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第19話 一歩前へ…という言い訳
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「今日は専門家の観点から皆の動きを分析してもらう為に特別講師に来てもらいました」
「…………水原誠二等空尉だ……です」
水原誠というパイロットは相当優秀な人物であるらしい。
その上由仁達に好意的という事で、訓練室までご足労願ったのである。
個人的に会いたかったとかそういうことはもちろんない。
職権乱用もしてはいない。
少しだけ、少しだけ由仁達の寿命を延ばすことに協力してもらっているだけ。
僕は昨日安寿さんに告げられた事を思い出す。
「もう限界よ」と、彼女は言った。
その意味は分かっている。美弥と由仁が使われる作戦がもうすぐ発動するという事だ。
技量不足を理由に延ばすことは、出来なかった。
EE体に『次』が、恋が生まれてしまったから。
だから、優秀なパイロットに指導してもらうという名分で、ほんの少しだけ最後の悪あがきをしたのだ。
「はい、みんな大きな声で挨拶しよう」
「は~い!」
美弥が両手で万歳をしつつ、大喜びではしゃぎながら返事をする。
対して由仁はというと……。
「………………」
むすっとした顔で水原の事を睨みつけるまでは行かないが、怪訝そうな顔で様子を窺っていた。
「…………もしかして貴方本当にスト――」
「水原二尉には僕が頼んできてもらったんだよ、由仁」
不穏な単語が由仁の口から出て来そうだったので、機先を制し、釘を刺しておく。
「そ、そう先生が仰るのでしたら……」
そう説明をしても、由仁から出る視線の槍はグサグサと水原に突き刺さっている。
一応女性関係では大して浮いた話がないという調査結果が出ていたので、水原は女性との付き合い方があまりうまくないのかもしれない。それはそれで安全なのでとてもいいことなのだが。
「じゃあ挨拶をしよう。せーのっ」
「お願いしま~すっ」
「お願いします」
「…………」
恋はまだ知らない人に挨拶出来ていないが、この場に居られるだけで十分成長したと見ていいだろう。
「はい、それじゃあ訓練を始めようか。まずは水原二尉から二人の操縦技術に関しての感想を言ってもらうよ」
実際の訓練に使うシミュレーションのデータや二人が実際に操縦している様子の映像などを渡し、指導内容を考えて来てもらっていた。
僕は視線で水原二尉へと合図を送る。
「了解しました」
彼が少し固い言動をしているのは、僕、つまり感情・自我発露個体情報担当官の地位が3佐相当で上官に当たるからだ。
ただ、この場所ではあくまでも『授業』であることを伝えている為、そうしゃちほこばる必要もないのだが、なかなかそうもいかないらしい。
「まず自分が思った事は、判断が遅すぎる事です」
由仁の判断は平均して0.8~1.1秒。美弥は約1.5秒だ。
EE体でない生体誘導機の平均値は約一秒なので、由仁はむしろそれより早いのだが、それでも水原に言わせれば遅すぎるらしい。
自分の操縦に自信を持っていた由仁の視線が、少しだけ鋭くなった。
「いちいち考えて判断するのではなく、体が反応するレベルでなければ空戦ではやっていけません」
「その感覚を養うのは、相当難しそうだけれどね」
それが出来るから水原二尉は何度出撃しても生きて帰って来られるのだ。
だが、生体誘導機はそうもいかない。
作戦が成功すればそれはイコール死であるし、失敗してもほとんど死だ。
唯一生存して帰ってくるのは使われなかった時だけ。それでは経験もクソも無い。
更に言うならば、経験させるだけの時間もないのが普通だ。
EE体が戦果を挙げているから特別に訓練する期間が設けられただけ。
「その通りです。だから自分がある程度状況をパターン化してきましたので、それに合わせて体が動く様訓練を積めばよいかと」
もちろんその状況のデータは用意してある。いずれ訓練機で実際に使用することになるだろう。
「それからもう一つ」
水原二尉からの合図で僕は手元のプロジェクターを弄り、コックピットから敵機の群れが映っているCGをホワイトボードに映し出す。
「ゆ、由仁。お前はこれを見てどの方角に機体を進める?」
「……敵機の居ない方。左斜めの穴」
答えが簡単すぎたのか、由仁は訝し気に眉を顰めた後、恐る恐る答えを口にする。
「正解だ」
「それは簡単すぎ――」
「その次はどう動く?」
由仁の抗議に被せる様に水原二尉が問いかけ、由仁の動きが固まった。
「敵がどう動くのか予想する。更に、敵の現在地を見て、後ろの敵がどの位置に居るのか予測するんだ。いいか。敵機の中を高速ですり抜けていくんだから予想の連続だ。それが出来なければ話にならない」
「で、でもなんの情報も無かったら予想のしようがないじゃない」
「それでも山を張るんだ」
水原二尉が、由仁から視線を外すと、そのまま美弥へ向ける。
「そういう予想はお前の方が得意みたいだな」
「そ、そうなのかな?」
予想、つまりは勘。ほとんど根拠のない決めつけなのだから、これは確かに美弥の得意そうな分野だった。
「データでは、偶に次の障害に備えて機体を操縦しているのが伺えた。予想が出来ている証拠だ」
「おぉ……。私って凄い?」
「結果が伴っていないのだから凄いとは言えないな」
少しテンションが上がりかけたところを叩き落されてしまったため、美弥はがっくりとうな垂れてしまった。
美弥は褒められるのを特に喜ぶので、ここでより褒めて伸ばして欲しかったのだが、こういう教育は水原二尉の専門分野ではないので仕方がないのだろう。
「他にも、最短距離と最短時間のルートが違う事を……」
まだまだ水原二尉の講義は続く。
優秀なパイロットであるが故に、粗を沢山見つけてしまい、それを指摘したくて仕方がないのだろう。ベテラン整備員が、新人の仕事に我慢が出来なくなって工具を奪い取ってしまうのと似たような感じだった。
ここまで美弥と由仁に指導してくれる水原二尉には本当に頭が下がる思いだ。
彼女たちは生体誘導機であるが故に、ここまで親密に関わりを持ってくれる人はとても希少である。すぐに死んでしまう、しかも自分たちが利用して死ねと命ずる存在なのだから、むしろ避けたくなるのが普通だ。
これまでも、意見を聞いたりデータを修正したりするのに付き合ってくれる人は居ても、直接指導してくれる人は居なかった。
人間にしか見えない存在を、より効率的に使うための方法を考えるなんて、狂っている人間か、狂う途中の人間にしか出来ないだろう。
水原二尉は、恐らく後者だ。
僕は……多分、とっくの昔に狂っている。
だから美弥を、由仁を、笑顔で騙すことが出来るし、水原二尉を平気でこんな地獄に引きずり込めるのだ。
それでも、少しでも長く二人の少女が生きられるのだから……。
「相馬情報担当官。次の映像をよろしいでしょうか」
「……ああ、すまない」
暗い虚を落ちていく思考を切り変え、授業の補佐に集中したのだった。
「…………水原誠二等空尉だ……です」
水原誠というパイロットは相当優秀な人物であるらしい。
その上由仁達に好意的という事で、訓練室までご足労願ったのである。
個人的に会いたかったとかそういうことはもちろんない。
職権乱用もしてはいない。
少しだけ、少しだけ由仁達の寿命を延ばすことに協力してもらっているだけ。
僕は昨日安寿さんに告げられた事を思い出す。
「もう限界よ」と、彼女は言った。
その意味は分かっている。美弥と由仁が使われる作戦がもうすぐ発動するという事だ。
技量不足を理由に延ばすことは、出来なかった。
EE体に『次』が、恋が生まれてしまったから。
だから、優秀なパイロットに指導してもらうという名分で、ほんの少しだけ最後の悪あがきをしたのだ。
「はい、みんな大きな声で挨拶しよう」
「は~い!」
美弥が両手で万歳をしつつ、大喜びではしゃぎながら返事をする。
対して由仁はというと……。
「………………」
むすっとした顔で水原の事を睨みつけるまでは行かないが、怪訝そうな顔で様子を窺っていた。
「…………もしかして貴方本当にスト――」
「水原二尉には僕が頼んできてもらったんだよ、由仁」
不穏な単語が由仁の口から出て来そうだったので、機先を制し、釘を刺しておく。
「そ、そう先生が仰るのでしたら……」
そう説明をしても、由仁から出る視線の槍はグサグサと水原に突き刺さっている。
一応女性関係では大して浮いた話がないという調査結果が出ていたので、水原は女性との付き合い方があまりうまくないのかもしれない。それはそれで安全なのでとてもいいことなのだが。
「じゃあ挨拶をしよう。せーのっ」
「お願いしま~すっ」
「お願いします」
「…………」
恋はまだ知らない人に挨拶出来ていないが、この場に居られるだけで十分成長したと見ていいだろう。
「はい、それじゃあ訓練を始めようか。まずは水原二尉から二人の操縦技術に関しての感想を言ってもらうよ」
実際の訓練に使うシミュレーションのデータや二人が実際に操縦している様子の映像などを渡し、指導内容を考えて来てもらっていた。
僕は視線で水原二尉へと合図を送る。
「了解しました」
彼が少し固い言動をしているのは、僕、つまり感情・自我発露個体情報担当官の地位が3佐相当で上官に当たるからだ。
ただ、この場所ではあくまでも『授業』であることを伝えている為、そうしゃちほこばる必要もないのだが、なかなかそうもいかないらしい。
「まず自分が思った事は、判断が遅すぎる事です」
由仁の判断は平均して0.8~1.1秒。美弥は約1.5秒だ。
EE体でない生体誘導機の平均値は約一秒なので、由仁はむしろそれより早いのだが、それでも水原に言わせれば遅すぎるらしい。
自分の操縦に自信を持っていた由仁の視線が、少しだけ鋭くなった。
「いちいち考えて判断するのではなく、体が反応するレベルでなければ空戦ではやっていけません」
「その感覚を養うのは、相当難しそうだけれどね」
それが出来るから水原二尉は何度出撃しても生きて帰って来られるのだ。
だが、生体誘導機はそうもいかない。
作戦が成功すればそれはイコール死であるし、失敗してもほとんど死だ。
唯一生存して帰ってくるのは使われなかった時だけ。それでは経験もクソも無い。
更に言うならば、経験させるだけの時間もないのが普通だ。
EE体が戦果を挙げているから特別に訓練する期間が設けられただけ。
「その通りです。だから自分がある程度状況をパターン化してきましたので、それに合わせて体が動く様訓練を積めばよいかと」
もちろんその状況のデータは用意してある。いずれ訓練機で実際に使用することになるだろう。
「それからもう一つ」
水原二尉からの合図で僕は手元のプロジェクターを弄り、コックピットから敵機の群れが映っているCGをホワイトボードに映し出す。
「ゆ、由仁。お前はこれを見てどの方角に機体を進める?」
「……敵機の居ない方。左斜めの穴」
答えが簡単すぎたのか、由仁は訝し気に眉を顰めた後、恐る恐る答えを口にする。
「正解だ」
「それは簡単すぎ――」
「その次はどう動く?」
由仁の抗議に被せる様に水原二尉が問いかけ、由仁の動きが固まった。
「敵がどう動くのか予想する。更に、敵の現在地を見て、後ろの敵がどの位置に居るのか予測するんだ。いいか。敵機の中を高速ですり抜けていくんだから予想の連続だ。それが出来なければ話にならない」
「で、でもなんの情報も無かったら予想のしようがないじゃない」
「それでも山を張るんだ」
水原二尉が、由仁から視線を外すと、そのまま美弥へ向ける。
「そういう予想はお前の方が得意みたいだな」
「そ、そうなのかな?」
予想、つまりは勘。ほとんど根拠のない決めつけなのだから、これは確かに美弥の得意そうな分野だった。
「データでは、偶に次の障害に備えて機体を操縦しているのが伺えた。予想が出来ている証拠だ」
「おぉ……。私って凄い?」
「結果が伴っていないのだから凄いとは言えないな」
少しテンションが上がりかけたところを叩き落されてしまったため、美弥はがっくりとうな垂れてしまった。
美弥は褒められるのを特に喜ぶので、ここでより褒めて伸ばして欲しかったのだが、こういう教育は水原二尉の専門分野ではないので仕方がないのだろう。
「他にも、最短距離と最短時間のルートが違う事を……」
まだまだ水原二尉の講義は続く。
優秀なパイロットであるが故に、粗を沢山見つけてしまい、それを指摘したくて仕方がないのだろう。ベテラン整備員が、新人の仕事に我慢が出来なくなって工具を奪い取ってしまうのと似たような感じだった。
ここまで美弥と由仁に指導してくれる水原二尉には本当に頭が下がる思いだ。
彼女たちは生体誘導機であるが故に、ここまで親密に関わりを持ってくれる人はとても希少である。すぐに死んでしまう、しかも自分たちが利用して死ねと命ずる存在なのだから、むしろ避けたくなるのが普通だ。
これまでも、意見を聞いたりデータを修正したりするのに付き合ってくれる人は居ても、直接指導してくれる人は居なかった。
人間にしか見えない存在を、より効率的に使うための方法を考えるなんて、狂っている人間か、狂う途中の人間にしか出来ないだろう。
水原二尉は、恐らく後者だ。
僕は……多分、とっくの昔に狂っている。
だから美弥を、由仁を、笑顔で騙すことが出来るし、水原二尉を平気でこんな地獄に引きずり込めるのだ。
それでも、少しでも長く二人の少女が生きられるのだから……。
「相馬情報担当官。次の映像をよろしいでしょうか」
「……ああ、すまない」
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