【完結】寝室は、別々のはずですよね!?


 コーリング伯爵家の長女ジュリアは、十八歳のある日突然、前世でトラウマとなった言葉を思い出し、それが原因で結婚を目前に控えた婚約者ヴィクターを怒らせ婚約破棄されてしまう。

 そのトラウマのせいで、今世でも一人にならなければ眠れなくなってしまったジュリア。
 こんな状態では結婚なんて無理だと、独身のまま領地のために尽くしていこうと決意した矢先、思わぬ相手から結婚を申し込まれる。

 それは王弟でもある、ウィリアム・オルコット公爵からの申し出だった。

「公爵夫人として最低限のことをしてくれればいい。あとは自由にしてもらって構わない。」

 彼のその言葉に、自分はお飾りの妻として必要とされているのだと納得出来たジュリア。

 『寝室は別々にして欲しい』という願いも聞き入れてもらい、彼女はお飾りの妻の役割を果たすつもりで結婚したのだが……。


「あ、あの!寝室は、別々のはずですよね!?」


 ジュリアの新婚生活は、想像とは全く違っていて……!?



* 世界観はあくまで創作です。


* この作品は『ムーンライトノベルズ』様でもR18版を掲載しています。


* 書き直し再掲載です。




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