王子の俺が森でポツンと一軒家に住む理由

夏遠

文字の大きさ
上 下
26 / 37

コングレスへの誘い①

しおりを挟む
「はじめまして。思ったより元気そうでよかった。俺の言葉はわかるかい? ここは箱庭。俺と一緒に通路を通らない限り、外に出られないように”コンファイン”という魔法が掛けてある。寂しいかも知れないけど、お前はここで一匹で生きてくれ。大丈夫。まだネズミやワニ、サカナも生息しているから、ここでも生きていけるよ。花も咲いているし、外からは入って来れるからフグが迷い込んでくるかもしれない。……そうだ。何かの間違いで他の犬が迷い込んで子供ができたら困るから念のため避妊はさせてもらうよ。”コントラセプション”。よし。もし解決策が見つかったらまた皆の所に戻してあげるからね」

 俺が話しかけている間、その真っ黒なヴェノムウルフは一声も発せず、素直に俺の魔法を浴びた。随分おとなしい子だ。この匂いさえなければ他の子と同じように育ててあげられたのに。

「じゃあね」

 そう声を掛けてその場を後にした。真っ黒いヴェノムウルフは最後まで微動だにせず、俺を睨むように見続けていた。

 さっきのは何だったんだ? いわゆるメラニズムってやつか? アルビノの反対で全身が真っ黒になるっていう……。いや、だったらあの匂いの説明が付かない。ただ見た目が真っ黒なだけじゃない。面倒だけど一段落したら調べておいた方がいいか。 
 それにしてもこの世界の生物や植物は見たことの無いものばかりだ。よく似た姿をした生物でもその生態は全く違う。この世界の環境で生きる為にそれぞれ進化した結果なんだろう。……でも、だとしたらなぜ人間だけはどうしようもなく人間のままなんだろう? 確かに魔法は使える。でも、それだけだ。ただ、科学を魔法に持ち替えただけで、それ以外は全くと言っていいほど同じだ。今、下流区にいる枢軸院の連中は魔法も奪われ、科学文明を知らない地球の人間と何ら変わりはない。今まで疑問にさえ思わなかったがこれだけ違う環境で、これだけ同じ進化をするなんてことあるのだろうか? ただの神の悪戯? それとも何か別の意図がある? 

 考えたところで答えは出ないだろう。今はできる事をしよう。次は他の犬達の避妊だ。約一万匹……。どうする? さっさとしないと日を追う毎に数が増えてしまう。いったん全ての犬を集めて、まとめて避妊魔法を掛けるか? そうだな。そして、数が減少してきたら、あの黒い変異種の様な子が生まれない様に優秀な犬だけ避妊を解除し、必要な数だけ子を生むように徹底的に管理しよう。

 そんなことを考えていると、ほとんど同時に今まで聞いたことのない二種類の警報が鳴り響いた。

「今度は何だ!?」

 よく聞くとその警報は俺が仕掛けたものだった。だが、その警報は本来鳴るはずの無い、いや、鳴ってはいけないものだった。空と地中、高い魔力を持ったものが簡単に侵入できない様に張った結界だ。魔力が高い者ほど結界を通過すると忌避感を感じ引き返す”アヴォイダンス”という魔法でそれを三重に張り巡らせている。余程の事がない限りそれを通過してさらに進もうとは思わない。それが地中と空、同時になり出した。要は本当の緊急事態だ。

「何なんだよ! 次から次へと……。今日は厄日かよ!」

 そう言葉を発しながらもこの警報以外は今日起こったことではないことは理解していた。今まさに色々なことが重なって起こっているわけではない。俺が周りの人間を拒絶してきたがために今日たまたま、まとめて情報が飛び込んで来ただけだ。ずっと電池切れだったスマホに電源を入れた時のように。後回しにしてきたことのツケをまとめて支払う事態を招いた過去の俺を恨みながら、犬達の避妊は後回しにして城の自室に転移した。急いで部屋を飛び出し、空を飛んで辺りを見渡してみた。すると、城を取り囲むように羽の生えた人間が空を飛び、海には見渡す限りの船が城に向かって押し寄せてくるのが見えた。その船群の中でひときわ大きい船を”テレフォト”で確認する。すると、人間ではない種族の偉そうな人影がこちらを伺っているのが分かった。辺りの船も確認してみると明らかに人間ではない人影がそれぞれの船に乗っている。それらはファンタジーの映画でしか見ないような姿をしている。よくよく考えれば俺はこの世界に来て人間以外の人種に会うのは初めてだ。と、感動している場合ではない。この小さな国にこれだけの種族がこれだけの数で押し寄せるのはただ事じゃない。それどころか、これは明らかに戦意を向けられている。すると、塔の上から辺りを伺うステープラの姿を見つけた。俺は急いでステープラの許に飛んだ。

「ステープラ! これはどういうことだ!」

「イ、イレイザー!? 貴様、声が出るのか? 怪我は?」

「――そんなことはどうでもいい! 何でこんなことになっている!」

「し、知るか! こっちが聞きたいくらいだ! 急に聞いたことのない音が鳴り響いたと思ったら空一杯に有翼人がこちらに武器を構えているし、海には見渡す限りの船! 船!! 船!!! キャンバスがいない時に何で――」

 いつもはべったり腰ぎんちゃくの様に慕っているふりをしていたキャンバスを呼び捨てにしたステープラの真っ青な顔を尻目に、大きな船から小さな一艘の小舟がこちらに向かってくるのが見えた。その舟をよく見ると、首を繋がれ手枷をはめられたキャンバスの姿があった。あいつ! 何やってんだ!? 

「キャンバス!? なんで首枷や手枷を付けられているんだ? 捕まっているのか?」

「何? キャンバスが乗っているのか? 捕まっている!? 何で? アイツはコングレスに向かったんだぞ?」

「知るか! とにかく港に行く。お前も来い!」

「ふ、ふざけるな! あんな所に行って顔を覚えられたら何されるかわかったもんじゃない! 元々お前が第一王位継承者なんだからお前が行けよ! ”エフエルワイ”」

 そう言うとステープラは城から飛び降り、誰からも見つからない様に低く低く飛びながら北のファームに向かって飛び去っていった。なんて奴だ。仮にも国を任されていながら兄も妹たちも国民も見捨てて一人で逃げ出すなんて。クズなのは知っていたがここまで腐っているのか? もういい。二度と戻ってくるな。そう願いつつ俺は港に向かって飛んだ。

 一足先に港に着いた俺は船の到着を待った。そう言えば、なぜアイツらはわざわざ小舟で来る? 魔法で一緒に飛んでくればいいのではないか? あの帆の無い小舟はどうやら魔法の力で動いているようだが、なぜあんな回りくどいやり方を? こちらの様子を伺っているのか? 魔法が自由に使えるのであればわざわざ俺たちの力を探る必要は無いはずだ。キャンバスに魔法を掛け、全てを聞き出せば済むはず。
 ……そうか。もし既にそうしているのであれば全てを理解したうえで俺を警戒しているということだ。俺はキャンバスにも手の内を見せていない。キャンバスの口からは聞き出せないのだから警戒して当然だ。やろうと思えば船ごと空を飛んでくることもできるのだろう。本来ならその方が俺達に対して力を示すことができるはずだ。それを敢えてしてこないという事は、むしろこちらを警戒しているからなのだろう。
 逆にこちらには奴らの情報はまるでない。その気になればこちらの防御系の魔法を全てを無力化して国ごと破壊する魔法すら放ってくる可能性もある。……俺もステープラと一緒に逃げておくべきだったのかもしれない。

「ようこそいらっしゃいました。この度はどのようなご用件でございましょうか? そちらの者は何か大変な過ちを犯したのでしょうか?」

 遠くからゆっくりと近づいてくる小舟には真っ黒なローブを被った男と二人の獣の顔をした屈強な獣人が乗っていた。これだけゆっくりと近づかれると挨拶をするタイミングが計りずらい。

「初めまして。私は七崇官の一人にして全軍の指揮を仰せ付かっております。主より賜りし名はルーナ。以後お見知りおきを。貴方がイレイザー様ですか? この国の魔法の封印を解いたという。なるほど。翼も持たずに空を飛べるところを見ると本当にロジックが使えるようですね」

 翼を持たずに飛べる? ロジック? フライは比較的簡単な魔法だぞ? ……こいつらは翼がないとフライは出来ないと思っているのか? なめられているのか? それとも本気で言っているのか?

「……身に余るお言葉を賜り恐悦至極に存じます。ご明察の通り私はイレイザーと申します。お初にお目にかかります」

「そんなに畏まらなくて構いません。むしろ主は貴方様を賓客として丁重にもてなし、ご同行いただくようにとの勅命を仰せ付かっております。できれば敵対せず、我々の要求に従っていただきたい。そうすれば、この国の民とこの男には危害を加えないとお約束しましょう」

「……要求とは?」

「話が早くて助かります。単刀直入に申し上げると、まず貴方様には我々のコングレスへの招集に応じて主の許にお越しいただきたく存じます。それから、この国で繁殖させているヴェノムパピーを絶滅する許可を貴方様自身から頂きたい。もし、この二つの要求の一方でも拒むのであれば、敵対行為とみなし、この国を滅ぼすようにと主からの勅命を仰せ付かっております」

 ローブで覆われた顔から覗かせた笑顔はまるで爬虫類の様な口と目をしていて血の気が引いた。笑顔でそう言うルーナの獲物に狙いを定めた獣の様な目は一切笑っていない。空の上にいる数えきれないほどの有翼人や海で待機している見渡す限りの船が俺の返事次第で一斉に襲い掛かってくるのだろう。許可を頂きたいだと? どう考えても選択の余地なんてないじゃないか!

「その、ヴェノムパピーというのは?」

「おや? ご存じない? おかしいですね。この男が二百匹ほど連れてコングレスに現れたのですが。そもそもコングレスには国の代表が出向くしきたりなのにこの国を任せていた枢軸院の連中も国王も死に、自分が今の代表だと言っておりましてな。こちらとしては何も聞いていない上に、根絶を命じているヴェノムウルフを生み出す恐れのあるヴェノムパピーを繁殖させ、あまつさえ聖地に連れ込んでくる始末。貴国は我々に戦争でも仕掛けるおつもりだったのでしょうか? そして、聞くところによるとそれを発案、実行したのは貴方様だと言っていたのですがこの男の戯言でしたか? そうであればこの男は助けるわけにはいかなくなりますが……」

 二百匹!? この大馬鹿は、なんてことをしてくれたんだ! まさか戦争になった時に自衛の為の秘密兵器を自ら敵に披露し宣戦布告に行くなんて! それにしてもヴェノムパピー? 犬達はヴェノムウルフじゃないだと? 

「さて、ご返答を頂けますでしょうか?」

 ルーナは先ほどにも増して鋭い眼光をこちらに向ける。……ここで答えを間違えれば全面戦争。いや、ジェノサイドが始まる。

 今は奴らの言う通りに従うしかない。だが、俺が奴らについていくのはいいとして、犬達が皆殺しになるのは何とか阻止できないだろうか? 折角ここまで育てたんだ。くそ! キャンバスが余計な真似をしてくれたせいで……。 このままでは俺がやってきた事全てが水の泡になる。俺は小声で”ヴェール”で姿を消したまま肩に乗っているナイフに「皆を護れ」と命令した。すると、肩がスッと軽くなった。どうやら俺の言葉に従ってファームに向かったようだ。何とか間に合ってくれ。

「私が主の招集に応じるのは寧ろ光栄至極に存じます。しかし、このヴェノムパピーの絶滅はいささかやり過ぎではないでしょうか? あの子たちは実に従順に人の命令に従い決して害をなさない。正しく育成すれば――」

「やれやれ、まんまと奴らの術中にはまってしまわれたようですね。ヴェノムパピーは非常に狡猾な生き物。繁殖力が高いくせに自分達では生育環境が整えられないあの生物は他人を利用して生き抜く。愛くるしい容姿に、どこまでも従順な姿勢、全ては奴らの生存本能。言ってしまえば奴らは寄生獣なのですよ」

「そ、そんな、まさか……」

「信じられませんか? 繁殖の環境が整えばいずれその中からヴェノムウルフが誕生する。ありとあらゆる魔法の効果を無効化し、魔法で防ぐことのできない猛毒で世界を滅亡に陥れる最強最悪の生物。主曰く、奴が生まれたら生育環境であるその国ごと消滅させて大地の底深くの溶岩に沈める以外に方法はないそうです。嘘か誠か、炎に異常な耐性を持つヴェノムウルフは溶岩すら泳ぐとさえ言われていますが、生物であることに変わりはない。水や酸素、餌がなければ死するようです」

「……そ、そのヴェノムウルフの特徴は?」

「黒い。闇すら飲み込んでしまいそうな黒い姿で生まれてくるという話です。とはいえご心配なく。匂いを発する前の哺乳期であれば刃で殺せるそうなので対処は出来ます。ただ、一度悪臭を放ち始めると、近づくことさえままならず、仮に近づけても人間程度の運動能力では決して太刀打ちできないそうですので、そうなれば国ごと破壊するほどの大穴を空け、落とすという方法が最善とのことです。昔、同じようにヴェノムウルフが現れた時はそのように対処し、それ以降は決して生まれさせぬようにヴェノムパピーと共に特級危険生物として滅亡させることが定められた。それなのに……」

 俺は愕然とした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜

シャチ
ファンタジー
タリム復興期を読んでいただくと、なんでミリアのお母さんがぶっ飛んでいるのかがわかります。 アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。 前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。 一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。 そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。 砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。 彼女の名はミリア・タリム 子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」 542人の帝国将兵を死傷させた狙撃の天才 そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。 このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。 他サイトに掲載したものと同じ内容となります。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

Red Assassin(完結)

まさきち
ファンタジー
自分の目的の為、アサシンとなった主人公。 活動を進めていく中で、少しずつ真実に近付いていく。 村に伝わる秘密の力を使い時を遡り、最後に辿り着く答えとは... ごく普通の剣と魔法の物語。 平日:毎日18:30公開。 日曜日:10:30、18:30の1日2話公開。 ※12/27の日曜日のみ18:30の1話だけ公開です。 年末年始 12/30~1/3:10:30、18:30の1日2話公開。 ※2/11 18:30完結しました。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

南洋王国冒険綺譚・ジャスミンの島の物語

猫村まぬる
ファンタジー
海外出張からの帰りに事故に遭い、気づいた時にはどことも知れない南の島で幽閉されていた南洋海(ミナミ ヒロミ)は、年上の少年たち相手にも決してひるまない、誇り高き少女剣士と出会う。現代文明の及ばないこの島は、いったい何なのか。たった一人の肉親である妹・茉莉のいる日本へ帰るため、道筋の見えない冒険の旅が始まる。 (全32章です)

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...