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一章 壊れた国
Ⅰ 召喚した女
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召喚された矢先、警戒心が高まるジェイクは剣の切っ先を召喚した女へ向けて様子を注視した。
女はジッとジェイクを見つめ、少し眼球を動かす様子から魔力を測っていると思われる。しかし、女が緊張を解くような深い溜息を漏らした。
「なんか……普通」
「……はぁ?」
場の空気が一変し、さらにジェイクの警戒が緩む。
「何言ってんだお前?」
「ああ、いいのいいのこっちの話。つーか、その剣納めてくれる? こっちは何も危害加える気とか無いの。見て分かるでしょ」
両手を振って戦意も敵意も無いと示す。
躊躇いがちにジェイクは剣を鞘へと納めた。
(ちょっとジェイク?! 信じて良いの!)
(様子見だ。いつでも戦えるように隙は作らねぇ)
ベルメアはジェイクの気が散らないように中へ入ったままである。
「あんた名前は? あたしはバーレミシア。バレって呼んで。そっちのほうが呼ばれ慣れてるし」
「ジェイク=シュバルト。召喚してるから知ってるだろうが、ガーディアンだ」
バーレミシアは左手に外套を持って傍まで寄ると、改めてジェイクの身体を頭から足先まで見た。
「神話の戦士って割には、まんま人間だね。特別変わった術とか使えるの?」
烙印技のことは伏せるようベルメアから指示された。
「いんや。術関係は色々まどろっこしいから剣術一筋なんだわ」
またも退屈そうな表情を向けられると、「まあいいや」と呟かれた。
「とにかく出るよ。このあたしがどれだけここで待ってたか知らないでしょ」
「お、おう。そんなに待ったのか」
「十三分も、よ」
さも当たり前のように堂々と言うから、「へ?」と情けない声をジェイクは零してしまう。
「こんな辛気くさい洞窟内に長居しろって奴の気が知れねぇっての。極秘に召喚しろとか言われたけどさぁ、人選間違ってんだよ、畜生」
極秘と言うも、洞窟の出口はすぐ見える。洞窟自体もさらに奥がある様子であり、どうもバーレミシアの言葉に違和感を覚える。
「極秘っつーなら、もっと奥ですればいいだろ」
「は? あたし、洞窟が大嫌いなんでね。暗いし湿っぽいし狭いし、地震とか起きて崩れて生き埋めとか勘弁しろってなるだろ? それに召喚した奴が襲って抱きついてきたらどうすんのさ。洞窟の恐怖で心病んじゃったあたしが、趣味じゃない男に一目惚れとか、ときめきで身を委ねるなんて展開。責任誰がとんのよ」
「おめぇの乙女心なんてどうでもいいわ! そういう問題じゃねぇ!」
どこまで本気か分からないが、文字通りの“くだらない話”の最中、洞窟の外へ出るとジェイクは眼前に広がる荒野の光景に驚いた。ベルメアも咄嗟に姿を現わして上空へ飛んだ。
「……なんだ、この風景」
「言ったでしょ。地獄へようこそって」
青空に太い亀裂がそこかしこに走り、裂け目から覗くのは夜空であり、夕日であり、嵐の曇天であり様々。
荒野もよく目にする色合いとは別の、赤い大地、黒い大地、とても煌びやかな大地、草が不自然に生える大地など、いろいろ混ざっている。
ベルメアが戻ると、世界の魔力が異常な流れをきたしていると告げた。
「あ、そうそう。これ」
左手に持っていた外套をジェイクに渡した。
「あんたこの時期にその格好って、レイデルかミルシェビスにいたでしょ。ここらじゃ秋だけどまあまあ寒いから」
告げられて気にしてみると、確かに冬の初めほどの寒さを感じる。
ジェイクは感謝の言葉を述べて外套を纏った。思いのほか温かい事に驚く。
「バレは良いのか? 寒そうに見えるぞ」
訊かれて、やや視線を逸らせて返した。
「ちょっと……一緒にそん中入れとか誘ってんじゃないわよ」
「言ってねぇわ!!」
否定された途端、僅かばかり露わにした恥じらいの表情が元に戻った。変貌ぶりが、弄んでいると分かる。
「あたしは寒冷地出身だからまだ大丈夫。不必要に服が重いとか嫌だしね。それに魔獣とかに襲われてボロボロになるだろうし、色々邪魔だから。もっと寒くなったら着るわ」
警戒心か防衛本能か。
身に危険を感じたジェイクは咄嗟に話を変える。
(猥談好きの騎士様と相性が良さそうね)
これ見よがしにベルメアがぼやく。
(ふざけんな、全くの別種だ。覚えとけ)
素知らぬ顔でベルメアは浮遊した。
「と、ところでよぉ。ここは何処なんだ? 地獄とか言ってたが、何をどうしたらこんな滅茶苦茶になんだよ」
「詳しくは仲間に会ってから聞いて。あたしも魔力のなんたるかってぇの? 詳しい説明とか出来ないから」
「なんだ? 召喚したから術師だろ。詳しいんじゃねぇのか?」
「あんた、『術師だったら何でも知ってると思ってる派』でしょ。あの召喚は仲間に教わったやつで、成功の保証無し。試しにやっただけ」
「けど、成功するってぇと、なかなかすげぇ術師だろ、あんたの仲間」
「そっちも会ってから聞いて。それと、ここはバルブライン王国の北東ね」
旅の最中、細かに記された世界地図を思い出す。
レイデル王国の二つ隣の国、バルブライン王国。今まで居た所とはかなり離れた国へ召喚されたと実感する。
「こんだけ不思議な風景になってんのがバルブライン王国の特徴か?」
「ああ、これは別。最近なったのよ」
「最近?! 何がどうなったらこんな世界になるんだよ!」
バーレミシアはどう話そうかと言葉を選んだ。
「まあ……どう言っていいものか……迷うけど…………。ついこの前、国王が殺されて、その後にこうなったのよ」
雑すぎる説明だが、衝撃が走る内容ではあった。
仲間が集う拠点は、徒歩で向かうなら丸一日かかる距離であった。その事実を知ったジェイクはあからさまにげんなりするも、バーレミシアの補足説明で安堵した。
高度な空間術による長距離移動。
彼女の仲間の一人がバルブライン王国において数少ない、天才と称しても申し分ない術の研究者であるため、片道一回分だが長距離移動を可能とする術を張っている。
「つーわけで、あたしはあんたを召喚すんのに、丸一日かけてあの洞窟に行って、陣書いて、長時間待ってたの」
説明に文句を織り交ぜるも違和感を覚える。”たった十三分”を『長時間待ち』と吐く辺りを、敢えてジェイクは聞き流した。
目的地へ向かう最中、バーレミシアは仲間の大まかな情報を語った。
戦闘が可能である有力な人材はバーレミシアを含めて十名。これから向かう拠点には三名いると告げられた。
安全圏とされる村には女子供、戦闘とは無関係な生活を送る男を含め、三十人(大まかであり、明確には不明)はいると教えられた。
「その村で全員が集まって拠点にした方が効率的じゃねぇのか? 非戦闘の住民も守れるだろ」
「そうはいかねぇのよ。人間同士の戦争ってんなら、壁とか拵えて武器とか揃えりゃいいけど、あたしらが相手にしてんのは主に“現象”と魔獣。ちょっとの間は派閥組織も相手してたけど、今じゃ前者が目立ちすぎて派閥組織側は引けてんの。当然だわな、大雑把に言っても”自然災害”中に戦争して勝ったところで何の得があるか分かりゃしねぇだろ。村は結界張って、戦闘員はあちこちに設けた拠点を行ったり来たりで活動すんのが効率的だから。詳細は向こうで訊いて」
説明の途中だが、目的の大木前へ辿り着いた。バーレミシアが大木に触れると、縦書きの文章が大木全てを覆い尽くす程に現われた。
「これが……」
「そ。移動するから触りな。あ、間違ってもあたしの」
「やかましい。誰が触るか」
きっと、”自分の身体に触れるな”と言いたかったのだろうが、おおよそ見当はついた。
二人が大木に触れて間もなく、大木が白く光り出し、それが二人を包み込むと姿を消した。
やがて、大木はみるみる枯れていき、やがては粉々に砕け散った。
女はジッとジェイクを見つめ、少し眼球を動かす様子から魔力を測っていると思われる。しかし、女が緊張を解くような深い溜息を漏らした。
「なんか……普通」
「……はぁ?」
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「ああ、いいのいいのこっちの話。つーか、その剣納めてくれる? こっちは何も危害加える気とか無いの。見て分かるでしょ」
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「あんた名前は? あたしはバーレミシア。バレって呼んで。そっちのほうが呼ばれ慣れてるし」
「ジェイク=シュバルト。召喚してるから知ってるだろうが、ガーディアンだ」
バーレミシアは左手に外套を持って傍まで寄ると、改めてジェイクの身体を頭から足先まで見た。
「神話の戦士って割には、まんま人間だね。特別変わった術とか使えるの?」
烙印技のことは伏せるようベルメアから指示された。
「いんや。術関係は色々まどろっこしいから剣術一筋なんだわ」
またも退屈そうな表情を向けられると、「まあいいや」と呟かれた。
「とにかく出るよ。このあたしがどれだけここで待ってたか知らないでしょ」
「お、おう。そんなに待ったのか」
「十三分も、よ」
さも当たり前のように堂々と言うから、「へ?」と情けない声をジェイクは零してしまう。
「こんな辛気くさい洞窟内に長居しろって奴の気が知れねぇっての。極秘に召喚しろとか言われたけどさぁ、人選間違ってんだよ、畜生」
極秘と言うも、洞窟の出口はすぐ見える。洞窟自体もさらに奥がある様子であり、どうもバーレミシアの言葉に違和感を覚える。
「極秘っつーなら、もっと奥ですればいいだろ」
「は? あたし、洞窟が大嫌いなんでね。暗いし湿っぽいし狭いし、地震とか起きて崩れて生き埋めとか勘弁しろってなるだろ? それに召喚した奴が襲って抱きついてきたらどうすんのさ。洞窟の恐怖で心病んじゃったあたしが、趣味じゃない男に一目惚れとか、ときめきで身を委ねるなんて展開。責任誰がとんのよ」
「おめぇの乙女心なんてどうでもいいわ! そういう問題じゃねぇ!」
どこまで本気か分からないが、文字通りの“くだらない話”の最中、洞窟の外へ出るとジェイクは眼前に広がる荒野の光景に驚いた。ベルメアも咄嗟に姿を現わして上空へ飛んだ。
「……なんだ、この風景」
「言ったでしょ。地獄へようこそって」
青空に太い亀裂がそこかしこに走り、裂け目から覗くのは夜空であり、夕日であり、嵐の曇天であり様々。
荒野もよく目にする色合いとは別の、赤い大地、黒い大地、とても煌びやかな大地、草が不自然に生える大地など、いろいろ混ざっている。
ベルメアが戻ると、世界の魔力が異常な流れをきたしていると告げた。
「あ、そうそう。これ」
左手に持っていた外套をジェイクに渡した。
「あんたこの時期にその格好って、レイデルかミルシェビスにいたでしょ。ここらじゃ秋だけどまあまあ寒いから」
告げられて気にしてみると、確かに冬の初めほどの寒さを感じる。
ジェイクは感謝の言葉を述べて外套を纏った。思いのほか温かい事に驚く。
「バレは良いのか? 寒そうに見えるぞ」
訊かれて、やや視線を逸らせて返した。
「ちょっと……一緒にそん中入れとか誘ってんじゃないわよ」
「言ってねぇわ!!」
否定された途端、僅かばかり露わにした恥じらいの表情が元に戻った。変貌ぶりが、弄んでいると分かる。
「あたしは寒冷地出身だからまだ大丈夫。不必要に服が重いとか嫌だしね。それに魔獣とかに襲われてボロボロになるだろうし、色々邪魔だから。もっと寒くなったら着るわ」
警戒心か防衛本能か。
身に危険を感じたジェイクは咄嗟に話を変える。
(猥談好きの騎士様と相性が良さそうね)
これ見よがしにベルメアがぼやく。
(ふざけんな、全くの別種だ。覚えとけ)
素知らぬ顔でベルメアは浮遊した。
「と、ところでよぉ。ここは何処なんだ? 地獄とか言ってたが、何をどうしたらこんな滅茶苦茶になんだよ」
「詳しくは仲間に会ってから聞いて。あたしも魔力のなんたるかってぇの? 詳しい説明とか出来ないから」
「なんだ? 召喚したから術師だろ。詳しいんじゃねぇのか?」
「あんた、『術師だったら何でも知ってると思ってる派』でしょ。あの召喚は仲間に教わったやつで、成功の保証無し。試しにやっただけ」
「けど、成功するってぇと、なかなかすげぇ術師だろ、あんたの仲間」
「そっちも会ってから聞いて。それと、ここはバルブライン王国の北東ね」
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レイデル王国の二つ隣の国、バルブライン王国。今まで居た所とはかなり離れた国へ召喚されたと実感する。
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「ああ、これは別。最近なったのよ」
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「まあ……どう言っていいものか……迷うけど…………。ついこの前、国王が殺されて、その後にこうなったのよ」
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仲間が集う拠点は、徒歩で向かうなら丸一日かかる距離であった。その事実を知ったジェイクはあからさまにげんなりするも、バーレミシアの補足説明で安堵した。
高度な空間術による長距離移動。
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「これが……」
「そ。移動するから触りな。あ、間違ってもあたしの」
「やかましい。誰が触るか」
きっと、”自分の身体に触れるな”と言いたかったのだろうが、おおよそ見当はついた。
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