上 下
32 / 83

32話 揚げ物いっちゃうかー ⇒アジフライ

しおりを挟む
人物紹介
飲み作成担当:醤子(しょうこ。肌の色は肌色だから。)
飲み食い合いの手担当:味噌美(みそみ。出汁いりじゃないよ。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精(妄想)だと思うのよね。

本日の調味料

醤油
旗○げ
マヨネーズ
ポッ○レモン
ウスターソース
中濃ソース


醤「揚げ物してないわよね。」
味「藪から棒だね。してないけど。」
醤「油を片付けるの面倒だし、跳ねるからねぇ。他の料理した方が楽ってことで
 あまりやってないのだけど。」
味「やる気になったのね。」
醤「たまには。やっぱさぁ、スーパーの惣菜とかより家で揚げた方が美味しい
 じゃない。」
味「確かにそうだけどね。」
醤「ってことで、今日はアジフライ、お吸い物、レタス。」
味「まて、最後の一品はなによ。野菜名のままじゃないか。」
醤「あ、サラダが面倒だから、千切ったレタスにドレッシングでいいかなって。
 キャベツの千切りはアジフライの下敷きになるし。(ぶしゅっ)」
味「そゆことか、全然いいんじゃない。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「さぁ今日も始めます。まずはアジフライに合わせるタルタルソースから。」
味「魚介系の揚げ物には合うよね。」
醤「そうなのよね。まず、玉ねぎを微塵切りにするのだけど、ソース用なので
 細かくします。スライスを包丁でざくざく叩いてもいいかも。ボウル皿に入れ、
 軽く塩を振って揉んでおく。あ、スプーンで混ぜる程度でね。手でやると
 くっついちゃって。」
味「確かに。」
醤「で、茹で卵の白身を微塵切り、黄身は玉ねぎ入れたボウル皿の端っこで
 マヨネーズを入れて潰して馴染ませる。そこに微塵切りにした白身を入れて、
 醤油をちょこっと。ポッ○レモンで酸味を付けて爽やかにして、混ぜたら完成。」
味「美味い。」
醤「そのまま食うな。」
味「ふふ。(ぐびっ)」
醤「あ、このやろ。さて次は、鯵を三枚に卸します。骨は骨抜きで抜いて、綺麗に
 水洗いしたあとキッチンペーパーで水気を拭き取る。この時、三枚の骨部分は
 捨てずに取っておく。」
味「ん、使うの?」
醤「うん、出汁に。」
味「へぇ。」
醤「で、切り身に小麦粉、溶き卵、パン粉の順に付けて準備完了。」
味「後は揚げるだけだね。」
醤「油の温度はパン粉を入れてみてじゅわっとなるくらいかな。火加減も中火から
 ちょい弱いくらいで調整。火は通りやすいと思うのだけど、パン粉が先に焦げると
 美味しくないからね。それと具材を入れた時は油の温度が下がるので、少し火を
 強めにして戻してあげる。後は、目視するしかない。大きいフライヤーと違って、
 うちはフライパンでやるからね、油少な目なので調節が必要なのよ。」
味「油用の温度計とかないの?」
醤「うちにそんなものは無いし、必要もない。」
味「うわ、言いきった。」
醤「フライの様子を見ながら、鯵の粗を鍋に入れて、旗○げと水を投入。火にかける。」
味「粗汁?」
醤「だからお吸い物だってば。」
味「あ、そうだった。」
醤「さて、アジフライは裏返すのだけど。この辺はもうパン粉の色で判断するしか
 ないのよねぇ。」
味「中が見れないからねぇ。」
醤「お吸い物は沸騰したら醤油と塩で味を調えて完成よ。お椀に入れて、三つ葉か
 かいわれ大根を最後に入れると合うわよ。見た目もいいし。」
味「お、意外といけるね。」
醤「うん。アジフライは上げたら油を切るために、少し放置。」
味「揚げ時間とかで判断は?」
醤「正直料理の時間って目安でしかないからね、使う量、食材の大きさ、火力なんて
 それぞれでしょ。最終的には自分で確認するしかないのよ。」
味「言われてみれば、そうね。」
醤「さて出来たので食べるわよ。」
味「うい。」
醤「食べ方だけど、タルタルのみ、醤油をかけた上にタルタル、ウスターソースと
 タルタル、中濃ソースとタルタルとか組み合わせて好きな食べ方がいいわね。
 もちろん、タルタル使う必要もないけれど。」
味「あ、面白いねその食べ比べ。」
醤「味が変わって楽しいわよ。」
味「よし、食べ比べしながら飲むぞ。いえーぃ。」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

6年生になっても

ryo
大衆娯楽
おもらしが治らない女の子が集団生活に苦戦するお話です。

我慢できないっ

滴石雫
大衆娯楽
我慢できないショートなお話

AIは悪なのか

篠山 猫(ささやまねこ)
エッセイ・ノンフィクション
昨今、AIの登場に賛否両論があります。 その中に懸念されているものが、個人情報や著作といったものであり、こういった枠組みは国際的に法整備がされていない状況です。 はたしてAIは本当に世の中をよくするものなのでしょうか。 ※ここで書き連ねた内容は実際の政治に関する部分を突き詰めると嫌悪するくらいの利害関係に満ちています。その部分の詳細については敢えて言及はしていません。

♡ちょっとエッチなアンソロジー〜舐める編〜♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショートの詰め合わせ♡

処理中です...