異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木

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大剣を綺麗に拭きあげて改めて数回素振りをしてみる

ショウ 「うん問題ないな
     寧ろなんというか手に馴染む」

大剣を振りながら調子を確かめているとガッツが戻ってきた

ガッツ 「おお!問題なさそうだな
     鞘じゃないがこんなもんならあったぜ」

そう言って動物の皮を持ってきた

ガッツ 「これを巻いておけば剥きだしよりだいぶましだろ
     じゃあ準備が出来たら広場に戻るか」

渡された皮で大剣を覆い紐で縛り付けてから
肩に担ぎ広場へ向かった

広場に到着すると、そこではビックボアの皮が綺麗に剥がされ
目立つように掲げられていた
その周りで数か所火が起こされ色々な料理が作られていた

ショウ 「思っていた以上に盛大なんだな」

ガッツ 「そうだな ここらへんじゃこんな大物なかなか見かけねーし
     娯楽が少ない村だからこんな時くらい盛大に騒ごうって考えなんじゃねーかな」

ショウ 「なるほど みんなに喜んでもらえるなら持って来たかいがあったよ」

ガッツ 「さあさあ料理も出来上がってきたみてーだし
     主役は席についてくれみんなが食えなくなっちまう」

背中を押され一番目立つ席へと案内された
率先して前に行きたいタイプではないが
さすがに今日は拒否するわけには行かないだろう
素直に従おう

席につくと次々と料理が運ばれ酒が注がれた
それを合図に村人にも料理が配られた

ガッツ 「みんなー料理は行き渡ったか?
     こいつはここにいるショウが森の中で1人で仕留め
     村の為に担いで持ってきてくれた!!
     見た目は厳つい奴で近寄りがたいかもしれねーが
     みんな仲良くしてやってくれ!」

ガッツは挨拶を終えこちらに目配せしてくる
自分はコクリと頷き立ち上がる

ショウ 「今紹介してもらったショウという者だ
     えー普段は森に住んでいるが
     これからも度々お邪魔させてもらえると助かる
     あーあと力仕事が必要な時はいつでも頼ってほしい
     力だけはあるからな
     そんなことだから今日は友好の印として腹いっぱい食べてくれ」

挨拶を終えるとそれに合わせてガッツが

ガッツ 「じゃあかんぱーい!!」

そうやって宴会が始まった
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