14 / 34
ジェイ&トーカを改善せよ!
しおりを挟む
「申し訳ないが先ほど伝えた予定はキャンセルだ。今回はEランク冒険者ジェイとトーカのパーティーへ助っ人に入るとする」
「確認します」
リゼさんは妙に事務的に俺から申請証を受けとった。
急にキャンセルしたのがいけなかったのか……。
ここは謝っておくべきか。
「済まない。余計な業務を増やしてしまって……」
「余計? なんのことですか?」
「急に助っ人をキャセルしたことについて……クレームの発生など……」
「ああ、それなら全然問題ありませんよ。心変わりもあろうと思って、まだ先方へは伝えていませんでしたしね」
ならなんでリゼさんはいつもより、不機嫌そうなのだろうか。
「書類自体に問題はありません。でも一つ質問が」
「なにか?」
「どうしてティナさんが一緒にいるんですか?」
リゼさんが睨みを効かせた先、そこにはニンマリ笑みを浮かべるティナの姿が。
「なんでって、あたしも参加するんですけど? 臨時参加契約も交わしてますし?」
「Aランクの貴方が? 低級クエストの地下水道探索にわざわざ?」
ティナほどのランクになれば、地下水道探索などとっくに卒業している。
今更地下へ潜ったところで、たいした稼ぎにはならない。
「可愛い後輩が困ってるんだから、手伝ってあげようと思って! ねぇ、お兄さん!」
「ノルンさんはどうお考えなんですか? 明らかに過剰戦力だと思いますけど?」
リゼさんの問いは最もだ。
彼女はここでの受付と共に、冒険者の采配の役も担っている。
Eランク冒険者対象のクエストに助っ人冒険者である俺と、Aランクのティナが加わるのは確かに過剰戦力で、公平性にかけていると思われる。
とはいえ……
「確かに過剰戦力なのは認める。采配係として疑問を呈したい気持ちも、実によくわかる。しかし今回はティナの気持ちを汲んでやってくはくれないだろうか? 彼女はジェイとトーカの将来を考えて、今回の役を買って出てくれたわけだ」
「お兄さん良いこと言う! さっすがー!」
「ジェイは戦士、トーカは魔法使いだ。今回の同行は、この2人に我々の戦う様子を実際に目にしてもらい、今後の参考としてもらうのを意図としている。多少俺は魔法が使えるものの、ジェイの参考にはなっても、トーカの参考にはなりずらいと思ってな」
「そうそうお兄さんのいう通り! ジェイ君はお兄さんが、トーカちゃんはあたしが面倒をみるってことで! ねぇーお兄さん!」
「ジェイさんとトーカさんも、当然了承済みなんですよね?」
リゼさんは俺たちの後ろでガチガチに緊張している2人へ問いかけた。
「も、もちろんです!」
「こんなチャンスもうないかもしれないんです! 了承、お願いします!」
ジェイとトーカは最敬礼をしてみせた。
さすがのリゼさんも、これ以上は何もいうことができないらしい。
「はいはい、わかりましたわかりました。安全に気をつけて、仲良くどうぞいってらっしゃい!」
リゼさんは承認のハンコをついてくれたが……采配係として、やはり思うところはあるのだろう。
「すまないな、無理を言って。しかし承認ありがとう」
リゼさんへ謝罪と感謝を述べておいた。
すると彼女はプイッとそっぽを向いて、
「今回は成功してもないですからね」
「?」
「と、特別成功報酬……この布陣で上手く行くのは当然ですから」
「たしかにそうだ。なら、今回は無理を通してくれたリゼさんへ俺から特別報酬を与えるとしよう」
「はぇっ!? わ、私にくれるんですか!?」
「ああ。何が良いか考えておいてくれ」
「……なら、相応の覚悟はしておいてくださいね? それじゃあ、気をつけていってらっしゃい!」
どうやら機嫌を直してくれたらしい。
相応の覚悟か。
このクエストが終わったら、レアアイテムを1、2品質屋に出した方が良いかもしれないな。
●●●
ヨトンヘイムは元々水が豊富な土地だ。
そして日々、流入する人の数も多く、自然と下水が発達し、この土地の地下はまるで迷宮さながらの様相を呈している。
しかし下水は人々の生活の、負の部分を請け負う部分であるからして……
「相変わらずここくっさいなぁ……」
ティナは既にゲンナリした様子だった。
「すみません。ティナさんのような凄い方をこんなところへ来させてしまって……」
「ああ! 良いの良いの! 気にしないで。色々とお互いに頑張ろうね! あんまり邪魔しないようにするからさ……」
ティナがそう言うと、トーカは顔を少し赤らめながら「は、はいっ!」と答えた。
なるほど、やはりトーカは、ジェイのことを幼馴染としてではなく、一人の男として大好きだと……うむ、ますます盛り上がってきたぞ!
「ティナ、俺たちもジェイとトーカのラブラブ成就の任もしっかりとこなすこととしよう」
「うえっ!? お、お兄さん、今なんて……?」
「ラブラブ成就といったが?」
「意っ外……お兄さんにそんな感覚あったんだ?」
「心外だな。俺とて木の股の間から生まれたわけではない。トーカの表情を見れば一目瞭然だ。そしてジェイも気づいてはいるが思春期真っ盛りなので、恥ずかしくて反応できないこともな」
「そっか……お兄さん、ちゃんと分かるんだ……ふふっ!」
ティナも楽しそうに笑っている。
うむ、よく分かるぞ。誰かの恋路の橋渡しとなれる幸福は!
「エ、接敵《エンカウント》ぉー!」
と、仄暗い地下水道の闇を先行するジェイから号令が発せられた。
闇の向こうからキチチという鳴き声と、カササという不愉快な足音。
闇の名から出て来たのは、1匹あたり丸盾ほどの大きさのあるブラックコックローチーーようは、巨大なゴキブリの群れだ。
冒険者たるもの、この程度の魔物に怯えてはならぬ。
ジェイとトーカはその辺りは分かっているらしく、ブラックコックローチの群れへ毅然と向かっていた。
「ひ、ひぃーっ! あいつだけはいやぁー!!」
しかしティナはぎゃあぎゃあ叫びながら、俺の肩へしがみついている始末。
まぁ、仕方がない……人に苦手なものの一つや二つはあるだろう。
「ジェイ、トーカ! まずは2人でいつも通り戦ってみろ! 君たち2人の実力を確認したい! もしも何かあったら俺とティナが助けるので、全力で挑め!」
「「りょ、了解っ!」」
かくしてジェイとトーカは巨大ゴキブリの群れへ突っ込んでいった。
俺の肩へくっついて、ガタガタ震えているティナへも「まずい時は飛び出してくれ」と伝えておいた。
さてジェイとトーカがどんなものか、よく観察してみるとしよう。
「と、とりゃぁぁぁーー!! うわっとと……!」
ふむ、ジェイの得物はロングソードか。
筋は悪くないが……剣を振っていると言うよりは、剣に振り回されてる感じか。
「ジェイ君! 今、支援するから!……バトルアップっ!」
トーカは自分を魔法障壁で守りつつ、ジェイをバフ魔法で支援していた。
どうやら振り回されているジェイの姿勢を魔法で制御してるようだ。
「ティナ、君はどうみる?」
「うーんと、勿体無いなぁって。バフがただのフォローになってる。トーカちゃん、良い雰囲気の魔力持ってるけど生かしきれてないなぁって……ひぃっ! お兄さん、ちゃんと壁になってぇー!」
相変わらずブラックコックローチが視線をよぎると、悲鳴を上げる可愛いティナなのだった。
(ジェイの戦闘センスは悪くはない。ならば……)
「この際だからはっきり言おう。今の君にロングソードは身に余る武器だと思う」
ブラックコックローチとの戦闘終了後にそう伝えると、ジェイは苦笑いを浮かべた。
「でも、これしか武器はないだよ……新しく買う金も無いし……」
「だからこれを君へ支給しよう」
「マジで!? 良いの!? 装備くれんの!?」
●●●
ーーそうして迎えた新たな戦闘。
敵はブラックコックローチよりも手強いジャイアントヒルの群れだ。
「さぁ、行くんだジェイ!」
「こ、こんなちっちゃいので大丈夫なのかなぁ……?」
ジェイは新しい武器を渡され、不安を覚えているらしい。
「俺を信じろ! 行け! ジェイ!」
「お、おう! ぬおおおおぉぉぉーー!!」
新たな武器を手にしたジェイは、ジャイアントヒルの群れへ突っ込んだ。
「トーカちゃん、教えた通りにね!」
「わ、わかりました! 頑張りますっ!」
トーカもティナの後押しを受け、ジェイへ続く。
「確認します」
リゼさんは妙に事務的に俺から申請証を受けとった。
急にキャンセルしたのがいけなかったのか……。
ここは謝っておくべきか。
「済まない。余計な業務を増やしてしまって……」
「余計? なんのことですか?」
「急に助っ人をキャセルしたことについて……クレームの発生など……」
「ああ、それなら全然問題ありませんよ。心変わりもあろうと思って、まだ先方へは伝えていませんでしたしね」
ならなんでリゼさんはいつもより、不機嫌そうなのだろうか。
「書類自体に問題はありません。でも一つ質問が」
「なにか?」
「どうしてティナさんが一緒にいるんですか?」
リゼさんが睨みを効かせた先、そこにはニンマリ笑みを浮かべるティナの姿が。
「なんでって、あたしも参加するんですけど? 臨時参加契約も交わしてますし?」
「Aランクの貴方が? 低級クエストの地下水道探索にわざわざ?」
ティナほどのランクになれば、地下水道探索などとっくに卒業している。
今更地下へ潜ったところで、たいした稼ぎにはならない。
「可愛い後輩が困ってるんだから、手伝ってあげようと思って! ねぇ、お兄さん!」
「ノルンさんはどうお考えなんですか? 明らかに過剰戦力だと思いますけど?」
リゼさんの問いは最もだ。
彼女はここでの受付と共に、冒険者の采配の役も担っている。
Eランク冒険者対象のクエストに助っ人冒険者である俺と、Aランクのティナが加わるのは確かに過剰戦力で、公平性にかけていると思われる。
とはいえ……
「確かに過剰戦力なのは認める。采配係として疑問を呈したい気持ちも、実によくわかる。しかし今回はティナの気持ちを汲んでやってくはくれないだろうか? 彼女はジェイとトーカの将来を考えて、今回の役を買って出てくれたわけだ」
「お兄さん良いこと言う! さっすがー!」
「ジェイは戦士、トーカは魔法使いだ。今回の同行は、この2人に我々の戦う様子を実際に目にしてもらい、今後の参考としてもらうのを意図としている。多少俺は魔法が使えるものの、ジェイの参考にはなっても、トーカの参考にはなりずらいと思ってな」
「そうそうお兄さんのいう通り! ジェイ君はお兄さんが、トーカちゃんはあたしが面倒をみるってことで! ねぇーお兄さん!」
「ジェイさんとトーカさんも、当然了承済みなんですよね?」
リゼさんは俺たちの後ろでガチガチに緊張している2人へ問いかけた。
「も、もちろんです!」
「こんなチャンスもうないかもしれないんです! 了承、お願いします!」
ジェイとトーカは最敬礼をしてみせた。
さすがのリゼさんも、これ以上は何もいうことができないらしい。
「はいはい、わかりましたわかりました。安全に気をつけて、仲良くどうぞいってらっしゃい!」
リゼさんは承認のハンコをついてくれたが……采配係として、やはり思うところはあるのだろう。
「すまないな、無理を言って。しかし承認ありがとう」
リゼさんへ謝罪と感謝を述べておいた。
すると彼女はプイッとそっぽを向いて、
「今回は成功してもないですからね」
「?」
「と、特別成功報酬……この布陣で上手く行くのは当然ですから」
「たしかにそうだ。なら、今回は無理を通してくれたリゼさんへ俺から特別報酬を与えるとしよう」
「はぇっ!? わ、私にくれるんですか!?」
「ああ。何が良いか考えておいてくれ」
「……なら、相応の覚悟はしておいてくださいね? それじゃあ、気をつけていってらっしゃい!」
どうやら機嫌を直してくれたらしい。
相応の覚悟か。
このクエストが終わったら、レアアイテムを1、2品質屋に出した方が良いかもしれないな。
●●●
ヨトンヘイムは元々水が豊富な土地だ。
そして日々、流入する人の数も多く、自然と下水が発達し、この土地の地下はまるで迷宮さながらの様相を呈している。
しかし下水は人々の生活の、負の部分を請け負う部分であるからして……
「相変わらずここくっさいなぁ……」
ティナは既にゲンナリした様子だった。
「すみません。ティナさんのような凄い方をこんなところへ来させてしまって……」
「ああ! 良いの良いの! 気にしないで。色々とお互いに頑張ろうね! あんまり邪魔しないようにするからさ……」
ティナがそう言うと、トーカは顔を少し赤らめながら「は、はいっ!」と答えた。
なるほど、やはりトーカは、ジェイのことを幼馴染としてではなく、一人の男として大好きだと……うむ、ますます盛り上がってきたぞ!
「ティナ、俺たちもジェイとトーカのラブラブ成就の任もしっかりとこなすこととしよう」
「うえっ!? お、お兄さん、今なんて……?」
「ラブラブ成就といったが?」
「意っ外……お兄さんにそんな感覚あったんだ?」
「心外だな。俺とて木の股の間から生まれたわけではない。トーカの表情を見れば一目瞭然だ。そしてジェイも気づいてはいるが思春期真っ盛りなので、恥ずかしくて反応できないこともな」
「そっか……お兄さん、ちゃんと分かるんだ……ふふっ!」
ティナも楽しそうに笑っている。
うむ、よく分かるぞ。誰かの恋路の橋渡しとなれる幸福は!
「エ、接敵《エンカウント》ぉー!」
と、仄暗い地下水道の闇を先行するジェイから号令が発せられた。
闇の向こうからキチチという鳴き声と、カササという不愉快な足音。
闇の名から出て来たのは、1匹あたり丸盾ほどの大きさのあるブラックコックローチーーようは、巨大なゴキブリの群れだ。
冒険者たるもの、この程度の魔物に怯えてはならぬ。
ジェイとトーカはその辺りは分かっているらしく、ブラックコックローチの群れへ毅然と向かっていた。
「ひ、ひぃーっ! あいつだけはいやぁー!!」
しかしティナはぎゃあぎゃあ叫びながら、俺の肩へしがみついている始末。
まぁ、仕方がない……人に苦手なものの一つや二つはあるだろう。
「ジェイ、トーカ! まずは2人でいつも通り戦ってみろ! 君たち2人の実力を確認したい! もしも何かあったら俺とティナが助けるので、全力で挑め!」
「「りょ、了解っ!」」
かくしてジェイとトーカは巨大ゴキブリの群れへ突っ込んでいった。
俺の肩へくっついて、ガタガタ震えているティナへも「まずい時は飛び出してくれ」と伝えておいた。
さてジェイとトーカがどんなものか、よく観察してみるとしよう。
「と、とりゃぁぁぁーー!! うわっとと……!」
ふむ、ジェイの得物はロングソードか。
筋は悪くないが……剣を振っていると言うよりは、剣に振り回されてる感じか。
「ジェイ君! 今、支援するから!……バトルアップっ!」
トーカは自分を魔法障壁で守りつつ、ジェイをバフ魔法で支援していた。
どうやら振り回されているジェイの姿勢を魔法で制御してるようだ。
「ティナ、君はどうみる?」
「うーんと、勿体無いなぁって。バフがただのフォローになってる。トーカちゃん、良い雰囲気の魔力持ってるけど生かしきれてないなぁって……ひぃっ! お兄さん、ちゃんと壁になってぇー!」
相変わらずブラックコックローチが視線をよぎると、悲鳴を上げる可愛いティナなのだった。
(ジェイの戦闘センスは悪くはない。ならば……)
「この際だからはっきり言おう。今の君にロングソードは身に余る武器だと思う」
ブラックコックローチとの戦闘終了後にそう伝えると、ジェイは苦笑いを浮かべた。
「でも、これしか武器はないだよ……新しく買う金も無いし……」
「だからこれを君へ支給しよう」
「マジで!? 良いの!? 装備くれんの!?」
●●●
ーーそうして迎えた新たな戦闘。
敵はブラックコックローチよりも手強いジャイアントヒルの群れだ。
「さぁ、行くんだジェイ!」
「こ、こんなちっちゃいので大丈夫なのかなぁ……?」
ジェイは新しい武器を渡され、不安を覚えているらしい。
「俺を信じろ! 行け! ジェイ!」
「お、おう! ぬおおおおぉぉぉーー!!」
新たな武器を手にしたジェイは、ジャイアントヒルの群れへ突っ込んだ。
「トーカちゃん、教えた通りにね!」
「わ、わかりました! 頑張りますっ!」
トーカもティナの後押しを受け、ジェイへ続く。
29
お気に入りに追加
1,226
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

「魔王のいない世界には勇者は必要ない」と王家に追い出されたので自由に旅をしながら可愛い嫁を探すことにしました
夢幻の翼
ファンタジー
「魔王軍も壊滅したし、もう勇者いらないよね」
命をかけて戦った俺(勇者)に対して魔王討伐の報酬を出し渋る横暴な扱いをする国王。
本当ならばその場で暴れてやりたかったが今後の事を考えて必死に自制心を保ちながら会見を終えた。
元勇者として通常では信じられないほどの能力を習得していた僕は腐った国王を持つ国に見切りをつけて他国へ亡命することを決意する。
その際に思いついた嫌がらせを国王にした俺はスッキリした気持ちで隣町まで駆け抜けた。
しかし、気持ちの整理はついたが懐の寒かった俺は冒険者として生計をたてるために冒険者ギルドを訪れたがもともと勇者として経験値を爆あげしていた僕は無事にランクを認められ、それを期に国外へと向かう訳あり商人の護衛として旅にでることになった。
といった序盤ストーリーとなっております。
追放あり、プチだけどざまぁあり、バトルにほのぼの、感動と恋愛までを詰め込んだ物語となる予定です。
5月30日までは毎日2回更新を予定しています。
それ以降はストック尽きるまで毎日1回更新となります。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる