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第2章
第十七話「決意」
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ドンッ、と思いっきり扉を開けて入ってきたのはナース姿の女性だった。
「あの、あなたは?」
「は? 見てわからないの? 看護師よ看護師のサリィ。ギルドの雇われ看護師」
聞いたらほとんどの個人情報を教えてくれた。
「で、早速だけど何か体に異常はない?」
「はい、特にはありません。」
「なら、もう退院はできそうね。あと、あんたの連れがきてるから一応話しておけば?」
ガチャ、と次に扉を開けて入ってきたのはダックさんだった。
「ダックさん!」
「元気にしてたか? ヨウ」
「はい。もちろん」
ダックさんは俺が気を失っている間に今回の事件の報告から手続きまで全てを行ってくれた。
「その節は本当にありがとうございます!」
「いいって、いいって。実は、あいつら本当はパーティーランクを偽装していたらしい。実際のところAランクじゃなくてDランクとかなり騙していたらしいぞ。」
「そうなんですね」
俺はもう、興味は無かった。
後から聞いた話だが、あのパーティーは冒険者ギルドを追放。
後に、途方のない旅に出たと言う。
これに関しては自業自得と言うところだ。
「なぁ、ヨウ。」
「はい? 何ですか?」
「まだ、冒険者を続ける気はあるか?」
確かに入学に必要以上の金は手に入ったし、続ける必要があるのかどうか……
「すみません。明日まで待ってもらえますか?」
「そうだな。急な話だ。ゆっくり考えてまとまったら俺に話してくれ」
そう言ってダックさんは医務室を出て行った。
今日は安静の為、医務室で一夜を過ごした。
夜
俺達は冒険者を続けるか話し合っていた。
「私は反対です! またいつ裏切られるかわかりません。」
アルバータは堅実的な事を言う。
「そんな堅苦しいこと言うからスケルトンなんて嫌われるのです。私みたいな凛々しい姿の死霊が主人殿は好きなのです!」
ケルは煽る様にアルバータに言い返した。
けど……話ズレてね?
それから1時間ほどケルとアルバータの言い合いが続いた。
そして、それを止めたのはボウであった。
「2人ともうるさくなってる。これは主人様が決めること。」
2人の頭を殴る様にして喧嘩を収めた。
「ナイスボウ! ボウの言う通りこれは俺自身が決めること。お前達の気持ちはわかるが、少しはしゃぎすぎだ。」
「「申し訳ございません。」」
2人とも一斉に謝った。
「俺はな、まだ冒険者を続けてみたい……」
「ですが!……」
ボウはアルバータの口を押さえてそれ以上言わせない様にした。
「俺は冒険者で何かを掴みたい。将来に繋がる何かを……だけど、俺にとって辞めることは逃げることと同じになってしまう。だから俺は冒険者を続けたい! それでもいいか?」
「……まぁ、主人殿がそう言うのであれば」
「ケル」
「僕もです」
「ボウ!」
「まぁ、仕方ないですね」
「アルバータ!」
俺はみんなの許しを得て冒険者を続けることを決意した。
翌日
昼
今日はダックさんに冒険者続行の話をする日だ。
数分後
ガチャ、と扉を開けてダックさんは入ってきた。
「ふーん、その面構え、決意が出たか。」
「はい!」
ダックさんは椅子に座り俺の方を向いた。
「で、聞かせてもらおうじゃないか。お前の決意を」
「俺は、冒険者を続けます!」
「よく言った! なら、俺とパーティーを組め!」
「へ?」
食い気味で言われた言葉に俺は唖然とした。
「あの、あなたは?」
「は? 見てわからないの? 看護師よ看護師のサリィ。ギルドの雇われ看護師」
聞いたらほとんどの個人情報を教えてくれた。
「で、早速だけど何か体に異常はない?」
「はい、特にはありません。」
「なら、もう退院はできそうね。あと、あんたの連れがきてるから一応話しておけば?」
ガチャ、と次に扉を開けて入ってきたのはダックさんだった。
「ダックさん!」
「元気にしてたか? ヨウ」
「はい。もちろん」
ダックさんは俺が気を失っている間に今回の事件の報告から手続きまで全てを行ってくれた。
「その節は本当にありがとうございます!」
「いいって、いいって。実は、あいつら本当はパーティーランクを偽装していたらしい。実際のところAランクじゃなくてDランクとかなり騙していたらしいぞ。」
「そうなんですね」
俺はもう、興味は無かった。
後から聞いた話だが、あのパーティーは冒険者ギルドを追放。
後に、途方のない旅に出たと言う。
これに関しては自業自得と言うところだ。
「なぁ、ヨウ。」
「はい? 何ですか?」
「まだ、冒険者を続ける気はあるか?」
確かに入学に必要以上の金は手に入ったし、続ける必要があるのかどうか……
「すみません。明日まで待ってもらえますか?」
「そうだな。急な話だ。ゆっくり考えてまとまったら俺に話してくれ」
そう言ってダックさんは医務室を出て行った。
今日は安静の為、医務室で一夜を過ごした。
夜
俺達は冒険者を続けるか話し合っていた。
「私は反対です! またいつ裏切られるかわかりません。」
アルバータは堅実的な事を言う。
「そんな堅苦しいこと言うからスケルトンなんて嫌われるのです。私みたいな凛々しい姿の死霊が主人殿は好きなのです!」
ケルは煽る様にアルバータに言い返した。
けど……話ズレてね?
それから1時間ほどケルとアルバータの言い合いが続いた。
そして、それを止めたのはボウであった。
「2人ともうるさくなってる。これは主人様が決めること。」
2人の頭を殴る様にして喧嘩を収めた。
「ナイスボウ! ボウの言う通りこれは俺自身が決めること。お前達の気持ちはわかるが、少しはしゃぎすぎだ。」
「「申し訳ございません。」」
2人とも一斉に謝った。
「俺はな、まだ冒険者を続けてみたい……」
「ですが!……」
ボウはアルバータの口を押さえてそれ以上言わせない様にした。
「俺は冒険者で何かを掴みたい。将来に繋がる何かを……だけど、俺にとって辞めることは逃げることと同じになってしまう。だから俺は冒険者を続けたい! それでもいいか?」
「……まぁ、主人殿がそう言うのであれば」
「ケル」
「僕もです」
「ボウ!」
「まぁ、仕方ないですね」
「アルバータ!」
俺はみんなの許しを得て冒険者を続けることを決意した。
翌日
昼
今日はダックさんに冒険者続行の話をする日だ。
数分後
ガチャ、と扉を開けてダックさんは入ってきた。
「ふーん、その面構え、決意が出たか。」
「はい!」
ダックさんは椅子に座り俺の方を向いた。
「で、聞かせてもらおうじゃないか。お前の決意を」
「俺は、冒険者を続けます!」
「よく言った! なら、俺とパーティーを組め!」
「へ?」
食い気味で言われた言葉に俺は唖然とした。
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