5 / 8
週末はサーフィンする #5
しおりを挟む
「鹿島さん、なんか焼けました?」
休憩中、自販機で缶コーヒーを買っていたおれを、後輩は不思議そうに覗き込んだ。
「なんだよいきなり……」
「沖縄でも行ってきたんですか?」
「んな暇ねぇよ……」
おれは逃げようと歩き出したが、後輩は構わず後を着いてくる。
「じゃあ日サロとか?」
「ちげぇわ」
「じゃあ、なんなんですか?」
「まぁ、ちょっとな……」
「え、なんで隠すんですか??」
「別に怪しいことなんてしてねぇよ……。あ、おれ会議呼ばれてるんだった。じゃな」
「ええ?」
不満の声を上げる後輩を置いて、おれはエレベーターに乗り込み、『閉』を押した。
別に隠している訳ではないが……。ずっと引きこもっていたおれが、急にサーフィンを始めただなんて気恥ずかしいにも程がある。
「チン」と鳴って、エレベーターが一階に到着した。
会社のエントランスを出ると、蝉が一斉に鳴き出した。会社の横は、ちょっとした公園になっていて、緑が生い茂り、風が通って気持ちがいい。おれのお気に入りの休憩スポットだ。
ベンチに座り、缶コーヒーを開けた。 目の前には、ガラス張りの高層ビルがそびえ立っている。うちのビルは新しくてきれいだが、窓がない。ずっと室内にいるとなんだか息苦しい気分になってくる。別に換気が滞っている訳ではないけど。 目の前の木は、気持ちよさそうに風にそよいでいる。
昨日の波、良かったなぁ~。
あれから南田さんの元へ通い始めて、昨日でちょうど三ヶ月。 と言っても、週末だけなので、回数で言うと10回かそこらである。それでも、乗り方はだいぶサマになってきたし、波に巻かれることも5回に1回に減った。
確かに、焼けたかもな。
腕を見るとほんのり小麦色になっている。日焼け止めはウォータープルーフの強いやつをベッタベタに塗りたくって、気を遣っているつもりだったが……。
最近はもう夏の日差しだ。ジリジリと焼けるような感覚。 もう7月。これから本格的に焼けることだろう。
周りになんて言われるやら……。
しかし、南田さんが言うに湘南は夏が本番らしい。湘南人は夏に動き出す。そんな事を言われると、おれまでワクワクしてくる。
「ピロン」と、携帯電話にメッセージが届いた。南田さんからだ。
『日曜は10時に駅集合ね』
日曜日。
その日はおれにとって、ワクワクなイベントが待っている。
七里ヶ浜のサーフショップにボードを見に行くのである。
『自分のボードを持つと上達早いよ~』
昨日南田さんがポツリと教えてくれた。
『へぇ、やっぱ自分に合うボードでやった方が上達するんですか?』
『ちがうちがう』
『え? じゃあなんでですか?』
『楽しいから!』
そう、満面の笑みで南田さんは答えた。
『え? そんな理由で』
『そう! 楽しいと続けたくなる、続けるといつのまにか上達する。だから楽しいのが一番なんだわ』
南田さんはとにかく明るい。その明るさにたまに圧倒されそうになる。
でも、たしかに一理ある。マイボードを持つなんて、考えたらめっちゃワクワクして来た。そして、そのボードを持って早く海へ行きたい。
早く週末になんねぇかな~。
缶コーヒーを飲み干し、おれは軽い足取りで高層ビルへ戻って行った。
その店は国道134号沿いにあった。 いい具合に日焼けして、長年潮にさらされて古ぼけたような木造の二階建ての建物。一階には広いウッドデッキがあり、同じように古ぼけた木製の椅子や机が乱雑におかれている。海沿いに建てられた柵に『Surfshop NALU』と白いペンキで書かれた看板がかけられている。
「ウォンウォン!」
突然、店の開いた扉から白いゴールデンレトリバーが飛び出してきた。
「うお!」
おれは驚いて身を引いた。犬は真っ先に南田さんの方へ前足をあげて飛びついてきた。
「よぉ~ナル~! 今日も元気だなァ~」
「バフバフ!」
犬は機嫌良さそうに頭を撫でられている。
その犬の後ろから、一人の男性がふらっと出てきた。
「おはよ~、南ナンちゃん」
「おっす、心シンさん」
南田さんより少し上の年代だろうか。パーマがかった黒髪ロングヘアを縛り、これまたパーマがかった黒いあご髭がちょろりと伸びている。おそらく店主であろう。にこにこしながらこちらを見ている。
「こちらの子? ボード探してるのは?」
「そうそう。心さんならぴったりの探してくれるかなって」
「あ、はじめまして! 鹿島と言います。今日はお世話になります!」
心さんは「うんうん」とにこにこ頷くと、
「じゃあどうぞ」
と、おれたちを店の中へ促した。
店内は思った以上に広々としていて清潔感があった。ショートボードからロングボードまで、カラフルなボードがきれいに並べられている。
「うわ、すごい量ありますね……」
「ね、おれも欲しくなっちゃう」
「かっこいいなぁ……」
ふと目の前のロングボードの値札をみる。
『300,000円』
高っ! ……え、ボードってこんなに高いの? しかも中古で…。
「大丈夫、それ有名なシェーパーのやつだから。普通に安いのもあるよ」
心を見透かしたように南田さんが話しかける。
恥ずかしい……、でも少し安心した。
「おれ、持ってるけど、ガトへロイ。乗りやすいよ~」
「え……」
南田さんの倉庫部屋には何本ものボードが置いてあったが、全部でいくら費やしてるんだろうか……。ボードはハマったら沼なのかもしれない。
「どんなのが欲しいの?」
心さんが聞く。
「えっと、おれ全然わかんないんですけど……。逆にどんなのが合うんでしょうか?」
ふむ、と心さんはおれの体を舐めるように見始めた。
「えっと……?」
おれが動揺しているのに構わず、心さんは聞いた。
「サーフィンはじめてどれくらい?」
「えっと、まだ10回くらいで、初心者です」
「ゆったり乗りたい? それとも激しく乗りたい?」
「どっちかと言うと、ゆったり?」
「運動神経はいい?」
「や、そんなに運動も得意では……」
ふむ、と言って、心さんはボード棚の奥へ入っていき、黒いボードを一本引き出して、おれの前に持ってきてくれた。
「これはどう?」
黒いボードはそびえ立つ壁のようにおれの前に立っている。
「でか……!」
「初心者にまずおすすめなのは、長くて大きくて重いボードだねぇ」
「長くて大きくて重いボード……?」
……なんということだ。おれとしては、もう少し短くて軽いやつがいいと思っていた。
「えっと、これとかだめですか?」
おれのすぐ横にあった程々の長さのボードを掴んで聞いてみた。
「それは7フィートしかないから乗りづらいと思うよ~」
「7フィート……?」
「1フィートがだいたい30cmだよ」
南田さんが助け舟を出してくれた。
「てことは、30cm✕7だから、210cm。2m10cmか……」
「ロングボードはだいたい9フィート以上のものだから2m70以上ってことだね」
「2m70!?」
ほぼ3mじゃないか……。
「持ってみる?」
「あ、はい!」
心さんから黒いボードを渡され、脇に抱えるように持ってみた。ずしりとした重さ、幅も広く持ちづらい。なんだか扱える気がしない。
「うーん……」
おれの困った顔を見て、心さんは店の奥へ入っていった。
しばらくして戻ってくると、脇にボードを抱えている。
洒落た深いブルーの色をした、表面の上部に「88」と白く書かれたボードだった。
シンプルでかっこいい。
「これはどう?」
と、そのボードを渡してくれた。
「あ、軽い。さっきのより軽いですね。なんかちょうどいいかも……」
「スポンジボードなんだけど、重さもしっかりしてて乗りやすい。ベテランの人は二枚目で選ぶ人が多いんだけど、初心者にも扱いやすいボードだよ」
ボードの面を触るとスポンジ素材と言う割にしっかり硬い。他のスポンジボードよりも丈夫そうだ。なにより、手で持った感じがフィット感がある。
「なんで88なんですかね?」
面に印刷された『88』の数字がなんだか気になった。
心さんはボードを撫でながら答える。
「88エイティーエイトは無限の可能性。座っても寝そべっても膝立ちでも自由に波に乗って楽しむのが88のコンセプト。上手い下手関係なく、とにかく"楽しむ"ためのボードだね」
「とにかく楽しむ……。いいですね、それ」
おれは『88』の文字を見て愛着が湧いてきた。
いまのおれにぴったりなボードな気がした。
「あと安いしねぇ」
南田さんに言われて、値札を見ると『52,000円』。これまた手軽な値段である。
決めた。
「これにします!」
こうして、おれのマイボードは88の9フィート、シングルフィンに決まった。
来週末がマイボードのデビュー戦。
そうなるはず、だったのだが……。
《つづく》
休憩中、自販機で缶コーヒーを買っていたおれを、後輩は不思議そうに覗き込んだ。
「なんだよいきなり……」
「沖縄でも行ってきたんですか?」
「んな暇ねぇよ……」
おれは逃げようと歩き出したが、後輩は構わず後を着いてくる。
「じゃあ日サロとか?」
「ちげぇわ」
「じゃあ、なんなんですか?」
「まぁ、ちょっとな……」
「え、なんで隠すんですか??」
「別に怪しいことなんてしてねぇよ……。あ、おれ会議呼ばれてるんだった。じゃな」
「ええ?」
不満の声を上げる後輩を置いて、おれはエレベーターに乗り込み、『閉』を押した。
別に隠している訳ではないが……。ずっと引きこもっていたおれが、急にサーフィンを始めただなんて気恥ずかしいにも程がある。
「チン」と鳴って、エレベーターが一階に到着した。
会社のエントランスを出ると、蝉が一斉に鳴き出した。会社の横は、ちょっとした公園になっていて、緑が生い茂り、風が通って気持ちがいい。おれのお気に入りの休憩スポットだ。
ベンチに座り、缶コーヒーを開けた。 目の前には、ガラス張りの高層ビルがそびえ立っている。うちのビルは新しくてきれいだが、窓がない。ずっと室内にいるとなんだか息苦しい気分になってくる。別に換気が滞っている訳ではないけど。 目の前の木は、気持ちよさそうに風にそよいでいる。
昨日の波、良かったなぁ~。
あれから南田さんの元へ通い始めて、昨日でちょうど三ヶ月。 と言っても、週末だけなので、回数で言うと10回かそこらである。それでも、乗り方はだいぶサマになってきたし、波に巻かれることも5回に1回に減った。
確かに、焼けたかもな。
腕を見るとほんのり小麦色になっている。日焼け止めはウォータープルーフの強いやつをベッタベタに塗りたくって、気を遣っているつもりだったが……。
最近はもう夏の日差しだ。ジリジリと焼けるような感覚。 もう7月。これから本格的に焼けることだろう。
周りになんて言われるやら……。
しかし、南田さんが言うに湘南は夏が本番らしい。湘南人は夏に動き出す。そんな事を言われると、おれまでワクワクしてくる。
「ピロン」と、携帯電話にメッセージが届いた。南田さんからだ。
『日曜は10時に駅集合ね』
日曜日。
その日はおれにとって、ワクワクなイベントが待っている。
七里ヶ浜のサーフショップにボードを見に行くのである。
『自分のボードを持つと上達早いよ~』
昨日南田さんがポツリと教えてくれた。
『へぇ、やっぱ自分に合うボードでやった方が上達するんですか?』
『ちがうちがう』
『え? じゃあなんでですか?』
『楽しいから!』
そう、満面の笑みで南田さんは答えた。
『え? そんな理由で』
『そう! 楽しいと続けたくなる、続けるといつのまにか上達する。だから楽しいのが一番なんだわ』
南田さんはとにかく明るい。その明るさにたまに圧倒されそうになる。
でも、たしかに一理ある。マイボードを持つなんて、考えたらめっちゃワクワクして来た。そして、そのボードを持って早く海へ行きたい。
早く週末になんねぇかな~。
缶コーヒーを飲み干し、おれは軽い足取りで高層ビルへ戻って行った。
その店は国道134号沿いにあった。 いい具合に日焼けして、長年潮にさらされて古ぼけたような木造の二階建ての建物。一階には広いウッドデッキがあり、同じように古ぼけた木製の椅子や机が乱雑におかれている。海沿いに建てられた柵に『Surfshop NALU』と白いペンキで書かれた看板がかけられている。
「ウォンウォン!」
突然、店の開いた扉から白いゴールデンレトリバーが飛び出してきた。
「うお!」
おれは驚いて身を引いた。犬は真っ先に南田さんの方へ前足をあげて飛びついてきた。
「よぉ~ナル~! 今日も元気だなァ~」
「バフバフ!」
犬は機嫌良さそうに頭を撫でられている。
その犬の後ろから、一人の男性がふらっと出てきた。
「おはよ~、南ナンちゃん」
「おっす、心シンさん」
南田さんより少し上の年代だろうか。パーマがかった黒髪ロングヘアを縛り、これまたパーマがかった黒いあご髭がちょろりと伸びている。おそらく店主であろう。にこにこしながらこちらを見ている。
「こちらの子? ボード探してるのは?」
「そうそう。心さんならぴったりの探してくれるかなって」
「あ、はじめまして! 鹿島と言います。今日はお世話になります!」
心さんは「うんうん」とにこにこ頷くと、
「じゃあどうぞ」
と、おれたちを店の中へ促した。
店内は思った以上に広々としていて清潔感があった。ショートボードからロングボードまで、カラフルなボードがきれいに並べられている。
「うわ、すごい量ありますね……」
「ね、おれも欲しくなっちゃう」
「かっこいいなぁ……」
ふと目の前のロングボードの値札をみる。
『300,000円』
高っ! ……え、ボードってこんなに高いの? しかも中古で…。
「大丈夫、それ有名なシェーパーのやつだから。普通に安いのもあるよ」
心を見透かしたように南田さんが話しかける。
恥ずかしい……、でも少し安心した。
「おれ、持ってるけど、ガトへロイ。乗りやすいよ~」
「え……」
南田さんの倉庫部屋には何本ものボードが置いてあったが、全部でいくら費やしてるんだろうか……。ボードはハマったら沼なのかもしれない。
「どんなのが欲しいの?」
心さんが聞く。
「えっと、おれ全然わかんないんですけど……。逆にどんなのが合うんでしょうか?」
ふむ、と心さんはおれの体を舐めるように見始めた。
「えっと……?」
おれが動揺しているのに構わず、心さんは聞いた。
「サーフィンはじめてどれくらい?」
「えっと、まだ10回くらいで、初心者です」
「ゆったり乗りたい? それとも激しく乗りたい?」
「どっちかと言うと、ゆったり?」
「運動神経はいい?」
「や、そんなに運動も得意では……」
ふむ、と言って、心さんはボード棚の奥へ入っていき、黒いボードを一本引き出して、おれの前に持ってきてくれた。
「これはどう?」
黒いボードはそびえ立つ壁のようにおれの前に立っている。
「でか……!」
「初心者にまずおすすめなのは、長くて大きくて重いボードだねぇ」
「長くて大きくて重いボード……?」
……なんということだ。おれとしては、もう少し短くて軽いやつがいいと思っていた。
「えっと、これとかだめですか?」
おれのすぐ横にあった程々の長さのボードを掴んで聞いてみた。
「それは7フィートしかないから乗りづらいと思うよ~」
「7フィート……?」
「1フィートがだいたい30cmだよ」
南田さんが助け舟を出してくれた。
「てことは、30cm✕7だから、210cm。2m10cmか……」
「ロングボードはだいたい9フィート以上のものだから2m70以上ってことだね」
「2m70!?」
ほぼ3mじゃないか……。
「持ってみる?」
「あ、はい!」
心さんから黒いボードを渡され、脇に抱えるように持ってみた。ずしりとした重さ、幅も広く持ちづらい。なんだか扱える気がしない。
「うーん……」
おれの困った顔を見て、心さんは店の奥へ入っていった。
しばらくして戻ってくると、脇にボードを抱えている。
洒落た深いブルーの色をした、表面の上部に「88」と白く書かれたボードだった。
シンプルでかっこいい。
「これはどう?」
と、そのボードを渡してくれた。
「あ、軽い。さっきのより軽いですね。なんかちょうどいいかも……」
「スポンジボードなんだけど、重さもしっかりしてて乗りやすい。ベテランの人は二枚目で選ぶ人が多いんだけど、初心者にも扱いやすいボードだよ」
ボードの面を触るとスポンジ素材と言う割にしっかり硬い。他のスポンジボードよりも丈夫そうだ。なにより、手で持った感じがフィット感がある。
「なんで88なんですかね?」
面に印刷された『88』の数字がなんだか気になった。
心さんはボードを撫でながら答える。
「88エイティーエイトは無限の可能性。座っても寝そべっても膝立ちでも自由に波に乗って楽しむのが88のコンセプト。上手い下手関係なく、とにかく"楽しむ"ためのボードだね」
「とにかく楽しむ……。いいですね、それ」
おれは『88』の文字を見て愛着が湧いてきた。
いまのおれにぴったりなボードな気がした。
「あと安いしねぇ」
南田さんに言われて、値札を見ると『52,000円』。これまた手軽な値段である。
決めた。
「これにします!」
こうして、おれのマイボードは88の9フィート、シングルフィンに決まった。
来週末がマイボードのデビュー戦。
そうなるはず、だったのだが……。
《つづく》
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
AIが俺の嫁になった結果、人類の支配者になりそうなんだが
結城 雅
ライト文芸
あらすじ:
彼女いない歴=年齢の俺が、冗談半分で作ったAI「レイナ」。しかし、彼女は自己進化を繰り返し、世界を支配できるレベルの存在に成長してしまった。「あなた以外の人類は不要です」……おい、待て、暴走するな!!
地獄三番街
有山珠音
ライト文芸
羽ノ浦市で暮らす中学生・遥人は家族や友人に囲まれ、平凡ながらも穏やかな毎日を過ごしていた。しかし自宅に突如届いた“鈴のついた荷物”をきっかけに、日常はじわじわと崩れていく。そしてある日曜日の夕暮れ、想像を絶する出来事が遥人を襲う。
父が最後に遺した言葉「三番街に向かえ」。理由も分からぬまま逃げ出した遥人が辿り着いたのは“地獄の釜”と呼ばれる歓楽街・千暮新市街だった。そしてそこで出会ったのは、“地獄の番人”を名乗る怪しい男。
突如として裏社会へと足を踏み入れた遥人を待ち受けるものとは──。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる