晩酌のおつまみは晩酌しながら

紅雪

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68話 チーズと黒コショウの香り美味しい ⇒チキンアルフレッド

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人物紹介
料理担当:醤子 しょうこ。(意識低い系のコスパ重視。)
手伝い:味噌美 みそみ。(飲んだ後の味噌汁ってなんであんなに美味しいんだろ。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精。和食だけに留まらない存在はもう命の源と言ってもいいんじゃない?

本日の調味料

胡椒
とろけるチーズ
牛乳
バター
大蒜1欠
コンソメ


醤「パスタです。」
味「お・・・おぅ?・・・自己紹介じゃないよね?」
醤「そんなわけないでしょ。今日はパスタにしよう思ってね。」
味「パスタかぁ。なんか人の名前みたいなタイトル付いているけど。逃げ腰のアルフレッドみたいな感じがするよ。」
醤「まぁそれは、その名前の人に失礼だからやめとけ。」
味「うむ。」
醤「いろいろ見てはみたんだけど、生クリーム、チーズ、バターを使ってコンソメで味を付けたものっぽい。生クリームは牛乳でも代用可能らしいから、今日は牛乳を使用します。」
味「いつも通り、美味しければ問題ないでしょ。」
醤「生クリームとか、余った分に関しては使い道に困るからね。使い切るためにまた別の料理なりって考えると面倒だし、腑に落ちないわ。」
味「ウィンナーコーヒーにでもすれば?カレーに入れたりとか、ホットケーキとか、なんかいろいろ。」
醤「だからね、生クリームに合わせて料理するのが嫌なのよ。」
味「それを言ったらもう、どうしようもない。」
醤「だから牛乳がいいのよ。最終的にそのまま飲めるし。」
味「まぁそうだね。」
醤「さて本題に戻って、チキンはむね肉を使います。(ぶしゅっ)」
味「鶏肉は何処を食べてもうまいよね。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「まずは準備するもの。大蒜の微塵切り、玉ねぎの微塵切り。玉ねぎは薄切りでも可、というか玉ねぎに関してはお好みでって感じかな。」
味「大蒜とか入れるんだねぇ。」
醤「うん、香りがいいのよ。それと鶏むね肉は塩胡椒で下味を付けておく。大きいままがいいけど、火が通りやすいように半分なりに切って薄くしておく。」
味「食べる大きさにしないんだね。」
醤「熱を加える時間が長くなると固くなるしね。」
味「そっか。」
醤「フライパンにオリーブオイルを入れ、むね肉を焼いていく。両面に焦げ目が付くくらい焼いたら、一度フライパンから出して、今度は大蒜と玉ねぎを炒める。」
味「取り出すんだね。」
醤「えぇ。ここで一口サイズに切っていくのよ。」
味「なるほど。」
醤「玉ねぎに火が通ったら、フライパンに牛乳、バターを入れ、塩、胡椒、コンソメで味を調える。」
味「ここでむね肉投入?」
醤「そうよ、正解。牛乳が熱くなったら、とろけるチーズをどばっと入れ、今回はちょっといいチーズを別に。ゴーダだけど。」
味「贅沢だね。」
醤「チーズが溶けたら、茹で上げたパスタをフライパンに入れ、ソースを絡めて皿に盛りつける。」
味「おお、うまそう。」
醤「パスタを盛り、上に肉を乗せ、最後に胡椒をぱらっとかければ完成。」
味「では早速・・・チーズの香りがいいし、ソースがパスタに絡んで美味しい。これはいけるね。」
醤「ほんとにね。」
味「カルボナーラに近い感じがするけど、卵黄が入ってない分、あっさりめな感じ。」
醤「でもこのソース、本当に美味しいわね。」
味「うん、ありあり。」
醤「作れる料理が増えるのは嬉しいわ。」
味「その調子で精進するがよい。」
醤「なんか言った?」
味「んーん・・・」
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