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9 彼 視点
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彼女は何とか一命を取り留めたが、意識が戻る兆しは未だ無いという。
犯人の男はとある貴族の令息で、初めから私のことを狙っていたらしい。
曰く、その男の愛する女が私を好いており、自分よりも私を優先することに嫉妬したからだと。
なんてくだらない理由だろう。
そんなくだらない理由で彼女は傷付けられたのか。
私はその男に対して怒りを抱かずにはいられなかったが、ふとした時に気が付いた。
噂に踊らされて、なんの罪もない彼女を傷つけたのは自分も同じであると。
彼女は実家に帰され、隣国の国王や医師の進言により私の屋敷には調査団が派遣された。
彼女はあの時既に栄養失調になっていたと。
そして彼女がどのような生活を送っていたのかが調査された。メイドや執事等にも聞き込みが行われた結果、その報告書の内容は恐ろしいものだった。
彼女の食事は3日に1度出される程度で、しかも内容は使用人と同等かそれ以下。更に彼女を世話するメイドは1ヶ月ほど前までいなかったというのだ。そして最近着いたメイドも新人の若いメイドで、そんなメイド1人に彼女の世話や身支度ができるわけが無い。
そして私が屋敷にいる時は部屋に篭もり、私の睡眠時か外出時には庭師や若いメイドの手伝いをしていたと言う。
同じ屋敷にいながら、なぜ彼女がこのような扱いを受けているのに気付けなかった。
私はその報告書を見て激しい後悔に襲われた。
王宮に登城した際には、国王と王妃の2人からも叱責された。
まさかここまで愚かだとは思わなかったと、国王の護衛の任を解くことも仄めかされた。
しかし私にはなんの弁明の余地もない。
彼女はずっと一人でメイドにも世話をされず、偶に部屋の前に置かれるぞんざいな食事を食べてかろうじて生きていたというのだから。
なんて愚かなのだ、私は。
全ては後の祭りだった。
専属の執事と彼女に着いていたメイドは涙ながらに謝罪し、そして彼女の生活の実態を話した。
それを聞いて分かったのは、やはり全ての根源は私であるということだった。
屋敷の主人がぞんざいな扱いをすれば、使用人とて真面目に世話をする筈がない。するだけ無駄なのだから。
更に彼女は私の為にと領地経営や屋敷の管理の仕事を行っていたらしい。
自分が本来は私の仕事である執事の仕事をやるから、執事は私の仕事を手伝って欲しいと。
…嗚呼、嗚呼、嗚呼!
私はなんて馬鹿なことを!
彼女はいつでも陰ながらに私を支えてくれていたのだ。
それを私は…。
私と彼女の離婚に関しては、彼女の意思に委ねるということになった。
私にはもうどうすることも出来ない。
欲を言ってしまえば、私は彼女の傍でこの罪を償いたい。
しかしそれは自分勝手というものだろう。
彼女の受けた仕打ちを考えたら、諸悪の根源である私などいない方が良いのだ。
彼女が目覚めたという連絡を受けてから数日後。私は馬車に乗って彼女のいる侯爵家へと向かっていた。
「リリア…。」
長らく呼んでいなかった彼女の名前は、思っていたよりも簡単に呼ぶことが出来る。
今からでも、遅くはないだろうか。
屋敷にて私のことを出迎えたのは、リリアの弟だった。
私への敵意を隠そうともせず、感情の乗らない声で私を案内する。
「私は今すぐにでも貴方を殺したい。」
リリア以外の皆が集まっているという応接間の前で、彼はそう言って私のことを睨みつけた。
彼のその気持ちは痛いほど分かる。
もし本当に殺されても文句は言えないだろう。
というか、彼なら本当にやりかねない。
彼にはリリアに出会う前からそういった噂が囁かれているから。
「謝って済むことでないことは分かっている。しかし私は、今も彼女を愛してる。」
リリアに似て端正なその顔は、どの口がほざくか、とでも言いたげに歪められた。
きっと姉のリリアの前では完璧に隠しているであろうその顔は、正に噂通りの冷酷さを表している。
「もし姉様が貴方を選ぶようなことがあれば、その時は私が姉様を奪います。」
その仄暗い瞳には、本当に実行するという歪んだ決意が見て取れた。
私は返事をすることも出来ず、ただ黙って応接間へと入っていく。
暫く応接間で周囲の人間からの厳しい視線に晒されていると、リリアがやってきた。
彼女は最後に見た時よりもいくらか健康そうで、その美しさにも輝きが戻っていた。
ほっと安心したのも束の間、早速隣国の国王が本題へと入る。
リリアの思いは分かっていた。
今も目を合わせずに俯く彼女を見ていれば、嫌でも分かる。
だがその前に私はリリアと少しだけ話がしたかった。
彼女は私のその考えに同意も拒否もすることはなく、ただ周囲に流されるがまま私と2人きりの空間になった。
話の内容はよく覚えていない。
けれど自分でも思う程みっともなく彼女に縋り付き、言い訳じみた事を言った。
しかし彼女のその瞳には私への愛が微塵もないことに気付いてしまったのは覚えている。
そして何よりも彼女は、私の名前を覚えていなかった。
それだけで、私は自分が何をしてきたのか嫌でも痛感した。
そして絶望した。
全ては自分が悪いと言うのに、まるで自分は被害者であるかのように悲しんだ。
そんな資格なんてないのに。
彼女はもっと深く傷ついたと言うのに。
彼女との離婚はその日に恙無く行われ、私と彼女は晴れて赤の他人となった。
そして今日、私は国王と王妃の護衛として隣国へ来ている。
あの日以来私は国王の護衛の任を解かれたが、今回は隣国の国王の頼みとあって特別に招待された。
人々に祝福され、大切そうに我が子を抱える彼女はその美しい瞳に私では無い他の男を写す。
今日は彼ら国王夫妻の記念すべき第1子の誕生を祝う日。
私のせいで苦しんだ彼女が、夫や家族、国民に祝福されてこんなにもめでたい日はない。
それなのに、私の心は悲しみと嫉妬で吹き荒れる。
本来ならば、彼女にあの瞳を向けられるのは私のはずだった。
私は全てを間違えた。
幸せそうに微笑む彼女は、自身の腰を抱く隣国の国王にあの熱い愛の炎を宿した瞳を向ける。
そして隣に立つ国王も、その瞳に応えるようにキスをする。
あまりにも幸せで、そして私の心を抉る光景。
きっと隣国の国王はまだ私のことを許していないのだろう。いや、許すはずがない。
彼女を愛せば愛すほど、その彼女を傷付けた人間を許すことは出きないのだから。
だから、この光景を見せている。
私が最も簡単に絶望できる光景を。
私も、噂をした貴族達も、誰も幸せにはならない。
大国である隣国に保護された侯爵家からの恩恵は誰も受けられない。だからといって傷つけることも出来ない。
隣国と個別に協定を結んだ侯爵家はどんどん発展し、そして豊かになっていく。
一方で彼女を傷つけた者達は皆、隣国からの輸入品は全て違法とも言える高い税を払って購入しなければいけない。
困窮していく貴族達。そして社交場では次々と囁かれる貴族同士の醜い噂。
そのため最近の国内では小さな争いが絶えない。
それを隣国や侯爵家は静観しているだけ。助けることもしない。
今回我々が来たのはその争いの原因の一つでもある高い税率を下げてもらうためでもある。
このままでは我々の国が成り立たない。
しかし隣国は助けてくれるだろうか。
国の宝とまでいわれる跡継ぎを産んだ彼女を傷つけた国を。
…わからない。
もう何も分からない。
たとえこのまま国が滅びようとも、吸収合併されようとも、もう私にはどうすることも出来ない。
ただ今幸せに満ちている彼女が、これからも幸せであることを願うことしか私には出来ないのだ。
犯人の男はとある貴族の令息で、初めから私のことを狙っていたらしい。
曰く、その男の愛する女が私を好いており、自分よりも私を優先することに嫉妬したからだと。
なんてくだらない理由だろう。
そんなくだらない理由で彼女は傷付けられたのか。
私はその男に対して怒りを抱かずにはいられなかったが、ふとした時に気が付いた。
噂に踊らされて、なんの罪もない彼女を傷つけたのは自分も同じであると。
彼女は実家に帰され、隣国の国王や医師の進言により私の屋敷には調査団が派遣された。
彼女はあの時既に栄養失調になっていたと。
そして彼女がどのような生活を送っていたのかが調査された。メイドや執事等にも聞き込みが行われた結果、その報告書の内容は恐ろしいものだった。
彼女の食事は3日に1度出される程度で、しかも内容は使用人と同等かそれ以下。更に彼女を世話するメイドは1ヶ月ほど前までいなかったというのだ。そして最近着いたメイドも新人の若いメイドで、そんなメイド1人に彼女の世話や身支度ができるわけが無い。
そして私が屋敷にいる時は部屋に篭もり、私の睡眠時か外出時には庭師や若いメイドの手伝いをしていたと言う。
同じ屋敷にいながら、なぜ彼女がこのような扱いを受けているのに気付けなかった。
私はその報告書を見て激しい後悔に襲われた。
王宮に登城した際には、国王と王妃の2人からも叱責された。
まさかここまで愚かだとは思わなかったと、国王の護衛の任を解くことも仄めかされた。
しかし私にはなんの弁明の余地もない。
彼女はずっと一人でメイドにも世話をされず、偶に部屋の前に置かれるぞんざいな食事を食べてかろうじて生きていたというのだから。
なんて愚かなのだ、私は。
全ては後の祭りだった。
専属の執事と彼女に着いていたメイドは涙ながらに謝罪し、そして彼女の生活の実態を話した。
それを聞いて分かったのは、やはり全ての根源は私であるということだった。
屋敷の主人がぞんざいな扱いをすれば、使用人とて真面目に世話をする筈がない。するだけ無駄なのだから。
更に彼女は私の為にと領地経営や屋敷の管理の仕事を行っていたらしい。
自分が本来は私の仕事である執事の仕事をやるから、執事は私の仕事を手伝って欲しいと。
…嗚呼、嗚呼、嗚呼!
私はなんて馬鹿なことを!
彼女はいつでも陰ながらに私を支えてくれていたのだ。
それを私は…。
私と彼女の離婚に関しては、彼女の意思に委ねるということになった。
私にはもうどうすることも出来ない。
欲を言ってしまえば、私は彼女の傍でこの罪を償いたい。
しかしそれは自分勝手というものだろう。
彼女の受けた仕打ちを考えたら、諸悪の根源である私などいない方が良いのだ。
彼女が目覚めたという連絡を受けてから数日後。私は馬車に乗って彼女のいる侯爵家へと向かっていた。
「リリア…。」
長らく呼んでいなかった彼女の名前は、思っていたよりも簡単に呼ぶことが出来る。
今からでも、遅くはないだろうか。
屋敷にて私のことを出迎えたのは、リリアの弟だった。
私への敵意を隠そうともせず、感情の乗らない声で私を案内する。
「私は今すぐにでも貴方を殺したい。」
リリア以外の皆が集まっているという応接間の前で、彼はそう言って私のことを睨みつけた。
彼のその気持ちは痛いほど分かる。
もし本当に殺されても文句は言えないだろう。
というか、彼なら本当にやりかねない。
彼にはリリアに出会う前からそういった噂が囁かれているから。
「謝って済むことでないことは分かっている。しかし私は、今も彼女を愛してる。」
リリアに似て端正なその顔は、どの口がほざくか、とでも言いたげに歪められた。
きっと姉のリリアの前では完璧に隠しているであろうその顔は、正に噂通りの冷酷さを表している。
「もし姉様が貴方を選ぶようなことがあれば、その時は私が姉様を奪います。」
その仄暗い瞳には、本当に実行するという歪んだ決意が見て取れた。
私は返事をすることも出来ず、ただ黙って応接間へと入っていく。
暫く応接間で周囲の人間からの厳しい視線に晒されていると、リリアがやってきた。
彼女は最後に見た時よりもいくらか健康そうで、その美しさにも輝きが戻っていた。
ほっと安心したのも束の間、早速隣国の国王が本題へと入る。
リリアの思いは分かっていた。
今も目を合わせずに俯く彼女を見ていれば、嫌でも分かる。
だがその前に私はリリアと少しだけ話がしたかった。
彼女は私のその考えに同意も拒否もすることはなく、ただ周囲に流されるがまま私と2人きりの空間になった。
話の内容はよく覚えていない。
けれど自分でも思う程みっともなく彼女に縋り付き、言い訳じみた事を言った。
しかし彼女のその瞳には私への愛が微塵もないことに気付いてしまったのは覚えている。
そして何よりも彼女は、私の名前を覚えていなかった。
それだけで、私は自分が何をしてきたのか嫌でも痛感した。
そして絶望した。
全ては自分が悪いと言うのに、まるで自分は被害者であるかのように悲しんだ。
そんな資格なんてないのに。
彼女はもっと深く傷ついたと言うのに。
彼女との離婚はその日に恙無く行われ、私と彼女は晴れて赤の他人となった。
そして今日、私は国王と王妃の護衛として隣国へ来ている。
あの日以来私は国王の護衛の任を解かれたが、今回は隣国の国王の頼みとあって特別に招待された。
人々に祝福され、大切そうに我が子を抱える彼女はその美しい瞳に私では無い他の男を写す。
今日は彼ら国王夫妻の記念すべき第1子の誕生を祝う日。
私のせいで苦しんだ彼女が、夫や家族、国民に祝福されてこんなにもめでたい日はない。
それなのに、私の心は悲しみと嫉妬で吹き荒れる。
本来ならば、彼女にあの瞳を向けられるのは私のはずだった。
私は全てを間違えた。
幸せそうに微笑む彼女は、自身の腰を抱く隣国の国王にあの熱い愛の炎を宿した瞳を向ける。
そして隣に立つ国王も、その瞳に応えるようにキスをする。
あまりにも幸せで、そして私の心を抉る光景。
きっと隣国の国王はまだ私のことを許していないのだろう。いや、許すはずがない。
彼女を愛せば愛すほど、その彼女を傷付けた人間を許すことは出きないのだから。
だから、この光景を見せている。
私が最も簡単に絶望できる光景を。
私も、噂をした貴族達も、誰も幸せにはならない。
大国である隣国に保護された侯爵家からの恩恵は誰も受けられない。だからといって傷つけることも出来ない。
隣国と個別に協定を結んだ侯爵家はどんどん発展し、そして豊かになっていく。
一方で彼女を傷つけた者達は皆、隣国からの輸入品は全て違法とも言える高い税を払って購入しなければいけない。
困窮していく貴族達。そして社交場では次々と囁かれる貴族同士の醜い噂。
そのため最近の国内では小さな争いが絶えない。
それを隣国や侯爵家は静観しているだけ。助けることもしない。
今回我々が来たのはその争いの原因の一つでもある高い税率を下げてもらうためでもある。
このままでは我々の国が成り立たない。
しかし隣国は助けてくれるだろうか。
国の宝とまでいわれる跡継ぎを産んだ彼女を傷つけた国を。
…わからない。
もう何も分からない。
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