神隠しに合いました。異世界でなんとか生きていきます。

SHOW

文字の大きさ
上 下
15 / 17

戦闘開始のようです

しおりを挟む
「どうなってやがる。
まだ戦闘は始まって・・・いないか!」

「あぁショウさん、突然魔物が・・・ぐはっ!」

俺に気付いたサムさんが俺に声をかけてくれたが、黒いフードの男が火の玉をぶつけたようで、うめき声と共に倒れてしまった。
リスタ達が盾などで防げる位置取りをしているのに・・・

「サムさん大丈夫か?」

「・・・」

馬車の中にガルム辺境伯、リナージュちゃんは待機しているようだが、火の玉をぶつけれたサムさんは気を失っているようだ。

「てめぇ、御者にケガさせるとは・・・」

リスタ達が黒いフードの男に向けて何か叫んでいるようだが、黒いフードの男は魔物に馬車へ向けて進むように手にした杖を振りかざしている。
俺は、馬車のそばへ移動し、魔物に対してこぶしを握り対峙する姿勢をとった。
結局、町で武器をとも思ったのだが、使ったことのない剣や弓をいくらステータスに剣術とかあっても不安で殴り合いで戦うことにしたのだ。
魔物に対し、ある意味メンチを切りながら、制御していた魔力を一気に開放した。

「グルゥゥゥゥ」

魔物はやはり、俺の魔力を感知すると動きを止め、拡散するように逃げ出し始めた。

「ほほう、とてつもない魔力を持った人物がいるようで、リスタさん、あなたの情報はあてになりませんね。
この状態では、魔物に襲わせるだけではいけませんね。」

「グぅっ、昨夜の酒宴は俺から情報をとることが目的だったのか・・・
リスタ、一生の不覚!」

黒いフードの男が俺に対して警戒しながらリスタから情報をとったことを言いながらリスタに対し、火の玉をぶつけていた。
どうやらリスタと黒いフードの男は顔見知りのようで、昨夜、共に酒宴を開いていたようで、この護衛についてもその時に話していたようだ。

護衛がその情報漏らすって・・・
この世界の常識とか秘密ってどうなってるのかと思いながらも、倒れたリスタ、そして気が付けば火の玉をぶつけられ倒されていくリスタの仲間達。
既に俺と黒いフードの男と一騎打ちの様相を呈してきた。

「・・・おい、フード被った奴、なんの目的でこの馬車を襲っている」

俺は、フードをかぶった奴からできうる限りの情報を引き出そうと対峙し、警戒しながら質問をぶつけた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

亡霊剣士の肉体強奪リベンジ!~倒した敵の身体を乗っ取って、最強へと到る物語。

円城寺正市
ファンタジー
勇者が行方不明になって数年。 魔物が勢力圏を拡大し、滅亡の危機に瀕する国、ソルブルグ王国。 洞窟の中で目覚めた主人公は、自分が亡霊になっていることに気が付いた。 身動きもとれず、記憶も無い。 ある日、身動きできない彼の前に、ゴブリンの群れに追いかけられてエルフの少女が転がり込んできた。 亡霊を見つけたエルフの少女ミーシャは、死体に乗り移る方法を教え、身体を得た彼は、圧倒的な剣技を披露して、ゴブリンの群れを撃退した。 そして、「旅の目的は言えない」というミーシャに同行することになった亡霊は、次々に倒した敵の身体に乗り換えながら、復讐すべき相手へと辿り着く。 ※この作品は「小説家になろう」からの転載です。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~

味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。 しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。 彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。 故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。 そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。 これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

おっさんの神器はハズレではない

兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。

パーティーを追放された落ちこぼれ死霊術士だけど、五百年前に死んだ最強の女勇者(18)に憑依されて最強になった件

九葉ユーキ
ファンタジー
クラウス・アイゼンシュタイン、二十五歳、C級冒険者。滅んだとされる死霊術士の末裔だ。 勇者パーティーに「荷物持ち」として雇われていた彼は、突然パーティーを追放されてしまう。 S級モンスターがうろつく危険な場所に取り残され、途方に暮れるクラウス。 そんな彼に救いの手を差しのべたのは、五百年前の勇者親子の霊魂だった。 五百年前に不慮の死を遂げたという勇者親子の霊は、その地で自分たちの意志を継いでくれる死霊術士を待ち続けていたのだった。 魔王討伐を手伝うという条件で、クラウスは最強の女勇者リリスをその身に憑依させることになる。 S級モンスターを瞬殺できるほどの強さを手に入れたクラウスはどうなってしまうのか!? 「凄いのは俺じゃなくて、リリスなんだけどなぁ」 落ちこぼれ死霊術士と最強の美少女勇者(幽霊)のコンビが織りなす「死霊術」ファンタジー、開幕!

処理中です...