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パルと久々のデート
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「こういう2人きりって、本当に久しぶりですね! 嬉しいですっ!」
道ゆく最中、パルは俺の腕にギュッと抱きつきつつ、嬉しそうにそうもらす。
最近はモニカが仲間に加わったということもあり、俺に変わって皆を引っ張る立場にあるパル。
だけど、こうして2人きりの時は、出会った頃のような年相応の表情をみせてくれていた。
「しかし、久々の2人きりなのに、森なんかに行くのでいいのか?」
王国魔術師となった今の俺であれば、パルに貴族並みの贅沢をさせられる。
そう思ってこのデートに際し、あれやこれやと提案をしたものの……
「いい雰囲気のお店よりも、実は私、こっちの方が好きなんです」
「そうなのか?」
「ここだけの話ですけど……やっぱり、注目されるのって、ちょっと辛いんです。視線が怖いと言いますか……」
最近は俺が王国魔術師になったり、パル自身もSランク冒険者として様々な成果をあげたりなど、周囲が注目するのは無理からぬこと。だけど、パル自身はいくら強くても、いくら頼り甲斐があっても、内側は繊細な女の子なのだ。
「今の状況は仕方ないけど……でも、たまにはこうして2人きりで静かなところへゆこう」
「はいっ、よろしくお願いします……んっ……んちゅ……」
人目がないこといいことに、俺とパルはその場で深い口付けを交わした。
それがあまりに心地よくうっかりパルのそういうスイッチを入れそうになったが、まだデートは始まったばかりなので、グッと堪える。
そういうことはデートの最後のお楽しみにしておきたいらかね。
そうして俺たちは、パルのたっての願いもあって、山奥にある広大な花畑へ訪れる。
「トーガ様! 見てみて! このお花とっても綺麗いですよぉ!」
パルはまるでピルみたいに様々な花をみてはしゃいだりしていた。
俺はそんな彼女を目で愛でつつ、時間を過ごす。
やがて、時がたち、少々腹が空いたので干し芋でも齧ろうとしていた時のことーー
「トーガ様、お腹空いたんですか?」
「ああ、まぁ」
「でしたらさっき、このお花畑の中にシュガーソウを見つけたんですけど、アレが咲いているってことは、この辺りに美味しい果物があるはずなんです!」
「そうなんだ」
「取ってきますね! 少々お待ちを!」
「お、おい!?」
俺の静止などまるで聞かず、パルは近くの森へと飛び込んでいった。
まぁパルは格闘術の名手で、Sランク冒険者で、毎晩のように俺の力を浴びているから心配はないと思うが……でも、ちょっと遅すぎやしないか……?
少々の不安を覚えつつ、俺はパルの入った森の中を進んで行く。
やがて、木々の中から、薄汚れた連中の声が漏れ聞こえてくる。
「へへ……こんなところでシフォン人奴隷に出会うたぁなぁ!」
「てぇ、ことはこの辺に所有者の貴族か金持ちがいるんだろ?」
「と、その前に、コイツの味見を……うひひ……!」
相変わらず盗賊という連中は言動だけで不愉快に感じられた。
しかしパルはどうしてペタリと地面に座り込んで、怯えた風を装っているのだろうか……?
「い、いや……こ、こっちこないでっ……!」
「ひひひ……!」
「た、助けてぇ! トーガ様ぁー!」
なんだかよく分からないがパルが助け? を求めているので、俺は颯爽とその場へ飛び出す。
「おい、お前たち、その娘は俺のものだ。手を出すな」
今まさにパルへ迫ろうとしていた盗賊連中の背中へ、そう言い放つ。
すると盗賊連中は侮った視線を向けてくる。
「なんだよガキ、邪魔すんじゃねぇ!」
「コイツがこの奴隷の飼い主ってかぁ?」
「みぐるみ剥がされたいかこらぁ!」
ーーそうか、今日の俺は王国魔術師の証である、マントを羽織っていないので、こいつらは侮った態度を……。
しかも俺の魔力経路さえ感じられないとは、雑魚中の雑魚なのやもしれない。
「だから、邪魔すんじゃねぇっていってるだろうがぁ!」
突然、1人の盗賊が切り掛かってきた。
しかしこんな下手くそな斬撃など、風の精霊の力を借りるまでもなく、容易にかわすことができた。
「ごふぅっ!?」
氷を固めた膝を腹へ叩き込んでやれば、これにて一匹討伐は完了。
「こ、このがきゃぁ!」
「死ねぇ!」
と、残りの2人も襲いかかってきたので、雷の力を弾のようにして放つサンダーバレットの魔術を叩き込んだ。
2匹目、3匹目の討伐も完了。
しかし、この盗賊らはみたこともない連中なのでたいした賞金にはなりそうもない。
だけど、盗賊は盗賊だし、このままにしておくのもいかがかと思っていた時のこと……
『ショリニ困っているようだなぁ……なら、モラッテモ良いかぁ……?』
闇の精霊ハーディアスがぬぅっと現れ、そう囁きかけてくる。
そういえば、ハーディアスは、そろそろあたらしいおもちゃが欲しいと言っていたっけ。
「お好きになさってください」
『アリガトウ……やはりオマエハ、イトシイナァ……!』
そうハーディアスは俺に囁きかけて、俺が倒した盗賊連中を闇の中へ引き摺り込んで行くのだった。
さてと、状況は終了したわけで……
「大丈夫か、パル……?」
「トーガ様っ! 相変わらず、かっこいいですっ!」
パルはすごい勢いで抱きついてきた。
あまりに彼女の力が強く、俺はそのまま地面の上へ押し倒されてしまう。
「あのさ、ええっと……とりあえず何があったか教えて?」
「私、果物を取っていただけです。そしたいきなりあの盗賊たちが迫ってきて……」
「いや、うん、それはわかるけど……パルだったら、あんな連中なんとかなったような?」
素直な所感を述べる。
すると、パルは苦笑いを浮かべた。
「あはは……まぁ、そうなんですけど……でも、たまにはトーガ様のかっこいいお姿をみたいなぁ、って思いまして……?」
なるほど、パルはだからあえて、自分から手を出さず、俺の救援を待って……と、考えた時のこと。
「ーーっ!?」
「んちゅ、んんっ……!」
俺に馬乗りとなっているパルは自ら唇を寄せ、俺の口の中へ舌を忍ばせてきた。
あまりに情熱的で、あまりに妖艶なそのキスに俺はすっかり骨抜きにされてしまう。
そんな俺をみて、パルは頬を赤く染めながら、小悪魔のような笑顔を浮かべる。
「かっこいいトーガ様とみていたら、スイッチ入っちゃいました♩」
「スイッチって、いきなりだな……」
「でも、トーガ様もご準備万端ですよね?」
そりゃ、さっきのキスもだし、こうしてパルが馬乗りのなっているわけだから、そうなっても仕方がない。
「今日はこのまましちゃいますね!」
「お手柔らかに頼むぞ」
「はいっ! それじゃ……」
ーー最近のパルは、以前にもましてすごくお盛んで……結局、このお花畑デートは野外でのそういうことで大半の時間を使ってしまうのだった。
(さて、パルにはこれで満足してもらったので、次はピルの番だな)
道ゆく最中、パルは俺の腕にギュッと抱きつきつつ、嬉しそうにそうもらす。
最近はモニカが仲間に加わったということもあり、俺に変わって皆を引っ張る立場にあるパル。
だけど、こうして2人きりの時は、出会った頃のような年相応の表情をみせてくれていた。
「しかし、久々の2人きりなのに、森なんかに行くのでいいのか?」
王国魔術師となった今の俺であれば、パルに貴族並みの贅沢をさせられる。
そう思ってこのデートに際し、あれやこれやと提案をしたものの……
「いい雰囲気のお店よりも、実は私、こっちの方が好きなんです」
「そうなのか?」
「ここだけの話ですけど……やっぱり、注目されるのって、ちょっと辛いんです。視線が怖いと言いますか……」
最近は俺が王国魔術師になったり、パル自身もSランク冒険者として様々な成果をあげたりなど、周囲が注目するのは無理からぬこと。だけど、パル自身はいくら強くても、いくら頼り甲斐があっても、内側は繊細な女の子なのだ。
「今の状況は仕方ないけど……でも、たまにはこうして2人きりで静かなところへゆこう」
「はいっ、よろしくお願いします……んっ……んちゅ……」
人目がないこといいことに、俺とパルはその場で深い口付けを交わした。
それがあまりに心地よくうっかりパルのそういうスイッチを入れそうになったが、まだデートは始まったばかりなので、グッと堪える。
そういうことはデートの最後のお楽しみにしておきたいらかね。
そうして俺たちは、パルのたっての願いもあって、山奥にある広大な花畑へ訪れる。
「トーガ様! 見てみて! このお花とっても綺麗いですよぉ!」
パルはまるでピルみたいに様々な花をみてはしゃいだりしていた。
俺はそんな彼女を目で愛でつつ、時間を過ごす。
やがて、時がたち、少々腹が空いたので干し芋でも齧ろうとしていた時のことーー
「トーガ様、お腹空いたんですか?」
「ああ、まぁ」
「でしたらさっき、このお花畑の中にシュガーソウを見つけたんですけど、アレが咲いているってことは、この辺りに美味しい果物があるはずなんです!」
「そうなんだ」
「取ってきますね! 少々お待ちを!」
「お、おい!?」
俺の静止などまるで聞かず、パルは近くの森へと飛び込んでいった。
まぁパルは格闘術の名手で、Sランク冒険者で、毎晩のように俺の力を浴びているから心配はないと思うが……でも、ちょっと遅すぎやしないか……?
少々の不安を覚えつつ、俺はパルの入った森の中を進んで行く。
やがて、木々の中から、薄汚れた連中の声が漏れ聞こえてくる。
「へへ……こんなところでシフォン人奴隷に出会うたぁなぁ!」
「てぇ、ことはこの辺に所有者の貴族か金持ちがいるんだろ?」
「と、その前に、コイツの味見を……うひひ……!」
相変わらず盗賊という連中は言動だけで不愉快に感じられた。
しかしパルはどうしてペタリと地面に座り込んで、怯えた風を装っているのだろうか……?
「い、いや……こ、こっちこないでっ……!」
「ひひひ……!」
「た、助けてぇ! トーガ様ぁー!」
なんだかよく分からないがパルが助け? を求めているので、俺は颯爽とその場へ飛び出す。
「おい、お前たち、その娘は俺のものだ。手を出すな」
今まさにパルへ迫ろうとしていた盗賊連中の背中へ、そう言い放つ。
すると盗賊連中は侮った視線を向けてくる。
「なんだよガキ、邪魔すんじゃねぇ!」
「コイツがこの奴隷の飼い主ってかぁ?」
「みぐるみ剥がされたいかこらぁ!」
ーーそうか、今日の俺は王国魔術師の証である、マントを羽織っていないので、こいつらは侮った態度を……。
しかも俺の魔力経路さえ感じられないとは、雑魚中の雑魚なのやもしれない。
「だから、邪魔すんじゃねぇっていってるだろうがぁ!」
突然、1人の盗賊が切り掛かってきた。
しかしこんな下手くそな斬撃など、風の精霊の力を借りるまでもなく、容易にかわすことができた。
「ごふぅっ!?」
氷を固めた膝を腹へ叩き込んでやれば、これにて一匹討伐は完了。
「こ、このがきゃぁ!」
「死ねぇ!」
と、残りの2人も襲いかかってきたので、雷の力を弾のようにして放つサンダーバレットの魔術を叩き込んだ。
2匹目、3匹目の討伐も完了。
しかし、この盗賊らはみたこともない連中なのでたいした賞金にはなりそうもない。
だけど、盗賊は盗賊だし、このままにしておくのもいかがかと思っていた時のこと……
『ショリニ困っているようだなぁ……なら、モラッテモ良いかぁ……?』
闇の精霊ハーディアスがぬぅっと現れ、そう囁きかけてくる。
そういえば、ハーディアスは、そろそろあたらしいおもちゃが欲しいと言っていたっけ。
「お好きになさってください」
『アリガトウ……やはりオマエハ、イトシイナァ……!』
そうハーディアスは俺に囁きかけて、俺が倒した盗賊連中を闇の中へ引き摺り込んで行くのだった。
さてと、状況は終了したわけで……
「大丈夫か、パル……?」
「トーガ様っ! 相変わらず、かっこいいですっ!」
パルはすごい勢いで抱きついてきた。
あまりに彼女の力が強く、俺はそのまま地面の上へ押し倒されてしまう。
「あのさ、ええっと……とりあえず何があったか教えて?」
「私、果物を取っていただけです。そしたいきなりあの盗賊たちが迫ってきて……」
「いや、うん、それはわかるけど……パルだったら、あんな連中なんとかなったような?」
素直な所感を述べる。
すると、パルは苦笑いを浮かべた。
「あはは……まぁ、そうなんですけど……でも、たまにはトーガ様のかっこいいお姿をみたいなぁ、って思いまして……?」
なるほど、パルはだからあえて、自分から手を出さず、俺の救援を待って……と、考えた時のこと。
「ーーっ!?」
「んちゅ、んんっ……!」
俺に馬乗りとなっているパルは自ら唇を寄せ、俺の口の中へ舌を忍ばせてきた。
あまりに情熱的で、あまりに妖艶なそのキスに俺はすっかり骨抜きにされてしまう。
そんな俺をみて、パルは頬を赤く染めながら、小悪魔のような笑顔を浮かべる。
「かっこいいトーガ様とみていたら、スイッチ入っちゃいました♩」
「スイッチって、いきなりだな……」
「でも、トーガ様もご準備万端ですよね?」
そりゃ、さっきのキスもだし、こうしてパルが馬乗りのなっているわけだから、そうなっても仕方がない。
「今日はこのまましちゃいますね!」
「お手柔らかに頼むぞ」
「はいっ! それじゃ……」
ーー最近のパルは、以前にもましてすごくお盛んで……結局、このお花畑デートは野外でのそういうことで大半の時間を使ってしまうのだった。
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