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第2章「統治」
第五話-④「無の魔王の力」
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それから一週間後、ムイカを率いる無の魔王の軍隊は人間の街へ脚を運んでいた。
だがそのうちの一人はブツブツと独り言をしていた。
「何でそのまま了承しちゃうんだよ! しかもこんな1000人にも満たない魔物の軍隊なんて笑われ者だよ」
そうムイカの率いる魔物たちは即席で集めた者たちだった。
しかも中には前科歴を持っている魔物もいるのだから余計に不安が込み上げてくる。
「しかも彼女なんて守備の魔王の領地で騒ぎを起こした有名なオーガじゃないか」
オーガとは、日本でいう鬼のような見た目をしており、角の大きさや形、硬度などで自らの実力を示すと言われている。
「資料を見る限り、角の折れたという記録はないし角の見た目も間違いなく上位と言って良いんじゃないか」
そう独り言で言っているアーデリアスは少し疑問に思うことがあった。
「そんな実力を持っていると思うオーガが何故前科を付けられているんだろう?」
アーデリアスはそんなことを考えているともう一つの資料に目を通す。
「そもそも直属の上司になるムイカ様の資料も明らかにおかしい」
そういうアーデリアスの持つ資料にはムイカの情報が記載されていた。
そこに書いてある情報を見て思わずツッコまずにはいられなかった。
「まずギフターって時点で怪しさが満点だ」
何故ギフターが怪しいと思われるのかというと、ギフターと呼ばれる者はまず庶民からすると空想上の妄言だと思われているから。
理由を説明すると、ギフターはまず一般庶民に郊外することがない。
むしろ秘密裏にされていることが多い。
だから庶民がギフターと言われる者たちを知ることはなかった。
そしてアーデリアスは庶民の出なのでもちろん信じていない。
アーデリアスはさらに文句を言いたいことがあったらしい。
「ていうか『無の魔王』ってなんだよ! 肩書きからしておかしくない! もしかして"無能"の魔王だから無の魔王なのか。ふざけんな!」
そうこうしている内にアーデリアスが乗っている馬車がピタリと止まった。
そして扉が開き、そこからムイカが現れた。
「目的地に着いたので外に出てください」
そのことを言い終えるとムイカはその場を離れた。
そしてアーデリアスは今更だという感じでボソッと呟いた。
「何でボクより上のあんたが馬車を運転してるんだよ……」
などと考えながらもアーデリアスは外に出た。
外に出るとそこには森から出て来たからかまだ左右には木々が見えるが目の前に人間たちが建設であろう街が見えていた。
すると一体の魔物がムイカの方に声をかけた。
「魔王様、サッサと制圧しましょうぜ」
そんなムイカに軽口を言う魔物にアーデリアスは一喝した。
「貴様! まだ魔王になって日が浅いとはいえ、そのような言葉遣いは控えろ!」
アーデリアスは強気に言うとその魔物は舌打ちをした。
「ちっ、弱っちい秘書の癖に」
魔物がアーデリアスに愚痴を話しているとその様子を見ていたのか、一体の魔物がこちらに向かって歩み寄って来た。
その魔物とは先程資料で見ていた魔物だった。
すると愚痴を零した魔物に近づいて来てその魔物の頭を強く掴んだ。
「悪い、これはあたいの監督不行届きだ。心より謝罪する」
そう謝罪の言葉を告げたのは、オーガであるフィーネス・ウィン・ダナクスだ。
アーネスは守備の魔王の領地の出身の前科持ちでありながら礼儀正しい一面がある。
そんなアーネスは実は女性なのである。
「いえお構いなく」
アーデリアスがその姿を唖然としている最中にムイカが先に返答してしまった。
それを聞くとフィーネスは深々と謝罪した。
「こちらこそ申し訳ない。こいつの教育はあたいがする。それで許してくれないか?」
その言葉を聞いたムイカは「良いですよ」とあっさり了承した。
フィーネスはそれを確認するとずっと掴んでいた魔物を引きずって足早に去って行った。
それを黙って見ていたアーデリアスはムイカに声をかけた。
「あ、あの彼女をどうやって部下にしたんですか?」
そうフィーネスはどう見ても姉御肌で誰かの下につくような魔物には見えなかった。
その言葉を聞いたムイカが簡潔に説明をした。
「大魔王様のおススメで紹介された彼女と決闘をして勝利したので配下になってもらっています」
アーデリアスがその言葉を聞いた後、少し顔が引きつった表情をした。
しかしすぐに切り替えて現状を確認することにする。
「まず私たちは目の前の街『アクセス』という我らの魔物領の入口となる森とエルフが住処としている森を隔てるように建造されました。あれが建つ前はあそこも我らの領土だというのに……」
アーデリアスは何処か悔しそうな声で話していた。
そんなことをしているとムイカが突然こんなことを言い出した。
「アーデリアスさん、どのように制圧をしたら良いですか?」
そんな言葉を聞いたアーデリアスは思わず呆れた声が漏れた。
「は?」
アーデリアスは資料で自身で行動出来ないことを知らされているため何となく分かっていたつもりだった。
しかし作戦の要となる制圧の仕方をこっちに聞いてくるとは予想外だった。
しばらく頭を抱えながら制圧について考えていた。
(本来なら武力制圧で主導者を殺した後に統治が確立させるのだが、それはボクはあまり好ましくない)
アーデリアスには秘書課の新人時代に優しくしてくれた一体の魔物がいた。
その魔物は魔法が得意でいつでも明るく振る舞っていた。
そんな魔物もいつぞやの戦闘で消息を絶った。
そんな心情があるため殺生にはあまり乗り気ではなかった。
なので叶えてくれるか分からない要望をアーデリアスは出した。
「私は制圧する街であったとしても被害を出さずに主導者に支配権をこっちのものにするのが良いと思います」
アーデリアスはこんなことを言ったが、はっきり言って不可能に近いお願いだった。
もし近づいて戦闘に入ろうものなら間違いなく被害が起こる。
かといってずっとあっちの出方を伺うばかりではいつまで経っても自分の領土を確保が出来ない。
そんな無茶な要求を聞いたムイカは目を閉じた。
その動作を見たアーデリアスは心の中で「無理か……」と言い聞かせた。
するとムイカはゆっくり目を開け、ある一言を言った。
「分かりました」
アーデリアスはその言葉にムイカの方を向くと、ムイカは片腕を空に向け言葉を発した。
「フリーズ・ワールド」
するとアーデリアス視界に世界の景色に何かノイズのようなものが視界に入るようになった。
そのノイズは地面や木々だけではなく、生物や空にすら現れている。
アーデリアスはその不思議な光景を見て思わず恐怖を感じてしまった。
「これは、一体……?」
そんなアーデリアスの心情を気にすることなく、ムイカが口を開いた。
「これで私たち含む対象3名はフリーズ世界に入って来れました。これより主導者と話し合いをして主導権の譲渡の交渉をしましょう」
その言葉にアーデリアスは困惑になりながらもこうなった経緯について考えていた。
(もしかして、被害を出さずに主導権を握る方法を模索した結果なのか! こんな関係の浅い秘書のボクの意見を採用して)
その事実を知るとアーデリアスは思わず嬉しさで口角が上がりそうになった。
しかしムイカはそんなアーデリアスの感情を読み切れず、返事の言葉が来ないのでもう一度呼びかけた。
「アーデリアスさんどうかしましたか?」
その言葉を聞いたアーデリアスが慌てて先程の嬉しそうな表情を変えて真剣な顔になった。
「い、いえなんでもありません。では街の主導者の元へ向かいましょう」
アーデリアスが言うとムイカは「分かりました」と返事をして街へと向かった。
すると向かおうと言ったアーデリアスが急にムイカを呼び止めた。
「あのちょっと待ってください」
ムイカをそう言われてその場で脚を止めて、アーデリアスの方へ向き直した。
アーデリアスはどこか気まずそうな感じでムイカに質問しました。
「あ、あの先程私の提案を聞いてこの魔法を使おうと魔王様が考えられたのですか?」
アーデリアスは自分の提案をする言葉に耳を傾けてくれたムイカのことを少しばかり尊敬の念を向けていた。
しかしムイカの一言によってアーデリアスの先程までの考えがひっくり返ることになる。
「いえ、『提案の神』と『実行の神』の加護に従って行動しました」
その一言を聞いてアーデリアスは愕然と膝を地についた。
さらにアーデリアスはギフターであることを思い出した。
「そういえば自分では行動出来ないって書いてあった。何を確認してたんだボクの馬鹿!」
そんなアーデリアスの葛藤を後目にムイカはまた問いかける。
「アーデリアスさんそろそろ移動しましょう」
その言葉を聞いたアーデリアスはすぐに立ち上がり、町の方へと一緒に向かった。
先程の恥ずかしい出来事を忘れながら……
だがそのうちの一人はブツブツと独り言をしていた。
「何でそのまま了承しちゃうんだよ! しかもこんな1000人にも満たない魔物の軍隊なんて笑われ者だよ」
そうムイカの率いる魔物たちは即席で集めた者たちだった。
しかも中には前科歴を持っている魔物もいるのだから余計に不安が込み上げてくる。
「しかも彼女なんて守備の魔王の領地で騒ぎを起こした有名なオーガじゃないか」
オーガとは、日本でいう鬼のような見た目をしており、角の大きさや形、硬度などで自らの実力を示すと言われている。
「資料を見る限り、角の折れたという記録はないし角の見た目も間違いなく上位と言って良いんじゃないか」
そう独り言で言っているアーデリアスは少し疑問に思うことがあった。
「そんな実力を持っていると思うオーガが何故前科を付けられているんだろう?」
アーデリアスはそんなことを考えているともう一つの資料に目を通す。
「そもそも直属の上司になるムイカ様の資料も明らかにおかしい」
そういうアーデリアスの持つ資料にはムイカの情報が記載されていた。
そこに書いてある情報を見て思わずツッコまずにはいられなかった。
「まずギフターって時点で怪しさが満点だ」
何故ギフターが怪しいと思われるのかというと、ギフターと呼ばれる者はまず庶民からすると空想上の妄言だと思われているから。
理由を説明すると、ギフターはまず一般庶民に郊外することがない。
むしろ秘密裏にされていることが多い。
だから庶民がギフターと言われる者たちを知ることはなかった。
そしてアーデリアスは庶民の出なのでもちろん信じていない。
アーデリアスはさらに文句を言いたいことがあったらしい。
「ていうか『無の魔王』ってなんだよ! 肩書きからしておかしくない! もしかして"無能"の魔王だから無の魔王なのか。ふざけんな!」
そうこうしている内にアーデリアスが乗っている馬車がピタリと止まった。
そして扉が開き、そこからムイカが現れた。
「目的地に着いたので外に出てください」
そのことを言い終えるとムイカはその場を離れた。
そしてアーデリアスは今更だという感じでボソッと呟いた。
「何でボクより上のあんたが馬車を運転してるんだよ……」
などと考えながらもアーデリアスは外に出た。
外に出るとそこには森から出て来たからかまだ左右には木々が見えるが目の前に人間たちが建設であろう街が見えていた。
すると一体の魔物がムイカの方に声をかけた。
「魔王様、サッサと制圧しましょうぜ」
そんなムイカに軽口を言う魔物にアーデリアスは一喝した。
「貴様! まだ魔王になって日が浅いとはいえ、そのような言葉遣いは控えろ!」
アーデリアスは強気に言うとその魔物は舌打ちをした。
「ちっ、弱っちい秘書の癖に」
魔物がアーデリアスに愚痴を話しているとその様子を見ていたのか、一体の魔物がこちらに向かって歩み寄って来た。
その魔物とは先程資料で見ていた魔物だった。
すると愚痴を零した魔物に近づいて来てその魔物の頭を強く掴んだ。
「悪い、これはあたいの監督不行届きだ。心より謝罪する」
そう謝罪の言葉を告げたのは、オーガであるフィーネス・ウィン・ダナクスだ。
アーネスは守備の魔王の領地の出身の前科持ちでありながら礼儀正しい一面がある。
そんなアーネスは実は女性なのである。
「いえお構いなく」
アーデリアスがその姿を唖然としている最中にムイカが先に返答してしまった。
それを聞くとフィーネスは深々と謝罪した。
「こちらこそ申し訳ない。こいつの教育はあたいがする。それで許してくれないか?」
その言葉を聞いたムイカは「良いですよ」とあっさり了承した。
フィーネスはそれを確認するとずっと掴んでいた魔物を引きずって足早に去って行った。
それを黙って見ていたアーデリアスはムイカに声をかけた。
「あ、あの彼女をどうやって部下にしたんですか?」
そうフィーネスはどう見ても姉御肌で誰かの下につくような魔物には見えなかった。
その言葉を聞いたムイカが簡潔に説明をした。
「大魔王様のおススメで紹介された彼女と決闘をして勝利したので配下になってもらっています」
アーデリアスがその言葉を聞いた後、少し顔が引きつった表情をした。
しかしすぐに切り替えて現状を確認することにする。
「まず私たちは目の前の街『アクセス』という我らの魔物領の入口となる森とエルフが住処としている森を隔てるように建造されました。あれが建つ前はあそこも我らの領土だというのに……」
アーデリアスは何処か悔しそうな声で話していた。
そんなことをしているとムイカが突然こんなことを言い出した。
「アーデリアスさん、どのように制圧をしたら良いですか?」
そんな言葉を聞いたアーデリアスは思わず呆れた声が漏れた。
「は?」
アーデリアスは資料で自身で行動出来ないことを知らされているため何となく分かっていたつもりだった。
しかし作戦の要となる制圧の仕方をこっちに聞いてくるとは予想外だった。
しばらく頭を抱えながら制圧について考えていた。
(本来なら武力制圧で主導者を殺した後に統治が確立させるのだが、それはボクはあまり好ましくない)
アーデリアスには秘書課の新人時代に優しくしてくれた一体の魔物がいた。
その魔物は魔法が得意でいつでも明るく振る舞っていた。
そんな魔物もいつぞやの戦闘で消息を絶った。
そんな心情があるため殺生にはあまり乗り気ではなかった。
なので叶えてくれるか分からない要望をアーデリアスは出した。
「私は制圧する街であったとしても被害を出さずに主導者に支配権をこっちのものにするのが良いと思います」
アーデリアスはこんなことを言ったが、はっきり言って不可能に近いお願いだった。
もし近づいて戦闘に入ろうものなら間違いなく被害が起こる。
かといってずっとあっちの出方を伺うばかりではいつまで経っても自分の領土を確保が出来ない。
そんな無茶な要求を聞いたムイカは目を閉じた。
その動作を見たアーデリアスは心の中で「無理か……」と言い聞かせた。
するとムイカはゆっくり目を開け、ある一言を言った。
「分かりました」
アーデリアスはその言葉にムイカの方を向くと、ムイカは片腕を空に向け言葉を発した。
「フリーズ・ワールド」
するとアーデリアス視界に世界の景色に何かノイズのようなものが視界に入るようになった。
そのノイズは地面や木々だけではなく、生物や空にすら現れている。
アーデリアスはその不思議な光景を見て思わず恐怖を感じてしまった。
「これは、一体……?」
そんなアーデリアスの心情を気にすることなく、ムイカが口を開いた。
「これで私たち含む対象3名はフリーズ世界に入って来れました。これより主導者と話し合いをして主導権の譲渡の交渉をしましょう」
その言葉にアーデリアスは困惑になりながらもこうなった経緯について考えていた。
(もしかして、被害を出さずに主導権を握る方法を模索した結果なのか! こんな関係の浅い秘書のボクの意見を採用して)
その事実を知るとアーデリアスは思わず嬉しさで口角が上がりそうになった。
しかしムイカはそんなアーデリアスの感情を読み切れず、返事の言葉が来ないのでもう一度呼びかけた。
「アーデリアスさんどうかしましたか?」
その言葉を聞いたアーデリアスが慌てて先程の嬉しそうな表情を変えて真剣な顔になった。
「い、いえなんでもありません。では街の主導者の元へ向かいましょう」
アーデリアスが言うとムイカは「分かりました」と返事をして街へと向かった。
すると向かおうと言ったアーデリアスが急にムイカを呼び止めた。
「あのちょっと待ってください」
ムイカをそう言われてその場で脚を止めて、アーデリアスの方へ向き直した。
アーデリアスはどこか気まずそうな感じでムイカに質問しました。
「あ、あの先程私の提案を聞いてこの魔法を使おうと魔王様が考えられたのですか?」
アーデリアスは自分の提案をする言葉に耳を傾けてくれたムイカのことを少しばかり尊敬の念を向けていた。
しかしムイカの一言によってアーデリアスの先程までの考えがひっくり返ることになる。
「いえ、『提案の神』と『実行の神』の加護に従って行動しました」
その一言を聞いてアーデリアスは愕然と膝を地についた。
さらにアーデリアスはギフターであることを思い出した。
「そういえば自分では行動出来ないって書いてあった。何を確認してたんだボクの馬鹿!」
そんなアーデリアスの葛藤を後目にムイカはまた問いかける。
「アーデリアスさんそろそろ移動しましょう」
その言葉を聞いたアーデリアスはすぐに立ち上がり、町の方へと一緒に向かった。
先程の恥ずかしい出来事を忘れながら……
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