薄氷が割れる

しまっコ

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「ああ、マリカ……許されるなら今すぐおまえを奪いたい」 
レオンハルトはマリカを抱きしめた。 
「だが、おまえはまだ病身だ。やっと床上げしたばかりの身体に無体を働くことは許されない」 
「でも、レオンハルト様が欲しいの」 
涙で潤んだ瞳でじっと見つめられ、レオンハルトの理性は崩壊寸前だ。 
「俺もおまえが欲しい。気が狂いそうなほどおまえが欲しい。だが、おまえの身体を思えば無理はできない」 
とうとう涙を零し始めたマリカを再び座席のクッションの上に寝かせ、レオンハルトは下ばきに手をかけた。 
「今楽にしてやる」 
マリカの秘裂は溢れた蜜で濡れそぼり、下ばきまでぐっしょり重くなっていた。 
揺れる馬車の中はレースのカーテン越しに陽射しが入ってきて明るい。
マリカの秘所は白金の恥毛を纏っているが、量も少なく色も薄いため幼さの残る恥丘が余すところなくレオンハルトの目に晒される。
両足を大きく開かせ、赤く色づいた花弁を舌でなぞると中から甘い蜜が溢れ出た。 
「あっ、あっ、いっ……きもちいぃ……」 
ぺろぺろ舐めあげるたびにマリカが腰を震わせ可愛らしい声をあげる。 
「レオンハルトさまぁ、きもちいいの」 
自らしどけなく足を開き快楽に蕩けるマリカは清純でありながら淫らで、レオンハルトの股間は痛みを訴え始めた。
このまま抱きたいという欲望を抑えるのは苦行以外の何物でもなかった。 
「……奥も……奥も、可愛がって……」 
しかし、従順に快感を享受しているマリカは無邪気にレオンハルトを追い詰める。
早くイかせて楽にしてやらないといけない。
レオンハルトは自分に言い聞かせながら、マリカの蜜壺に指を挿入した。 
「んぁ……あっ、あっ、あんっ……すき」 
くちゅくちゅと中をかきまぜるように2本の指を奥に突き立てながら花芯に吸い付くと、マリカの身体が跳ねた、 
「あぁぁっ、やっ……あんっ…… !」 
「マリカ、つらいか?」 
「ちがっ、いいの……とっても……」 
再び花芽に吸い付き先端を舌先でノックするように嬲るとマリカの蜜壺が挿入された指をしゃぶるように収縮した。 
「あぁっ、レオンハルトさまぁ」 
このままイかせて楽にしてやろう――。
マリカを追い上げるように挿入した指で激しく突き上げ、花芽を強めに吸うとマリカの身体がビクビクと震えた。 
「あぁぁぁぁ」 
蜜壺が激しく収縮し始める。
レオンハルトは媚肉に指を沈めたまま収縮が止むのをじっと待った。 
しばらくして顔をあげると、マリカは気を失うように眠りに就いていた。 
零れた蜜を舌で舐めとり、タオルで軽く秘所を抑える。濡れた下ばきを身につけさせるのは可哀想だ。このまま居室のベッドまで抱いて運んでしまえばそれでいい。 
ぐったりしてしまったマリカを膝の上に横抱きにして、レオンハルトは押し寄せる欲望と戦い続けた。
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