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第59話 ドナドナ
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宮殿の一角に、宮廷魔術師たちにあてがわれている部屋が集まっている場所が存在する。俺はその中の一部屋にノックをするや否や部屋の主の了承すら得ずに駆け込んだ。
「すみませんライドさんお願いします助けてください何も聞かずに俺はここに来なかった居ない知らない見なかったって言ってくださいお願いします何でもはしませんけどお礼はしますから!」
部屋の主であるライド――俺とアウロラの師匠でもある――がぽかんと口を開けているのをしり目に、勝手知ったる他人の部屋とばかりにクローゼットの中に潜り込んで扉を閉じた。
「な、なんですか、ナオヤ君。いきなりどうしたというのです?」
「すみませんホント困ってるのでお願いします。できればもう話しかけないで頂けるとありがたいです。奴らにバレてしまいますから」
くっ、このロッカー結構息苦しくて暑い。でも我慢だ我慢……ちょっとあいつらの頭が冷えればきっとこの嵐は過ぎ去ってくれるはずだ。
「奴ら……もしかして魔族が襲撃してきたのですか?」
「いえ、似てるけど違います。すみません本当にヤバいのでもう黙ります」
俺はクローゼットの中で手を合わせ、この世界に居たという神様に向けて必死に祈っていた。
頼む頼む頼む頼む。見つかりませんように見つかりませんように……。
というかアンタの娘たちプラスアルファが原因なんだからマジで何とかしてくれぇ!!
なんて祈りも虚しく、どたどたと足音が近づいてくると、ドバンッと激しい物音が響く。間違いなくドアが蹴破られたか、天使特有のとんでもない身体能力で無理やりこじ開けてしまったのだろう。
「邪魔するぞ! ナオヤが逃げ込んで来たかもしれねえんだ!」
「お姉ちゃんの追跡からは逃げられないんだからね!」
うひー、勘弁してくれぇ。
こんな時のアウロラはチートすぎるだろ。絶対逃げ切れる気がしねぇ!
つか廊下とかで足跡も残らないだろうにどうやって追跡して来てんだよ。匂いか!? 匂いなのか!?
野生生物並じゃねえか!
「申し訳ありません~。モルモッ……ナオヤ様を探しているんですが、お見かけになられなかったでしょうか?」
今絶対モルモットって言おうとしたろ!? 俺を実験動物扱いしようとしたろ!?
「あ、あのゼアル様、アウロラ君とそちらの方。いきなりなんなのでしょうか。私も仕事がありますのであまり騒ぐのは勘弁していただきたいのですが……」
さすが宮廷魔術師。例えゼアル相手であろうとあまり怯んではいない様だった。
……ここ一週間、ゼアルが遊びまくったせいで、親しみやすさが爆発しまくって、畏れ多いとかそんな感じの権威的な何かが大暴落してしまったとかそういうのもあるだろうが。
ヴァイダはローブの中に翼を収納している為、天使であると気付かれていないのかもしれない。
アウロラは生徒だから怯むとかそれ以前の問題だろう。
「お前は……ライドだったな。オレのナオヤがどこに行ったか知らねえか?」
「ゼアルのじゃないでしょ? みんなのって話し合って決めたじゃない」
「そうですよ、右半分をアウロラ様が。左半分をゼアルさんが。そして脳と脊髄を私がと決めたではありませんか」
だからいちいち怖えよ言ってることが!
ヴァイダさん絶対俺を真っ二つに切る事前提で話してるだろチクショウ!
「それじゃナオヤが死んじゃうでしょ!」
ナイスアウロラ。もっと言ってやってくれ!
「死んだらナオヤの魂は永遠にオレのものか……」
なあ、ゼアル。お前天使のはずだよな? 天使だよな!? 悪魔っぽい事言ってる気がするんだが!?
もしかして遊び過ぎて堕天使になっちゃったとかあるのか!?
「いいえ、脳と脊髄だけになっても人間は生きて居られますよ」
「……そうなの? ならいいのかしら」
いやいやいやいや、絶対騙されてるからなアウロラ!
話したり遊んだり触れ合ったりも出来ない状態を生きてるなんて俺は絶対認めないぞ!?
「とにかくライドさん。ナオヤはこの部屋付近に来たはずなんです。知りませんか?」
「そのクローゼットの中に居ます」
秒で売るんじゃねぇぇぇぇっ!! 滅茶苦茶頼りにしてたのになんでぇぇっ!? 信じてたのにぃぃ。
「うっし、捕獲完了!」
「さすがね、ゼアル」
ふんわりとした力がクローゼットの周りから染み込んできて、俺は浮遊感を覚える。想像になるが、ゼアルがクローゼットをお得意の障壁で包んで持ち上げたのだろう。
…………あ、クローゼットが開かない。俺の人生終わった。
というか――。
「なんでライドさんそんなすぐ俺を売るんですかぁぁぁっ!!」
もしかしたら逃げられたかもしれないのにぃぃ!
俺が何したって言うんですか!
「黙りなさいっ。君が私の立場だったことを考えてみなさい。見目麗しい女性三人に取り合いをされて逃げ回るとか羨ましいっ!」
「私怨だぁぁぁっ!!」
いやリア充爆発しろとか俺も思った事あるよ?
でもこれそんなのじゃねえし! 俺まだ告白されたことも、女の子とキスした事だってないし、デートって言えるような事だってした事ないんだぁ!
そんな状態なのに思いっきり引っ張られたり解剖されそうになったりしたら絶対ライドさんだって逃げるでしょ!?
俺はまだリア充じゃないぃぃぃ!
「うるせーぞナオヤ。いいから塔に帰るぞ」
「べ、別に何かするってわけじゃないのよ。ただちょっと一緒に居たいってだけなんだから」
ホントにそれだけで終わるなら俺も逃げねえよ……。
「大丈夫ですよ、ナオヤ様。痛くありませんから」
「だからヴァイダさんは何をするつもりですか!!」
「えっと、催眠状態にして知っている事全てを洗いざらい……」
「絶対嫌だぁぁぁぁっ」
男の子には知られたくない秘密がいっぱいあるの!
ゼアルやアウロラに抱き着かれてちょっと元気になっちゃったとか色々!
知られたら俺もう生きていけないっ。男子高校生は傷つきやすいガラスの心を持っていて繊細なんだからなっ。
「あ、あとでクローゼットは返しにくるから心配すんな」
「ありがとうございます、ゼアル様。ですがすぐ使用するわけでもありませんので一日二日無くても支障はありません。是非ナオヤ君を数日間ほど監禁するのにお使いください」
「なんでそんな酷い事言うんですかぁぁっ。信じてたのにぃぃ!」
「いいかい、ナオヤ君。宮廷魔術師は出会いが少ないんだ」
「それと何の関係があるんですかぁ!」
「関係? そんなの、やっかみに決まっているじゃないですか」
くぅぅっ、陰口叩かれるよりはマシかもなんて思ってしまった……じゃない。別にこれはそんなライドさんが考えてるほど羨ましがられるような事態じゃないんです!
ラブコメ漫画の主人公がなんであんな逃げてんだよとか思って読んでましたけど、実際自分がその立場になったら絶対逃げるから!
責任とかプレッシャーとか半端ないの!
「そういう訳で早く幸せになりなさい、ナオヤ君」
「ゼアルとアウロラだけならその可能性もありましたけどヴァイダさんが混じる時点でそのルートは潰れているんですよぉ……」
だから助けて……。
「祈りは捧げてあげます」
「そんなぁ~~……」
という訳で俺は脱走後10分もしない内に捕縛され、ドナドナされて行ったのだった。
「すみませんライドさんお願いします助けてください何も聞かずに俺はここに来なかった居ない知らない見なかったって言ってくださいお願いします何でもはしませんけどお礼はしますから!」
部屋の主であるライド――俺とアウロラの師匠でもある――がぽかんと口を開けているのをしり目に、勝手知ったる他人の部屋とばかりにクローゼットの中に潜り込んで扉を閉じた。
「な、なんですか、ナオヤ君。いきなりどうしたというのです?」
「すみませんホント困ってるのでお願いします。できればもう話しかけないで頂けるとありがたいです。奴らにバレてしまいますから」
くっ、このロッカー結構息苦しくて暑い。でも我慢だ我慢……ちょっとあいつらの頭が冷えればきっとこの嵐は過ぎ去ってくれるはずだ。
「奴ら……もしかして魔族が襲撃してきたのですか?」
「いえ、似てるけど違います。すみません本当にヤバいのでもう黙ります」
俺はクローゼットの中で手を合わせ、この世界に居たという神様に向けて必死に祈っていた。
頼む頼む頼む頼む。見つかりませんように見つかりませんように……。
というかアンタの娘たちプラスアルファが原因なんだからマジで何とかしてくれぇ!!
なんて祈りも虚しく、どたどたと足音が近づいてくると、ドバンッと激しい物音が響く。間違いなくドアが蹴破られたか、天使特有のとんでもない身体能力で無理やりこじ開けてしまったのだろう。
「邪魔するぞ! ナオヤが逃げ込んで来たかもしれねえんだ!」
「お姉ちゃんの追跡からは逃げられないんだからね!」
うひー、勘弁してくれぇ。
こんな時のアウロラはチートすぎるだろ。絶対逃げ切れる気がしねぇ!
つか廊下とかで足跡も残らないだろうにどうやって追跡して来てんだよ。匂いか!? 匂いなのか!?
野生生物並じゃねえか!
「申し訳ありません~。モルモッ……ナオヤ様を探しているんですが、お見かけになられなかったでしょうか?」
今絶対モルモットって言おうとしたろ!? 俺を実験動物扱いしようとしたろ!?
「あ、あのゼアル様、アウロラ君とそちらの方。いきなりなんなのでしょうか。私も仕事がありますのであまり騒ぐのは勘弁していただきたいのですが……」
さすが宮廷魔術師。例えゼアル相手であろうとあまり怯んではいない様だった。
……ここ一週間、ゼアルが遊びまくったせいで、親しみやすさが爆発しまくって、畏れ多いとかそんな感じの権威的な何かが大暴落してしまったとかそういうのもあるだろうが。
ヴァイダはローブの中に翼を収納している為、天使であると気付かれていないのかもしれない。
アウロラは生徒だから怯むとかそれ以前の問題だろう。
「お前は……ライドだったな。オレのナオヤがどこに行ったか知らねえか?」
「ゼアルのじゃないでしょ? みんなのって話し合って決めたじゃない」
「そうですよ、右半分をアウロラ様が。左半分をゼアルさんが。そして脳と脊髄を私がと決めたではありませんか」
だからいちいち怖えよ言ってることが!
ヴァイダさん絶対俺を真っ二つに切る事前提で話してるだろチクショウ!
「それじゃナオヤが死んじゃうでしょ!」
ナイスアウロラ。もっと言ってやってくれ!
「死んだらナオヤの魂は永遠にオレのものか……」
なあ、ゼアル。お前天使のはずだよな? 天使だよな!? 悪魔っぽい事言ってる気がするんだが!?
もしかして遊び過ぎて堕天使になっちゃったとかあるのか!?
「いいえ、脳と脊髄だけになっても人間は生きて居られますよ」
「……そうなの? ならいいのかしら」
いやいやいやいや、絶対騙されてるからなアウロラ!
話したり遊んだり触れ合ったりも出来ない状態を生きてるなんて俺は絶対認めないぞ!?
「とにかくライドさん。ナオヤはこの部屋付近に来たはずなんです。知りませんか?」
「そのクローゼットの中に居ます」
秒で売るんじゃねぇぇぇぇっ!! 滅茶苦茶頼りにしてたのになんでぇぇっ!? 信じてたのにぃぃ。
「うっし、捕獲完了!」
「さすがね、ゼアル」
ふんわりとした力がクローゼットの周りから染み込んできて、俺は浮遊感を覚える。想像になるが、ゼアルがクローゼットをお得意の障壁で包んで持ち上げたのだろう。
…………あ、クローゼットが開かない。俺の人生終わった。
というか――。
「なんでライドさんそんなすぐ俺を売るんですかぁぁぁっ!!」
もしかしたら逃げられたかもしれないのにぃぃ!
俺が何したって言うんですか!
「黙りなさいっ。君が私の立場だったことを考えてみなさい。見目麗しい女性三人に取り合いをされて逃げ回るとか羨ましいっ!」
「私怨だぁぁぁっ!!」
いやリア充爆発しろとか俺も思った事あるよ?
でもこれそんなのじゃねえし! 俺まだ告白されたことも、女の子とキスした事だってないし、デートって言えるような事だってした事ないんだぁ!
そんな状態なのに思いっきり引っ張られたり解剖されそうになったりしたら絶対ライドさんだって逃げるでしょ!?
俺はまだリア充じゃないぃぃぃ!
「うるせーぞナオヤ。いいから塔に帰るぞ」
「べ、別に何かするってわけじゃないのよ。ただちょっと一緒に居たいってだけなんだから」
ホントにそれだけで終わるなら俺も逃げねえよ……。
「大丈夫ですよ、ナオヤ様。痛くありませんから」
「だからヴァイダさんは何をするつもりですか!!」
「えっと、催眠状態にして知っている事全てを洗いざらい……」
「絶対嫌だぁぁぁぁっ」
男の子には知られたくない秘密がいっぱいあるの!
ゼアルやアウロラに抱き着かれてちょっと元気になっちゃったとか色々!
知られたら俺もう生きていけないっ。男子高校生は傷つきやすいガラスの心を持っていて繊細なんだからなっ。
「あ、あとでクローゼットは返しにくるから心配すんな」
「ありがとうございます、ゼアル様。ですがすぐ使用するわけでもありませんので一日二日無くても支障はありません。是非ナオヤ君を数日間ほど監禁するのにお使いください」
「なんでそんな酷い事言うんですかぁぁっ。信じてたのにぃぃ!」
「いいかい、ナオヤ君。宮廷魔術師は出会いが少ないんだ」
「それと何の関係があるんですかぁ!」
「関係? そんなの、やっかみに決まっているじゃないですか」
くぅぅっ、陰口叩かれるよりはマシかもなんて思ってしまった……じゃない。別にこれはそんなライドさんが考えてるほど羨ましがられるような事態じゃないんです!
ラブコメ漫画の主人公がなんであんな逃げてんだよとか思って読んでましたけど、実際自分がその立場になったら絶対逃げるから!
責任とかプレッシャーとか半端ないの!
「そういう訳で早く幸せになりなさい、ナオヤ君」
「ゼアルとアウロラだけならその可能性もありましたけどヴァイダさんが混じる時点でそのルートは潰れているんですよぉ……」
だから助けて……。
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