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第45話 はーれむどりぃーむ
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眩しい。
まず感じたことはそれだけだった。
まぶたを貫通してきた強い日差しに、俺はまどろみの中から無理やり引きずり出されてしまう。
もっと寝ていたいと頭が要求してくる。
その本能に従って、俺は光から逃れるべく寝返りを打とうとして……左右からガッチリとロックされていて動けない事に気付く。
邪魔だなこれ、と、寝ぼけ眼で右腕を動かすも――。
「あっ……んんっ……」
何故かアウロラのちょっとエッチな声が聞こえてきてしまう。
ならば左腕をと思って動かしてみれば、
「……ひゃっ、あふっ……うんぅっ……」
なんてゼアルの艶っぽい吐息が吹きつけられる。
「………………」
そんな、ちょっといけない気配が忍び寄って来たのを感じた俺の意識は瞬く間に覚醒する。
俺は目を閉ざしたまま何故こんな事になったのかを考えて――全く分からなかった。
昨日というか、朝方までしこたま遊び、さすがに限界が来た俺とアウロラは少し仮眠させてもらう事にしたのだ。
そうすると、ゼアルは睡眠をとる必要も無いくせ同じ様に眠りたいと言い出したため、三人で仲良く川の字に並んで就寝した……はずである。
それぞれがきちんと毛布に包まって、1メートル位ずつしっかりと距離を取ったはずなのだ。
……今は全く違うのだが。
俺はすこーしだけ目を開けると、横目でアウロラが寝ていたはずの右側を確認する。予想通り、アウロラは自らの寝床にはおらず、何故か俺の右腕にしがみつき、すやすやと寝息を立てていた。
次は左に居るゼアルの方へ目線を向け――。
「ぐっ――!」
思わず吹き出しそうになってしまったが、歯を食いしばって呼気の塊を無理やり飲み込む。空気の塊が喉を圧迫し、強い痛みを訴えてくるが、それどころではなかった。
ゼアルが俺の腕に抱き着いている。ここまでは百歩譲って構わない。
アウロラみたいに寝ぼけて抱き着いた、なんてことがあるかもしれないからだ。
問題はそこから先。
――なんで、なんで……俺の腕がゼアルの服っていうか胸を隠している帯の様な一枚布の中に入ってるんだよ! つかどうやったら入るんだよ!
意図的に入れないと無理だろ、どう考えても!
え、なに? ゼアルがわざわざ俺の腕をチチバンド――勝手に命名。パラオ語ではない――の中に突っ込んだってのか!?
何のためにんな事したんだよ、ちくしょう!!
仄かなふくらみが腕に触れててちょっと興奮しちゃうじゃないか……じゃねえよ。何考えてんだよ俺!
原因なんかどうでもいい。今は脱出を考えるべきだ。
アウロラかゼアル、どちらかが目を覚ませば俺の人生は終了してしまう。
何とかしてこの窮地を脱しなければ……!
よ、よしまずはどうなってるか確認しよう。
いや、これは邪な気持ちがあってする行動じゃないぞ。きちんと状況を確認しないと脱出するのも難しいってだけだからな、うん。
なんて誰に対する言い訳か分からない言い訳を必死に脳内で繰り返してから薄眼でゼアルの方を確認し――。
もうちょっとで見え……じゃねえよ俺! そこ確認すんな!
見ちゃダメだろ! 俺の事友達だとか言ってくれたゼアルをそんな目で見ちゃダメとかじゃなくってこっそりそういう箇所見て興奮するとか最悪だろ! つうか、発情じゃなくって友愛だよとか昨日ドヤ顔してたじゃねえか。それが速攻で発情してたら説得力ゼロだっつうの!
とりあえず深呼吸して落ち着け。
ひっひっふー、ひっひっふー……ってこれラマーズ法だからな!
妊娠しねえよ! 男だよ俺!
あああぁぁ、もう思考がそっちにしか行かねぇ……!
なんて懊悩を繰り返していたら――。
「んんっ……ナオヤ」
右側からそんな寝言が聞こえて来て、俺は思わず身を固くしてしまった。
しばらく待つこと数分。どうやらアウロラは寝言を口にしただけのようで、目を覚ましたわけではない様だった。
……まったく、心臓に悪い。
安心した俺は、胸を撫で下ろすと緊張を解き、左腕の脱出を再開する。
まずはすこーしだけ足を動かして体をほんのちょこっとだけ上へと移動させると、左腕をそろそろと引き抜いていく。
結構な力で抱き着かれているため、ほとんど動かないが、少し左右に揺すって隙間を作り――。
「うぅん……」
胸の谷間――というほど谷間ではなく、くぼみと言った方が正しいだろう――で、モゾモゾと動かれてあまり居心地が良くなかったのだろう。
ゼアルは鼻を鳴らしながら俺の腕を更にガッチリと抱え直してしまった。
これで脱出は不可能になってしまった……様に見えるが俺はまだ脱出を諦めてはいない。
左腕だけでやろうとしたから失敗したのだ。
先に右腕を解放し、自由になった右腕でゼアルの手を解いてしまえば恐らく脱出は可能なはず。
そう判断して今度はアウロラの方へと意識を向けた。
眠っているアウロラは、思わずドキッとしてしまうほど清楚な雰囲気を纏った美少女である。……起きると結構子どもっぽい言動なので、そういう事を意識しないで済むのだが。
とにかく寝ているアウロラを見ていると、俺の心臓は知らず知らずの内にアクセルを全開でべた踏みするらしい。
これ以上自分の心臓を傷めつける趣味はないので、俺は脱出に専念することにする。
幸いアウロラはゼアルと違って俺の腕に抱き着いているだけだ。
ついでにまっ平らであるため、柔らかいなとかの感触を楽しむ――じゃない、気を散らすこともない。
こちらの方が難易度は低いはずだ。
俺は肩を竦める要領で、そろそろと腕を引っ張り上げる。
ゼアルでやってしまった失敗を生かし、気付かれない位ゆっくりと。
そうやって3センチほど動かしたところで、
「だめぇ……」
アウロラが再び寝言を発した。
目が開いていない事と二度目という事も相まって、今度は驚かずに居られる。
腕の動きを止めて、しばらく様子を伺って――。
「私のハチノコ、食べちゃ……らめぇ……」
食わねえよ! というツッコミは、起こしてはいけないので胸中だけに留めておく。
「あ~……」
もう食べる必要はなくなったんだから、夢の中とはいえもっといい物食べてもいいんだぞって……。
「ん?」
アウロラ、なんで口開けてんの?
なんでそのまま近づいてくるの? え、ちょっ、待っ……。
――パクンッ、という音を立てて、アウロラが俺の耳たぶに噛みついてくる。
ただ、寝ぼけているからか大して力が入っておらず、猫がするような甘噛みに近い。
「むもむも……」
耳たぶにザラリとした舌が触れ、俺の背筋に電流が走る。
更にはアウロラの吐息が耳朶をくすぐり、ゾクゾクと得も言われぬ快感が体中を駆け巡った。
びくびくと反応しそうになる体を意志の力で押さえつけ、漏れそうになる声を必死に我慢する。
その間もアウロラは俺の耳を執拗に攻め続けた。
「おいひい……」
俺の耳は美味しくねえよって……ああやめてへ……。ち、ちからが抜けるぅ……。
アウロラの舌技と口技の前に、俺は腰砕けになりつつあった。
……こんな事されたの初めてなんだよ、くそう。もっとや……じゃなくって、何とかして抜け出さないと俺がダメになってしまう。
とはいえ、普段から可愛いな~とか思っているアウロラにこんなことされて、俺が早々抵抗しようと思えるわけもなく、ただひたすらに与えられる快感の前に俺の思考はドロドロと溶けだしてしまい、なし崩し的に甘噛みの感触を堪能してしまっていた。
「あー……んっ」
ガブリ、と歯が皮膚の下にまで侵入してくる。
「ってぇぇぇっ!」
油断していた所に襲って来た一撃は強烈で、思わず俺は大きな声で悲鳴を上げてしまった。
「な、なんだぁっ!?」
「ふへえぇぇっ!?」
しまった、と思ってももう遅い。俺に抱き着いていた二人が飛び起きてしまう。
もう迷っている暇はなかった。
乳中に活を求める、これしか――ないっ!
「アウロラァァっ!! 俺を食うなぁぁ!!」
俺はわざと大袈裟に痛がりつつ、アウロラの体をせいっ! と力を込めて持ち上げ、ゼアルを巻き込むように転がっていく。
「おうぅわぁっ!?」
「あいたっ」
三人で縺れ合いながら転がり、俺はどさくさに紛れてゼアルとアウロラのホールドから腕を取り返す。
ゼアルの服が乱れていても、きっとこのせいだと勘違いしてくれるはず。
俺が腕を取り戻すときにちょっとピンク色のものが見えた気がしなくもないがきっと気のせいだ。……後で脳内フォルダを見返そ。
そうやって、とりあえずは難を逃れたのであった。
まず感じたことはそれだけだった。
まぶたを貫通してきた強い日差しに、俺はまどろみの中から無理やり引きずり出されてしまう。
もっと寝ていたいと頭が要求してくる。
その本能に従って、俺は光から逃れるべく寝返りを打とうとして……左右からガッチリとロックされていて動けない事に気付く。
邪魔だなこれ、と、寝ぼけ眼で右腕を動かすも――。
「あっ……んんっ……」
何故かアウロラのちょっとエッチな声が聞こえてきてしまう。
ならば左腕をと思って動かしてみれば、
「……ひゃっ、あふっ……うんぅっ……」
なんてゼアルの艶っぽい吐息が吹きつけられる。
「………………」
そんな、ちょっといけない気配が忍び寄って来たのを感じた俺の意識は瞬く間に覚醒する。
俺は目を閉ざしたまま何故こんな事になったのかを考えて――全く分からなかった。
昨日というか、朝方までしこたま遊び、さすがに限界が来た俺とアウロラは少し仮眠させてもらう事にしたのだ。
そうすると、ゼアルは睡眠をとる必要も無いくせ同じ様に眠りたいと言い出したため、三人で仲良く川の字に並んで就寝した……はずである。
それぞれがきちんと毛布に包まって、1メートル位ずつしっかりと距離を取ったはずなのだ。
……今は全く違うのだが。
俺はすこーしだけ目を開けると、横目でアウロラが寝ていたはずの右側を確認する。予想通り、アウロラは自らの寝床にはおらず、何故か俺の右腕にしがみつき、すやすやと寝息を立てていた。
次は左に居るゼアルの方へ目線を向け――。
「ぐっ――!」
思わず吹き出しそうになってしまったが、歯を食いしばって呼気の塊を無理やり飲み込む。空気の塊が喉を圧迫し、強い痛みを訴えてくるが、それどころではなかった。
ゼアルが俺の腕に抱き着いている。ここまでは百歩譲って構わない。
アウロラみたいに寝ぼけて抱き着いた、なんてことがあるかもしれないからだ。
問題はそこから先。
――なんで、なんで……俺の腕がゼアルの服っていうか胸を隠している帯の様な一枚布の中に入ってるんだよ! つかどうやったら入るんだよ!
意図的に入れないと無理だろ、どう考えても!
え、なに? ゼアルがわざわざ俺の腕をチチバンド――勝手に命名。パラオ語ではない――の中に突っ込んだってのか!?
何のためにんな事したんだよ、ちくしょう!!
仄かなふくらみが腕に触れててちょっと興奮しちゃうじゃないか……じゃねえよ。何考えてんだよ俺!
原因なんかどうでもいい。今は脱出を考えるべきだ。
アウロラかゼアル、どちらかが目を覚ませば俺の人生は終了してしまう。
何とかしてこの窮地を脱しなければ……!
よ、よしまずはどうなってるか確認しよう。
いや、これは邪な気持ちがあってする行動じゃないぞ。きちんと状況を確認しないと脱出するのも難しいってだけだからな、うん。
なんて誰に対する言い訳か分からない言い訳を必死に脳内で繰り返してから薄眼でゼアルの方を確認し――。
もうちょっとで見え……じゃねえよ俺! そこ確認すんな!
見ちゃダメだろ! 俺の事友達だとか言ってくれたゼアルをそんな目で見ちゃダメとかじゃなくってこっそりそういう箇所見て興奮するとか最悪だろ! つうか、発情じゃなくって友愛だよとか昨日ドヤ顔してたじゃねえか。それが速攻で発情してたら説得力ゼロだっつうの!
とりあえず深呼吸して落ち着け。
ひっひっふー、ひっひっふー……ってこれラマーズ法だからな!
妊娠しねえよ! 男だよ俺!
あああぁぁ、もう思考がそっちにしか行かねぇ……!
なんて懊悩を繰り返していたら――。
「んんっ……ナオヤ」
右側からそんな寝言が聞こえて来て、俺は思わず身を固くしてしまった。
しばらく待つこと数分。どうやらアウロラは寝言を口にしただけのようで、目を覚ましたわけではない様だった。
……まったく、心臓に悪い。
安心した俺は、胸を撫で下ろすと緊張を解き、左腕の脱出を再開する。
まずはすこーしだけ足を動かして体をほんのちょこっとだけ上へと移動させると、左腕をそろそろと引き抜いていく。
結構な力で抱き着かれているため、ほとんど動かないが、少し左右に揺すって隙間を作り――。
「うぅん……」
胸の谷間――というほど谷間ではなく、くぼみと言った方が正しいだろう――で、モゾモゾと動かれてあまり居心地が良くなかったのだろう。
ゼアルは鼻を鳴らしながら俺の腕を更にガッチリと抱え直してしまった。
これで脱出は不可能になってしまった……様に見えるが俺はまだ脱出を諦めてはいない。
左腕だけでやろうとしたから失敗したのだ。
先に右腕を解放し、自由になった右腕でゼアルの手を解いてしまえば恐らく脱出は可能なはず。
そう判断して今度はアウロラの方へと意識を向けた。
眠っているアウロラは、思わずドキッとしてしまうほど清楚な雰囲気を纏った美少女である。……起きると結構子どもっぽい言動なので、そういう事を意識しないで済むのだが。
とにかく寝ているアウロラを見ていると、俺の心臓は知らず知らずの内にアクセルを全開でべた踏みするらしい。
これ以上自分の心臓を傷めつける趣味はないので、俺は脱出に専念することにする。
幸いアウロラはゼアルと違って俺の腕に抱き着いているだけだ。
ついでにまっ平らであるため、柔らかいなとかの感触を楽しむ――じゃない、気を散らすこともない。
こちらの方が難易度は低いはずだ。
俺は肩を竦める要領で、そろそろと腕を引っ張り上げる。
ゼアルでやってしまった失敗を生かし、気付かれない位ゆっくりと。
そうやって3センチほど動かしたところで、
「だめぇ……」
アウロラが再び寝言を発した。
目が開いていない事と二度目という事も相まって、今度は驚かずに居られる。
腕の動きを止めて、しばらく様子を伺って――。
「私のハチノコ、食べちゃ……らめぇ……」
食わねえよ! というツッコミは、起こしてはいけないので胸中だけに留めておく。
「あ~……」
もう食べる必要はなくなったんだから、夢の中とはいえもっといい物食べてもいいんだぞって……。
「ん?」
アウロラ、なんで口開けてんの?
なんでそのまま近づいてくるの? え、ちょっ、待っ……。
――パクンッ、という音を立てて、アウロラが俺の耳たぶに噛みついてくる。
ただ、寝ぼけているからか大して力が入っておらず、猫がするような甘噛みに近い。
「むもむも……」
耳たぶにザラリとした舌が触れ、俺の背筋に電流が走る。
更にはアウロラの吐息が耳朶をくすぐり、ゾクゾクと得も言われぬ快感が体中を駆け巡った。
びくびくと反応しそうになる体を意志の力で押さえつけ、漏れそうになる声を必死に我慢する。
その間もアウロラは俺の耳を執拗に攻め続けた。
「おいひい……」
俺の耳は美味しくねえよって……ああやめてへ……。ち、ちからが抜けるぅ……。
アウロラの舌技と口技の前に、俺は腰砕けになりつつあった。
……こんな事されたの初めてなんだよ、くそう。もっとや……じゃなくって、何とかして抜け出さないと俺がダメになってしまう。
とはいえ、普段から可愛いな~とか思っているアウロラにこんなことされて、俺が早々抵抗しようと思えるわけもなく、ただひたすらに与えられる快感の前に俺の思考はドロドロと溶けだしてしまい、なし崩し的に甘噛みの感触を堪能してしまっていた。
「あー……んっ」
ガブリ、と歯が皮膚の下にまで侵入してくる。
「ってぇぇぇっ!」
油断していた所に襲って来た一撃は強烈で、思わず俺は大きな声で悲鳴を上げてしまった。
「な、なんだぁっ!?」
「ふへえぇぇっ!?」
しまった、と思ってももう遅い。俺に抱き着いていた二人が飛び起きてしまう。
もう迷っている暇はなかった。
乳中に活を求める、これしか――ないっ!
「アウロラァァっ!! 俺を食うなぁぁ!!」
俺はわざと大袈裟に痛がりつつ、アウロラの体をせいっ! と力を込めて持ち上げ、ゼアルを巻き込むように転がっていく。
「おうぅわぁっ!?」
「あいたっ」
三人で縺れ合いながら転がり、俺はどさくさに紛れてゼアルとアウロラのホールドから腕を取り返す。
ゼアルの服が乱れていても、きっとこのせいだと勘違いしてくれるはず。
俺が腕を取り戻すときにちょっとピンク色のものが見えた気がしなくもないがきっと気のせいだ。……後で脳内フォルダを見返そ。
そうやって、とりあえずは難を逃れたのであった。
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