晩酌のおつまみは晩酌しながら

紅雪

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54話 肉なんて必要ない、むしろ要らない ⇒ピリ辛豆腐

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人物紹介
料理担当:醤子 しょうこ。(いつか買ってみたい五歳醤油。)
手伝い:味噌美 みそみ。(出汁入りは料理の幅が狭まるので好きじゃない。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精。(言い切っておくか。)

本日の調味料

大蒜1欠
生姜1欠
○味○ャンタンDX
元○美人
甜麺醤
豆板醤
花椒ホール
花椒醤
一味唐辛子(粉末唐辛子)
赤唐辛子


醤「麻婆とは何か。」
味「なんだ突然。」
醤「IMEの変換は何故、【まーぼー】と入れて変換するだけで【麻婆】と出て来るのか。」
味「おい。」
醤「回鍋肉も出るくせに、なんでチンジャオロースは出ないのよ!」
味「唐突だし脈絡ないし、話し逸れてない?」
醤「そうね。IMEの変換とかどうでもよかったわ。麻婆の話しよ麻婆の。」
味「今日は麻婆ってことね。」
醤「うん。炒めないし肉も使わないけど。」
味「それって麻婆なの?」
醤「さぁ?だから文頭の疑問なのよ。」
味「なるほど。」
醤「・・・」
味「・・・」
醤「ぐぐってきた。約150年前、陳さんの奥さんが・・・の件はどうでもいい。マーとラーを使った辛みのある豆腐料理が麻婆豆腐らしい。」
味「へぇ。」
醤「なんだ、肉は無くてもいいじゃないか。」
味「ほんとだね。」
醤「そんなわけで簡単麻婆豆腐いきます。(ぶしゅっ)」
味「おう、やれやれー。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「この発想、蒙○タンメンで有名な○本さんの麻婆を思い出して、豆腐のみでいいじゃんって思ったわけよ。」
味「そうなんだ。肉って入ってなかったっけ?」
醤「憶えてない。」
味「あ、そう・・・。相変わらず適当な。」
醤「それはおいといて、最初に大蒜と生姜をおろしか刻みで用意。お好みで。ついでに刻みネギもね。」
味「うん。」
醤「フライパンにケトルで沸かしたお湯を入れる。次に適当に切った豆腐を入れ、適当に千切った赤唐辛子、砕いた花椒、一味唐辛子(粉末唐辛子)を入れる。」
味「ほほう。」
醤「元○美人、○味○ャンタンDX、甜麺醤、豆板醤、花椒醤、大蒜、生姜と全部入れていく。」
味「全投入。」
醤「後は豆腐があつあつになるまで、ぐつぐつさせて、ネギを入れて水溶き片栗粉で餡状にしたら完成。」
味「うわ、本当に適当だ。」
醤「適当っていうな、だったら一人で食べるわよ。」
味「うそうそ。って辛っ。けど美味しいね、確かに肉が無くても全然問題無いじゃん、これ。」
醤「でしょう。」
味「うん。」
醤「で、ここからさらにアレンジなんだけど。」
味「まだ作るのか?」
醤「話しだけよ。」
味「そ、そうか。」
醤「なんで残念そうなのよ。粉末唐辛子を多めに入れて、花椒は使わない。豆板醤を普通に、甜麺醤を気持ち程度に入れたものを作る。」
味「赤いね。」
醤「うん。見た目は近づいた。」
味「味が変わって辛旨だけど、ちょっと違うよね。」
醤「そうなのよね、遠くはないのよ。」
味「まぁ、美味しいからいいじゃん。」
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