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俺は母子ともどもを愛する決断を下す
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「トーガくん、これ返すね!」
モニカは先日プレゼントした指輪を外し、そっと俺の方へ寄せてくる。
「お母さん! こんなに大変な過去を抱えながら、あたしのことを大事に育ててくれてありがとう! これからはいっぱい、いーっぱい幸せになって!」
「ちょ、ちょっとモニカ、あなたいきなりなにを!?」
「……実はこの間ベネテタでね、大好きな人と添い遂げられなかったっていう女性にお会いしたの……」
モニカがそう語る人物とは、おそらくベネテタのホテルで出会った、あの淑女のことだろう。
「その方はね、結局、最後まで大好きな人と一緒になることはできなかった……たぶん、人って一度お別れしちゃったら、それっきりが普通なんだと思う……でも、お母さんとトーガく……トーガさんは、また巡り会えた……これは奇跡だよ! ものすごい奇跡なんだよ!?」
俺もエマも、そのことは十分に承知していた。
だから、今のモニカの言葉を真っ向から否定することができずにいた。
「だから、その奇跡を大事にしなきゃ! それに、お父さんも最期にお母さんに言ってたじゃん!? 青春を取り戻しなさいって! 自分に遠慮することなく、これからは好きに生きて行きなさいって! あの時、お父さんがなんでそんなこといってたのかわからなかったけど、今ならその気持ちすごくわかる!」
……モニカは明らかに無理をしている。
自分の想いを、最愛の母親のために、押し殺そうとしている。
そんな想いを席から立ち上がり、後ろを向くモニカの背から感じ取るのだった。
「まぁ、トーガさんは、もともとあたしを見出して、ここまで導いてくれ先生、みたいな人だし……べ、別に、新しいお父さんになってくれることだって……」
「ちょっと、モニカいい加減になさい!」
エマはそう声を張り上げ立ち上がり、モニカを無理やり自分の方へ向かせた。
「あなた、今自分が何をいっているのかわかっているの!?」
「わかってるよ! だからあたしはそれで良いって、いってるじゃん! じゃあなんで、この間、お母さん、昔トーガさんからもらった指輪なんて出してたの!?」
「そ、それは……」
狼狽えるエマへ、モニカはさらに畳み掛けてゆく。
「まだ好きなんでしょ!? ようやくまた出会えたトーガさんと一緒になりたいって、心のどこかでは思っているんでしょ!?」
「……なら、なんでモニカはさっきから泣いてるの?」
「ーーっ!? そ、それは……」
モニカは赤目にうっすら浮かんだ涙を指摘され、動揺した様子を見せる。
「もし仮に……仮によ……トーガくんと私が一緒になったら、あなたは本当に納得できるの?」
「できるもん! 絶対に! 絶対に、するもん……! だって、あんなことがあったお母さんには、幸せになってもらいたいんだもん……同じ女として、そう思っちゃうもん……」
モニカは赤い瞳をゴシゴシと拭って、声を張り上げる。
そんな言葉を受けたエマは、正直どうしたら良いか困っている様子だった。
モニカも、そしてエマもどれほど俺のことを想ってくれているかは今のやりとりから伝わった。
もはやこのぐちゃぐちゃになってしまった状況をおさめる方法は一つしかない。
そう決断し、席から立ち上がって、未だに黙ったまま睨み合っているレイ親子へ近づいてゆく。
「「ひゃっ!?」」
俺は対峙するレイ母子をまとめて抱きしめ、引き寄せた。
当然、2人は俺の腕の中でたじろいでいる。
そんな母子を俺はまとめてきつく抱きしめた。
「俺にどちらを選ぶことなんてできない。そしてこうなったのも俺の責任だ。だから、俺は……君たち親子を、2人まとめて受け入れる!」
「ちょ、ちょっとトーガくん、一体何を言い出して!?」
真っ先に声を上げたのはエマの方だった。
思い返せば再会したばかりの頃も、彼女は自分の気持ちを押し殺し、常識を盾にして、俺を突き放すかのような言動を行なっていた。
きっとこんな状況でも、分別のきちんとしている大人な女性のエマは、俺がどんな言葉をかけても、本当の想いを理性で押しつぶすに違いない。
だが、今は、そんなエマの理性を、多少強引にでも、突き崩さないければならない時。
全てはエマを、そしてモニカをも傷つけないためだからだ。
「「ーーーーっ!?」」
俺は魔力経路へ、ありったけの魔力を流し込んでゆく。
上等な魔力経路に通された魔力は、異性に対してはある種の催淫効果を発揮する。
とはいえ、多少は異性側にも、こちらへの気持ちが必要となってくる。
「トーガくん、あなたって、ひとはこんな無理やり……はぁ、はぁ……ば、ばかぁ……!」
今の"ばか"という言葉は、言い方がモニカにそっくりだった。
俺の魔力に当てられたエマは、呼吸を荒げだし、それっきり大人しくしがみついてくるのみとなった。
どうやら理性よりも、自身の俺に対する本当の想いのみを増大させることに、成功したらしい。
「あ、あたしも、良いの……?」
次いでモニカが不安げな様子で問いかけてくる。
「勿論だ。だって、この間約束したじゃないか。俺は一生をかけて、モニカのことを幸せにするって」
「……バカっ……こんなの無茶苦茶だよぉ……親子同時にどうにかしようだなんてぇ……」
「……もしも、モニカが本気で俺のことを諦めるというのなら、これはやめにしようと思うのだが……」
そう問いかけるとモニカは、
「……やだ……」
ひしっと俺へしがみつき、小声でそう呟く。
「わかった」
「トーガくん……ごめん、さっきは酷いこと言っちゃって……」
「気にするな。わかってる」
「……ありがと……やっぱりトーガくんのこと、好きっ……!」
モニカは熱っぽいくそう言ったっきり、腕の中で大人しくなる。
そうして俺は2人を抱いたまま、リビングの隣にある、エマの寝室へ向かってゆくのだった。
●●●
自分でも随分と大胆な決断を下したと改めて思った。
おそらくこういう判断ができるようになったのも、これまでの数々の成功があるからだと思う。
ーー今、俺の左右では満足そうな笑みを浮かべつつ、母親のエマと娘のモニカが安らかな寝息をあげている。
我ながらかなり無茶な決断をし、無理を押し通したのだと感じる。
しかし、後悔はない。むしろ、こうなったことで、これまで以上に自分自身が奮い立つ気持ちが芽生えている。
「おはよ、トーガくん……」
そう朝の挨拶を投げかけてきたのは、モニカにそっくりな柔らかな笑みを浮かべる、エマだった。
「おはよう、エマ」
「まったく……あなた無茶苦茶よ……これがどういうことかわかってるの?」
常識人らしいエマの発言だったが、あまり棘というものは感じない。
「わかった上でこうした。俺はモニカもだが、エマ、君のことも愛している」
「ばかっ……」
そう言ったエマは、こちらへ自ら唇を寄せてくる。
二十数年越しに感じた彼女の唇は、モニカのものと違い、よく熟れていていて、それだけで感応的な快感を呼び起こす。
そしてエマは意図せずすっかり準備の整った俺を仰向けに倒し、上に乗ってきた。
「良いのか? 隣で娘が寝ているんだぞ?」
「うふふ、まだ気づいていないみたいね?」
「おはよ、トーガくん♩」
いつの間にか起きていたモニカが、俺の耳へ熱い吐息を吹きかけてくる。
「お、起きてたのか……?」
「うん、さっき。もぉ、あたしが起きないからって、2人で始めちゃってずるいなぁ……」
「どうする? モニカが先にする?」
エマはこんな状況でも、娘のことを想えるほど良いお母さんらしい。
しかしモニカは首を横へ振った。
「あとでいいよ。あたし、この間トーガくんからたくさん頂いたから。だから今は、お母さんが楽しんで! 我慢してたぶん、思いっきりね!」
「ありがとう、モニカ……それじゃ……」
俺はもしかすると、ルル姉妹以上に旺盛な、とんでもない親子を目覚めさせてしまったのかもしれない……
これは帰ったら、さっそく精力剤を大量に調合しなければ……!
モニカは先日プレゼントした指輪を外し、そっと俺の方へ寄せてくる。
「お母さん! こんなに大変な過去を抱えながら、あたしのことを大事に育ててくれてありがとう! これからはいっぱい、いーっぱい幸せになって!」
「ちょ、ちょっとモニカ、あなたいきなりなにを!?」
「……実はこの間ベネテタでね、大好きな人と添い遂げられなかったっていう女性にお会いしたの……」
モニカがそう語る人物とは、おそらくベネテタのホテルで出会った、あの淑女のことだろう。
「その方はね、結局、最後まで大好きな人と一緒になることはできなかった……たぶん、人って一度お別れしちゃったら、それっきりが普通なんだと思う……でも、お母さんとトーガく……トーガさんは、また巡り会えた……これは奇跡だよ! ものすごい奇跡なんだよ!?」
俺もエマも、そのことは十分に承知していた。
だから、今のモニカの言葉を真っ向から否定することができずにいた。
「だから、その奇跡を大事にしなきゃ! それに、お父さんも最期にお母さんに言ってたじゃん!? 青春を取り戻しなさいって! 自分に遠慮することなく、これからは好きに生きて行きなさいって! あの時、お父さんがなんでそんなこといってたのかわからなかったけど、今ならその気持ちすごくわかる!」
……モニカは明らかに無理をしている。
自分の想いを、最愛の母親のために、押し殺そうとしている。
そんな想いを席から立ち上がり、後ろを向くモニカの背から感じ取るのだった。
「まぁ、トーガさんは、もともとあたしを見出して、ここまで導いてくれ先生、みたいな人だし……べ、別に、新しいお父さんになってくれることだって……」
「ちょっと、モニカいい加減になさい!」
エマはそう声を張り上げ立ち上がり、モニカを無理やり自分の方へ向かせた。
「あなた、今自分が何をいっているのかわかっているの!?」
「わかってるよ! だからあたしはそれで良いって、いってるじゃん! じゃあなんで、この間、お母さん、昔トーガさんからもらった指輪なんて出してたの!?」
「そ、それは……」
狼狽えるエマへ、モニカはさらに畳み掛けてゆく。
「まだ好きなんでしょ!? ようやくまた出会えたトーガさんと一緒になりたいって、心のどこかでは思っているんでしょ!?」
「……なら、なんでモニカはさっきから泣いてるの?」
「ーーっ!? そ、それは……」
モニカは赤目にうっすら浮かんだ涙を指摘され、動揺した様子を見せる。
「もし仮に……仮によ……トーガくんと私が一緒になったら、あなたは本当に納得できるの?」
「できるもん! 絶対に! 絶対に、するもん……! だって、あんなことがあったお母さんには、幸せになってもらいたいんだもん……同じ女として、そう思っちゃうもん……」
モニカは赤い瞳をゴシゴシと拭って、声を張り上げる。
そんな言葉を受けたエマは、正直どうしたら良いか困っている様子だった。
モニカも、そしてエマもどれほど俺のことを想ってくれているかは今のやりとりから伝わった。
もはやこのぐちゃぐちゃになってしまった状況をおさめる方法は一つしかない。
そう決断し、席から立ち上がって、未だに黙ったまま睨み合っているレイ親子へ近づいてゆく。
「「ひゃっ!?」」
俺は対峙するレイ母子をまとめて抱きしめ、引き寄せた。
当然、2人は俺の腕の中でたじろいでいる。
そんな母子を俺はまとめてきつく抱きしめた。
「俺にどちらを選ぶことなんてできない。そしてこうなったのも俺の責任だ。だから、俺は……君たち親子を、2人まとめて受け入れる!」
「ちょ、ちょっとトーガくん、一体何を言い出して!?」
真っ先に声を上げたのはエマの方だった。
思い返せば再会したばかりの頃も、彼女は自分の気持ちを押し殺し、常識を盾にして、俺を突き放すかのような言動を行なっていた。
きっとこんな状況でも、分別のきちんとしている大人な女性のエマは、俺がどんな言葉をかけても、本当の想いを理性で押しつぶすに違いない。
だが、今は、そんなエマの理性を、多少強引にでも、突き崩さないければならない時。
全てはエマを、そしてモニカをも傷つけないためだからだ。
「「ーーーーっ!?」」
俺は魔力経路へ、ありったけの魔力を流し込んでゆく。
上等な魔力経路に通された魔力は、異性に対してはある種の催淫効果を発揮する。
とはいえ、多少は異性側にも、こちらへの気持ちが必要となってくる。
「トーガくん、あなたって、ひとはこんな無理やり……はぁ、はぁ……ば、ばかぁ……!」
今の"ばか"という言葉は、言い方がモニカにそっくりだった。
俺の魔力に当てられたエマは、呼吸を荒げだし、それっきり大人しくしがみついてくるのみとなった。
どうやら理性よりも、自身の俺に対する本当の想いのみを増大させることに、成功したらしい。
「あ、あたしも、良いの……?」
次いでモニカが不安げな様子で問いかけてくる。
「勿論だ。だって、この間約束したじゃないか。俺は一生をかけて、モニカのことを幸せにするって」
「……バカっ……こんなの無茶苦茶だよぉ……親子同時にどうにかしようだなんてぇ……」
「……もしも、モニカが本気で俺のことを諦めるというのなら、これはやめにしようと思うのだが……」
そう問いかけるとモニカは、
「……やだ……」
ひしっと俺へしがみつき、小声でそう呟く。
「わかった」
「トーガくん……ごめん、さっきは酷いこと言っちゃって……」
「気にするな。わかってる」
「……ありがと……やっぱりトーガくんのこと、好きっ……!」
モニカは熱っぽいくそう言ったっきり、腕の中で大人しくなる。
そうして俺は2人を抱いたまま、リビングの隣にある、エマの寝室へ向かってゆくのだった。
●●●
自分でも随分と大胆な決断を下したと改めて思った。
おそらくこういう判断ができるようになったのも、これまでの数々の成功があるからだと思う。
ーー今、俺の左右では満足そうな笑みを浮かべつつ、母親のエマと娘のモニカが安らかな寝息をあげている。
我ながらかなり無茶な決断をし、無理を押し通したのだと感じる。
しかし、後悔はない。むしろ、こうなったことで、これまで以上に自分自身が奮い立つ気持ちが芽生えている。
「おはよ、トーガくん……」
そう朝の挨拶を投げかけてきたのは、モニカにそっくりな柔らかな笑みを浮かべる、エマだった。
「おはよう、エマ」
「まったく……あなた無茶苦茶よ……これがどういうことかわかってるの?」
常識人らしいエマの発言だったが、あまり棘というものは感じない。
「わかった上でこうした。俺はモニカもだが、エマ、君のことも愛している」
「ばかっ……」
そう言ったエマは、こちらへ自ら唇を寄せてくる。
二十数年越しに感じた彼女の唇は、モニカのものと違い、よく熟れていていて、それだけで感応的な快感を呼び起こす。
そしてエマは意図せずすっかり準備の整った俺を仰向けに倒し、上に乗ってきた。
「良いのか? 隣で娘が寝ているんだぞ?」
「うふふ、まだ気づいていないみたいね?」
「おはよ、トーガくん♩」
いつの間にか起きていたモニカが、俺の耳へ熱い吐息を吹きかけてくる。
「お、起きてたのか……?」
「うん、さっき。もぉ、あたしが起きないからって、2人で始めちゃってずるいなぁ……」
「どうする? モニカが先にする?」
エマはこんな状況でも、娘のことを想えるほど良いお母さんらしい。
しかしモニカは首を横へ振った。
「あとでいいよ。あたし、この間トーガくんからたくさん頂いたから。だから今は、お母さんが楽しんで! 我慢してたぶん、思いっきりね!」
「ありがとう、モニカ……それじゃ……」
俺はもしかすると、ルル姉妹以上に旺盛な、とんでもない親子を目覚めさせてしまったのかもしれない……
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