晩酌のおつまみは晩酌しながら

紅雪

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53話 最近中華が多いわね・・・ ⇒炒肉

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人物紹介
料理担当:醤子 しょうこ。(いつか買ってみたい五歳醤油。)
手伝い:味噌美 みそみ。(出汁入りは料理の幅が狭まるので好きじゃない。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精。(言い切っておくか。)

本日の調味料

醤油
○味○ャンタンDX
元○美人
大蒜1欠
四川三大炒肉:塩煎肉,回鍋肉,小炒肉

醤「熱いときこそ、ピリ辛料理とビール。」
味「また唐突になんか始まった。」
醤「そんなわけで、今日も辛さを目指して料理をするわよ。」
味「ってことは中華だね。」
醤「そうそう。炒肉にもいろいろ種類があって、四川三大炒肉(ネット情報)の一つを作ってみよう思うのよ。」
味「ふーん、何があるの?」
醤「塩煎肉(ヤンジェンロウ)、回鍋肉(ホイコーロウ)、小炒肉(シャオチャオロウ)なんだってさ。見た感じ、私の好みは小炒肉。生の青唐辛子と豚肉を炒めたもの。」
味「まさに辛さを目指すのにうってつけだね。」
醤「そう。ただ、青唐辛子はあんまり見かけないし、高いらしいし、ピーマンで代用可らしいから、ピーマンで作る。辛さは赤唐辛子と豆板醤でだすわけよ。だけど青唐辛子も実際は火を通すと、そんなに辛くないらしいわよ。」
味「その辺の過程はいいから、はよ作れ。喉が渇いたよ。」
醤「ったくわがままねー。(ぶしゅっ)」
味「純然たる感情を曝け出す時こそ至福!(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「あぁ、はいはい。単に仕事終わりの一杯が欲しいだけよね。」
味「そりゃそうでしょ。」
醤「まぁ。とりあえず作りますか。ピーマンは細切りね。ししとうで代用してもいいけど、私はピーマンの方が好み。」
味「でもししとうも美味しそう。」
醤「まずは豚肉を炒めます。火が通ったら出た油、脂?に豆板醤、唐辛子、刻み大蒜を入れて香りを付ける。ピーマンを入れてさっと炒めたら元○美人を入れ、味付け。軽く塩をふって、醤油、○味○ャンタンDXで味付けをして、絡めたら完成。」
味「シンプルだね。」
醤「実際は醤油、砂糖、オイスターソースあたりが定番らしいけど、うちにオイスターソースは置いてない。粉末出汁でも混ぜればいいのか?」
味「まぁ、美味しければなんでもいいじゃない。」
醤「まぁね。この三つ、軽く見た時は頭の中でごっちゃになっていて、小炒肉作ったつもりがどれでもなかったという・・・」
味「さすが、適当に料理してるだけあるね。」
醤「そうなのよ。味付けに大蒜、生姜、甜麺醤、豆板醤を使ったのだけど、それだと一番近いのは回鍋肉なのよね。でも回鍋肉って葉大蒜でしょ。まぁ、ピーマンもいれたりするらしいけど。」
味「そうなんだ。でも葉大蒜なんて見かけないよね。」
醤「うん。でも一度やってみたい。もしあっても作るのは塩煎肉の方かな。」
味「なんで?」
醤「作り方というか、具も味付けもほぼ一緒らしいけど、甜麺醤が入らないらしい。」
味「辛いじゃん。」
醤「そう。ちなみに塩煎肉の塩の字だけど、土へんにト、下に皿の字が本当っぽいけど、日本語じゃその漢字出て来ないから塩にしてる。」
味「どうでもいい。」
醤「ひど。」
味「でもこれ、辛うまだね。」
醤「うん。ついでにいろいろ見てて知ったのだけど。」
味「まだ続くのか。」
醤「うん。青椒肉絲。」
味「何、追加で作ってくれるの?」
醤「それは構わないけど。青椒肉絲は豚肉とピーマンの細切り炒めらしいよ。」
味「たけのこ無くてもいいんだ。」
醤「うん。つまりピーマンと豚小間さえあれば出来る!なんて安上がり!」
味「そりゃいいことだ。」
醤「牛肉使ったものは青椒牛肉絲(チンジャオニウロース)だったかな。ちょっと違うみたい。」
味「へぇ。無駄に知識増えたね。」
醤「無駄って言うな。」
味「まぁまぁ。とりあえずだらだらしようよ。」
醤「そうね。」
味「青椒肉絲は作ってね。」
醤「えぇ・・・」
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