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第三話「雪花」

「雪花」(1)

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「ありとあらゆる職業に擬態カモフラージュした政府の殺し屋が、あちこちから街を見張ってるって噂は警察署内でも有名だわ、ジェイス?」

「……副業だ」

 政府の偵察戦闘機の編隊は、爆音を残して海上を通過した。

 午後四時二十八分……

 マーベット中部の湾岸道路では、知性豊かなオーケストラが開催されていた。罵声や怒号、猿のようなクラクションの連打という内訳だ。ニュースによれば、トンネルの前方で深刻な車の転落事故があったという。渋滞が緩和される目処はまだ立たない。

「うォらッ!?」

 いっこうに微動だにしない車列に、我慢の限界を迎えたらしい。とうとう運転手のひとりは、窓から上半身を噴出させた。載せただけの中折れ帽から広がるのは、掻き毟られて乱れた前衛的な寝癖頭だ。その目はひどく血走り、タバコを噛みちぎった歯の間からは低い唸りを漏らしている。狂犬だった。

「畜生! 祈られたいやつから前に出ろ!」

「ぬう! 落ち着かんか、フォーリング!」

 車に箱乗りして喚き散らす神父?を、同乗する上司らしき女は必死になだめた。

 てんやわんやする二名に対し、何台か前の車窓から、ぴょこっと覗いた顔がある。まだ十代に達するかも不明なその少女の顔立ちは、この阿鼻叫喚の地獄に舞い降りた天使そのものに可憐だ。自車の扉をばんばん両手で叩きながら、少女はやはり愛くるしい声で怒鳴り返した。

「しね!」

「こら、ホーリー……」

 助手席の少女をあやしたのは、父親と思われるサングラスの運転手だった。

「どこで覚えたんだ、そんな汚い言葉を。せっかく命からがら、やつらに襲撃されたサービスエリアを脱出してきたというのに」

「いっしょに歌お、ダニエルも! し~ね! マリモ頭!」

「こらこらこら……」

 シェルター都市の大動脈を詰まらせるのは、前方、子どものミニカー遊びより乱雑に停まった特殊車両の群れだった。

 テロでもあったのだろうか。上空から絶え間なく監視をきかせる偵察部隊といい、ただの交通事故にしては落ち着きがない。そのうえ、現場を封鎖する車体の側面にはどれもこれも〝政府〟の鮮やかな刻印が染め抜かれている。

 その一角に横付けされた救急車両もまた、特殊情報捜査執行局〝ファイア〟の所有物だった。展開した側壁を間仕切り代わりにして、即席の応急処置スペースを設けている。

 その中のベンチに腰掛けたまま、患者に手当の完了を告げたのは白衣の医者だった。

「お大事に」

 医者の中性的なソプラノの声色に背を押され、傷の治療を終えた女は救急車両を後にした。警察支給のホルスターをワイシャツに巻き直す姿は、まだ若い。黄色のタクシーで身だしなみを整える仏頂面の男と、何事か会話をかわしている。

 両手のゴム手袋をゴミ箱に落とすと、医者は語りかけた。

「こちらエージェント・ヘリオ」

 救急車両の周辺には、もう負傷者の姿はない。では独り言か?

 違う。医者は、じぶんの手首に喋ったのだ。もっと正確には、手首に巻かれた銀色の腕時計へ。腕時計は最新式の小型通信機であり、組織の極秘回線へのアクセスを可能にしていた。

「こちらヘリオ。怪我人の応急処置は完了しました」

 時計のスピーカーから返ってきた回答は、やや辟易した女の声だった。

〈こちらメドーヤ。ごくろう〉

「すごい渋滞ですね。コーヒーの差し入れはいかがです、課長?」

〈コーヒーより鎮静剤だ、ヘリオくん。またフォーリングのやつのタガが外れた〉

「くく、強力なのがありますよ。クジラ用のですが」

〈頼む。おっとフォーリング、銃なぞ抜いてなにを……〉

〈ガキを殺せッ!〉

 組織ファイアの課長、ネイ・メドーヤの声は慌てた様子だった。獣じみた荒々しい息遣いと、なにかの揉み合う音を最後に通信は途絶える。黙祷するしかない。

「くくく……」

 不吉な忍び笑いに肩を揺らすと、医者……ヘリオは抗菌マスクを外した。

 小鳥のさえずるような口調にふさわしく、その容貌は男女の判別も難しい。ただ、常に笑っているようなガラス球の瞳の奥を見よ。

 おびただしい数値が入り乱れるヘリオの視界モニターは、マスクの素材を自動で解析していた。約五マイクロメートルの固着樹脂に、二層構造の抗ウィルス繊維等々でマスクは構成されている。

 それとは別に、ふと独りでにヘリオの感知器センサーは反応した。

 分析が捉えた先は、見慣れたエージェント・ジェイス専用のタクシーだ。いや本当を言えば、焦点はそこにもたれかかるS・K・P・Dサーコア市警察所属と思われる女性に向いている。

 さっき治療の際にエマ・ブリッジス警部補と名乗った彼女からは、おそるべき要素が検出されていた。

 呪力じゅりょく

 ありえない。約三十年前に生じた人類と異星人アーモンドアイの全面戦争で、世界から呪力は絶滅したはずだ。衰退した現代の技術では到底、過去にあったような呪力は再現できない。より真相に迫るなら、呪力の取り扱いは水面下で固く禁止されている。呪力の気配を嗅ぎつけた途端、なぜかアーモンドアイが発生場所に集中的な総攻撃を開始するためだ。呪力は戦火のきっかけであり、アーモンドアイが地球を敵視する根拠だった。シェルター都市内の残りわずかな生存圏が脅かされる危険を犯してまで、得体の知れない呪力に手を染める理由はどこにもない。

 そんな代物を、ただの女刑事がなぜ?

 たとえば強い呪力……〝ジュズ〟の群れに彼女が深く接触したとか?

「いや、まさか。それならとっくにここは、複数体のジュズやUFOに占拠されているはずです。機体の誤作動ですね。私自身も、組織の研究所で診てもらうとしましょう」

 人間でいう気を取り直して、ヘリオは視線を転じた。

 とあるテロリストが切り裂いた事故防止壁の向こうには、白くきらめく海が望める。気象庁の思いつきに任せたホログラムの青空の下、人工動力が動かす波風もいまや昔と違って課税制だ。思わず平和と勘違いするのも仕方ない。引いては寄せる潮騒に合わせ、ヘリオのモニターの波形ものんびりと上下を繰り返している。

 その波形が跳ね上がるのは、突然だった。

「!?」

 驚きに、ヘリオは白衣をひるがえした。

 どこからともなく響いたのは、かん高い笑い声だ。邪悪を具現化した舌使いは、ヘリオのOSへ克明に焼きつけられた指名手配犯の声紋とも一致している。

〈あちゃー!? 死んだ! ぎゃはははは!〉

 轟音……

 文字どおり、道路はへし折れた。

 最初に爆発したのは渋滞の張本人……政府の鑑識係が海底から引き揚げた事故車両のワゴンだ。それに続き、高速道路の橋脚は次々と破壊された。爆光、爆光、爆光。およそ一キロに渡って口を開けた道路の亀裂へ、テーブルでも傾けたように一般車たちも滑り落ちていく。

「な、なにが起こったんです?」

 独白したヘリオ本人も、大きな地震に手をついた。

「それに今の声は、コードネーム〝スコーピオン〟の……!」

 着信のメロディーは、ヘリオの腕時計から流れた。

 ねっとりと通話に乗ったのは、それはハスキーな女の声だ。

〈やれやれ、マスカラを塗り直さなきゃね。無事かい、お人形ちゃん?〉

「いますこし、心がズキっとしたぐらいです。そちらはお怪我はありませんか、エージェント・リンフォン?」

 炎と煙の強烈さにも関わらず、ヘリオは口ひとつかばわない。まるで平凡な呼吸が不要とでも言うかのように、にこやかなままだ。

 一方、通信機の向こう側からは、かすかな水しぶきの音が聞こえる。リンフォンと呼ばれた極秘捜査官は、飄然と返事した。

〈夏でもないのに、優雅に海水浴さ。包帯のお化けなんか放っといて、ヘリオ。いっしょに泳がないかい、お姉さんと?〉

「水着を忘れたのは失敗です。次からは、塩害や沈没対策の点検も欠かさないでしてきましょう」

 渋滞のストレスはどこへやら、人々は愛車を捨てて逃げ惑った。白衣を揺らして爆心地を見据えるヘリオのかたわらを、右へ左へすれ違っていく。

 ヘリオの腕時計で、はすっぱな女の声は唐突に真剣味を増した。

〈橋に爆弾を仕掛けてたジュズの連中は、死ぬほど相手をしてやった。尻尾を巻いて逃げた何匹かが、そっちに行くよ〉

「なんですって?」

 ヘリオは眉をひそめた。

 刹那、防護壁を飛び越えて現れたのは球形の巨躯だ。

 ヘリオの視界モニターに追加される索敵マーカーの数は、八機、九機、十機……まだいる。ガラスの破片を散らしたのは、外骨格の足底に踏み潰された一般車だ。

 玉状の強化装甲に太陽を照り返し、異星の巨人どもが掲げるのは鋭く尖った超大型機関銃だった。射撃強化型ジュズ〝スペルヴィア〟に他ならない。

 おびただしい襲来者を見渡し、ヘリオはつぶやいた。

「ほう。彼女にイジメられましたね?」

 せわしなく移ろうジュズの眼球は、銃火を反射した。

 医者にあるまじき素早さで後転ばくてんしたヘリオを追い、弾丸の雨が道路を削り取る。肉色の花火と化して吹き飛んだのは、逃げ足の遅い太った会社員だ。

 地面に深い亀裂を穿って、ヘリオは火線の射程外へ降り立った。

 着地した途端、ヘリオの周囲に続々と舞い降りたのはジュズの巨体だ。風にゆらめく白衣のすぐ後ろでは、ああ。絶海が、車の後尾を無数に浮かべている。

 踵の下から落ちた瓦礫が海面で飛沫をあげるのを、ヘリオは耳だけで聞いた。あいかわらずの笑顔で、ジュズたちに両腕を広げてみせる。無抵抗の証だ。

「話し合いません?」

 ジュズの銃口が跳ね上がると同時に、倒れる白衣の裾が見えた。道路の縁から海へ、獲物のヘリオがみずから身投げしたではないか。

 波音は穏やかだった。

「…………」

 重火器の銃身を肩にかつぐと、ジュズの一体は道路の崖へ歩み寄った。強い潮風が駆け抜ける海面を、さ迷う狂気の瞳が念のため確認する。

「マタドールシステム・タイプヘリオ基準演算機構オペレーションクラスタ擬人形式ステルススタンスから旋人形式スパイラルスタンス変更シフトします……滞空開始テイクオフ

 機械じみたヘリオの呪文とともに、鋭い回転音が青空へ駆け昇った。

「!?」

 仰け反るように頭上を狙ったジュズたちの銃口は、でたらめなファンファーレを演奏した。はるか大空、十字型の突風を高速回転させる機影を歓迎するように。

 鳥か? 人間か? いや、あれは……ヘリコプターだった。

 ヘリオの落ちていった場所から、入れ替わりに奇妙な飛行物体が現れたのだ。

 その凶暴な肉食魚の形をした戦闘ヘリは、猛スピードで斜めに滑り落ちた。ジュズどもの銃撃の嵐をかわす、かわす、かわす。まさに紙一重だった。人間の搭乗を考えず、極限まで小型化された機体ならではの曲芸飛行だ。

 衝撃波を残して、戦闘ヘリは道路の真下を通過した。巻き起こされた波しぶきが、思いきりジュズどもを叩く。

 異形のヘリを逃さず、ジュズたちは方向転換した。機関銃に代わって、いっせいに担ぎ上げられたのは多連装ミサイル砲の輝きだ。その発射口は大人の三、四人なら楽に潜り込めるほど深くて暗い。

 かたや、戦闘ヘリはささやいた。そう、ヘリオの声を口にしたのだ。

「おや、ロックオン警告ですか。それもこんなに沢山……久々に聞くい~い音色です」

 激しい発射の噴煙が、道路を覆い隠した。

 天地逆に青空へ流れた戦闘ヘリを、数えきれぬジュズのミサイルが追う。鮮やかな蝶に挑む少女の指のようにだ。複雑な弾道を描いて絡まりあった必殺の軌跡は、次の瞬間、きりもみ回転する戦闘ヘリを赤外線の牙に捉えた。

「ではごきげんよう、お嬢さん方」

 キザっぽく言い残した戦闘ヘリの腹下から、流星めいた輝きが拡散した。

 同時に、標的を逸れたあちこちで派手な爆発が連続する。広範囲へ美しい閃きの領域を形成したマグネシウム・テフロン等の添加金属粉の燃焼につられ、ミサイルの群れは見当違いの方向へ外れたのだ。まさか赤外線妨害装置チャフか?

「!」

 声なき声で、ジュズたちは確かに驚愕した。

 爆発の業火をかき混ぜて突破した戦闘ヘリから、お返しとばかりに、多くの光の筋が花を咲かせたではないか。二百発を超える超小型ミサイルだ。急上昇した戦闘ヘリ自身とは別れ、ミサイルの山は亜音速でジュズどもの頭頂を通り過ぎていく……遠距離攻撃管理システムの誤作動か?

 直後、道路を襲った炎の驟雨は、怒れる天使が振るう断罪の剣を思わせた。瞬時に数百発の弾頭に分裂したミサイルは、ジュズたちの体を容赦なく貫いている。最新鋭の対地制圧ミサイルだ。

 とどめを刺された形で、道路の廃墟は海の大渦へ傾き始めた。頭部や手足を欠き、巨大な火だるまと化した異星人のシルエットは、吹き荒れる濃い煙の先、力なく地面に溶解していく。

 ひときわ回転翼ローターブレードの咆哮を加速させた戦闘ヘリの機影は、しだいに点となり、人工の太陽へ消えた。同じ場所から宙返りしつつ降りてきたのは、人型に戻ったヘリオの白衣のはためきだ。

 着地したヘリオの足もとは、やはり鉄塊が落ちてきたような落下音を鳴らしてひしゃげた。高速道路の電波塔だ。透き通ったヘリオの前髪を、地上二十メートルの風が静かに揺らす。

 それも束の間、黒煙を切り裂き、ヘリオの眼前には黒焦げのジュズが跳躍していた。まだ生き残りがいたらしい。獰猛なジュズの瞳は、すべてを焼き切るレーザーの眼光を出力最大に集束している。

「マタドールシステム・タイプヘリオ基準演算機構オペレーションクラスタ擬人形式ステルススタンスから狩人形式ハンタースタンス変更シフトします……舞踏開始レッツダンシング

 ヘリオの立つ電波塔は、勢いよく破裂した。

 襲いかかるジュズめがけて、ヘリオが足場を蹴って跳んだのだ。ジュズは眼球を煌めかせて下から、ヘリオは両腕に鋭い光を宿して上から。

 ヘリオの唇は、弦月を描いて笑った。

「くくく……お大事に」

 激突したふたつの中央で、凄まじい火花が散った。
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