どう? ジェイクも切って良い?」
「そりゃ名案だ。とりあえず胴体全体からで」ノーマが乗っかる。
「やかましい! 俺をお前が召喚しただろ! それで本物だろうが」勢いのままシャールを見る。「おい、こんな変人、何人かいるとか言うなよ。受肉とか禁術解消とか以前に殺されかねんからな」
「安心しろ、こいつらを超える変人はこの国にもういない……だろうな」
不安だけが募りつつも、馬車は静かに町へと向かった。
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