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再会
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すれ違う使用人達は私の姿を見てあからさまに怯えていた。
けれど今更そんなことは気にしない。
だって私に残された時間は短いけれど自由なのだから。
嗚呼、きっともうすぐ外だわ。
自分の意思で草花を踏んで、有象無象の頭のように自由に摘み取ることが出来る。
人間の死体と血液で作られた偽物のお花畑ではない、本物のお花畑。
暫く歩いていくと玄関へと辿り着いた。
自分で開けたことのない扉は思っていたよりも重く、両手で押さなければ開けることが出来ない。
「っ…。」
ゆっくりと開いた扉の隙間からは眩しい程の光が溢れ出していた。
初めはその眩しさに慣れなかった瞳も、時間が経てば段々とその明るさに慣れていく。
目の前には灰色の道。そして門。
どこにも緑なんてないけれど、私は知っている。
私の住む塔の裏手は全く整理されていないため植物が生い茂っていると。
舗装されていない道を歩く感覚は、まるでー微塵になった人間の臓物を踏み潰すような感覚だった。
けれど悪くない。
寧ろこれくらいの不快感があった方が落ち着く。何の痛みも不快感もないと不安になるから。
首と繋がっているかも怪しいこの体は、私の呼吸に合わせてこの不快な匂いで肺を満たしては空にする動作を半ば自動的に行っていた。
その匂いは胸のすくような不快感をもたらし、自己主張の強い花々の香りは私の中で混ざり合い、そして居心地の悪さを感じて直ぐに外へと逃げ出す。
…少なくとも女達が強い自己主張をする社交場よりも幾千倍マシだ。
私は色とりどりの花が咲くその場所に座り込み、そして自分の終わりを待っていた。
結局何故私が2度の人生を繰り返すことになったのか、その目的も、誰の仕業なのかも分からなかった。
いや、どうでもいい。
私にはどうせ、生きる目的がないのだから。
つまらない…本当に、つまらない。
近くに生えていた花を適当に手折る。動物達は危機察知能力が高いのか私に近寄らない。
嗚呼、人間も動物のように、自分の命を最優先にすれば良いのに。
その時私の脳裏に浮かんだのは、前世で私を処刑した人間達の姿。
皆、あの一人の女を大切に守ろうとしていたわね。
…嗚呼そうだ。現世では、あの女を奴らの前で嬲り殺してやろうかしら。それともあの下卑た女の前で、他の男達を嬲り殺してやろうかしら。
体と心は別々に、花を手折る手は止まらない。
…それは少し面白そうね。
あの醜悪な女がどんな顔をするのか。とても興味がそそられる。
正気を失ってしまうかしら。
それとも怒りに身を任せて私に罵声を浴びせるかしら。
それとも命乞いをするかしら。
はたまた平然と無関係を装ったりして。
どちらにせよ、試してみれば良い話。
けれど今更何も出来ない。私は奴らの知らぬ間に生き返って、奴らの知らぬ間に死ぬんだから。
「残念ね。」
…やっとやりたいことが出来たというのに。
私がぽつりと呟いた時だった。
「何が残念なのだ。」
頭上から降ってきた予想外の声に、私はゆっくりと顔を持ち上げた。
逆光のせいで確かな姿は認識できない。
けれど確かな魔力を持ったそれを、私の傍に来るまで認識できないのはおかしくて───。
「…ケネス?」
私が名を呼ぶと、その男は酷く驚いた顔をしてた。
「驚いた…。俺の事を覚えていたのか。」
真っ白な肌に、腰あたりまである艶やかな黒髪。前髪の隙間から覗く瞳は、完璧な闇魔法取得者であることを思わせる赤い瞳だった。
彼と初めて会うのは学園に入学してからのはず。
しかしその発言からして、どうやら彼も前世の記憶を持っているようだ。
私だけにとどまらず、彼まで時間遡行するなんて。一体誰が…。
それにしても…こんな惨めな姿、見られたくはなかったわね。
私のそんな気持ちとは裏腹に、私の体を蝕む闇魔法は彼が姿を現したことによってまるで喜んでいるかのように活性化していた。
強く意識を保たなければ体を乗っ取られてしまいそうな程に。
「…なるほど。何処かで闇魔法が活性化したと思ったら、お前の仕業だったか。」
彼が私の頭上に手を翳すと、私の体には馴染みのない魔力が注がれてきた。
そしてどういう訳か、私の魔力、私の体とは全く別物だった闇魔法の力が私の体に馴染んでいく。
「俺の魔力で中和すれば、上手く馴染ませられるだろう。」
なるほど。この魔力は彼のものだったか。
私の体から溢れ出ていた闇魔法はしゅるしゅると糸のように私の体内に戻り、取れかけていた頭は首と上手いこと繋がった。
闇魔法を吸収してから収まらなかった痛みも、吐くような不快感もない。
これが三大魔術師が一人、ケネス・サリヴァンの力。
明らかに私よりも優れていると認めざるを得ない。
生まれながらの魔力量が違う…正に天才だ。
「非常事態とはいえ、お前の意思を無視してお前を助けてしまったな。」
ケネスは少しだけ眉を下げ、困ったような顔をして私の隣に腰を下ろした。
確かに前世では、私はこの男からの治療の申し出を断った。でもそれは両親からの愛を期待していたからであり、現世ではその期待もするだけ無駄だと知っている。
「いいえ。これでいいわ。」
私はそう言い切った。
隣に座る彼は驚いた顔でこちらを見ていたけれど、すぐに納得したような顔で視線を逸らした。
そう。これでいい。
私はもう何者にも縛られずに、自由に生きるのだ。
「闇魔法は憎しみや怒りといった負の感情で出来ている。」
なるほど。私は何の憎しみも抱かず、ただ言われるがままに闇魔法を吸収した。だから馴染まなかったのか。
つまりさっき私の闇魔法が暴走したのは…私が怒りや憎しみを抱いたから?
「闇魔法は馴染んでしまえば扱いは簡単だが、自分の感情をコントロールしなければ暴走することもある。」
感情…。私には自分の感情も、人の感情も分からない。
「ケネスは暴走させたことがあるの?」
けれど今更そんなことは気にしない。
だって私に残された時間は短いけれど自由なのだから。
嗚呼、きっともうすぐ外だわ。
自分の意思で草花を踏んで、有象無象の頭のように自由に摘み取ることが出来る。
人間の死体と血液で作られた偽物のお花畑ではない、本物のお花畑。
暫く歩いていくと玄関へと辿り着いた。
自分で開けたことのない扉は思っていたよりも重く、両手で押さなければ開けることが出来ない。
「っ…。」
ゆっくりと開いた扉の隙間からは眩しい程の光が溢れ出していた。
初めはその眩しさに慣れなかった瞳も、時間が経てば段々とその明るさに慣れていく。
目の前には灰色の道。そして門。
どこにも緑なんてないけれど、私は知っている。
私の住む塔の裏手は全く整理されていないため植物が生い茂っていると。
舗装されていない道を歩く感覚は、まるでー微塵になった人間の臓物を踏み潰すような感覚だった。
けれど悪くない。
寧ろこれくらいの不快感があった方が落ち着く。何の痛みも不快感もないと不安になるから。
首と繋がっているかも怪しいこの体は、私の呼吸に合わせてこの不快な匂いで肺を満たしては空にする動作を半ば自動的に行っていた。
その匂いは胸のすくような不快感をもたらし、自己主張の強い花々の香りは私の中で混ざり合い、そして居心地の悪さを感じて直ぐに外へと逃げ出す。
…少なくとも女達が強い自己主張をする社交場よりも幾千倍マシだ。
私は色とりどりの花が咲くその場所に座り込み、そして自分の終わりを待っていた。
結局何故私が2度の人生を繰り返すことになったのか、その目的も、誰の仕業なのかも分からなかった。
いや、どうでもいい。
私にはどうせ、生きる目的がないのだから。
つまらない…本当に、つまらない。
近くに生えていた花を適当に手折る。動物達は危機察知能力が高いのか私に近寄らない。
嗚呼、人間も動物のように、自分の命を最優先にすれば良いのに。
その時私の脳裏に浮かんだのは、前世で私を処刑した人間達の姿。
皆、あの一人の女を大切に守ろうとしていたわね。
…嗚呼そうだ。現世では、あの女を奴らの前で嬲り殺してやろうかしら。それともあの下卑た女の前で、他の男達を嬲り殺してやろうかしら。
体と心は別々に、花を手折る手は止まらない。
…それは少し面白そうね。
あの醜悪な女がどんな顔をするのか。とても興味がそそられる。
正気を失ってしまうかしら。
それとも怒りに身を任せて私に罵声を浴びせるかしら。
それとも命乞いをするかしら。
はたまた平然と無関係を装ったりして。
どちらにせよ、試してみれば良い話。
けれど今更何も出来ない。私は奴らの知らぬ間に生き返って、奴らの知らぬ間に死ぬんだから。
「残念ね。」
…やっとやりたいことが出来たというのに。
私がぽつりと呟いた時だった。
「何が残念なのだ。」
頭上から降ってきた予想外の声に、私はゆっくりと顔を持ち上げた。
逆光のせいで確かな姿は認識できない。
けれど確かな魔力を持ったそれを、私の傍に来るまで認識できないのはおかしくて───。
「…ケネス?」
私が名を呼ぶと、その男は酷く驚いた顔をしてた。
「驚いた…。俺の事を覚えていたのか。」
真っ白な肌に、腰あたりまである艶やかな黒髪。前髪の隙間から覗く瞳は、完璧な闇魔法取得者であることを思わせる赤い瞳だった。
彼と初めて会うのは学園に入学してからのはず。
しかしその発言からして、どうやら彼も前世の記憶を持っているようだ。
私だけにとどまらず、彼まで時間遡行するなんて。一体誰が…。
それにしても…こんな惨めな姿、見られたくはなかったわね。
私のそんな気持ちとは裏腹に、私の体を蝕む闇魔法は彼が姿を現したことによってまるで喜んでいるかのように活性化していた。
強く意識を保たなければ体を乗っ取られてしまいそうな程に。
「…なるほど。何処かで闇魔法が活性化したと思ったら、お前の仕業だったか。」
彼が私の頭上に手を翳すと、私の体には馴染みのない魔力が注がれてきた。
そしてどういう訳か、私の魔力、私の体とは全く別物だった闇魔法の力が私の体に馴染んでいく。
「俺の魔力で中和すれば、上手く馴染ませられるだろう。」
なるほど。この魔力は彼のものだったか。
私の体から溢れ出ていた闇魔法はしゅるしゅると糸のように私の体内に戻り、取れかけていた頭は首と上手いこと繋がった。
闇魔法を吸収してから収まらなかった痛みも、吐くような不快感もない。
これが三大魔術師が一人、ケネス・サリヴァンの力。
明らかに私よりも優れていると認めざるを得ない。
生まれながらの魔力量が違う…正に天才だ。
「非常事態とはいえ、お前の意思を無視してお前を助けてしまったな。」
ケネスは少しだけ眉を下げ、困ったような顔をして私の隣に腰を下ろした。
確かに前世では、私はこの男からの治療の申し出を断った。でもそれは両親からの愛を期待していたからであり、現世ではその期待もするだけ無駄だと知っている。
「いいえ。これでいいわ。」
私はそう言い切った。
隣に座る彼は驚いた顔でこちらを見ていたけれど、すぐに納得したような顔で視線を逸らした。
そう。これでいい。
私はもう何者にも縛られずに、自由に生きるのだ。
「闇魔法は憎しみや怒りといった負の感情で出来ている。」
なるほど。私は何の憎しみも抱かず、ただ言われるがままに闇魔法を吸収した。だから馴染まなかったのか。
つまりさっき私の闇魔法が暴走したのは…私が怒りや憎しみを抱いたから?
「闇魔法は馴染んでしまえば扱いは簡単だが、自分の感情をコントロールしなければ暴走することもある。」
感情…。私には自分の感情も、人の感情も分からない。
「ケネスは暴走させたことがあるの?」
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