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第二部 一章【愛すべき妖精剣士とぶどう農園】(ジェスタ編)
アンクシャの気持ち
しおりを挟む「へぇ、今バンシィはこんなとこ住んでんだ? 落ち着きがあって良いじゃん」
「ありがとう。時にアンクシャ、今の俺は……」
「おおっと、これは失敬! ノルンだったっけ? バンシィもいいけど、ノルンって名前も君によく似合っていると思うよ。そいじゃお邪魔しまーす!」
アンクシャは進めていないにもかかわらず、ずかずかと山小屋へと入ってゆく。
そしてすぐさま、眉間に皺を寄せる。
「うわっ……くさっ! 妖精の匂いすんじゃん! って、相変わらずパンツは部屋干しかよ!」
アンクシャは窓辺に干されたジェスタの下着を杖で小突いている。
「じゃあ、そろそろ白状してもらおうか? ここでノルンとそこの引きこもり姫が何をしてんのかをよぉ!」
「……」
ジェスタは不安げな様子で、ノルンの服の裾を摘んでくる。
(しっかりと俺がジェスタを守ってやらねば……)
ノルンはそう決意し、アンクシャへ向き合ってゆく。
……
……
……
「そっかぁ、そんなことが……でもノルンが元気だから僕は嬉しいよ!」
アンクシャからの叱責を覚悟してが、意外な反応にノルンは戸惑いを隠しきれなかった。
「しかし、俺は……」
「良いって、良いって! 悪いのは全部、あの唐変木皇子と連合だからってわかってるから!」
「アンクシャ……」
「ノルンのことは全然良いんだよ! だけど……おい、引きこもり! てめぇは大問題だ!」
突然、アンクシャの語気が強まった。
いつもは凛然としているジェスタが、肩を震わせている。
「お、おい、アンクシャ!」
「ごめん、ちょっとノルンは黙ってて。僕、このチキン娘とじっくり話がしたいから。もしも口挟むようだったら、沈黙魔法(サイレンス)かけちゃうからね?」
アンクシャの口調は軽いが、目は本気そのものだった。
「もう一回、てめぇの口から聞かせろジェスタ! お前は今、ここで、何をしている!」
「ワインを造っている……」
「ふーん、ワインねぇ……僕らが必死に戦っているってのに呑気なもんだ」
「アンクシャ聞いてくれ! ノルンも話してくれたと思うが、私にはもう戦うための魔力が……」
「それはわかった。治そうって努力はしたのかよ?」
妙に冷めたアンクシャの声に、ジェスタは背筋を伸ばした。
「なんとか戦線に復帰しようとなにかしたかよ? どうやったら魔力が元に戻るか調べたり、行動を起こしたりしたかよ?」
「それは……」
「やったか、やってないかしか聞いてねぇ! どっちなんだ!」
「……やってはいない……申し訳ない……」
ジェスタは深々と頭を下げた。
しかしアンクシャはジェスタへ未だに鋭い視線を送っている。
「僕はワインを造らせるためなんかにてめぇを送り出したわけじゃねぇんだよ!」
「すまない……」
アンクシャは椅子から飛び降り、玄関へ向かってゆく。
「表でろ、ジェスタ。てめぇの腑抜けた根性を叩き直してやる」
「……」
「さっさとしろ、このクソバカたれ!」
ジェスタは椅子からゆらりと立ち上がった。
「行く必要はない」
ノルンはジェスタの手を握りそう言った。
「しかし……」
「今のアンクシャは感情のままに行動しているだけだ。素直に聞く必要などーーぐおっ!?」
「ノルン!?」
突然、光弾がノルンの腹を穿った。体に痺れを感じるあたり、今の光弾には麻痺系の魔法が含まれているようだった。
「ごめんね、ノルン……おら、ジェスタはこっちだ!」
「……行ってくる。心配しないでくれ」
ジェスタは足早にアンクシャに続いて山小屋を出てゆく。
「だめだ……こんなことは……!」
ノルンは芋虫のように這いつくばりながら、辛うじて山小屋を出てゆく。
「これ以上は見過ごせません。姫さまへ危害を加えるおつもりでしたら、まずは我らを退けいただきたい
ジェスタの前には、彼女を守るかのようにシェザールを始め、護衛隊が顔を揃えていた。
「はっ! 出たよ、出たよ! 妖精らしい生ぬるさ! そんなんだからそこの引きこもりはどうしようもねぇ、奴に育っちまうんだよぉ!!」
「結界陣!」
シェザールの指示をが飛び、護衛隊は障壁を展開した。
障壁はアンクシャの放った光弾を、一瞬だけ受け止める。
しかしすぐさまガラスが割れるように崩壊し、シェザール達は盛大に吹き飛ばされる。
「舐めんじゃねぇよ、妖精風情が。僕を誰だと思ってる……僕は三姫士の1人で、鉱人史上最強の、いや、大陸最強の魔法使いアンクシャ・アッシマ・ブランなんだよぉ!!」
アンクシャは杖をジェスタへ向け、無数の光弾を放った。
「うわっ!?」
光弾をまともに食らったジェスタは、嗚咽を吐きながらその場へ膝をつく。
「安心しな、殺しゃしねぇよ。だけどかーなーり、痛いめにはあってもらうけどな!」
アンクシャは繰り返し光弾を放って、ジェスタを激しく打ち据える。
ジェスタはアンクシャの魔法に成すがままなされるがままだった。
「お、お辞めくださいアンクシャ殿! お怒りをお沈めください! 本件は私からも姫さまへキツく言って聞かせます! ですのでどうか、どうか!!」
立ち上がることすら叶わないシェザールは必死ば声を上げた。
護衛隊の面々も、次々と地面へ平伏し、懇願の声を上げ続ける。
アンクシャは一瞬冷たい視線を向けた。
しかしすぐさま視線をジェスタへ戻し、激しく奥歯を噛み締める。
「ああ、ムカくつ……すっげぇ、ムカつく……これじゃまるで僕が悪者みたいじゃん……!」
「よせ、みんな! これで良いんだ……!」
ジェスタの声にシェザール達はぴたりと叫ぶのを止める。
そしてよろよろと立ち上がった。
「惚けていてすまなかったアンクシャ……お前達が懸命に戦っている時に、私は腑抜けていた……大変申し訳なく思っている……」
「ちっ、今更かよ。今更てめぇはそんなことを言い出すのかよ!」
「ああ、そうだ、今更だ。だから……やれ! それでお前の気が済むのなら、存分に!」
「なら望み通りやってやんよぉ!!」
アンクシャの杖が強い輝きを放つ。
冷たい空気が、真夏のように暖まる。
「安心しな、後できっちり傷跡も残らねぇ位に治療魔法はかけてやる!」
「さぁ、来い!」
「ーーッ! メイガぁーマグナぁーム!!」
アンクシャの怒りの叫びと共に、一際壮絶な光弾が放たれた。
光弾は空気を焼き、周囲を熱しながらジェスタへ突き進む。
破滅の輝きがジェスタを包み込んだ。
そして光が掃けた先で、ジェスタとアンクシャは揃って悲痛な叫びを上げた。
「「ノルンッ!!」」
ノルンはジェスタを強く抱きすくめていた。
胴のみ装着した鎧の背中は粉々に砕け散り、彼の背中は激しい火傷に覆われている。
「お、おい、ノルン、どうして……?」
「支える……守る……」
「えっ……?」
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アンクシャの悲痛な叫びが、火傷に響く。
ノルンはジェスタを抱きしめたまま、首を横へ振った。
「俺とジェスタはもはや一心同体だ! 彼女が罰せられるなら、俺も謹んで罰を受ける! だからやれ! アンクシャ!!」
「……うぇぇぇーーん!!」
突然、アンクシャが奇声を上げた。
驚いて振り返ってみると、彼女は地面へペタリと座り込み、こぼした涙で地面を濡らしている。
「なんだんだよ! これなんなんだよ!! なんで頑張ってた僕じゃなくて……! どうして逃げ出したジェスタとなんかと……ひっく……!」
アンクシャは何度も、何度も地面を叩き出す。
「僕だって疲れてさ! だけどジェスタ、本当に辛そうだったから……! このままだと大好きな友(だち)の心が壊れちゃうって思ったから……!」
「アンクシャ……」
嘘偽りのアンクシャの言葉を受け、ジェスタの瞳に涙が浮かぶ。
「だけどこんなことになるなら行かせなきゃ良かった! 僕がお休みをもらって、バンシィのところへ行けば良かった! そしたら僕は……僕はきっとバンシィと……僕はぁーー!!」
アンクシャの悲痛な叫びがこだまする。
ノルンを始め、誰もがかける言葉を持たず、ただ立ち尽くすのみだった。
「うっ……うっ…ひっくっ……空間転移(テレポート)……!」
アンクシャは嗚咽まじりに鍵たる言葉を放った。
魔法によって彼女は忽然と姿を消す。
静寂が訪れ、周囲へは気まずい空気が垂れ込める。
「治療をしても良いか?」
ジェスタがそう耳元で囁いてきた。
ノルンが首肯を返すと、背中に回ったジェスタの手から暖かい輝きが溢れ出る。
「ジェスタ、お前まさか……?」
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「どうしてアンクシャのそのことを?」
「……もっと真剣にやっていれば、もっと魔力は戻っていたかもしれない。だけど、私はノルンとのワイン造りが楽しくて、それで……」
ノルンはジェスタを抱きすくめ、彼女も応じてくれる。
(申し訳ない、アンクシャ……)
ただただ謝罪することしかできない、ノルンなのだった。
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