33 / 42
復讐の舞台へ
しおりを挟む
貴族学校の卒業式当日。
空には分厚い灰色の曇が広がっている。
若者達の門出を祝うにはあまりにも不穏なその天候は、まるでこれから起こる惨劇を予期しているかのようだった。
「見覚えのない馬車がありますね」
王都のツェペル家別邸の二階。
窓から外の様子を見ていたアムネジアがつぶやいた。
傍に控えていたダリアンは、ニヤニヤと含み笑いを浮かべながら答える。
「家紋を隠していますがあれはネェロ家の馬車ですよぉ。お嬢様が恐れをなして逃げ出さないように、監視しているんじゃないですかぁ?」
ダリアンの答えにアムネジアはくす、と微笑を浮かべた。
「今日は待ちに待った卒業式。逃げるなんてとんでもない。監視などせずとも、こちらから喜んで出向きますわ」
制服の上着に袖を通したアムネジアが一階に降りる。
玄関に向かう途中、アムネジアは居間の前で香ってきた微かな花な匂いに足を止めた。
居間のテーブルには大輪の薔薇の花束が置かれている。
「……これは誰が?」
「さあ? どなたからでしょうねえ? 嫌われ者のお嬢様に花束を贈る愚かな人間なんて私にはまったく、少しも心当たりがありませんねえ? きひひっ!」
ダリアンを無視して、アムネジアは花束に近づいた。
花束を手に取ったアムネジアは、抱えきれないほどの花の只中に顔を近づける。
赤い薔薇からは、花の香りに混じって、吸血鬼だけが感じ取れるかすかな人の匂いが混じっていた。
「……ライエル様」
ふと、アムネジアが視線を落とす。
花束には一通の手紙が添えてあった。
差出人の名前はなく、文面には一言。
卒業おめでとうアムネジア、と書かれていた。
「……馬鹿な人。私に肩入れしても、何の意味もないのに」
アムネジアは目を閉じ、花の中心にそっと口付けする。
一輪の花を引き抜いて胸元に差したアムネジアは、そのまま振り返らずに玄関に向かった。
ドアを開けるとそこにはツェペル家の馬車が止まっている。
アムネジアが視線を館の外に向けると、彼女を監視していたネェロ家の馬車はこっそりと敷地から離れていった。
「さあ行きましょうか。復讐の舞台へ」
++++++
貴族学校の卒業式は学校を挙げて行われた。
会場は以前夜会が行われた舞踏会場で、これから成人として国のために役目を果たしていく三年生を、在校生や教師達が暖かく送り出した。
昼から夕方まで続く式が一段落つくと、卒業式はそのまま卒業記念パーティーに移行する。
会場には酒や豪華な食事、お菓子が大量に運び込まれ、生徒達の親族も含めた総勢1000人程にも及ぶ、盛大な立食パーティーが始まった。
誰もが隣人と酒を酌み交わし、笑顔で談笑する中。
アムネジアは一人、会場の隅で壁に寄りかかっていた。
誰かが声をかけて来るのを待っているかのように。
しばらくすると、そこへ大勢の女子生徒を引き連れた制服姿のエルメスが現れた。
アムネジアはおもむろにうつむいていた顔を上げる。
待っていたとばかりに微笑を浮かべたアムネジアは、エルメスに声をかけようとして――
「連れて行きなさい」
エルメスの命令により女子生徒達に腕を掴まれて拘束された。
そして喋る間もなく、アムネジアは傍にあるドアからホールの外へ連れ出される。
「エルメス様のご命令よ! さっさと歩きなさい!」
「さっさと行けって言ってんのよ、ノロマ!」
女子生徒達は強引にアムネジアを引っ張り、または背中を小突いた。
無抵抗のまま大人しく連行されたアムネジアは、やがて会場内にある無人の控え室に押し込まれる。
そこにはタキシードを着て身なりこそしっかりしているものの、明らかに荒事慣れした三人の男達が控えていた。
男達はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべてアムネジアを舐めまわすように見て言った。
「とんでもねえべっぴんじゃねえか。本当にこんなお嬢さんが吸血鬼なんですかい?」
「どっから見てもか弱い貴族の小娘にしか見えねえけどなあ?」
「エルメス様よぉ、どうせ殺しちまうんなら今ちょっとだけ味見させてくれよ! な?」
下衆な声をあげる男達に、エルメスの取り巻きの女子生徒達が表情をゆがめる。
しかしエルメスはまるで動じずに無表情のまま吐き捨てるように男達に言った。
「その臭い口を閉じなさい。下賎な掃除屋風情が。お前達は払った分の報酬に見合う仕事をすれば良いのです」
その言葉に男達は気色ばむかと思いきや、揃って肩をすくめる。
「ひゅー、こわ。ネェロ家のお嬢さんに言われちゃ、従うほかねえや」
「あーあ、もったいねえなー。こんな見目麗しい吸血鬼なら殺されてもいいから抱いてみたかったぜ」
「ばーか、吸血鬼なんざいるわきゃねえだろ……っと、失言失言」
エルメスに睨まれて男達は苦笑いしながら、壁に寄りかかった。
ネェロ家に金で囲われている彼らは、エルメスの言うことには絶対に逆らわない。
この日も吸血鬼を炙り出すために、手を貸せなどと言ってきたエルメスを内心では笑いながらも、クライアントの娘のわがままを聞くのも仕事の内だと割り切っていた。
彼らは退屈をもてあましながらも、エルメスから与えられた仕事をただまっとうする。
もしアムネジアが何か不審な行動を取ったらすぐに取り押さえられるようにと、身構えながら。
男達を黙らせたエルメスは、黙って立ち尽くしているアムネジアに視線を向けた。
アムネジアは薄く目を開いて、エルメスと視線を合わせる。
その目は魔眼の煌めきで妖しくうごめいていたが、エルメスにはなんの影響もなかった。
無表情になるアムネジアに、エルメスは勝ち誇ったような不敵な笑みを浮かべて口を開く。
「これからお前を、皆の前で断罪します」
エルメスの言葉にアムネジアは首を傾げて答えた。
「断罪? 一体どんな罪で私を裁こうと――」
言葉をさえぎるようにエルメスはパン、と扇を開く。
そして、不敵に口端を釣りあげて宣言した。
「知れたことです。皆を、陛下を、王妃様を。この国を騙して乗っ取ろうとした大罪ですよ。さあ正体を表しなさい、吸血鬼」
空には分厚い灰色の曇が広がっている。
若者達の門出を祝うにはあまりにも不穏なその天候は、まるでこれから起こる惨劇を予期しているかのようだった。
「見覚えのない馬車がありますね」
王都のツェペル家別邸の二階。
窓から外の様子を見ていたアムネジアがつぶやいた。
傍に控えていたダリアンは、ニヤニヤと含み笑いを浮かべながら答える。
「家紋を隠していますがあれはネェロ家の馬車ですよぉ。お嬢様が恐れをなして逃げ出さないように、監視しているんじゃないですかぁ?」
ダリアンの答えにアムネジアはくす、と微笑を浮かべた。
「今日は待ちに待った卒業式。逃げるなんてとんでもない。監視などせずとも、こちらから喜んで出向きますわ」
制服の上着に袖を通したアムネジアが一階に降りる。
玄関に向かう途中、アムネジアは居間の前で香ってきた微かな花な匂いに足を止めた。
居間のテーブルには大輪の薔薇の花束が置かれている。
「……これは誰が?」
「さあ? どなたからでしょうねえ? 嫌われ者のお嬢様に花束を贈る愚かな人間なんて私にはまったく、少しも心当たりがありませんねえ? きひひっ!」
ダリアンを無視して、アムネジアは花束に近づいた。
花束を手に取ったアムネジアは、抱えきれないほどの花の只中に顔を近づける。
赤い薔薇からは、花の香りに混じって、吸血鬼だけが感じ取れるかすかな人の匂いが混じっていた。
「……ライエル様」
ふと、アムネジアが視線を落とす。
花束には一通の手紙が添えてあった。
差出人の名前はなく、文面には一言。
卒業おめでとうアムネジア、と書かれていた。
「……馬鹿な人。私に肩入れしても、何の意味もないのに」
アムネジアは目を閉じ、花の中心にそっと口付けする。
一輪の花を引き抜いて胸元に差したアムネジアは、そのまま振り返らずに玄関に向かった。
ドアを開けるとそこにはツェペル家の馬車が止まっている。
アムネジアが視線を館の外に向けると、彼女を監視していたネェロ家の馬車はこっそりと敷地から離れていった。
「さあ行きましょうか。復讐の舞台へ」
++++++
貴族学校の卒業式は学校を挙げて行われた。
会場は以前夜会が行われた舞踏会場で、これから成人として国のために役目を果たしていく三年生を、在校生や教師達が暖かく送り出した。
昼から夕方まで続く式が一段落つくと、卒業式はそのまま卒業記念パーティーに移行する。
会場には酒や豪華な食事、お菓子が大量に運び込まれ、生徒達の親族も含めた総勢1000人程にも及ぶ、盛大な立食パーティーが始まった。
誰もが隣人と酒を酌み交わし、笑顔で談笑する中。
アムネジアは一人、会場の隅で壁に寄りかかっていた。
誰かが声をかけて来るのを待っているかのように。
しばらくすると、そこへ大勢の女子生徒を引き連れた制服姿のエルメスが現れた。
アムネジアはおもむろにうつむいていた顔を上げる。
待っていたとばかりに微笑を浮かべたアムネジアは、エルメスに声をかけようとして――
「連れて行きなさい」
エルメスの命令により女子生徒達に腕を掴まれて拘束された。
そして喋る間もなく、アムネジアは傍にあるドアからホールの外へ連れ出される。
「エルメス様のご命令よ! さっさと歩きなさい!」
「さっさと行けって言ってんのよ、ノロマ!」
女子生徒達は強引にアムネジアを引っ張り、または背中を小突いた。
無抵抗のまま大人しく連行されたアムネジアは、やがて会場内にある無人の控え室に押し込まれる。
そこにはタキシードを着て身なりこそしっかりしているものの、明らかに荒事慣れした三人の男達が控えていた。
男達はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべてアムネジアを舐めまわすように見て言った。
「とんでもねえべっぴんじゃねえか。本当にこんなお嬢さんが吸血鬼なんですかい?」
「どっから見てもか弱い貴族の小娘にしか見えねえけどなあ?」
「エルメス様よぉ、どうせ殺しちまうんなら今ちょっとだけ味見させてくれよ! な?」
下衆な声をあげる男達に、エルメスの取り巻きの女子生徒達が表情をゆがめる。
しかしエルメスはまるで動じずに無表情のまま吐き捨てるように男達に言った。
「その臭い口を閉じなさい。下賎な掃除屋風情が。お前達は払った分の報酬に見合う仕事をすれば良いのです」
その言葉に男達は気色ばむかと思いきや、揃って肩をすくめる。
「ひゅー、こわ。ネェロ家のお嬢さんに言われちゃ、従うほかねえや」
「あーあ、もったいねえなー。こんな見目麗しい吸血鬼なら殺されてもいいから抱いてみたかったぜ」
「ばーか、吸血鬼なんざいるわきゃねえだろ……っと、失言失言」
エルメスに睨まれて男達は苦笑いしながら、壁に寄りかかった。
ネェロ家に金で囲われている彼らは、エルメスの言うことには絶対に逆らわない。
この日も吸血鬼を炙り出すために、手を貸せなどと言ってきたエルメスを内心では笑いながらも、クライアントの娘のわがままを聞くのも仕事の内だと割り切っていた。
彼らは退屈をもてあましながらも、エルメスから与えられた仕事をただまっとうする。
もしアムネジアが何か不審な行動を取ったらすぐに取り押さえられるようにと、身構えながら。
男達を黙らせたエルメスは、黙って立ち尽くしているアムネジアに視線を向けた。
アムネジアは薄く目を開いて、エルメスと視線を合わせる。
その目は魔眼の煌めきで妖しくうごめいていたが、エルメスにはなんの影響もなかった。
無表情になるアムネジアに、エルメスは勝ち誇ったような不敵な笑みを浮かべて口を開く。
「これからお前を、皆の前で断罪します」
エルメスの言葉にアムネジアは首を傾げて答えた。
「断罪? 一体どんな罪で私を裁こうと――」
言葉をさえぎるようにエルメスはパン、と扇を開く。
そして、不敵に口端を釣りあげて宣言した。
「知れたことです。皆を、陛下を、王妃様を。この国を騙して乗っ取ろうとした大罪ですよ。さあ正体を表しなさい、吸血鬼」
55
お気に入りに追加
3,248
あなたにおすすめの小説
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
お言葉を返すようですが、私それ程暇人ではありませんので
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<あなた方を相手にするだけ、時間の無駄です>
【私に濡れ衣を着せるなんて、皆さん本当に暇人ですね】
今日も私は許婚に身に覚えの無い嫌がらせを彼の幼馴染に働いたと言われて叱責される。そして彼の腕の中には怯えたふりをする彼女の姿。しかも2人を取り巻く人々までもがこぞって私を悪者よばわりしてくる有様。私がいつどこで嫌がらせを?あなた方が思う程、私暇人ではありませんけど?
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
許婚と親友は両片思いだったので2人の仲を取り持つことにしました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<2人の仲を応援するので、どうか私を嫌わないでください>
私には子供のころから決められた許嫁がいた。ある日、久しぶりに再会した親友を紹介した私は次第に2人がお互いを好きになっていく様子に気が付いた。どちらも私にとっては大切な存在。2人から邪魔者と思われ、嫌われたくはないので、私は全力で許嫁と親友の仲を取り持つ事を心に決めた。すると彼の評判が悪くなっていき、それまで冷たかった彼の態度が軟化してきて話は意外な展開に・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる