炎天の下、時雨。

「君はやはり続けるべきだと思うよ」

「あんたには関係ないでしょう」

彼はどれだけきつく言い返されても、ただ困ったように笑うだけで。


悩み揺れる少女に手を差し伸べたのは、無垢な雰囲気を纏った、ちょっと変わった少年だった。
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