39 / 114
二章
55話
しおりを挟む
数日後、私はシルウィオに執務室へと招かれた。
集まっていたのは、シルウィオの他にジェラルド様やグレイン。
さらには城内でも重要な役職を持つ者ばかりだ。
全員が、物々しい雰囲気の中、ジェラルド様が口を開く。
「皇帝陛下、カーティア様……まずは城内で起きた此度の件、責任は我らにあります。申し訳ありません」
全員が胸に手を当て、頭を下げる。
シルウィオはただ一言、呟いた。
「お前達は責務を果たしていた。顔を上げろ」
「……あり難きお言葉です」
「あの侍女、何か聞き出せたか?」
ジェラルド様は首を横に振る。
「申し訳ありません。本当に知らぬようです……しかし、分かった事もあります」
周囲の視線が集まる中、ジェラルド様は言葉を続けた。
「今回の件……根が深いかもしれませぬ」
「話せ」
ジェラルド様が話し始めた内容は、驚くべきものだった。
レイラを採用した担当官を問いただせば、素性を知らぬ者から金銭を受け取っていたと白状した。
かつてマーガレットを庭園で見過ごした騎士達を人事したのも、その担当官だ。
加えてガルシア家当主の妻も、社交界で見知らぬ女性から娘を側室とするのを提案され、夫が強行したと供述。
「そして……過去に鎮圧したブルックス伯へと避妊薬等を提供した者も、女性から仕入れたと言っておりました」
「……」
今まで城内を騒がせていた事、全てに関わる謎の人物がいる。
その事実で、ざわつきが広がっていく。
「侍女に用意されていた偽の戸籍も、かなり精巧に作られておりました。こんな事が出来るのは帝国に詳しく、かつ大きな権力者でもあるはずです」
「誰が怪しい」
シルウィオの言葉に、ジェラルド様は苦悶の表情で答えた。
「二人、ここまで出来るに足る権力者がおります。一人は前皇帝の際に公卿であったバジルア公と……失礼ですが、太皇太后様かと」
一人目の前公卿という言葉には周囲の反応はなかったけど、太皇太后という言葉にはどよめきが広がった。
太皇太后とは、シルウィオの母の母。
つまり、祖母に当たる人物のことだ。
「……」
「ま、まだ確定ではありません! し……しかし……」
言いよどむのは、太皇太后は此度の件に関わっている状況証拠が多すぎるからだ。
大皇太后からすれば、娘を殺された事への復讐であり、女性が関わっている理由もつく……
「二人を呼び出せ、それで済むことだ」
「それが……前公卿も太皇太后様も、今は国外を視察という名目で移動しており、招集しようにも各国を転々としており、位置が掴めず」
「なら、招集命令と共に捜索隊を派遣する。俺の家族へ牙を向いた事、後悔させよ」
「は、はっ!! こちらはお任せを! どうか今は姫様とのお時間を大切になさってください」
指示に従い、執務室に集まった方々が動きだそうとした時。
私はふと、思い付いた案を話す。
「お待ちください。闇雲に探すだけでなく、相手を逆におびき出しましょう」
周囲の視線が集まる中、言葉を続ける。
「相手は、私を憎むレイラに接触したのです……なら、私を憎む理由があり、かつ私達に従う者へ指示を出しましょうか」
相手は。かなり前から私達を狙っていた。
誰だか知らないけど、それなら考えがある。
どんな手を使ってでも、その者を見つけ出す。
そう思い、私は一つの策を述べた。
◇◇◇
それから大きな動きはなく。
約半年が過ぎた。太皇太后も前公卿も招集指示を飛ばそうにも各国を転々としており、連絡がつかない。
そんな中、私達がソワソワとしている訳にはいかない。
リルレットを愛する時間を大切にすることが最優先なのだから。
「おかた、だこ~」
「リルレット、おいで」
ぽてぽてと歩いてきたリルレットは私の腕に抱かれてニコニコと笑う。
それを見ているのはシルウィオ。そしてジェラルド様やグレインだった。
「姫様、大きくなられて……一歳のお誕生日、おめでとうございます!」
「じーい」
「はい! じぃでございますよ! 呼んでいただけるなど、なんと嬉しきことか!」
「ジェラルド様、泣かなくても。ほらリルレットも心配しておりますから」
「あぅー」
一歳となったリルレットを祝うために集まってくれたジェラルド様は泣き出してしまう程に喜んでくれている。
そして、グレインといえば……
「可愛いらしい……お、俺。リルレット様に触れる前に手をもう一度洗ってきます! 俺なんかが触れたら」
「グレインも、大丈夫ですから!」
グレインに至ってはもう何度、手を洗いにいっているのか分からない程だ。
「ぐーう」
「ほら、グレインも呼んでるみたいです。抱っこしてあげてください」
「姫様、俺の事も呼んでくれるんですね……一生を、お仕えさせてください」
「大げさです! ほら、抱っこしてあげて」
「カティ……」
隣でシルウィオが鋭い視線で見ているのは、まだ娘が抱っこされる事が許せないのだろう。
渋々と二人には許可してくれているけど、見つめる視線は鋭い。
グレインは流石に緊張が勝るのだろう。リルレットの頬を触れるだけに留めていた。
ジェラルド様はシルウィオの視線の中でも手慣れた様子でリルレットを抱っこしてあやしてくれている。
抱っこし、背中をさすったりトントンとして……安心したようにリルレットはウトウトと眠りそうだ。
「ジェラルド様、慣れておりますね。リルレットがこんなに直ぐに寝るなんて」
「私は娘が双子で産まれましたから。妻と一緒によくあやしたものです」
流石だと、憧れを抱いた時。
見つめていたシルウィオが突然、声を出した。
「ジェラルド、話がある」
「へ、陛下?」
なにやら、二人は部屋の外へと出ていってしまう。
シルウィオ……なにを言うつもりなの。もしかして嫉妬して……
慌てて、私は部屋の外へと聞き耳を立てた。
「あやし方を教えてくれ……俺も、リルを安心させて、カティに褒められたい」
「陛下……もちろんです」
ひそひそと話すそのやり取りに、思わず笑ってしまう。
シルウィオは本気でリルレットを溺愛してる。
何もなかったように、何食わぬ顔で戻ってきた二人を私はニヤニヤと見つめた。
「なんだ?」
「ふふ、相変わらず可愛いですね。シルウィオ」
「……」
聞いていたのかと、シルウィオは照れて視線を逸らしつつ。
寝始めたリルレットを抱っこしてあげていた。
「ところで、カーティア様。我らにご報告があると言っておられましたが」
ジェラルド様の問いへ。
「はい、講じた策が上手くいきました。これで……相手に先手はとらせませんよ」
微笑みと共に、答えた。
集まっていたのは、シルウィオの他にジェラルド様やグレイン。
さらには城内でも重要な役職を持つ者ばかりだ。
全員が、物々しい雰囲気の中、ジェラルド様が口を開く。
「皇帝陛下、カーティア様……まずは城内で起きた此度の件、責任は我らにあります。申し訳ありません」
全員が胸に手を当て、頭を下げる。
シルウィオはただ一言、呟いた。
「お前達は責務を果たしていた。顔を上げろ」
「……あり難きお言葉です」
「あの侍女、何か聞き出せたか?」
ジェラルド様は首を横に振る。
「申し訳ありません。本当に知らぬようです……しかし、分かった事もあります」
周囲の視線が集まる中、ジェラルド様は言葉を続けた。
「今回の件……根が深いかもしれませぬ」
「話せ」
ジェラルド様が話し始めた内容は、驚くべきものだった。
レイラを採用した担当官を問いただせば、素性を知らぬ者から金銭を受け取っていたと白状した。
かつてマーガレットを庭園で見過ごした騎士達を人事したのも、その担当官だ。
加えてガルシア家当主の妻も、社交界で見知らぬ女性から娘を側室とするのを提案され、夫が強行したと供述。
「そして……過去に鎮圧したブルックス伯へと避妊薬等を提供した者も、女性から仕入れたと言っておりました」
「……」
今まで城内を騒がせていた事、全てに関わる謎の人物がいる。
その事実で、ざわつきが広がっていく。
「侍女に用意されていた偽の戸籍も、かなり精巧に作られておりました。こんな事が出来るのは帝国に詳しく、かつ大きな権力者でもあるはずです」
「誰が怪しい」
シルウィオの言葉に、ジェラルド様は苦悶の表情で答えた。
「二人、ここまで出来るに足る権力者がおります。一人は前皇帝の際に公卿であったバジルア公と……失礼ですが、太皇太后様かと」
一人目の前公卿という言葉には周囲の反応はなかったけど、太皇太后という言葉にはどよめきが広がった。
太皇太后とは、シルウィオの母の母。
つまり、祖母に当たる人物のことだ。
「……」
「ま、まだ確定ではありません! し……しかし……」
言いよどむのは、太皇太后は此度の件に関わっている状況証拠が多すぎるからだ。
大皇太后からすれば、娘を殺された事への復讐であり、女性が関わっている理由もつく……
「二人を呼び出せ、それで済むことだ」
「それが……前公卿も太皇太后様も、今は国外を視察という名目で移動しており、招集しようにも各国を転々としており、位置が掴めず」
「なら、招集命令と共に捜索隊を派遣する。俺の家族へ牙を向いた事、後悔させよ」
「は、はっ!! こちらはお任せを! どうか今は姫様とのお時間を大切になさってください」
指示に従い、執務室に集まった方々が動きだそうとした時。
私はふと、思い付いた案を話す。
「お待ちください。闇雲に探すだけでなく、相手を逆におびき出しましょう」
周囲の視線が集まる中、言葉を続ける。
「相手は、私を憎むレイラに接触したのです……なら、私を憎む理由があり、かつ私達に従う者へ指示を出しましょうか」
相手は。かなり前から私達を狙っていた。
誰だか知らないけど、それなら考えがある。
どんな手を使ってでも、その者を見つけ出す。
そう思い、私は一つの策を述べた。
◇◇◇
それから大きな動きはなく。
約半年が過ぎた。太皇太后も前公卿も招集指示を飛ばそうにも各国を転々としており、連絡がつかない。
そんな中、私達がソワソワとしている訳にはいかない。
リルレットを愛する時間を大切にすることが最優先なのだから。
「おかた、だこ~」
「リルレット、おいで」
ぽてぽてと歩いてきたリルレットは私の腕に抱かれてニコニコと笑う。
それを見ているのはシルウィオ。そしてジェラルド様やグレインだった。
「姫様、大きくなられて……一歳のお誕生日、おめでとうございます!」
「じーい」
「はい! じぃでございますよ! 呼んでいただけるなど、なんと嬉しきことか!」
「ジェラルド様、泣かなくても。ほらリルレットも心配しておりますから」
「あぅー」
一歳となったリルレットを祝うために集まってくれたジェラルド様は泣き出してしまう程に喜んでくれている。
そして、グレインといえば……
「可愛いらしい……お、俺。リルレット様に触れる前に手をもう一度洗ってきます! 俺なんかが触れたら」
「グレインも、大丈夫ですから!」
グレインに至ってはもう何度、手を洗いにいっているのか分からない程だ。
「ぐーう」
「ほら、グレインも呼んでるみたいです。抱っこしてあげてください」
「姫様、俺の事も呼んでくれるんですね……一生を、お仕えさせてください」
「大げさです! ほら、抱っこしてあげて」
「カティ……」
隣でシルウィオが鋭い視線で見ているのは、まだ娘が抱っこされる事が許せないのだろう。
渋々と二人には許可してくれているけど、見つめる視線は鋭い。
グレインは流石に緊張が勝るのだろう。リルレットの頬を触れるだけに留めていた。
ジェラルド様はシルウィオの視線の中でも手慣れた様子でリルレットを抱っこしてあやしてくれている。
抱っこし、背中をさすったりトントンとして……安心したようにリルレットはウトウトと眠りそうだ。
「ジェラルド様、慣れておりますね。リルレットがこんなに直ぐに寝るなんて」
「私は娘が双子で産まれましたから。妻と一緒によくあやしたものです」
流石だと、憧れを抱いた時。
見つめていたシルウィオが突然、声を出した。
「ジェラルド、話がある」
「へ、陛下?」
なにやら、二人は部屋の外へと出ていってしまう。
シルウィオ……なにを言うつもりなの。もしかして嫉妬して……
慌てて、私は部屋の外へと聞き耳を立てた。
「あやし方を教えてくれ……俺も、リルを安心させて、カティに褒められたい」
「陛下……もちろんです」
ひそひそと話すそのやり取りに、思わず笑ってしまう。
シルウィオは本気でリルレットを溺愛してる。
何もなかったように、何食わぬ顔で戻ってきた二人を私はニヤニヤと見つめた。
「なんだ?」
「ふふ、相変わらず可愛いですね。シルウィオ」
「……」
聞いていたのかと、シルウィオは照れて視線を逸らしつつ。
寝始めたリルレットを抱っこしてあげていた。
「ところで、カーティア様。我らにご報告があると言っておられましたが」
ジェラルド様の問いへ。
「はい、講じた策が上手くいきました。これで……相手に先手はとらせませんよ」
微笑みと共に、答えた。
1,101
お気に入りに追加
12,281
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
側妃は捨てられましたので
なか
恋愛
「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつまりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

妻の死で思い知らされました。
あとさん♪
恋愛
外交先で妻の突然の訃報を聞いたジュリアン・カレイジャス公爵。
急ぎ帰国した彼が目にしたのは、淡々と葬儀の支度をし弔問客たちの対応をする子どもらの姿だった。
「おまえたちは母親の死を悲しいとは思わないのか⁈」
ジュリアンは知らなかった。
愛妻クリスティアナと子どもたちがどのように生活していたのか。
多忙のジュリアンは気がついていなかったし、見ようともしなかったのだ……。
そしてクリスティアナの本心は——。
※全十二話。
※作者独自のなんちゃってご都合主義異世界だとご了承ください
※時代考証とか野暮は言わないお約束
※『愚かな夫とそれを見限る妻』というコンセプトで書いた第三弾。
第一弾『妻の死を人伝てに聞きました。』
第二弾『そういうとこだぞ』
それぞれ因果関係のない独立したお話です。合わせてお楽しみくださると一興かと。
※この話は小説家になろうにも投稿しています。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。