10 / 41
第9話 る号生体誘導機・25番
しおりを挟む
「この子が?」
「そう」
僕はSF染みた鉄製の棺桶――調整装置に横たわっている少女を眺める。
顔はクローンであるため美弥たちと完全に一緒。おかっぱ頭に近い髪型をしているため、寝姿は陽菜を思わせた。
……彼女は既に人類へと命を捧げてしまったため、もう既に亡い。そんな少女の事を思い出してしまい、少しだけ胸の奥が疼く。
「る号生体誘導機・25番。彼女は敵機と空中激突して爆発したあおりを受けて墜落。その際たまたま木がクッションになって命を取り留めたの。そして――」
「死の恐怖から感情が生まれたのか」
「そう。で、そんな子たちに共通して、この子もパニックに陥っているわ」
安寿の説明によれば、一度試しに目覚めさせたのだが、手が付けられないほど暴れ回ったとの事だ。
部屋の奥にあるベッドを覆い隠しているカーテンが、全て無くなっているのはそういう理由からだろう。
「だから、ちょっとだけ試しに陽菜の思考パターンを入力してみたの」
EE体は定期的に脳から記憶データや脳の状態そのものを記録している。
それを安寿達が分析することにより、生体誘導機が感情や自我を発現させる原因を究明し、今後生産される生体誘導機たちへとフィードバックしていた。
「なんでそんな事を?」
「あの子、他よりも回復が早かったじゃない。その思考パターンを使えば、パニックになるのを抑えられるかと思って」
「……ちょっと危険じゃないかな?」
思考や脳の状態は個人によってだいぶ違う。無理やり当てはめたら廃人になってしまう可能性すらあった。
「まだ発現したばかりだから、たぶん影響は少ないわ」
「そうであることを祈ろう」
パニック状態を陽菜の様に半年も続けるのはかわいそうだ。
もしこの処置によってパニックを起こさずに済むのならそれに越したことはないだろう。
「それじゃあ起こすから準備しておいて」
「分かった」
言われて僕は棺桶――調整用のポッドの反対側に回る。
万が一暴れても、この子を受け止める事が出来るはずだ。
安寿がポッド横に設置された機械を弄る。それによって、キュゥゥンと少し犬のような唸り声をあげて、この名前の付いていない少女の意識を奪っていた装置が止まった。
僕は手早くヘルメットのような物を取り、額や首の後ろに取り付けられていた電極を引き抜いていく。本来ならばある程度手順があるため安寿がやるべきことなのだろうが、何度も調整を見て覚えてしまっていた。
二人そろって少女が目覚めるのを無言で待つ。
時計の秒針が二周ほどしたくらいだっただろうか、少女のまぶたがぴくぴくと震え始める。そして――。
「ん…………」
目が、開いた。
「おはよう」
出来る限り敵意が無い事を分かってもらえるよう、二人で精一杯の笑顔を見せる。
少女はそのまま視点の定まらない瞳で僕たちを呆然と眺め――突如として見開かれた。
「唯人!」
「あああぁぁぁぁぁうやうわぁぁぁっ!!」
意味を持たず、言葉にすらなっていない悲鳴を叫ぶ。
彼女の心の中はきっと恐怖のみが渦巻き、世界の全てが恐れの対象であったのだろう。
「大丈夫、大丈夫だから」
僕は慌ててもがき始めた少女の体をポッドから落ちない様に抱きかかえる。
だが、少女はそれすらも恐ろしいのだろう。必死に手足を振り回して暴れる。
「唯人、ベッドへ」
少女があまりに暴れ回るため、ポッドが斜めになり体勢を崩しかける。
僕は足をあげてポッドが台座から落ちないように支え、少女に何度も大丈夫と囁きながら腕を掴んで拘束を強めた。
意識の無い間にベッドへ運んでおかなかったことを今更ながらに悔やみながら、安寿と協力して移動する。靴も脱がずにベッドの上へあがると、三人でもつれ合いながら倒れ込んだ。
「ごめんごめん、怖かったね」
「もうここは安全よ、安全」
二人して声をかけ続けても、少女は悲鳴を上げ、暴れ続ける。
まだ普通に感情を持っている人間であれば、時間が経つことで収まるだろうが、元々感情が希薄で操る術を知らない生体誘導機であった存在はそうもいかない
恐怖という感情を始めて持って、それしか知らないのだから、ずっと恐怖を抱いたままなのだ。
「つっ」
防衛本能のままに、少女が僕の腕に噛みついた。
肉が千切れるというほどではないが、皮膚の下まで歯が潜り込んできてかなり痛い。
それでも僕は笑顔を崩さず少女を宥め続ける。
噛まれた腕をあまり動かさないように、足で少女の下半身を挟んで行動を抑制し、空いた腕で少女の頭を撫で続けた。
「あはは、いったった。強いねぇ」
安寿が無理に笑顔を作りながら引っ掻かれた手を振り、反対側の手でずっと少女の肩口辺りをぽんぽんとリズムを付けて叩く。
子どもの感情に合わせて最初は早く。それからごくわずかに速度を緩めていき、最後はゆっくりと叩くことで落ち着かせるという子どもを宥めるための手法を試すつもりなのだろう。
「ん~~~~っ」
僕も胸を押しあて、心音を聞かせてみる。
そうやって、とにかく使える限りの手段を使い、少女が落ち着くよう努めた。
ずっと話しかけ続けていたため、時間がどれほど経ったのかは分からないが、どうやら少女は体力が尽きて来たらしく、暴れる頻度が落ちてきたようだった。
だがそれは落ち着いたというわけではない。
暴れる事が出来なくなっただけ。いずれは野生動物の様に体力を消耗しつくして衰弱死する可能性も考えられた。
「安寿さん、この子の体力的に後どのくらいこうして居られる?」
「……多分、あと30分が限度よ」
「じゃあ20分でダメだったらもう一度」
点滴などで栄養補給をし、薬を使ってでも眠らせて体力を回復させるしかないだろう。
「そうね」
安寿と目配せをしてこれからの行動を決める。
これは何度となくやっている為、二人共慣れたものだ。
「安寿さん。最後に陽菜が好きだったものを試してみたいんだけど、持ってきてもらう事は出来るかな?」
「ええ、手に入るものなら」
少女を押さえ付けているのは僕だけなので、安寿は離れる事もできる。ただ、一人になったことで逃げだすチャンスだと思って暴れる可能性は十分にあり得た。そうなれば、20分を持たずに眠らせなければならない。
「花と絵本が好きだったから、その2つを」
「絵本は訓練室にあるからいいとして、花って……」
この世界は滅びかけている。花などを生産している人は少ない。
野の花などは手に入るかもしれないが、外まで走って行ってどこにあるか分からない花を探してくるのは現実的とはいえなかった。
「英霊の方々からおすそ分けしていただく、というのは出来るかな?」
先日の戦闘で亡くなった人たちを弔うために名前を書いたプレートが基地内には存在していた。その足元にいくらか献花されていたことを思い出して提案してみたのだが、我ながら随分な手段だと思う。
「うわぁ、罰当たりな事をよくも考えつくわね」
「これからを生きる人のためだから英霊の方々も分かって下さると……」
いいな、なんて思う。
「……分かった。行ってくるわ」
「ありがとう」
「きちんと係の人か何かに言ってからもらってくるわよ。さすがにくすねたりはしないからね」
一瞬自分が行こうかなとの考えが頭をよぎったが、少女を抑えるのはやはり男である自分の方が良いだろうと思い直す。
「りょうかい」
「任せて……今から素敵な物を持ってくるから待っててね~」
安寿はそう少女に告げると、驚かせないようにゆっくりと移動して扉の向こうへと消えていった。
「そう」
僕はSF染みた鉄製の棺桶――調整装置に横たわっている少女を眺める。
顔はクローンであるため美弥たちと完全に一緒。おかっぱ頭に近い髪型をしているため、寝姿は陽菜を思わせた。
……彼女は既に人類へと命を捧げてしまったため、もう既に亡い。そんな少女の事を思い出してしまい、少しだけ胸の奥が疼く。
「る号生体誘導機・25番。彼女は敵機と空中激突して爆発したあおりを受けて墜落。その際たまたま木がクッションになって命を取り留めたの。そして――」
「死の恐怖から感情が生まれたのか」
「そう。で、そんな子たちに共通して、この子もパニックに陥っているわ」
安寿の説明によれば、一度試しに目覚めさせたのだが、手が付けられないほど暴れ回ったとの事だ。
部屋の奥にあるベッドを覆い隠しているカーテンが、全て無くなっているのはそういう理由からだろう。
「だから、ちょっとだけ試しに陽菜の思考パターンを入力してみたの」
EE体は定期的に脳から記憶データや脳の状態そのものを記録している。
それを安寿達が分析することにより、生体誘導機が感情や自我を発現させる原因を究明し、今後生産される生体誘導機たちへとフィードバックしていた。
「なんでそんな事を?」
「あの子、他よりも回復が早かったじゃない。その思考パターンを使えば、パニックになるのを抑えられるかと思って」
「……ちょっと危険じゃないかな?」
思考や脳の状態は個人によってだいぶ違う。無理やり当てはめたら廃人になってしまう可能性すらあった。
「まだ発現したばかりだから、たぶん影響は少ないわ」
「そうであることを祈ろう」
パニック状態を陽菜の様に半年も続けるのはかわいそうだ。
もしこの処置によってパニックを起こさずに済むのならそれに越したことはないだろう。
「それじゃあ起こすから準備しておいて」
「分かった」
言われて僕は棺桶――調整用のポッドの反対側に回る。
万が一暴れても、この子を受け止める事が出来るはずだ。
安寿がポッド横に設置された機械を弄る。それによって、キュゥゥンと少し犬のような唸り声をあげて、この名前の付いていない少女の意識を奪っていた装置が止まった。
僕は手早くヘルメットのような物を取り、額や首の後ろに取り付けられていた電極を引き抜いていく。本来ならばある程度手順があるため安寿がやるべきことなのだろうが、何度も調整を見て覚えてしまっていた。
二人そろって少女が目覚めるのを無言で待つ。
時計の秒針が二周ほどしたくらいだっただろうか、少女のまぶたがぴくぴくと震え始める。そして――。
「ん…………」
目が、開いた。
「おはよう」
出来る限り敵意が無い事を分かってもらえるよう、二人で精一杯の笑顔を見せる。
少女はそのまま視点の定まらない瞳で僕たちを呆然と眺め――突如として見開かれた。
「唯人!」
「あああぁぁぁぁぁうやうわぁぁぁっ!!」
意味を持たず、言葉にすらなっていない悲鳴を叫ぶ。
彼女の心の中はきっと恐怖のみが渦巻き、世界の全てが恐れの対象であったのだろう。
「大丈夫、大丈夫だから」
僕は慌ててもがき始めた少女の体をポッドから落ちない様に抱きかかえる。
だが、少女はそれすらも恐ろしいのだろう。必死に手足を振り回して暴れる。
「唯人、ベッドへ」
少女があまりに暴れ回るため、ポッドが斜めになり体勢を崩しかける。
僕は足をあげてポッドが台座から落ちないように支え、少女に何度も大丈夫と囁きながら腕を掴んで拘束を強めた。
意識の無い間にベッドへ運んでおかなかったことを今更ながらに悔やみながら、安寿と協力して移動する。靴も脱がずにベッドの上へあがると、三人でもつれ合いながら倒れ込んだ。
「ごめんごめん、怖かったね」
「もうここは安全よ、安全」
二人して声をかけ続けても、少女は悲鳴を上げ、暴れ続ける。
まだ普通に感情を持っている人間であれば、時間が経つことで収まるだろうが、元々感情が希薄で操る術を知らない生体誘導機であった存在はそうもいかない
恐怖という感情を始めて持って、それしか知らないのだから、ずっと恐怖を抱いたままなのだ。
「つっ」
防衛本能のままに、少女が僕の腕に噛みついた。
肉が千切れるというほどではないが、皮膚の下まで歯が潜り込んできてかなり痛い。
それでも僕は笑顔を崩さず少女を宥め続ける。
噛まれた腕をあまり動かさないように、足で少女の下半身を挟んで行動を抑制し、空いた腕で少女の頭を撫で続けた。
「あはは、いったった。強いねぇ」
安寿が無理に笑顔を作りながら引っ掻かれた手を振り、反対側の手でずっと少女の肩口辺りをぽんぽんとリズムを付けて叩く。
子どもの感情に合わせて最初は早く。それからごくわずかに速度を緩めていき、最後はゆっくりと叩くことで落ち着かせるという子どもを宥めるための手法を試すつもりなのだろう。
「ん~~~~っ」
僕も胸を押しあて、心音を聞かせてみる。
そうやって、とにかく使える限りの手段を使い、少女が落ち着くよう努めた。
ずっと話しかけ続けていたため、時間がどれほど経ったのかは分からないが、どうやら少女は体力が尽きて来たらしく、暴れる頻度が落ちてきたようだった。
だがそれは落ち着いたというわけではない。
暴れる事が出来なくなっただけ。いずれは野生動物の様に体力を消耗しつくして衰弱死する可能性も考えられた。
「安寿さん、この子の体力的に後どのくらいこうして居られる?」
「……多分、あと30分が限度よ」
「じゃあ20分でダメだったらもう一度」
点滴などで栄養補給をし、薬を使ってでも眠らせて体力を回復させるしかないだろう。
「そうね」
安寿と目配せをしてこれからの行動を決める。
これは何度となくやっている為、二人共慣れたものだ。
「安寿さん。最後に陽菜が好きだったものを試してみたいんだけど、持ってきてもらう事は出来るかな?」
「ええ、手に入るものなら」
少女を押さえ付けているのは僕だけなので、安寿は離れる事もできる。ただ、一人になったことで逃げだすチャンスだと思って暴れる可能性は十分にあり得た。そうなれば、20分を持たずに眠らせなければならない。
「花と絵本が好きだったから、その2つを」
「絵本は訓練室にあるからいいとして、花って……」
この世界は滅びかけている。花などを生産している人は少ない。
野の花などは手に入るかもしれないが、外まで走って行ってどこにあるか分からない花を探してくるのは現実的とはいえなかった。
「英霊の方々からおすそ分けしていただく、というのは出来るかな?」
先日の戦闘で亡くなった人たちを弔うために名前を書いたプレートが基地内には存在していた。その足元にいくらか献花されていたことを思い出して提案してみたのだが、我ながら随分な手段だと思う。
「うわぁ、罰当たりな事をよくも考えつくわね」
「これからを生きる人のためだから英霊の方々も分かって下さると……」
いいな、なんて思う。
「……分かった。行ってくるわ」
「ありがとう」
「きちんと係の人か何かに言ってからもらってくるわよ。さすがにくすねたりはしないからね」
一瞬自分が行こうかなとの考えが頭をよぎったが、少女を抑えるのはやはり男である自分の方が良いだろうと思い直す。
「りょうかい」
「任せて……今から素敵な物を持ってくるから待っててね~」
安寿はそう少女に告げると、驚かせないようにゆっくりと移動して扉の向こうへと消えていった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
絶世のディプロマット
一陣茜
SF
惑星連合平和維持局調停課に所属するスペース・ディプロマット(宇宙外交官)レイ・アウダークス。彼女の業務は、惑星同士の衝突を防ぐべく、双方の間に介入し、円満に和解させる。
レイの初仕事は、軍事アンドロイド産業の発展を望む惑星ストリゴイと、墓石が土地を圧迫し、財政難に陥っている惑星レムレスの星間戦争を未然に防ぐーーという任務。
レイは自身の護衛官に任じた凄腕の青年剣士、円城九太郎とともに惑星間の調停に赴く。
※本作はフィクションであり、実際の人物、団体、事件、地名などとは一切関係ありません。
ふたつの足跡
Anthony-Blue
SF
ある日起こった災いによって、本来の当たり前だった世界が当たり前ではなくなった。
今の『当たり前』の世界に、『当たり前』ではない自分を隠して生きている。
そんな自分を憂い、怯え、それでも逃げられない現実を受け止められるのか・・・。

十年前の片思い。時を越えて、再び。
赤木さなぎ
SF
キミは二六歳のしがない小説書きだ。
いつか自分の書いた小説が日の目を浴びる事を夢見て、日々をアルバイトで食い繋ぎ、休日や空き時間は頭の中に広がる混沌とした世界を文字に起こし、紡いでいく事に没頭していた。
キミには淡く苦い失恋の思い出がある。
十年前、キミがまだ高校一年生だった頃。一目惚れした相手は、通い詰めていた図書室で出会った、三年の“高橋先輩”だ。
しかし、当時のキミは大したアプローチを掛けることも出来ず、関係の進展も無く、それは片思いの苦い記憶として残っている。
そして、キミはその片思いを十年経った今でも引きずっていた。
ある日の事だ。
いつもと同じ様にバイトを上がり、安アパートの自室へと帰ると、部屋の灯りが点いたままだった。
家を出る際に消灯し忘れたのだろうと思いつつも扉を開けると、そこには居るはずの無い、学生服に身を包む女の姿。
キミは、その女を知っている。
「ホームズ君、久しぶりね」
その声音は、記憶の中の高橋先輩と同じ物だった。
顔も、声も、その姿は十年前の高橋先輩と相違ない。しかし、その女の浮かべる表情だけは、どれもキミの知らない物だった。
――キミは夢を捨てて、名声を捨てて、富を捨てて、その輝かしい未来を捨てて、それでも、わたしを選んでくれるかしら?
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
年下の地球人に脅されています
KUMANOMORI(くまのもり)
SF
鵲盧杞(かささぎ ろき)は中学生の息子を育てるシングルマザーの宇宙人だ。
盧杞は、息子の玄有(けんゆう)を普通の地球人として育てなければいけないと思っている。
ある日、盧杞は後輩の社員・谷牧奨馬から、見覚えのないセクハラを訴えられる。
セクハラの件を不問にするかわりに、「自分と付き合って欲しい」という谷牧だったが、盧杞は元夫以外の地球人に興味がない。
さらに、盧杞は旅立ちの時期が近づいていて・・・
シュール系宇宙人ノベル。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる