15 / 47
鬱憤晴らし ※三人称
しおりを挟む
「……!!」
ヒビキが目を覚ますと、まだ外は薄暗かった。休憩室に戻ったのが普通に夜だったため、まだ完全に夜が明けていないのだろう。
「クソッ!」
ヒビキはベッドに座り、強く握りしめた拳で自分の太ももを殴る。何もない前方を睨み付け、より強く拳を握った。手には血が滲み始める。
ヒビキは手早く外に出る準備をする。扉を開けると、そこにはギルアスがいた。
「よう。よく眠れたか?」
「……ギルアスさん…俺が魔法を思い切り使っても大丈夫な、人がいない場所ってありますか?」
ヒビキはギルアスの問いかけに答えずに、そう聞いた。
「……ギルドの魔法使い専用の訓練所なら、お前が魔法を全力で使っても大丈夫だと思うぞ。」
ギルアスはヒビキの、強く握ったせいで血が滲んでいる拳を見てそう答えた。
「どこですか?」
「こっちだ。」
ギルアスは、ヒビキを魔法使い専用の訓練所に案内しながら思考を巡らせる。
(…コイツは何に激怒している?ギルド長室を出た後、何かあったのか?………分からないな……一先ず、ヒビキから漏れ出ている魔力は危ないな。ギルド職員や実力のない新人だと、確実に倒れるぞ……)
怒りのあまり、ヒビキは体内にある魔力を制御しきれずに外に漏らしてしまっていたのだ。その魔力はずっしりと重く、圧がある。冒険者として名を馳せ、数多くの強敵と戦ってきたギルアスですら、ものすごいプレッシャーを感じるほどだ。
幸い、訓練所までに他人と会うことはなかった。
「ここは周りに危害が及ばないように結界が張られてる。だから、ちょっとやそっとじゃ破れない。……ここなら、お前も本気でいっても大丈夫だぞ。」
「…ありがとうございます。」
ヒビキは一歩前に出ると手を前に出して、いくつかの魔法を掛け合わせ、爆発魔法を発動させた。
ドォォォォォォン!
……広い訓練所を丸々包み込むような威力だ。
「……ッ!!」
ギルアスは、ものすごい爆風に飛ばされないように足に力をいれる。
(……始めから只者じゃないとは思っていたが…ここまでとはな……えげつない魔力量だ……)
爆発によって出来た煙で白くなった視界が晴れ始めたかと思えば、再び爆発音とともに視界が白くなる。
「……ギルアスさん…忌み子って知ってますか?」
煙が晴れると、ヒビキは後ろを少し振り向いて問いかけた。魔法でストレス発散をして、少し落ち着いたようだ。
「い、忌み子?……さあな?宗教団体や文化によっても違うんじゃないか?」
「……そうですか…」
「いきなりどうした?何に怒ってたんだ?」
ギルアスは落ち着いてきたヒビキに直接問いかけた。
「………夢で見たんです……ルキアって男の子が『忌み子』と呼ばれて、何人もの人に暴力を振るわれて、それでも我慢して両親の前では明るく振る舞ってました………俺は見てるのに…見えてるのに……触れようとしても透けて通り抜けてしまう……助けたくても…助けれない……」
「そうか……『見てるだけ』が辛かったか……」
ヒビキは、ルキアに暴力を振るった人を…夢で見ることしか出来ない自分の無力さに激怒していた。ルキアにとっては、もう過ぎたことなのかもしれない。だが…ヒビキは、助けてあげたかった。助けたかった。夢の中で見たのなら、現実には存在しない可能性もあった。けど、ヒビキは確信していた。どこかで助けを求めていたのだと……
(……けどなぁ…それだけじゃない気がするんだよな……そもそも…どうして、その『ルキア』って子供に感情的になるんだ?)
確かにそうだ。ヒビキは、ルキアに起きた出来事を自分の事のように感情的になっていた。
「……すみません。ギルアスさん、ありがとうございました。」
「……それはいいんだけどよ…今、外はちょっとした混乱状態だろうから話しに行くぞ。」
「…?わ、分かりました。」
ヒビキはギルアスの後について、訓練所を出る。すると……
「ギ、ギルド長!?先程、爆発音が…」
数人のギルド職員がギルアスに駆け寄り、ヒビキはギルアスの後ろに隠れた。
(……絶対、俺が発動した魔法だ……混乱ってこういうことか…)
ヒビキは納得もしつつ、焦りもした。
「さっきの爆発音は……まぁ…一人の魔法使いの鬱憤晴らしだから気にするな。」
「う、鬱憤晴らし……」
ギルド職員は、どこか遠い目をした。
「とにかく!問題ないから仕事に戻れ。明日から俺は王都に行くからな?俺のサインがいる書類は全部ギルド長室の机に置いといてくれ。」
「分かりました。」
ギルド職員は自分の持ち場に帰って行った。
「……そこまで隠れなくてもいいだろ?」
「……本当に知らない人と接するのだけはダメなんです……」
ヒビキはひょこっとギルアスの後ろからギルアスの隣に移った。ヒビキの言葉に苦笑いしながらも、ギルアスは微笑ましそうにしている。
「その人見知りさえどうにかすれば、指名依頼なんかも入って生活安定すると思うぞ?」
「安定しなくてもいいので、自分から人に会いたくありません。身近な人ならいいんですけど……」
「……俺には分からないな…」
「……陰キャのことは陽キャには分かりませんよ……」
……こんな話をしながら二人はギルド長室に向かったのだった……
ヒビキが目を覚ますと、まだ外は薄暗かった。休憩室に戻ったのが普通に夜だったため、まだ完全に夜が明けていないのだろう。
「クソッ!」
ヒビキはベッドに座り、強く握りしめた拳で自分の太ももを殴る。何もない前方を睨み付け、より強く拳を握った。手には血が滲み始める。
ヒビキは手早く外に出る準備をする。扉を開けると、そこにはギルアスがいた。
「よう。よく眠れたか?」
「……ギルアスさん…俺が魔法を思い切り使っても大丈夫な、人がいない場所ってありますか?」
ヒビキはギルアスの問いかけに答えずに、そう聞いた。
「……ギルドの魔法使い専用の訓練所なら、お前が魔法を全力で使っても大丈夫だと思うぞ。」
ギルアスはヒビキの、強く握ったせいで血が滲んでいる拳を見てそう答えた。
「どこですか?」
「こっちだ。」
ギルアスは、ヒビキを魔法使い専用の訓練所に案内しながら思考を巡らせる。
(…コイツは何に激怒している?ギルド長室を出た後、何かあったのか?………分からないな……一先ず、ヒビキから漏れ出ている魔力は危ないな。ギルド職員や実力のない新人だと、確実に倒れるぞ……)
怒りのあまり、ヒビキは体内にある魔力を制御しきれずに外に漏らしてしまっていたのだ。その魔力はずっしりと重く、圧がある。冒険者として名を馳せ、数多くの強敵と戦ってきたギルアスですら、ものすごいプレッシャーを感じるほどだ。
幸い、訓練所までに他人と会うことはなかった。
「ここは周りに危害が及ばないように結界が張られてる。だから、ちょっとやそっとじゃ破れない。……ここなら、お前も本気でいっても大丈夫だぞ。」
「…ありがとうございます。」
ヒビキは一歩前に出ると手を前に出して、いくつかの魔法を掛け合わせ、爆発魔法を発動させた。
ドォォォォォォン!
……広い訓練所を丸々包み込むような威力だ。
「……ッ!!」
ギルアスは、ものすごい爆風に飛ばされないように足に力をいれる。
(……始めから只者じゃないとは思っていたが…ここまでとはな……えげつない魔力量だ……)
爆発によって出来た煙で白くなった視界が晴れ始めたかと思えば、再び爆発音とともに視界が白くなる。
「……ギルアスさん…忌み子って知ってますか?」
煙が晴れると、ヒビキは後ろを少し振り向いて問いかけた。魔法でストレス発散をして、少し落ち着いたようだ。
「い、忌み子?……さあな?宗教団体や文化によっても違うんじゃないか?」
「……そうですか…」
「いきなりどうした?何に怒ってたんだ?」
ギルアスは落ち着いてきたヒビキに直接問いかけた。
「………夢で見たんです……ルキアって男の子が『忌み子』と呼ばれて、何人もの人に暴力を振るわれて、それでも我慢して両親の前では明るく振る舞ってました………俺は見てるのに…見えてるのに……触れようとしても透けて通り抜けてしまう……助けたくても…助けれない……」
「そうか……『見てるだけ』が辛かったか……」
ヒビキは、ルキアに暴力を振るった人を…夢で見ることしか出来ない自分の無力さに激怒していた。ルキアにとっては、もう過ぎたことなのかもしれない。だが…ヒビキは、助けてあげたかった。助けたかった。夢の中で見たのなら、現実には存在しない可能性もあった。けど、ヒビキは確信していた。どこかで助けを求めていたのだと……
(……けどなぁ…それだけじゃない気がするんだよな……そもそも…どうして、その『ルキア』って子供に感情的になるんだ?)
確かにそうだ。ヒビキは、ルキアに起きた出来事を自分の事のように感情的になっていた。
「……すみません。ギルアスさん、ありがとうございました。」
「……それはいいんだけどよ…今、外はちょっとした混乱状態だろうから話しに行くぞ。」
「…?わ、分かりました。」
ヒビキはギルアスの後について、訓練所を出る。すると……
「ギ、ギルド長!?先程、爆発音が…」
数人のギルド職員がギルアスに駆け寄り、ヒビキはギルアスの後ろに隠れた。
(……絶対、俺が発動した魔法だ……混乱ってこういうことか…)
ヒビキは納得もしつつ、焦りもした。
「さっきの爆発音は……まぁ…一人の魔法使いの鬱憤晴らしだから気にするな。」
「う、鬱憤晴らし……」
ギルド職員は、どこか遠い目をした。
「とにかく!問題ないから仕事に戻れ。明日から俺は王都に行くからな?俺のサインがいる書類は全部ギルド長室の机に置いといてくれ。」
「分かりました。」
ギルド職員は自分の持ち場に帰って行った。
「……そこまで隠れなくてもいいだろ?」
「……本当に知らない人と接するのだけはダメなんです……」
ヒビキはひょこっとギルアスの後ろからギルアスの隣に移った。ヒビキの言葉に苦笑いしながらも、ギルアスは微笑ましそうにしている。
「その人見知りさえどうにかすれば、指名依頼なんかも入って生活安定すると思うぞ?」
「安定しなくてもいいので、自分から人に会いたくありません。身近な人ならいいんですけど……」
「……俺には分からないな…」
「……陰キャのことは陽キャには分かりませんよ……」
……こんな話をしながら二人はギルド長室に向かったのだった……
40
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
湖畔の賢者
そらまめ
ファンタジー
秋山透はソロキャンプに向かう途中で突然目の前に現れた次元の裂け目に呑まれ、歪んでゆく視界、そして自分の体までもが波打つように歪み、彼は自然と目を閉じた。目蓋に明るさを感じ、ゆっくりと目を開けると大樹の横で車はエンジンを止めて停まっていた。
ゆっくりと彼は車から降りて側にある大樹に触れた。そのまま上着のポケット中からスマホ取り出し確認すると圏外表示。縋るようにマップアプリで場所を確認するも……位置情報取得出来ずに不明と。
彼は大きく落胆し、大樹にもたれ掛かるように背を預け、そのまま力なく崩れ落ちた。
「あははは、まいったな。どこなんだ、ここは」
そう力なく呟き苦笑いしながら、不安から両手で顔を覆った。
楽しみにしていたキャンプから一転し、ほぼ絶望に近い状況に見舞われた。
目にしたことも聞いたこともない。空間の裂け目に呑まれ、知らない場所へ。
そんな突然の不幸に見舞われた秋山透の物語。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる