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武者修行
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「ズィクタトリアへ行くのか?」
「そう、武者修行、今のままじゃ、あいつらに勝てねえ」
「ズィクタトリア? ああ隣国のね、武者修行ね、あてはあるのかい?」
スカーフェイスは強くなる為に、隣国であるズィクタトリアへ行くことにした。
武者修行に、ダマトも同行してくれるようだ。
「それじゃ…飛行機の手配をしなければいけないのぉ、タケシ任せていいかの…そうだな、行くのはブレンダンジムへな、知り合いが、運営しとるからの」
「ブレンダンジムですね、早速、アポイントメント取りますね、えっと飛行機の手配も…」
この異世界に着いたときから、言語や会話が不思議と理解出来ていて、戸惑っていたが、便利なんでそこは深く考えないようにした。
お陰で、こうやって仕事が捗るし、異世界様々だな。
でも、俺は何でここに来ちゃったんだろう。
※※※
「ダマト、スカーフェイス、早く早く、乗り遅れるよ」
ブレンダンジムがある、デーモスクラトス、フェリックス州行きの飛行機を手配したが、準備に時間がかかり、ギリギリになってまで乗り合わせに時間がかかったよ、全く手間がかかる人達だ(笑)
「タケシ、なんか楽しそうだな」
「そりゃ、ここまで準備にかかるとは、思わなかったからね」
「あー、パスポートか…俺もそうだけど、お前はどうして作ったんだ」
「そりゃ、口先八丁でさ、何とか作ってもらったさ」
まあ、これが大変だったんけれど、ゴリ押しで作ってもらって、あれやこれやと騒ぎなったけれど、何とかパスポート作って貰った訳だよ、大人の事情で言えない事も多少やった。
「ありがとうな、マークもそうだが、ウチのマネージャーを務める奴は、そこらへん強いから頼りになるよ」
「どういたしまして、まあ、俺もこっちに来てからは楽しませてもらってるよ」
※※※
――――ズィクタトリア、ブレンダンジムにて。
「ダマト、良く来てくれたな、疲れてるだろう、ここは、自由に使っていいからな」
ブレンダンジムのブレンダンは、ダマトにフレンドリーにそう言うと奥へ通してくれた。
広いジムで、練習生やプロもここで寝食を共にしてるという。
「ブレンダン、有り難いが、ウチのスカーがウォームアップに走りたがってるんだ、それと町の見物にな」
「そうか、それならウチの練習生もこれから走るというから、一緒に…」
「ブレンダン、俺は生憎、一人で走りたいんだ」
「そうか…ならそれで構わないが、夜道は危険だぞ」
それならと、俺が名乗りでた。
スカーフェイスと走るのは、体力的に難しいから、自転車を貸してもらった。
そして…スカーフェイスと夜道を走っていたら、女の子が二人、スーツの男の男達に囲まれてるではないか。
それを見た、スカーフェイスが一目散に向かい、男達を倒していった
俺も隙を見て、囲まれてた一人の女の子を助け、「スカーフェイス、こっちは大丈夫だぜ」って言ったらあちらさんも安心して、もう一人を助けたよ。
助けると、スカーフェイスは、今度はその場から走るではないか。
俺もスカーフェイスのダッシュに追いつく為に、自転車のペダルを一生懸命漕いだよ。
ある一定の距離まで、走るとスカーフェイスは、立ち止まった。
「おい、おい、いいのかい、さっきの女の子二人でさ、介抱なんかしなくてさ」
「心配ない、すぐに警備の人間が来るだろう」
「お礼の一言くらい聞いとけばよかった~とか思わないの?」
ここに来て意地悪な質問するなー自分は、ちょっとだけ良心が傷んだりしてた。
「なあ、タケシ、これは俺の兄貴分の言葉だが、人を助ける時は見返りを求めるなって、ただ、それだけさ」
「へえ、それはご立派だね~、しかし、お前にも兄弟がいたんだね」
「ああ、血は繋がってないが、大分、お世話に、なったよ」
「ジムには、それらしき人は、見かけなかったが、引っ越したとか?」
俺が質問すると、スカーフェイスは首を横に振った。
「二年前に亡くなった…試合でな」
「そう、武者修行、今のままじゃ、あいつらに勝てねえ」
「ズィクタトリア? ああ隣国のね、武者修行ね、あてはあるのかい?」
スカーフェイスは強くなる為に、隣国であるズィクタトリアへ行くことにした。
武者修行に、ダマトも同行してくれるようだ。
「それじゃ…飛行機の手配をしなければいけないのぉ、タケシ任せていいかの…そうだな、行くのはブレンダンジムへな、知り合いが、運営しとるからの」
「ブレンダンジムですね、早速、アポイントメント取りますね、えっと飛行機の手配も…」
この異世界に着いたときから、言語や会話が不思議と理解出来ていて、戸惑っていたが、便利なんでそこは深く考えないようにした。
お陰で、こうやって仕事が捗るし、異世界様々だな。
でも、俺は何でここに来ちゃったんだろう。
※※※
「ダマト、スカーフェイス、早く早く、乗り遅れるよ」
ブレンダンジムがある、デーモスクラトス、フェリックス州行きの飛行機を手配したが、準備に時間がかかり、ギリギリになってまで乗り合わせに時間がかかったよ、全く手間がかかる人達だ(笑)
「タケシ、なんか楽しそうだな」
「そりゃ、ここまで準備にかかるとは、思わなかったからね」
「あー、パスポートか…俺もそうだけど、お前はどうして作ったんだ」
「そりゃ、口先八丁でさ、何とか作ってもらったさ」
まあ、これが大変だったんけれど、ゴリ押しで作ってもらって、あれやこれやと騒ぎなったけれど、何とかパスポート作って貰った訳だよ、大人の事情で言えない事も多少やった。
「ありがとうな、マークもそうだが、ウチのマネージャーを務める奴は、そこらへん強いから頼りになるよ」
「どういたしまして、まあ、俺もこっちに来てからは楽しませてもらってるよ」
※※※
――――ズィクタトリア、ブレンダンジムにて。
「ダマト、良く来てくれたな、疲れてるだろう、ここは、自由に使っていいからな」
ブレンダンジムのブレンダンは、ダマトにフレンドリーにそう言うと奥へ通してくれた。
広いジムで、練習生やプロもここで寝食を共にしてるという。
「ブレンダン、有り難いが、ウチのスカーがウォームアップに走りたがってるんだ、それと町の見物にな」
「そうか、それならウチの練習生もこれから走るというから、一緒に…」
「ブレンダン、俺は生憎、一人で走りたいんだ」
「そうか…ならそれで構わないが、夜道は危険だぞ」
それならと、俺が名乗りでた。
スカーフェイスと走るのは、体力的に難しいから、自転車を貸してもらった。
そして…スカーフェイスと夜道を走っていたら、女の子が二人、スーツの男の男達に囲まれてるではないか。
それを見た、スカーフェイスが一目散に向かい、男達を倒していった
俺も隙を見て、囲まれてた一人の女の子を助け、「スカーフェイス、こっちは大丈夫だぜ」って言ったらあちらさんも安心して、もう一人を助けたよ。
助けると、スカーフェイスは、今度はその場から走るではないか。
俺もスカーフェイスのダッシュに追いつく為に、自転車のペダルを一生懸命漕いだよ。
ある一定の距離まで、走るとスカーフェイスは、立ち止まった。
「おい、おい、いいのかい、さっきの女の子二人でさ、介抱なんかしなくてさ」
「心配ない、すぐに警備の人間が来るだろう」
「お礼の一言くらい聞いとけばよかった~とか思わないの?」
ここに来て意地悪な質問するなー自分は、ちょっとだけ良心が傷んだりしてた。
「なあ、タケシ、これは俺の兄貴分の言葉だが、人を助ける時は見返りを求めるなって、ただ、それだけさ」
「へえ、それはご立派だね~、しかし、お前にも兄弟がいたんだね」
「ああ、血は繋がってないが、大分、お世話に、なったよ」
「ジムには、それらしき人は、見かけなかったが、引っ越したとか?」
俺が質問すると、スカーフェイスは首を横に振った。
「二年前に亡くなった…試合でな」
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