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最終話
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クロヴィスが肉体を取り戻してから、三年が経った。
体調は快調となった彼は、あれから政務に励んで国力を以前よりも格段に引き上げている。
さらに、他国との交流にも邁進して国交を広げたのだ。
特に禁忌の魔法を犯した事で、ルーン国からは非難の声が一時は上がった。
しかし、皇帝である彼自身がルーン国の魔法技術の発展に寄与した事で、今は関係は良好な状態に戻っている。
もう、この帝国が他国に攻められるような事は起きないだろう。
そんな彼の元へと、今日も文官が仕事を持ち込む。
「クロヴィス陛下、北部で魔物が発生したとのことです! 直ぐに討伐隊を……」
「片付けておいた。安心しろ」
「え?」
驚くのも当たり前だ。
なにせ彼の転移魔法で私まで連れて、北部の観光ついでに魔物を片付けて戻ってきたのだから。
「騎士団の練兵も進んでる、残りは北部の地に騎士団の駐屯地を置けば国防は整うだろう。それまでは俺が魔物を抑えておく」
「へ、陛下……」
「北部の民には安心するよう伝えておいてくれ」
「は、はい!」
クロヴィスは政務を抱えながら、こうして治安維持にも貢献しているのだから驚きだ。
無理をしていないか聞いても、むしろ元気が有り余って困るという始末。
魔力だって、以前よりも格段に増えているらしい。
とはいえ……
「クロヴィス、あまり無理はしては駄目ですからね。何か不調があれば直ぐに言ってください」
「分かってる。心配するな」
その快活な姿に微笑んでいると、新たな文官が大量の手紙を持って現れた。
「ラシェル皇后様! 今日も民から感謝の書簡が数多く届いておりましたよ」
「届けてくださり、ありがとうございます」
ドサッと置かれた書簡の束。
それを開けば、私が作っているポーションで助かった感謝が綴られていた。
私も魔力が向上して、日に五十本のポーションを無理なく作れる。
そのおかげか、こうして多くの人を救えていた。
「お前だって、俺のこと言えないぐらい働いてるぞ。ラシェル」
「あ……あはは」
「いやはや、陛下や皇后様のおかげで……我が帝国は各国からの信頼も得て、歴史上もっとも栄え始めておりますよ。仕える身として、誇りに思います」
そう言ってくれる文官や、頷いてくれる宰相の方々の反応が嬉しい。
クロヴィスが皇帝となって、私が皇后となることに不安はあったけれど民の皆が慕ってくれて安心だ。
嬉しい報告に胸は躍るが、実は私からもクロヴィスに伝えたい報告があった。
「そうだ、クロヴィス……この後、時間はありますか」
「ん? あぁ、政務は終わってるが……」
「なら、少し部屋に来て下さい」
彼を連れて、私室へと向かう。
かつて私を救ってくれたあの部屋へと入り、クロヴィスの手を握った。
「どうしたんだよ、ラシェル」
「あ、あのですね。実は……数日前にお医者様に診てもらったの」
「っ!? どこか悪いのか!? 直ぐに治療を––」
「ち、違うの。身体は凄く元気です。ただ……」
「ただ?」
「もう一人、大事にしないといけない子ができたのです」
「え?」
そう言って、私は自分のお腹を撫でた。
ここには彼との間に出来た、大切な家族がいる。
「クロヴィス……私、妊娠してるの」
「……」
告げた言葉に、クロヴィスは言葉を失っていた。
どのような反応を示しているのか、気になった私は顔を上げる。
すると、クロヴィスは大粒の涙を流していた。
「え? クロヴィス!? 悲しいの?」
「ちが……これは……すごく、嬉しいんだ。ラシェル」
「クロヴィス……」
彼は泣きながら、私を抱きしめた。
優しくもありながら、強く離さぬという意志がこもった力加減で……
「ずっと、諦めてた。俺に家族なんてできないって……」
「うん」
「何度も諦めた。死ぬ間際も、仮初の身体で生きていた時も」
「もう、諦めなくていいんですよ。これからの貴方は、もう孤独でも……諦める必要もないんですから」
「あぁ、あぁ……ありがとな。ラシェル」
「私も……何度も救ってくれて、ありがとう。クロヴィス……」
抱きしめ合いながら、私達は互いに見つめ合う。
そして、そっと口付けを交わした。
もう何度もしているのに、今日も嬉しさや感動がこみ上げる。
「愛してる。ラシェル」
「私も、大好きですよ。クロヴィス……」
「幸せになれたのは、ラシェルのおかげだ」
違うよ、クロヴィス……
私一人だったなら、虐げられていた環境から抜け出せなかった。
貴方が私を救ってくれて、皇帝になってくれて、私を皇后にしてくれた。
そのおかげで私の力は皆に届けられて、感謝されるようになった。
全部、クロヴィスが導いてくれたおかげだ。
だから……
「ありがとう。クロヴィス」
感謝の言葉を告げながら、再び口付けを交わす。
私を救ってくれたクロヴィスへ、感謝を込めながら。
『冷遇された私が皇后になれたわけ』
~fin~
◇◇◇あとがき◇◇◇
本作を読んでくださり、ありがとうございます。
ご感想やエールなど、本当に励みになっておりました!
本作は、一年前にプロットを作って執筆を完了したのですが、訳あって投稿をせずに眠らせてしまっておりました。
このまま腐らせてしまうのはもったいないと思い、投稿した次第です。
思った以上に読んでもらえて、本当に嬉しかったです!
これからも、新作などを書いていきますので、またお見かけしましたらよろしくお願いいたします😊
体調は快調となった彼は、あれから政務に励んで国力を以前よりも格段に引き上げている。
さらに、他国との交流にも邁進して国交を広げたのだ。
特に禁忌の魔法を犯した事で、ルーン国からは非難の声が一時は上がった。
しかし、皇帝である彼自身がルーン国の魔法技術の発展に寄与した事で、今は関係は良好な状態に戻っている。
もう、この帝国が他国に攻められるような事は起きないだろう。
そんな彼の元へと、今日も文官が仕事を持ち込む。
「クロヴィス陛下、北部で魔物が発生したとのことです! 直ぐに討伐隊を……」
「片付けておいた。安心しろ」
「え?」
驚くのも当たり前だ。
なにせ彼の転移魔法で私まで連れて、北部の観光ついでに魔物を片付けて戻ってきたのだから。
「騎士団の練兵も進んでる、残りは北部の地に騎士団の駐屯地を置けば国防は整うだろう。それまでは俺が魔物を抑えておく」
「へ、陛下……」
「北部の民には安心するよう伝えておいてくれ」
「は、はい!」
クロヴィスは政務を抱えながら、こうして治安維持にも貢献しているのだから驚きだ。
無理をしていないか聞いても、むしろ元気が有り余って困るという始末。
魔力だって、以前よりも格段に増えているらしい。
とはいえ……
「クロヴィス、あまり無理はしては駄目ですからね。何か不調があれば直ぐに言ってください」
「分かってる。心配するな」
その快活な姿に微笑んでいると、新たな文官が大量の手紙を持って現れた。
「ラシェル皇后様! 今日も民から感謝の書簡が数多く届いておりましたよ」
「届けてくださり、ありがとうございます」
ドサッと置かれた書簡の束。
それを開けば、私が作っているポーションで助かった感謝が綴られていた。
私も魔力が向上して、日に五十本のポーションを無理なく作れる。
そのおかげか、こうして多くの人を救えていた。
「お前だって、俺のこと言えないぐらい働いてるぞ。ラシェル」
「あ……あはは」
「いやはや、陛下や皇后様のおかげで……我が帝国は各国からの信頼も得て、歴史上もっとも栄え始めておりますよ。仕える身として、誇りに思います」
そう言ってくれる文官や、頷いてくれる宰相の方々の反応が嬉しい。
クロヴィスが皇帝となって、私が皇后となることに不安はあったけれど民の皆が慕ってくれて安心だ。
嬉しい報告に胸は躍るが、実は私からもクロヴィスに伝えたい報告があった。
「そうだ、クロヴィス……この後、時間はありますか」
「ん? あぁ、政務は終わってるが……」
「なら、少し部屋に来て下さい」
彼を連れて、私室へと向かう。
かつて私を救ってくれたあの部屋へと入り、クロヴィスの手を握った。
「どうしたんだよ、ラシェル」
「あ、あのですね。実は……数日前にお医者様に診てもらったの」
「っ!? どこか悪いのか!? 直ぐに治療を––」
「ち、違うの。身体は凄く元気です。ただ……」
「ただ?」
「もう一人、大事にしないといけない子ができたのです」
「え?」
そう言って、私は自分のお腹を撫でた。
ここには彼との間に出来た、大切な家族がいる。
「クロヴィス……私、妊娠してるの」
「……」
告げた言葉に、クロヴィスは言葉を失っていた。
どのような反応を示しているのか、気になった私は顔を上げる。
すると、クロヴィスは大粒の涙を流していた。
「え? クロヴィス!? 悲しいの?」
「ちが……これは……すごく、嬉しいんだ。ラシェル」
「クロヴィス……」
彼は泣きながら、私を抱きしめた。
優しくもありながら、強く離さぬという意志がこもった力加減で……
「ずっと、諦めてた。俺に家族なんてできないって……」
「うん」
「何度も諦めた。死ぬ間際も、仮初の身体で生きていた時も」
「もう、諦めなくていいんですよ。これからの貴方は、もう孤独でも……諦める必要もないんですから」
「あぁ、あぁ……ありがとな。ラシェル」
「私も……何度も救ってくれて、ありがとう。クロヴィス……」
抱きしめ合いながら、私達は互いに見つめ合う。
そして、そっと口付けを交わした。
もう何度もしているのに、今日も嬉しさや感動がこみ上げる。
「愛してる。ラシェル」
「私も、大好きですよ。クロヴィス……」
「幸せになれたのは、ラシェルのおかげだ」
違うよ、クロヴィス……
私一人だったなら、虐げられていた環境から抜け出せなかった。
貴方が私を救ってくれて、皇帝になってくれて、私を皇后にしてくれた。
そのおかげで私の力は皆に届けられて、感謝されるようになった。
全部、クロヴィスが導いてくれたおかげだ。
だから……
「ありがとう。クロヴィス」
感謝の言葉を告げながら、再び口付けを交わす。
私を救ってくれたクロヴィスへ、感謝を込めながら。
『冷遇された私が皇后になれたわけ』
~fin~
◇◇◇あとがき◇◇◇
本作を読んでくださり、ありがとうございます。
ご感想やエールなど、本当に励みになっておりました!
本作は、一年前にプロットを作って執筆を完了したのですが、訳あって投稿をせずに眠らせてしまっておりました。
このまま腐らせてしまうのはもったいないと思い、投稿した次第です。
思った以上に読んでもらえて、本当に嬉しかったです!
これからも、新作などを書いていきますので、またお見かけしましたらよろしくお願いいたします😊
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244様
ご感想ありがとうございます(*´罒`*)
セドアについては、たしかに許され無いことをしておりますよね。
そもそも、彼が悪事をしなければこんな事にはなっておりませんから(>_<)
でも、感じてくださったように全ては元凶となる父という存在があるからこそ、兄弟のしがらみが大きくなってしまったのでしょうね(´;ω;`)
おっしゃる通り、クロヴィスの制裁は少し緩めだったかも……とは私も思っております。
ただ、お話の都合上で悲惨なざまぁを書く隙間がなかったという苦悩だったりします(/// ^///)
それでも、素敵だと言って下さり嬉しいです🌼*・
ありがとうございます!!
京丸様
ご感想ありがとうございます⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
私の作品を梯子してくださっているのですね(*´罒`*)
単純なざまぁ以外の要素を加えるようにしておりますので、京丸様にご満足頂けたなら嬉しいです✨✨
確かに、ざまぁというよりは良かったねと読後感が良い作品が私の好きなラストなのかもです( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
本作品が1番心にきたとのこと、嬉しいです!
誰しも、後悔する事は多いですよね💦
でもきっとやり直せるというのが、私の作品のメッセージでもありますので(≧∇≦)
どうか、元気を出してくださいね🍀*゜
読んでくださって、ありがとうございます!!
みー様
ご感想ありがとうございます🌼*・
よいお話と言って下さり嬉しいです✨
これからも、楽しんでもらえる作品を書いてまいります✨