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9話
しおりを挟む「ローザ!!話がある!」
ガリウス様が叫ぶように声を出す
私が振り返ると、普段は表情を崩さずに怒っているかのような彼が
顔を赤くしながら私に向かって手を差し出す
「俺は…君の事が好きだった…いきなりですまない…だが君にはもう夫はいない…どうか俺と結婚してくれないだろうか?」
「………………」
言葉が出なかった、何故か?
彼はそんな素振りを見せたことなんてない、表情も
感情もださない彼は恋愛など興味がないと
恋心を諦めていたのは
私なのだから
そっと、彼の手を握る
「本当に私でいいのですね?こう見えても嫉妬深いですよ」
「君がいいんだ…後悔なんてしないさ、これは俺の選択だ」
彼は手を握り返して私を引く
力強い力に身を寄せると、そのまま抱きしめられる
「あ~お姉様の顔、真っ赤だ~」
「か、からかわないで!マリア」
思わず顔を片手で隠してしまう
だけど、彼は両手で私を抱きしめてくれるので
私も腕を彼に回す
「嬉しいです…ガリウス様」
「あぁ……俺もだ」
見つめ合う私とガリウス様は少しずつ顔を近づけ
唇を重ねようとした瞬間
「まったーーー!!!!」
「マリア!?」
突然、マリアが引き留める
その笑みは幼い時と変わらない
何かいたずらする時と同じ表情だった
「お姉様…せっかくなら明日の結婚式で愛を確認してください」
「え!?でも招待した方々はライアンの身内や、事情を知らない貴族達も」
私の言葉に、マリアは笑みを浮かべる
そばにいた両親もだ
これは…まさか
「実はこうなることはマリアが仕組んだんの!お父様とお母様には結婚式には事情を知っている方々しか招待してもらっていないわ!」
私は思わず笑ってしまう
まさか、マリアがさらに上を仕組んでいたなんて
「ありがとう…マリア」
私の言葉に、マリアと両親は嬉しそうに笑って言ってくれた
「これまでよく我慢したね」と
ようやく
私は彼と離れて……恋心を抱いたガリウス様と
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