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恨みと感謝を……
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ーー3番街、魔物、最近活躍しているという噂、そして異様なローレンスの様子。
全ての点が線でつながり、俺は迷わず集会場を飛び出した。
「ピル、モニカさん、私たちも!」
「おー!」
「が、が、頑張りますぅ!!」
俺はパル、ピル、モニカを引き連れ、夜の街を駆け抜ける。
現場が近づくに従い、不穏な空気と、喧騒が聞こえ始める。
ーーそしてたどり着いた現場はすでに、王国騎士団と冒険者の阿鼻叫喚に包まれていた。
「オレはツヨイ……! オレこそサイキョオォォォォ!!!」
右腕を剣と化した肉塊の巨人。
そうとしか形容のできない、異形が周いにいる王国騎士や冒険者を薙ぎ倒している。
王国騎士たちや、冒険者たちはすでに、すっかり戦意を喪失してただ武器を構えることしかできていない。
「キシャァァァァ!」
「ガアァァァァァ!」
「グオォォォォォ!」
加えて不運なことに、魔空の枝道が開いてしまい、そこから多数の魔物が溢れ出てしまっている。
ひょっとすると、この未曾有の惨状が魔空の発生を誘発させてしまったのかもしれない。
事態は最悪。しかし、俺にとっては好機。
Sランク冒険者としての実績を作るとても良い機会だ。
「トーガ様、私達は枝道で?」
察したパルが自らそう聞いてくる。
「ああ、頼む」
「かしこまりました」
「しかし、くれぐれも気をつけてくれよ。武功よりも身の安全を最優先だ。わかったな?」
「もちろん、わかっておりますよ」
「モニカ」
「は、はいぃっ!」
ここに来てからずっと震えていたモニカを見やり、声をかける。
「君の神聖術は魔物には特に有効だ。だから、パルとピルの安全をよろしく頼んだぞ」
「わ、わかったよトーガくん! が、がんばるねっ!」
「とーがさまも気をつけてね!」
3人は俺から離れて、冒険者や王国騎士に混じって、魔空の枝道の対処に取り掛かる。
そして俺は肉塊の巨人の方を向き、進んでゆく。
「オマエは……トーガぁ! トーガ・ヒュゥゥゥズゥゥゥーー!!」
肉塊の巨人はそう吠えながら、王国騎士や他の冒険者を無視して、右腕と化した禍々しい剣を振り落としてきた。
『ヌルい、ヤイバ……クカカカ!』
だが、その刃は、呼ばずとも現れてくれた闇の精霊ハーディアスの大鎌によって弾かれる。
それでも肉塊の巨人は諦める事なく、こちらへ斬撃を放ち続けている。
「お前はローレンスだな?」
「トーガ・ヒューズぅぅぅぅ! ころすぅぅぅぅ!!!」
もはや言葉が通じないほど、ローレンスの精神は魔物になっているのだろう。
「ぐべぼぉぉぉーー!?」
少々、斬撃がうざったかったので、かつてローレンスだった化け物を、ハーディアスに突き飛ばして貰った。
「なめるなぁぁぁ! あああああ!」
それでも巨人は攻撃をすることを諦めず、何度も起き上がってはこちらへ襲いかかる。
威力はある。速度もある。
だが、ハーディアスの加護がある俺には、そんな刃など微塵も当たるはずがない。
『スコシ、オマエ、うるさいゾォ!』
ハーディアスは苛立たしげに、強めの圧力で巨人を突き飛ばした。
すると倒れた肉塊の巨人の腹が蠢き、顔のような凹凸が生まれる。
<いやダァ……こんなの、いやよぉ……!>
<こ、殺してくれぇ……殺してくれぇ……!誰かぁ……!>
「ーーっ!?」
見覚えのある顔のシルエットに、聞いたことのある二つの声だった。
「お前、リナとエディを取り込んだな?」
俺は静かにかつてローレンスだったものに問いかける。
「コイツらは、オレをウラギッタ……! リナはオレがいなががらも、エディと……! ダカラコレはバツなんだァァァァァァ!!」
再び立ち上がった肉塊の巨人ーーローレンスは吠え、身体の至る所を赤く輝かせた。
出鱈目にまとめられた魔力の塊がまるで火球のように打ち上がり、俺を狙って降り注いでくる。
だが、その火球の全ては、冥府神之黒衣《ハーディアスマント》によって悉く弾かれ、俺を焦がすことはない。
「……冥府神之鎌《ハーディアスサイズ》」
「ぐべぼぉぉぉーー!!」
ハーディアスの大鎌が振り落とされ、かつてローレンスだったものの四肢をもぎ、戦闘不能へ追い込む。
そして俺は、そんな変わり果てたやつを俺は見下ろし、哀れんだ。
「もしも話せるならば答えろ。お前をこんな姿にしたのはもしや、クーべ・チュールという男か?」
「クーべサン……あああ、イトシイクーべサン……!」
「やはりな。今、奴はどこに?」
「クーべサン、タスケテ……クーべサァアンっ!」
ーーもはや、ローレンスは手の施しようがないほど、変わってしまったらしい。
そしてこれだけ変形し、更に仲間さえ取り込んでしまったのだ。
もはやコイツは人ではなく、正真正銘の魔物。
生きている価値は無く、むしろこうして生かし続けていることこそが、拷問であるのは間違いない。
「さらばだ、ローレンス……最終的には裏切られたが、しかし、昔の俺をパーティーに誘ってくれた事には感謝している。諦めかけていた俺の冒険者生活を、お前達が繋いでくれたのだからな……」
「アア……オレはドコデまちがって……」
「冥府神之砲撃《ハーディアスカノン》っ!」
発現の言葉のみを口にする。
ハーディアスから放たれていた暗色の輝きが俺へ流入し、魔力経路と伝い、翳した手から黒い暴力的な力となって発射された。
「アリガトウ……オッサン……あの時は悪かった……」
肉塊の巨人と化したローレンスは、最後にお礼と謝罪らしき言葉を発して、その存在を消し去ってゆく。
正直俺はローレンスの最期の言葉を聞き、なんとも言えない感情に囚われた。
しかしそれも数瞬間のできごと。
突然、赤い炎の中から甲高い拍手の音が響き渡ってきたからである。
「素晴らしいです! トーガ・ヒューズさん! やはり貴方は唯一無二の、私の成功例ですねぇ!」
白い衣装を身に纏い、いやに興奮している独特の気配を放つこの男ーー
「クーべ・チュール……」
俺にアゾットを渡し、そしてこの事件の重要人物と思われる輩が自ら姿を現してくれた。
全ての点が線でつながり、俺は迷わず集会場を飛び出した。
「ピル、モニカさん、私たちも!」
「おー!」
「が、が、頑張りますぅ!!」
俺はパル、ピル、モニカを引き連れ、夜の街を駆け抜ける。
現場が近づくに従い、不穏な空気と、喧騒が聞こえ始める。
ーーそしてたどり着いた現場はすでに、王国騎士団と冒険者の阿鼻叫喚に包まれていた。
「オレはツヨイ……! オレこそサイキョオォォォォ!!!」
右腕を剣と化した肉塊の巨人。
そうとしか形容のできない、異形が周いにいる王国騎士や冒険者を薙ぎ倒している。
王国騎士たちや、冒険者たちはすでに、すっかり戦意を喪失してただ武器を構えることしかできていない。
「キシャァァァァ!」
「ガアァァァァァ!」
「グオォォォォォ!」
加えて不運なことに、魔空の枝道が開いてしまい、そこから多数の魔物が溢れ出てしまっている。
ひょっとすると、この未曾有の惨状が魔空の発生を誘発させてしまったのかもしれない。
事態は最悪。しかし、俺にとっては好機。
Sランク冒険者としての実績を作るとても良い機会だ。
「トーガ様、私達は枝道で?」
察したパルが自らそう聞いてくる。
「ああ、頼む」
「かしこまりました」
「しかし、くれぐれも気をつけてくれよ。武功よりも身の安全を最優先だ。わかったな?」
「もちろん、わかっておりますよ」
「モニカ」
「は、はいぃっ!」
ここに来てからずっと震えていたモニカを見やり、声をかける。
「君の神聖術は魔物には特に有効だ。だから、パルとピルの安全をよろしく頼んだぞ」
「わ、わかったよトーガくん! が、がんばるねっ!」
「とーがさまも気をつけてね!」
3人は俺から離れて、冒険者や王国騎士に混じって、魔空の枝道の対処に取り掛かる。
そして俺は肉塊の巨人の方を向き、進んでゆく。
「オマエは……トーガぁ! トーガ・ヒュゥゥゥズゥゥゥーー!!」
肉塊の巨人はそう吠えながら、王国騎士や他の冒険者を無視して、右腕と化した禍々しい剣を振り落としてきた。
『ヌルい、ヤイバ……クカカカ!』
だが、その刃は、呼ばずとも現れてくれた闇の精霊ハーディアスの大鎌によって弾かれる。
それでも肉塊の巨人は諦める事なく、こちらへ斬撃を放ち続けている。
「お前はローレンスだな?」
「トーガ・ヒューズぅぅぅぅ! ころすぅぅぅぅ!!!」
もはや言葉が通じないほど、ローレンスの精神は魔物になっているのだろう。
「ぐべぼぉぉぉーー!?」
少々、斬撃がうざったかったので、かつてローレンスだった化け物を、ハーディアスに突き飛ばして貰った。
「なめるなぁぁぁ! あああああ!」
それでも巨人は攻撃をすることを諦めず、何度も起き上がってはこちらへ襲いかかる。
威力はある。速度もある。
だが、ハーディアスの加護がある俺には、そんな刃など微塵も当たるはずがない。
『スコシ、オマエ、うるさいゾォ!』
ハーディアスは苛立たしげに、強めの圧力で巨人を突き飛ばした。
すると倒れた肉塊の巨人の腹が蠢き、顔のような凹凸が生まれる。
<いやダァ……こんなの、いやよぉ……!>
<こ、殺してくれぇ……殺してくれぇ……!誰かぁ……!>
「ーーっ!?」
見覚えのある顔のシルエットに、聞いたことのある二つの声だった。
「お前、リナとエディを取り込んだな?」
俺は静かにかつてローレンスだったものに問いかける。
「コイツらは、オレをウラギッタ……! リナはオレがいなががらも、エディと……! ダカラコレはバツなんだァァァァァァ!!」
再び立ち上がった肉塊の巨人ーーローレンスは吠え、身体の至る所を赤く輝かせた。
出鱈目にまとめられた魔力の塊がまるで火球のように打ち上がり、俺を狙って降り注いでくる。
だが、その火球の全ては、冥府神之黒衣《ハーディアスマント》によって悉く弾かれ、俺を焦がすことはない。
「……冥府神之鎌《ハーディアスサイズ》」
「ぐべぼぉぉぉーー!!」
ハーディアスの大鎌が振り落とされ、かつてローレンスだったものの四肢をもぎ、戦闘不能へ追い込む。
そして俺は、そんな変わり果てたやつを俺は見下ろし、哀れんだ。
「もしも話せるならば答えろ。お前をこんな姿にしたのはもしや、クーべ・チュールという男か?」
「クーべサン……あああ、イトシイクーべサン……!」
「やはりな。今、奴はどこに?」
「クーべサン、タスケテ……クーべサァアンっ!」
ーーもはや、ローレンスは手の施しようがないほど、変わってしまったらしい。
そしてこれだけ変形し、更に仲間さえ取り込んでしまったのだ。
もはやコイツは人ではなく、正真正銘の魔物。
生きている価値は無く、むしろこうして生かし続けていることこそが、拷問であるのは間違いない。
「さらばだ、ローレンス……最終的には裏切られたが、しかし、昔の俺をパーティーに誘ってくれた事には感謝している。諦めかけていた俺の冒険者生活を、お前達が繋いでくれたのだからな……」
「アア……オレはドコデまちがって……」
「冥府神之砲撃《ハーディアスカノン》っ!」
発現の言葉のみを口にする。
ハーディアスから放たれていた暗色の輝きが俺へ流入し、魔力経路と伝い、翳した手から黒い暴力的な力となって発射された。
「アリガトウ……オッサン……あの時は悪かった……」
肉塊の巨人と化したローレンスは、最後にお礼と謝罪らしき言葉を発して、その存在を消し去ってゆく。
正直俺はローレンスの最期の言葉を聞き、なんとも言えない感情に囚われた。
しかしそれも数瞬間のできごと。
突然、赤い炎の中から甲高い拍手の音が響き渡ってきたからである。
「素晴らしいです! トーガ・ヒューズさん! やはり貴方は唯一無二の、私の成功例ですねぇ!」
白い衣装を身に纏い、いやに興奮している独特の気配を放つこの男ーー
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俺にアゾットを渡し、そしてこの事件の重要人物と思われる輩が自ら姿を現してくれた。
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