6 / 41
第5話 わかってない わかってる わかってない
しおりを挟む
「空中要塞の撃破を確認したそうですっ」
そう司令室に声が響いた瞬間、わっと歓声が上がった。
中にはヘッドフォンを放り投げて喜ぶ通信士の姿もある。
だが、安寿と共に部屋の隅で待機していた僕は、一切喜ぶことが出来なかった。
必要な事を聞いていないからと、成功したところで、それはあの子たちの命が失われることと同義だからだ。
「唯人」
自分でも気づかぬうちに膝の上で固く握り締められていた拳の上に、そっと手が重ねられる。仕事でもプライベートでも僕の事を支えてくれる女性、安寿が僕の身を案じてくれているのだ。今の彼女に子どもたちの前に居た時の様なおちゃらけた雰囲気はない。それは彼女なりの仮面なのだから当たり前だ。
本当の彼女は今の様に優しくて、物静かで落ち着いた雰囲気の女性である。
眼鏡越しに揺れる瞳へありがとうと唇を動かす事で気持ちを伝えると、大切な教え子たちの生死を確認する為に立ち上がった。
騒ぐ人たちの横をすり抜ける様にして移動する。
最初に報告した通信士ならば情報が入って来るだろうと踏んで、足を速めていると……。
「相馬担当官」
横合いから声をかけられた。
声の主がただの一兵卒であるのならば、喧騒に紛れて聞こえなかったふりをして通り過ぎようと思っていたのだが、
「司令官……」
相手がこの呉地方隊の中で最も偉い人間であればそうもいかなかった。
後ろについて来てくれていた安寿と共に背筋を伸ばし、直立不動の姿勢を取って敬礼をする。
「何か御命令でしょうか?」
「いや」
白く長い眉毛が印象的な、柔和な顔をした老人。しかしその中身は鬼と呼ばれる事もあるほど冷酷な判断を下して来た老獪である。
「まだ不確かな情報だが、君が教育したEE体がやってくれた様だ」
「…………そう、ですか」
司令官の言葉が意味する所は、美弥、由仁、陽菜の三人の内、誰か、あるいは全員が命を落としたという事だ。
いきなりその事実を突きつけられた僕は、何とか言葉を絞り出したのだが、それ以上は何も言えなかった。
「ここまで明確に攻撃成功率が高いとなればもう違い様は無いな。今回一番の功労者は君だ」
僕のお陰だなんてそんなわけがあるかっ!
特攻なんてものを成功させたのは、彼女達自身の力だ!
そんな言葉が喉元までせり上がって来るが、もちろん言いはしない。
彼女たちは生体誘導機。人間どころか生きていることすら認められない兵器のパーツなのだから。
「……何、番が使用されたのかはお判りでしょうか?」
名前、と言いそうになる自分を抑え込んで尋ねる。
なんとしてでもそれだけは聞いておきたかった。
「に号の25番だそうだ。他のEE体は現在帰還中との報告が入っている」
「ありがとうございます」
陽菜が死んで……美弥と由仁が無事、か……。
やるせない想いと生きててくれた事への感謝の念が同時に去来する。
だが、死地に追い込んだのは僕だ。
EE体。
感情・自我発露固体。EmotionとEgoだから略してEEというわけだ。
生体誘導機には本来そんなものはない。
三か月で細胞から人の形にまで培養され、機械的な方法で記憶を埋め込まれて桜花の操縦に使い捨てられるだけの存在だ。
しかし、たまに感情や自我が生まれてしまう個体が存在する。
そんな彼女たちは、プロセスを解明するために実験か解剖に使用されるか、場合によっては廃棄処分となる。
だが安寿の提案から再教育が可能かどうかを試すことになり、その教師役として僕が選ばれた。
僕は少女達と向き合い、そして、どうしても普通の子どもに、人間にしか思えなかったのだ。だから人間として接してしまった。
その結果、通常よりも高い作戦成功率を叩き出してしまう。
そうなれば次々と僕の元へEE体が送りつけられ、今に至るという訳だ。
罪悪感で押しつぶされそうな今に。
「顔色が悪いな。今日はもう休みなさい」
「……はい、ありがとうございます」
「私が相馬担当官を部屋までお送り致します」
安寿が軽く敬礼をしながら僕の腕を掴む。
うむ、と重々しく頷く司令官へもう一度敬礼をしてから、彼女に引っ張られるままにその場を後にした。
安寿は無言のまま歩を進める。
彼女の手はずっと僕の腕を掴んだままだ。
その手が僕に告げている。言いたいことがあると。
たぶん、過去に何度も何度も言われた事だ。
そうしなければならない事は分かっている。でも……出来ない。
僕には無理なんだ。
「安寿さん……」
「いいから歩いて」
そうして僕は訓練室にまでやってきた。
安寿は僕を室内に連れ込むと、後ろ手に扉を占める。
訓練室まで来たのは、周りに人がおらず、多少騒いでも音が漏れる事が無いからだろう。
そして……。
「ねえ、あなたの仕事が何かは分かってる?」
よく分かっている。当たり前だ。
「第24航空隊所属、感情・自我発露固体情報担当官。役目はEE体のソフトを調整する事」
そして目の前の女性、中村安寿は生体調整管理官。肉体、つまりハードを担当する。
「そう、調整なの。分かる? 調整よ。彼女たちは生体部品を使っている、ただのパーツなの。そしてあなたは情報。記憶ではなくて情報。あの娘たちは人間じゃないの!」
「分かってるよ……」
「分かってない! 分かってないからそんな顔をしてるんでしょ!?」
感情を高ぶらせた安寿が、僕の腕を掴む。
彼女がどれほど僕の事を心配してくれているのかが伝わって来て……。
それが、痛い。
「他のみんなはよく分かってるの。分かってるからことさらに番号で呼ぶし、言葉を選んでるの」
搭乗ではなく搭載。出撃でなく発射。
彼女たちが道具であると考え、扱い、使用する。
そうすることでみんな自身の心を守っているのだ。
生体誘導機なんて名称を付けてみても、姿形は完全に人間のそれだし、行動だって人間そのものである。
そんな存在を一方的に利用して、命を湯水のごとく使い潰して、罪悪感が湧かないはずがなかった。
司令官が僕に休むよう言ったのもきっとそれらを勘案しての事だ。
「このままだと唯人が壊れちゃうよ……」
僕は、何も答えない。
答えられない。
頭では理解できていても感情で受け入れたくなかった。
彼女たちは、人間だ。
機械的に培養されて作られた存在だけど、感情と自我を持った人間だ。
人形の様に命令されるまま、桜花に乗って特攻をかける名も無き生体誘導機――少女たちだって、感情を知らないだけ、自我がまだ小さいだけ。
EE体なんて呼んでいるけれど、少し他より分かりやすかっただけの存在なんだ。
「安寿さん」
僕は、彼女の腕に自分の手を添え、真珠のような涙が浮かんだ瞳を見つめて無理やり笑みを形作る。
「ごめん」
自分でも、笑顔なんて作れていない事が分かる酷い出来だった。
安寿の顔がクシャリと歪む。
涙と共に堪えきれなくなった感情をぶつける様に、体をぶつけて来る。
彼女の心を受け止めきる事は出来なかったけれど、せめて体だけはと足に力を入れてしっかりと安寿の全てを抱き留めた。
「ばかっ」
そうだ。僕は馬鹿だ。
それなのに彼女は何時までも見捨てず傍に居て何度も叱り付けてくれる。
「ばかぁ……」
繰り返される罵倒が、少しだけ僕の心をやわらげてくれたのだった。
そう司令室に声が響いた瞬間、わっと歓声が上がった。
中にはヘッドフォンを放り投げて喜ぶ通信士の姿もある。
だが、安寿と共に部屋の隅で待機していた僕は、一切喜ぶことが出来なかった。
必要な事を聞いていないからと、成功したところで、それはあの子たちの命が失われることと同義だからだ。
「唯人」
自分でも気づかぬうちに膝の上で固く握り締められていた拳の上に、そっと手が重ねられる。仕事でもプライベートでも僕の事を支えてくれる女性、安寿が僕の身を案じてくれているのだ。今の彼女に子どもたちの前に居た時の様なおちゃらけた雰囲気はない。それは彼女なりの仮面なのだから当たり前だ。
本当の彼女は今の様に優しくて、物静かで落ち着いた雰囲気の女性である。
眼鏡越しに揺れる瞳へありがとうと唇を動かす事で気持ちを伝えると、大切な教え子たちの生死を確認する為に立ち上がった。
騒ぐ人たちの横をすり抜ける様にして移動する。
最初に報告した通信士ならば情報が入って来るだろうと踏んで、足を速めていると……。
「相馬担当官」
横合いから声をかけられた。
声の主がただの一兵卒であるのならば、喧騒に紛れて聞こえなかったふりをして通り過ぎようと思っていたのだが、
「司令官……」
相手がこの呉地方隊の中で最も偉い人間であればそうもいかなかった。
後ろについて来てくれていた安寿と共に背筋を伸ばし、直立不動の姿勢を取って敬礼をする。
「何か御命令でしょうか?」
「いや」
白く長い眉毛が印象的な、柔和な顔をした老人。しかしその中身は鬼と呼ばれる事もあるほど冷酷な判断を下して来た老獪である。
「まだ不確かな情報だが、君が教育したEE体がやってくれた様だ」
「…………そう、ですか」
司令官の言葉が意味する所は、美弥、由仁、陽菜の三人の内、誰か、あるいは全員が命を落としたという事だ。
いきなりその事実を突きつけられた僕は、何とか言葉を絞り出したのだが、それ以上は何も言えなかった。
「ここまで明確に攻撃成功率が高いとなればもう違い様は無いな。今回一番の功労者は君だ」
僕のお陰だなんてそんなわけがあるかっ!
特攻なんてものを成功させたのは、彼女達自身の力だ!
そんな言葉が喉元までせり上がって来るが、もちろん言いはしない。
彼女たちは生体誘導機。人間どころか生きていることすら認められない兵器のパーツなのだから。
「……何、番が使用されたのかはお判りでしょうか?」
名前、と言いそうになる自分を抑え込んで尋ねる。
なんとしてでもそれだけは聞いておきたかった。
「に号の25番だそうだ。他のEE体は現在帰還中との報告が入っている」
「ありがとうございます」
陽菜が死んで……美弥と由仁が無事、か……。
やるせない想いと生きててくれた事への感謝の念が同時に去来する。
だが、死地に追い込んだのは僕だ。
EE体。
感情・自我発露固体。EmotionとEgoだから略してEEというわけだ。
生体誘導機には本来そんなものはない。
三か月で細胞から人の形にまで培養され、機械的な方法で記憶を埋め込まれて桜花の操縦に使い捨てられるだけの存在だ。
しかし、たまに感情や自我が生まれてしまう個体が存在する。
そんな彼女たちは、プロセスを解明するために実験か解剖に使用されるか、場合によっては廃棄処分となる。
だが安寿の提案から再教育が可能かどうかを試すことになり、その教師役として僕が選ばれた。
僕は少女達と向き合い、そして、どうしても普通の子どもに、人間にしか思えなかったのだ。だから人間として接してしまった。
その結果、通常よりも高い作戦成功率を叩き出してしまう。
そうなれば次々と僕の元へEE体が送りつけられ、今に至るという訳だ。
罪悪感で押しつぶされそうな今に。
「顔色が悪いな。今日はもう休みなさい」
「……はい、ありがとうございます」
「私が相馬担当官を部屋までお送り致します」
安寿が軽く敬礼をしながら僕の腕を掴む。
うむ、と重々しく頷く司令官へもう一度敬礼をしてから、彼女に引っ張られるままにその場を後にした。
安寿は無言のまま歩を進める。
彼女の手はずっと僕の腕を掴んだままだ。
その手が僕に告げている。言いたいことがあると。
たぶん、過去に何度も何度も言われた事だ。
そうしなければならない事は分かっている。でも……出来ない。
僕には無理なんだ。
「安寿さん……」
「いいから歩いて」
そうして僕は訓練室にまでやってきた。
安寿は僕を室内に連れ込むと、後ろ手に扉を占める。
訓練室まで来たのは、周りに人がおらず、多少騒いでも音が漏れる事が無いからだろう。
そして……。
「ねえ、あなたの仕事が何かは分かってる?」
よく分かっている。当たり前だ。
「第24航空隊所属、感情・自我発露固体情報担当官。役目はEE体のソフトを調整する事」
そして目の前の女性、中村安寿は生体調整管理官。肉体、つまりハードを担当する。
「そう、調整なの。分かる? 調整よ。彼女たちは生体部品を使っている、ただのパーツなの。そしてあなたは情報。記憶ではなくて情報。あの娘たちは人間じゃないの!」
「分かってるよ……」
「分かってない! 分かってないからそんな顔をしてるんでしょ!?」
感情を高ぶらせた安寿が、僕の腕を掴む。
彼女がどれほど僕の事を心配してくれているのかが伝わって来て……。
それが、痛い。
「他のみんなはよく分かってるの。分かってるからことさらに番号で呼ぶし、言葉を選んでるの」
搭乗ではなく搭載。出撃でなく発射。
彼女たちが道具であると考え、扱い、使用する。
そうすることでみんな自身の心を守っているのだ。
生体誘導機なんて名称を付けてみても、姿形は完全に人間のそれだし、行動だって人間そのものである。
そんな存在を一方的に利用して、命を湯水のごとく使い潰して、罪悪感が湧かないはずがなかった。
司令官が僕に休むよう言ったのもきっとそれらを勘案しての事だ。
「このままだと唯人が壊れちゃうよ……」
僕は、何も答えない。
答えられない。
頭では理解できていても感情で受け入れたくなかった。
彼女たちは、人間だ。
機械的に培養されて作られた存在だけど、感情と自我を持った人間だ。
人形の様に命令されるまま、桜花に乗って特攻をかける名も無き生体誘導機――少女たちだって、感情を知らないだけ、自我がまだ小さいだけ。
EE体なんて呼んでいるけれど、少し他より分かりやすかっただけの存在なんだ。
「安寿さん」
僕は、彼女の腕に自分の手を添え、真珠のような涙が浮かんだ瞳を見つめて無理やり笑みを形作る。
「ごめん」
自分でも、笑顔なんて作れていない事が分かる酷い出来だった。
安寿の顔がクシャリと歪む。
涙と共に堪えきれなくなった感情をぶつける様に、体をぶつけて来る。
彼女の心を受け止めきる事は出来なかったけれど、せめて体だけはと足に力を入れてしっかりと安寿の全てを抱き留めた。
「ばかっ」
そうだ。僕は馬鹿だ。
それなのに彼女は何時までも見捨てず傍に居て何度も叱り付けてくれる。
「ばかぁ……」
繰り返される罵倒が、少しだけ僕の心をやわらげてくれたのだった。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
絶世のディプロマット
一陣茜
SF
惑星連合平和維持局調停課に所属するスペース・ディプロマット(宇宙外交官)レイ・アウダークス。彼女の業務は、惑星同士の衝突を防ぐべく、双方の間に介入し、円満に和解させる。
レイの初仕事は、軍事アンドロイド産業の発展を望む惑星ストリゴイと、墓石が土地を圧迫し、財政難に陥っている惑星レムレスの星間戦争を未然に防ぐーーという任務。
レイは自身の護衛官に任じた凄腕の青年剣士、円城九太郎とともに惑星間の調停に赴く。
※本作はフィクションであり、実際の人物、団体、事件、地名などとは一切関係ありません。
ふたつの足跡
Anthony-Blue
SF
ある日起こった災いによって、本来の当たり前だった世界が当たり前ではなくなった。
今の『当たり前』の世界に、『当たり前』ではない自分を隠して生きている。
そんな自分を憂い、怯え、それでも逃げられない現実を受け止められるのか・・・。

十年前の片思い。時を越えて、再び。
赤木さなぎ
SF
キミは二六歳のしがない小説書きだ。
いつか自分の書いた小説が日の目を浴びる事を夢見て、日々をアルバイトで食い繋ぎ、休日や空き時間は頭の中に広がる混沌とした世界を文字に起こし、紡いでいく事に没頭していた。
キミには淡く苦い失恋の思い出がある。
十年前、キミがまだ高校一年生だった頃。一目惚れした相手は、通い詰めていた図書室で出会った、三年の“高橋先輩”だ。
しかし、当時のキミは大したアプローチを掛けることも出来ず、関係の進展も無く、それは片思いの苦い記憶として残っている。
そして、キミはその片思いを十年経った今でも引きずっていた。
ある日の事だ。
いつもと同じ様にバイトを上がり、安アパートの自室へと帰ると、部屋の灯りが点いたままだった。
家を出る際に消灯し忘れたのだろうと思いつつも扉を開けると、そこには居るはずの無い、学生服に身を包む女の姿。
キミは、その女を知っている。
「ホームズ君、久しぶりね」
その声音は、記憶の中の高橋先輩と同じ物だった。
顔も、声も、その姿は十年前の高橋先輩と相違ない。しかし、その女の浮かべる表情だけは、どれもキミの知らない物だった。
――キミは夢を捨てて、名声を捨てて、富を捨てて、その輝かしい未来を捨てて、それでも、わたしを選んでくれるかしら?
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
年下の地球人に脅されています
KUMANOMORI(くまのもり)
SF
鵲盧杞(かささぎ ろき)は中学生の息子を育てるシングルマザーの宇宙人だ。
盧杞は、息子の玄有(けんゆう)を普通の地球人として育てなければいけないと思っている。
ある日、盧杞は後輩の社員・谷牧奨馬から、見覚えのないセクハラを訴えられる。
セクハラの件を不問にするかわりに、「自分と付き合って欲しい」という谷牧だったが、盧杞は元夫以外の地球人に興味がない。
さらに、盧杞は旅立ちの時期が近づいていて・・・
シュール系宇宙人ノベル。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる