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第二話「流露」
「流露」(6)
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例のごとく血の大剣を禍々しく瞳に収め終え、エリーは眼帯を閉じた。
骨組みだけになったタイプOをもとの拳銃型へ戻し、腰のホルスターに差す。感激の面持ちで駆け寄ってきたのはハオンだ。
「やったねエリー! ルビーに続いて、ダイヤまでやっつけた!」
「いまのは危なかった……腹は満杯になったが。四騎士、といったの。カレイドをふくめて、あと三匹もこんな化け物を相手にせねばならんのか。ぞっとするわい」
「エリーならきっと勝てるさ。セレファイスの都からの援軍ももうじき到着する。それより……」
ぼろぼろになった女子高生の制服を見かねて、ハオンは気を利かせた。倒壊したシャリエールの店に振り向く。
顔を引きつらせて驚いたのは、一部始終を物陰からあぜんと観戦していた女性店員のジョゼフィーヌだ。おびえるシャリエールのアパレル店員へ、ハオンは教育の行き届いた舌使いで説明した。
「怖がらなくても大丈夫ですよ。異次元の戦いでしたでしょうが、彼女は都公認の吸血鬼ハンターです。閉店間際に大変なことになっちゃいましたね。ご迷惑をおかけして申し訳ありません……」
「べ、べつに謝る必要はないわ」
動揺を落ち着け、ジョゼフィーヌは首を振った。
「店はちゃんと損害保険に入ってるから問題ない。建て直しまでの休業は残念だけど、悪いのはあなたたちじゃないしね」
「それは安心しました。それで彼女、エリーの制服なんですが、もう一着売っていただけませんか? あのとおり酷い有様になってしまいまして」
「お代は結構よ。一着目も二着目も保険で全額下りる。それにしても」
憤懣やるかたない様子で、ジョゼフィーヌは腰に手をあてた。
「紳士さが売りなはずの吸血鬼も、近ごろは無作法になったものね。まさか女の子の試着の最中に襲いかかるだなんて。次からはきちんと事前予告をしてから攻撃するように、きつく言っといてちょうだい」
「承知しました。しっかり言い聞かせておきます。首を刎ねた悪の怪物の耳に、命の灯火が消えるまでの間。制服の提供をありがとうございます」
「こちらこそ、まいどあり。気をつけて吸血鬼退治してきてね。お若い紳士さんと、美貌の吸血鬼ハンターさん。じゃ、ちょっと代えの制服をもってくるわ」
がれきに注意しながら、ジョゼフィーヌの姿は店内に消えていった。
いっぽう、倒したダイヤの残骸にしゃがみ込むのはエリーだ。しげしげとなにを観察しているのだろう。
「どうしたの、エリー?」
「これを見よ」
エリーが指差した地面、きらめくのは透きとおった宝石だった。最初のルビーと同じく白騎士もまた、呪力のこもったダイヤモンドに姿を変えたのだ。
しかし、今回はやや状況がちがう。なぜか小振りな金剛石はひとりでに、小刻みに震えているではないか。エリーがポケットから出した鳩血石も同様だ。そしてみっつめに……エリーの腰のホルスターまでもが、携帯電話のマナーモードみたいにひそかに振動している。
なにかを知らせるタイプOをエリーが引き抜くや、驚くべきことは起こった。
強力な磁石のように吸い寄せられた宝石ふたつは、あっという間にタイプOの表面にはまったのだ。まるで宝石が装着されることを予期していたかのように、タイプOには合計で四つのくぼみが用意されている。まだ空白なのは、残る二つだけだ。
胡乱げに、エリーは独眼をしばたかせた。
「なんじゃこれは? タイプOとは、昨今の女子中高生のように装飾でもできるのかや?」
挙手したのはハオンだ。
「それ、ちょっと触ってもいい? 俺の呪力で探ってみるよ」
「あんがい有能じゃな。頼む」
タイプOの本体に手をかざし、ハオンは集中のために瞑目した。
「これは……見聞きしたこともない強大な呪力の反応を感じる。あとこの〝鉄砲〟だっけ? この構成はどこか、ただの武装じゃなく人間の器に似てるね」
「人間? この銃が? いや、まてよ」
エリーは記憶をたどる顔つきになった。
「マタドールシステムとは本来、人型の人造人間じゃ。タイプOもマタドールの名を称するからには、なにかしらの生命体なのやもしれん」
「でもこの銃、いまは魂はカラだよ?」
顎をもんで思案すると、ハオンはひらめきに瞳を光らせた。
「試しにこれに降ろしてみようか、霊体?」
「こりゃたまげたわい。そんな魔法じみた芸当までできるのか、うぬは?」
毅然と胸を張って、ハオンは親指でじぶんを示した。
「俺をだれだと思ってる。セレファイスきっての天才死霊術師さまだぜ?」
「威張るな。まあとにかく見せてみい、うぬのすこぶる腕前とやらを」
「よしきた」
譲り受けたタイプOに対し、ハオンはさっそく呪力を行使した。いきのいい死霊術師を起点に、瘴気をはらんだ竜巻が妖々と吹き荒れる。
「呪力の分身を冥界へ派遣。器に該当する霊魂を検索。死霊術の魔法陣を空間に展開。現世へ開門……きたれ、死霊よ」
黒い呪力の軌跡をまといながら、ハオンは宣言した。
「降霊、成功……おや?」
頬をかいて、ハオンは逡巡した。
「この魂、前にも会ったことがあるような?」
唐突に人語を発したのは、エリーでもハオンでもない。
第三の声は、人間でいうところの寝ぼけた声でつぶやいた。
〈ここは……どこ?〉
飛び上がったのはエリーだった。
「け、拳銃がしゃべりおった!?」
ハオンの掌で、タイプOはぼそぼそと続けた。
〈なんにも見えない。真っ暗だ。この声は、だれ? 染夜さん? それとも久灯さん?〉
「知っておるのか、拳銃使いの染夜名琴と、魔人魚の久灯瑠璃絵を?」
〈ああ、眠い……もう起きていられないよ、呪力不足で〉
おぼつかない口調でタイプOはささやいた。
〈あとふたつ〉
「ふたつ? なんのことじゃ?」
〈ぼくが生き返るにはあとふたつ、この世界の特別な宝石がいる〉
腕組みして、エリーは悩んだ。
「残る宝石の騎士の〝核〟のことじゃな。そういえばタイプOの設計には、当初からメネス・アタールが深く関わっておった。こうなることも、あらかじめメネスの計算のうちじゃったというわけか。ゆえにあの策士は、タイプOを執拗に欲したのじゃ」
〈おやすみなさい……〉
「おい待て! 寝るのはまだ早い!」
あわててエリーはたずねた。
「うぬが〝世界を救うカギ〟というのは本当かえ? 何者じゃ?」
〈ぼくはエド。凛々橋恵渡……とある精神交換の呪力使いに殺されてね〉
悲愴な事実だけを言い残すと、タイプO〝エド〟はそれっきり静かになった。
骨組みだけになったタイプOをもとの拳銃型へ戻し、腰のホルスターに差す。感激の面持ちで駆け寄ってきたのはハオンだ。
「やったねエリー! ルビーに続いて、ダイヤまでやっつけた!」
「いまのは危なかった……腹は満杯になったが。四騎士、といったの。カレイドをふくめて、あと三匹もこんな化け物を相手にせねばならんのか。ぞっとするわい」
「エリーならきっと勝てるさ。セレファイスの都からの援軍ももうじき到着する。それより……」
ぼろぼろになった女子高生の制服を見かねて、ハオンは気を利かせた。倒壊したシャリエールの店に振り向く。
顔を引きつらせて驚いたのは、一部始終を物陰からあぜんと観戦していた女性店員のジョゼフィーヌだ。おびえるシャリエールのアパレル店員へ、ハオンは教育の行き届いた舌使いで説明した。
「怖がらなくても大丈夫ですよ。異次元の戦いでしたでしょうが、彼女は都公認の吸血鬼ハンターです。閉店間際に大変なことになっちゃいましたね。ご迷惑をおかけして申し訳ありません……」
「べ、べつに謝る必要はないわ」
動揺を落ち着け、ジョゼフィーヌは首を振った。
「店はちゃんと損害保険に入ってるから問題ない。建て直しまでの休業は残念だけど、悪いのはあなたたちじゃないしね」
「それは安心しました。それで彼女、エリーの制服なんですが、もう一着売っていただけませんか? あのとおり酷い有様になってしまいまして」
「お代は結構よ。一着目も二着目も保険で全額下りる。それにしても」
憤懣やるかたない様子で、ジョゼフィーヌは腰に手をあてた。
「紳士さが売りなはずの吸血鬼も、近ごろは無作法になったものね。まさか女の子の試着の最中に襲いかかるだなんて。次からはきちんと事前予告をしてから攻撃するように、きつく言っといてちょうだい」
「承知しました。しっかり言い聞かせておきます。首を刎ねた悪の怪物の耳に、命の灯火が消えるまでの間。制服の提供をありがとうございます」
「こちらこそ、まいどあり。気をつけて吸血鬼退治してきてね。お若い紳士さんと、美貌の吸血鬼ハンターさん。じゃ、ちょっと代えの制服をもってくるわ」
がれきに注意しながら、ジョゼフィーヌの姿は店内に消えていった。
いっぽう、倒したダイヤの残骸にしゃがみ込むのはエリーだ。しげしげとなにを観察しているのだろう。
「どうしたの、エリー?」
「これを見よ」
エリーが指差した地面、きらめくのは透きとおった宝石だった。最初のルビーと同じく白騎士もまた、呪力のこもったダイヤモンドに姿を変えたのだ。
しかし、今回はやや状況がちがう。なぜか小振りな金剛石はひとりでに、小刻みに震えているではないか。エリーがポケットから出した鳩血石も同様だ。そしてみっつめに……エリーの腰のホルスターまでもが、携帯電話のマナーモードみたいにひそかに振動している。
なにかを知らせるタイプOをエリーが引き抜くや、驚くべきことは起こった。
強力な磁石のように吸い寄せられた宝石ふたつは、あっという間にタイプOの表面にはまったのだ。まるで宝石が装着されることを予期していたかのように、タイプOには合計で四つのくぼみが用意されている。まだ空白なのは、残る二つだけだ。
胡乱げに、エリーは独眼をしばたかせた。
「なんじゃこれは? タイプOとは、昨今の女子中高生のように装飾でもできるのかや?」
挙手したのはハオンだ。
「それ、ちょっと触ってもいい? 俺の呪力で探ってみるよ」
「あんがい有能じゃな。頼む」
タイプOの本体に手をかざし、ハオンは集中のために瞑目した。
「これは……見聞きしたこともない強大な呪力の反応を感じる。あとこの〝鉄砲〟だっけ? この構成はどこか、ただの武装じゃなく人間の器に似てるね」
「人間? この銃が? いや、まてよ」
エリーは記憶をたどる顔つきになった。
「マタドールシステムとは本来、人型の人造人間じゃ。タイプOもマタドールの名を称するからには、なにかしらの生命体なのやもしれん」
「でもこの銃、いまは魂はカラだよ?」
顎をもんで思案すると、ハオンはひらめきに瞳を光らせた。
「試しにこれに降ろしてみようか、霊体?」
「こりゃたまげたわい。そんな魔法じみた芸当までできるのか、うぬは?」
毅然と胸を張って、ハオンは親指でじぶんを示した。
「俺をだれだと思ってる。セレファイスきっての天才死霊術師さまだぜ?」
「威張るな。まあとにかく見せてみい、うぬのすこぶる腕前とやらを」
「よしきた」
譲り受けたタイプOに対し、ハオンはさっそく呪力を行使した。いきのいい死霊術師を起点に、瘴気をはらんだ竜巻が妖々と吹き荒れる。
「呪力の分身を冥界へ派遣。器に該当する霊魂を検索。死霊術の魔法陣を空間に展開。現世へ開門……きたれ、死霊よ」
黒い呪力の軌跡をまといながら、ハオンは宣言した。
「降霊、成功……おや?」
頬をかいて、ハオンは逡巡した。
「この魂、前にも会ったことがあるような?」
唐突に人語を発したのは、エリーでもハオンでもない。
第三の声は、人間でいうところの寝ぼけた声でつぶやいた。
〈ここは……どこ?〉
飛び上がったのはエリーだった。
「け、拳銃がしゃべりおった!?」
ハオンの掌で、タイプOはぼそぼそと続けた。
〈なんにも見えない。真っ暗だ。この声は、だれ? 染夜さん? それとも久灯さん?〉
「知っておるのか、拳銃使いの染夜名琴と、魔人魚の久灯瑠璃絵を?」
〈ああ、眠い……もう起きていられないよ、呪力不足で〉
おぼつかない口調でタイプOはささやいた。
〈あとふたつ〉
「ふたつ? なんのことじゃ?」
〈ぼくが生き返るにはあとふたつ、この世界の特別な宝石がいる〉
腕組みして、エリーは悩んだ。
「残る宝石の騎士の〝核〟のことじゃな。そういえばタイプOの設計には、当初からメネス・アタールが深く関わっておった。こうなることも、あらかじめメネスの計算のうちじゃったというわけか。ゆえにあの策士は、タイプOを執拗に欲したのじゃ」
〈おやすみなさい……〉
「おい待て! 寝るのはまだ早い!」
あわててエリーはたずねた。
「うぬが〝世界を救うカギ〟というのは本当かえ? 何者じゃ?」
〈ぼくはエド。凛々橋恵渡……とある精神交換の呪力使いに殺されてね〉
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