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第一章 冒険者
第一話 出発と苦笑と
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ダンジョン「黒龍の迷宮」のゴール地点にあった魔法陣を使った颯太が降り立った場所は、まさに先程まで居たダンジョンの出入口だった。
「よし。無事に到着っと」
久しぶりに浴びる日の光が眩しくて、颯太は目を細める。
(良い天気だなぁ)
大きく伸びをして首を前後左右に傾けたり屈伸をしたりと、軽い準備運動をし颯太はスキル【世界地図】を開いた。
(行く時は馬車の中で、ろくに景色も見えなかったしなぁ。えーっとレイドナルク城は…思ったより近いんな。これなら走って三日ってところか)
城までの道のりを頭に叩き込み、さあ出発しようかと思ったところで、ふと、腰に携えている二本の刀が目に入った。
装備してから確認してなかった、と颯太は二本同時に抜き放つ。
一つは吸い込まれそうな程の黒の刀身で、その刀の力強い意思を示すかのように黒光りする黒刀。
反対にもう一つは颯太の顔が映る程に白い刀身で、“鮮麗”という言葉を形にしたかのように輝く白刀。
(最初に鑑定した時、“名無し”ってなってたけど…こいつら名前がないのか?)
そのまま「黒刀」「白刀」と呼び続けても良さそうな気もするが、颯太にはそれが少し納得いかなかった。
この刀達は、これから先ずっと自分の半身として共に戦ってくれると感じた颯太は、少し考えた。
(この世界に来て最初の刀だ。良い名をつけてやりたいな。刀、は日本の武器だよな?だったら日本名をつけるか。元とはいえ、神様が自ら作った物を貰ったわけだし、適当な名はつけられない……神様が…作った……神様…作った……神を作った……?)
ここまで思考を巡らせて、颯太はある有名な日本の神の名前が浮かんだ。
黒刀と白刀に視線を落とし、それぞれに話しかけるように呟いた。
「…黒刀、お前は伊邪那岐…そして白刀、お前は伊邪那美だ」
二本の刀は、自身の新しい主の手の中で淡く光を放つ。
まるで名を貰って喜んでいるようだ。
颯太は二本を鞘に収め、レザーコートについてしまったシワを伸ばして、今度こそ走り出した。
_________
颯太がダンジョンを脱出し、仲間の元へ帰還すべく出発したのとほぼ同時刻。
彼の目的地であるレイドナルク城の、王の執務室ではこんな会話がされていた。
「…今後、勇者達異世界人をどうなさるおつもりですか?陛下」
重々しく口を開いたのは、レイドナルク王国近衛騎士団長のジョンだ。
そんなジョンに対して、国王バルザドは面倒くさそうに鼻を鳴らし素っ気なく答えた。
「それは、お主に一任しておるじゃろう。それなりに使えるようにしておけと言うたではないか」
「しかし…彼らを次の戦争に参加させるのは難しいと、私は思います」
この答えは意外だったらしく、バルザドは意外そうに目を丸くして訊いた。
「ほう、それは何故?」
「…先日、異世界人の少年の一人がダンジョン内で行方不明となった件は、陛下もご存知ですよね?」
「…ああ…」
忘れていたのか、一瞬考える素振りをしたバルザドだったが、大広間に突然駆け込んできた無礼な五人の異世界人達と、有能と言われている勇者二人のやり取りを思い出して頷く。
あの後から、その勇者二人の訓練への入れ込みようは凄まじいと人伝に聞いた。
最近では再びあのダンジョンへ赴こうと動いているとか。
「例の異世界人五人と勇者ダイキ、アヤノ達の訓練は問題ないのですが、他の者達は……この世界に来て初めて“死”というものを目の当たりにしたらしく、かなりショックを受けているようで…」
「早急に解決しろ。いつ帝国の奴らが仕掛けてきてもおかしくないのだぞ?悠長なことは言ってられん」
バルザドは早口に捲し立て、椅子から立ち上がってすぐ横の扉から自室に戻って行った。
残されたジョンは溜息をついた。
「解決しろ、と言われてもな…」
ジョンは小さな声で吐き出すように呟く。
彼はすぐに執務室の扉を開け、外に出ようとしたところで、誰かとぶつかってしまった。
「!」
「おっと、これはどうも。騎士団長殿」
「…プライス卿」
イヴァン・プライス。
この国の宮廷魔術師長。
ジョンはこの人物が苦手であった。
故に、イヴァンの突然の登場に思わず顔を顰めてしまったのは仕方ないことだろう。
しかしイヴァンはそれについては敢えて触れず、その端正な顔に微笑みをつくり口を開いた。
「そんな他人行儀な呼び方はしなくて結構ですよ。気軽にイヴァンとお呼び下さい」
「…プライス卿はどうしてこちらへ?陛下なら、自室にお戻りになられましたよ」
空気を和らげようとするイヴァンと、頑なに卿呼びを解かないジョン。
この会話だけでも、二人の性格の違いが垣間見えるようだ。
イヴァンは元々冒険者という自由業からの成り上がりで、ジョンは一般の騎士から騎士団長となった叩き上げ。
一見、現在に至るまでの経路が似ているようにも見えるが、周囲の環境が違いが、二人の考えや意識にズレを生んでいた。
ジョンは根っからの騎士道精神で、「国や王の為ならばこの命も惜しくない」と豪語出来るが、イヴァンは元とはいえ冒険者、自分の命が一番大事だ。
例えるなら、規則を一つ一つ大事に守る優等生タイプと、今という時間を全力で謳歌しようとする問題児タイプといったところだろう。
「陛下に、暫く休みの許可を頂こうと思っていたのです。自室の戻られたのなら、明日出直すとしましょう」
「休みの許可、ですか?」
ジョンは首を傾げた。
基本的に城の者には、時々休日が与えられる。
イヴァンはそれに従い自分の休日を待っていて、自ら休みを乞うことは今までなかった。
ジョンの疑問を見抜いたイヴァンは、問われる前に答える。
「今度、勇者二人と異世界人五人が、例のダンジョンに再び潜ると聞いたので、私もそれに同行しようと思いましてね」
訊こうと思っていたことに先読みされてしまい、ジョンは冷や汗をかく。
(…どうしていつも人の考えが分かるのやら…)
ジョンはイヴァンのこういう所が苦手なのだ。
貼り付けたような笑顔、人の心を見透かしたような言動と行動、食えない性格。
イヴァンは、彼が苦手とするタイプの典型である。
しかしそれらは、人の上に立つ者として表に出すことは出来ない。
「護衛なら、我ら王国騎士の者が務めますので、プライス卿自ら赴く必要はありません」
ジョンは、少々食い気味に返してしまったことに内心歯噛みした。
イヴァンの言動は、「お前達だけでは彼らの護衛として実力不足だ」とも言われているようで、悔しかったのは認める。
こんな発言では、知られたくない内心を人一倍鋭い、この苦手な相手に曝け出しているようなものだ。
自分が隠し事の出来ない性格なのは自覚済みで、騎士団長に就任したのだから治そうと努めているのだが、この通りである。
「いえ、護衛ではなく私用ですよ」
イヴァンは、ジョンの細やかな恨み言をサラリと受け流して否定する。
「私用?」
「今回行方不明となった少年と、少々個人的な縁がありましてね。彼の事が心配で」
この回答は二重の意味で予想外だった為、ジョンは面を食らってしまった。
颯太とイヴァンが個人的な知り合いである事も初めて知ったし、イヴァンがまだ知り合って一ヶ月程の筈の少年の為に、わざわざ特別に休みを申請するとは思わなかったのだ。
「そ、うですか…では、お互い頑張りましょう、プライス卿」
どうにか絞り出した締め括りの言葉は、ひどくありきたりなものだったが、イヴァンはニコリと笑って会釈し踵を返す。
颯爽とした足取りで廊下を歩くイヴァンの姿を、呆然と眺めてしまうジョン。
角を曲がる直前、イヴァンはジョンの方を振り返って言った。
「卿は止めて下さい。騎士団長殿」
ヒラッと手を振り、角の先に姿を消して行く。
どうやらあの呼び方は、相当むず痒かったらしい。
ジョンは苦笑して、
「それは無理な話ですよ」
と呟き、彼が去って行った方へ一礼して場を後にした。
「よし。無事に到着っと」
久しぶりに浴びる日の光が眩しくて、颯太は目を細める。
(良い天気だなぁ)
大きく伸びをして首を前後左右に傾けたり屈伸をしたりと、軽い準備運動をし颯太はスキル【世界地図】を開いた。
(行く時は馬車の中で、ろくに景色も見えなかったしなぁ。えーっとレイドナルク城は…思ったより近いんな。これなら走って三日ってところか)
城までの道のりを頭に叩き込み、さあ出発しようかと思ったところで、ふと、腰に携えている二本の刀が目に入った。
装備してから確認してなかった、と颯太は二本同時に抜き放つ。
一つは吸い込まれそうな程の黒の刀身で、その刀の力強い意思を示すかのように黒光りする黒刀。
反対にもう一つは颯太の顔が映る程に白い刀身で、“鮮麗”という言葉を形にしたかのように輝く白刀。
(最初に鑑定した時、“名無し”ってなってたけど…こいつら名前がないのか?)
そのまま「黒刀」「白刀」と呼び続けても良さそうな気もするが、颯太にはそれが少し納得いかなかった。
この刀達は、これから先ずっと自分の半身として共に戦ってくれると感じた颯太は、少し考えた。
(この世界に来て最初の刀だ。良い名をつけてやりたいな。刀、は日本の武器だよな?だったら日本名をつけるか。元とはいえ、神様が自ら作った物を貰ったわけだし、適当な名はつけられない……神様が…作った……神様…作った……神を作った……?)
ここまで思考を巡らせて、颯太はある有名な日本の神の名前が浮かんだ。
黒刀と白刀に視線を落とし、それぞれに話しかけるように呟いた。
「…黒刀、お前は伊邪那岐…そして白刀、お前は伊邪那美だ」
二本の刀は、自身の新しい主の手の中で淡く光を放つ。
まるで名を貰って喜んでいるようだ。
颯太は二本を鞘に収め、レザーコートについてしまったシワを伸ばして、今度こそ走り出した。
_________
颯太がダンジョンを脱出し、仲間の元へ帰還すべく出発したのとほぼ同時刻。
彼の目的地であるレイドナルク城の、王の執務室ではこんな会話がされていた。
「…今後、勇者達異世界人をどうなさるおつもりですか?陛下」
重々しく口を開いたのは、レイドナルク王国近衛騎士団長のジョンだ。
そんなジョンに対して、国王バルザドは面倒くさそうに鼻を鳴らし素っ気なく答えた。
「それは、お主に一任しておるじゃろう。それなりに使えるようにしておけと言うたではないか」
「しかし…彼らを次の戦争に参加させるのは難しいと、私は思います」
この答えは意外だったらしく、バルザドは意外そうに目を丸くして訊いた。
「ほう、それは何故?」
「…先日、異世界人の少年の一人がダンジョン内で行方不明となった件は、陛下もご存知ですよね?」
「…ああ…」
忘れていたのか、一瞬考える素振りをしたバルザドだったが、大広間に突然駆け込んできた無礼な五人の異世界人達と、有能と言われている勇者二人のやり取りを思い出して頷く。
あの後から、その勇者二人の訓練への入れ込みようは凄まじいと人伝に聞いた。
最近では再びあのダンジョンへ赴こうと動いているとか。
「例の異世界人五人と勇者ダイキ、アヤノ達の訓練は問題ないのですが、他の者達は……この世界に来て初めて“死”というものを目の当たりにしたらしく、かなりショックを受けているようで…」
「早急に解決しろ。いつ帝国の奴らが仕掛けてきてもおかしくないのだぞ?悠長なことは言ってられん」
バルザドは早口に捲し立て、椅子から立ち上がってすぐ横の扉から自室に戻って行った。
残されたジョンは溜息をついた。
「解決しろ、と言われてもな…」
ジョンは小さな声で吐き出すように呟く。
彼はすぐに執務室の扉を開け、外に出ようとしたところで、誰かとぶつかってしまった。
「!」
「おっと、これはどうも。騎士団長殿」
「…プライス卿」
イヴァン・プライス。
この国の宮廷魔術師長。
ジョンはこの人物が苦手であった。
故に、イヴァンの突然の登場に思わず顔を顰めてしまったのは仕方ないことだろう。
しかしイヴァンはそれについては敢えて触れず、その端正な顔に微笑みをつくり口を開いた。
「そんな他人行儀な呼び方はしなくて結構ですよ。気軽にイヴァンとお呼び下さい」
「…プライス卿はどうしてこちらへ?陛下なら、自室にお戻りになられましたよ」
空気を和らげようとするイヴァンと、頑なに卿呼びを解かないジョン。
この会話だけでも、二人の性格の違いが垣間見えるようだ。
イヴァンは元々冒険者という自由業からの成り上がりで、ジョンは一般の騎士から騎士団長となった叩き上げ。
一見、現在に至るまでの経路が似ているようにも見えるが、周囲の環境が違いが、二人の考えや意識にズレを生んでいた。
ジョンは根っからの騎士道精神で、「国や王の為ならばこの命も惜しくない」と豪語出来るが、イヴァンは元とはいえ冒険者、自分の命が一番大事だ。
例えるなら、規則を一つ一つ大事に守る優等生タイプと、今という時間を全力で謳歌しようとする問題児タイプといったところだろう。
「陛下に、暫く休みの許可を頂こうと思っていたのです。自室の戻られたのなら、明日出直すとしましょう」
「休みの許可、ですか?」
ジョンは首を傾げた。
基本的に城の者には、時々休日が与えられる。
イヴァンはそれに従い自分の休日を待っていて、自ら休みを乞うことは今までなかった。
ジョンの疑問を見抜いたイヴァンは、問われる前に答える。
「今度、勇者二人と異世界人五人が、例のダンジョンに再び潜ると聞いたので、私もそれに同行しようと思いましてね」
訊こうと思っていたことに先読みされてしまい、ジョンは冷や汗をかく。
(…どうしていつも人の考えが分かるのやら…)
ジョンはイヴァンのこういう所が苦手なのだ。
貼り付けたような笑顔、人の心を見透かしたような言動と行動、食えない性格。
イヴァンは、彼が苦手とするタイプの典型である。
しかしそれらは、人の上に立つ者として表に出すことは出来ない。
「護衛なら、我ら王国騎士の者が務めますので、プライス卿自ら赴く必要はありません」
ジョンは、少々食い気味に返してしまったことに内心歯噛みした。
イヴァンの言動は、「お前達だけでは彼らの護衛として実力不足だ」とも言われているようで、悔しかったのは認める。
こんな発言では、知られたくない内心を人一倍鋭い、この苦手な相手に曝け出しているようなものだ。
自分が隠し事の出来ない性格なのは自覚済みで、騎士団長に就任したのだから治そうと努めているのだが、この通りである。
「いえ、護衛ではなく私用ですよ」
イヴァンは、ジョンの細やかな恨み言をサラリと受け流して否定する。
「私用?」
「今回行方不明となった少年と、少々個人的な縁がありましてね。彼の事が心配で」
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颯太とイヴァンが個人的な知り合いである事も初めて知ったし、イヴァンがまだ知り合って一ヶ月程の筈の少年の為に、わざわざ特別に休みを申請するとは思わなかったのだ。
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角を曲がる直前、イヴァンはジョンの方を振り返って言った。
「卿は止めて下さい。騎士団長殿」
ヒラッと手を振り、角の先に姿を消して行く。
どうやらあの呼び方は、相当むず痒かったらしい。
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