【完結】側妃は愛されるのをやめました
「君ではなく、彼女を正妃とする」
私は、貴方のためにこの国へと貢献してきた自負がある。
なのに……彼は。
「だが僕は、ラテシアを見捨てはしない。これから君には側妃になってもらうよ」
私のため。
そんな建前で……側妃へと下げる宣言をするのだ。
このような侮辱、恥を受けてなお……正妃を求めて抗議するか?
否。
そのような恥を晒す気は無い。
「承知いたしました。セリム陛下……私は側妃を受け入れます」
側妃を受けいれた私は、呼吸を挟まずに言葉を続ける。
今しがた決めた、たった一つの決意を込めて。
「ですが陛下。私はもう貴方を支える気はありません」
これから私は、『捨てられた妃』という汚名でなく、彼を『捨てた妃』となるために。
華々しく、私の人生を謳歌しよう。
全ては、廃妃となるために。
◇◇◇
設定はゆるめです。
読んでくださると嬉しいです!
私は、貴方のためにこの国へと貢献してきた自負がある。
なのに……彼は。
「だが僕は、ラテシアを見捨てはしない。これから君には側妃になってもらうよ」
私のため。
そんな建前で……側妃へと下げる宣言をするのだ。
このような侮辱、恥を受けてなお……正妃を求めて抗議するか?
否。
そのような恥を晒す気は無い。
「承知いたしました。セリム陛下……私は側妃を受け入れます」
側妃を受けいれた私は、呼吸を挟まずに言葉を続ける。
今しがた決めた、たった一つの決意を込めて。
「ですが陛下。私はもう貴方を支える気はありません」
これから私は、『捨てられた妃』という汚名でなく、彼を『捨てた妃』となるために。
華々しく、私の人生を謳歌しよう。
全ては、廃妃となるために。
◇◇◇
設定はゆるめです。
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ナリゴロウ様
ご指摘ありがとうございます(>_<)
こちらのミスでご迷惑をおかけします💦
変換ミスで間違っておりました!
修正いたしました!
ありがとうございますm(_ _)m
リコ様
ご感想ありがとうございます🌼*・
セリムは本当に周囲の人々には恵まれていたのかもしれませんね。
優秀な父やリガルに相談していればより良き道を選べたはず、ラテシアにだって心境を吐露すれば寄り添ってくれたはずです。
しかし彼自身の嫉妬心から、そんな人々へと頼ることをやめてしまったんですね:( ´꒳`):
まさにセリムは平凡だからこそ、王としての器がすぐれていたと言えますね🌼*・
天才達に自然と支えられる立場、弱いからこそ弱い人なりの目線で考えられるのは王として素晴らしい素質でした。
ラテシアやリガルが支えてくれる、今でもセリムに間違いを認めて欲しくて戦っている。
それはまさに、セリムにとって最強の素質であったのに周りに流されて彼らを自ら遠ざけたのは大きな失態ですね( ⌯᷄௰⌯᷅ )
セリムは本当に気付くべきですね。
隣にいるミラは支えてくれるような人じゃない、本当に支えてくれて自分のためを思ってくれているのは誰なのか(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
リコ様のご感想は核心を突いており、驚きました(≧∇≦)
読んでくださり、ありがとうございます😊
猫3号様
ご指摘ありがとうございます!
申し訳ありません、ここに来て名前間違いというあってはならないミスをしてしまいましたm(_ _)m
直ちに修正を行いました!!
せっかくの物語にノイズとなるようなミスをして申し訳ないです。。
祐様
申し訳ありません!!
ここに来て名前間違えをするなんて、かなりの大ミスをしてしまいました……m(_ _)
直ちに修正いたしました!
ご迷惑をお掛けして、申し訳ありません。
みけの様
ご感想ありがとうございます(≧∇≦)
ミラは異世界、恐らく現世からの転生者となりそうですね:( ´꒳`):
確かに、努力することで叶う夢はありますが、ミラの願う夢は現世ではかなり厳しいでしょうし、姫になるにはその器が足りぬ気もしますね( ⌯᷄௰⌯᷅ )
そしてたとえ悪の華であろうと妃になろうとしてますが、その結果は傍から見れば夢を叶えているとは程遠いですね(>_<)
元はどんな物語であったのか、結末は如何に変えようとしていたのか。
ミラの思惑や、それぞれのキャラが元の物語ではどのような行動をしていたのか。
それらも全て、明らかにしてまいります!!
楽しんでくださって嬉しいです!
⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
物語は終盤、あと少しとはなりますが
ぜひ、続きをお待ちください(≧∇≦)
読んでくださりありがとうございます!
今回は居ませんでしたが、ラテシアにも応援は届いているはずです🍀
(๑•̀ㅂ•́)و✧
koron様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
確かに、ラテシアにも非を向ける民が増えるというのも分かります。
突然の改革、独立という宣言で王国の情勢を不安定にした一因ではありますよね。
とはいえ、ここで行動していなければ反乱そのものがもっと大きく、もっと根深いものになっていたかもしれません(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
白と黒ではなかなか付けられず、ラテシア自身もまだまだ未熟であるからこそ完全な正解には導けないのでしょう🌼*・
とはいえ、メタ的に言えば少しご都合的な展開も入れておりますので、ラテシアは幸せになっていくはずです⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
物語は終盤、ぜひ続きをお待ちくださいm(_ _)m
猫3号様
ご感想ありがとうございます(*´罒`*)
ミラは二度目の人生、それも物語への転生者という疑惑が出てきましたね( ⌯᷄௰⌯᷅ )
セリムが王として成功しても良い、失敗しようとも王国を一新して新たな妃の座を求めて自分だけは華を咲かせたいのでしょうね:( ´꒳`):
彼女の思惑、その狙いも明らかになってまいります。
物語は終盤、ぜひお付き合いくださると嬉しいです🌼*・
リコ様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
確かに、ミラには大義が無いんですよね。
ある意味、悪としてはそれが厄介でもあり、大儀なき行動には見境が無くなってしまいます:( ´꒳`):
ただ幸せになりたい、そんな単純な思想しかない彼女がこの世界に来てしまったのは、ある意味で最悪な神の悪戯ですね( ⌯᷄௰⌯᷅ )
おっしゃる通り、まだ元の物語の全貌は分かりませんが、本来あるべきであった立場からラテシアが羽ばたいたことで、ゼブル公爵の心境に変化を起こしております🌼*・
セリムは未だに甘ちゃんといいますか、お花畑な思想でミラを信じきっておりますね😭
ゼブルはラテシアに変えてもらった考えのおかげで、セリムとミラを切り離す方向に持っていっておりますね🍀*゜
彼は彼なりに、国のためという大義はありますので、間違いを認めれば正す行動は早そうです(≧∇≦)
セリムもミラも、ある意味ではラテシアという柱があって始めて成り立つ立場でしたね🌼*・
彼女がいなくなったこの王国で、共に落ちてゆくのか……
ぜひ、続きをお待ちください(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
読んでくださり、ありがとうございます🍀*゜
みけの様
ご感想ありがとうございます🌼*・
確かに私も既読無視してブロックしていたかもですꉂ🤣w𐤔
ラテシアは相手にも納得させる言い返しにて、事を納めましたね!(´▽`)
相手から貰ったミラの情報、議論を真摯に交わしたからこそ利害関係を感じて話してくれたのだと思います(*´罒`*)
敵対しているから脅すのではなく、互いに利害があるから情報を共有しておくのは政略っぽいかもですね(*≧艸≦)
ミラの思惑は未だに謎は多いですね
彼女が何を考えているのか、ここから大きく進展してまいります(≧∇≦)
この霧の中、終盤でトントン物語のアクセルを踏んでまいります!!\\\\└('ω')」////
ラテシア、頑張ります!!
\(^▽^)/!
祐様
ご感想ありがとうございます🌼*・
ゼブルはここで帰っていきました。
もちろん反抗の意思をバキバキに折るにはそういった手段もあるのでしょうが、それではやはり人民の支持を得るのも難しいでしょうと思いました。
それにもしスイッチが入れば徹底抗戦の流れにもなってしまいそうです:( ´꒳`):
ミラは転生者なのか、その辺りも判明してまいります!
らび猫様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
確かに、この世に不平不満のない完璧な政策なんてありませんよね。
公爵の奥様が亡くなられたのは、まさに権力者であるがゆえのリスクでもあり、危険な状況であるのは完璧な聖人でも一緒ですね(>_<)
ラテシアと議論をしたことで、ゼブルの考えも少しは変わるかもしれません。
いまだ自尊心だけで暴走するセリムが、未来を犠牲ない安定へと導く決断をできるのか。
物語は終盤
ミラとの末路も含めて、この先をお待ちください😊
また、誤字のご指摘ありがとうございます!
こちらの間違いで、直ぐに修正いたしました!(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
ひろパパ様
ご感想ありがとうございます🌼*・
確かに、この時点では大きな損害を出すような天才は居ないかもしれませんね。
しかし、現代でもあるようにゲリラ的に現王政へと反乱の騒動を起こされたなら国王の疲労は凄まじいでしょうね( ⌯᷄௰⌯᷅ )
王様、滅びゆく運命に向かっておりますね(∩∀<`。)
nicole様
ご感想ありがとうございます🌼*・
おっしゃる通り、彼らが公爵領に来なかったのは初めから反乱のために準備を始めるつもりだったからでしょうね(>_<)
彼らなりのやり方で王家へと反抗を示すやり方を考えていると思われますね( ⌯᷄௰⌯᷅ )
祐様
ご感想ありがとうございます🌼*・
ゼブルの言い分は確かに八つ当たりにも見えますね……
結局、自分の言い分を正当化したいがために都合の良い情報だけを言っておりますし。
貴族と民という格差が消えはしませんしね:( ´꒳`):
読んでくださりありがとうございます😊
みけの様
ご感想ありがとうございます🌼*・
奥様が殺されてしまったという過去は確かに悲しくもありますが、それで民を貧しくしていい理由なんてありませんね:( ´꒳`):
自分の考えを肯定したいがために都合の良い情報ばかりで固めているだけで、彼の言い分が正しいとはやはり言えないのでしょうね(∩∀<`。)
そのため、ここでしっかりと間違いを分からせてあげましょう!
そして、ミラについても吐かせていきたいですね( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
いつも応援ありがとうございます😊
頑張ります!\\\\└('ω')」////
パンパンパンダ様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
本当に足るを知ることが出来るかと言えば、私もできない人間です💦
しかしおっしゃる通り、それが当たり前であって必ず格差は生まれるものであり、不平は生まれるものですね…
なのに、自ら民達を迫害する選択にはやはり最善とはいえず。
亡くなった妻の恨みを逆恨みしているだけというのは、その通りなのかもしれません(>_<)
読んでくださり、ありがとうございます!
リコ様
ご感想ありがとうございます🌼*・
奥様のお話は確かに悲しいですが、その実で民から見た奥様はどうであったか。
亡くなった事実のみで意見を通し、圧政を正当化する行為は確かに納得などできませんね:( ´꒳`):
大河ドラマで、そのようなお話があったのですね!
南米ウルグアイにも、世界一貧しい大統領といったように似た形の権力者がいらっしゃるようです(≧∇≦)
本当に苦しい時も民と寄り添うという行為こそが、平和への道だというのは説得力がありますよね!
そして貧しさを強制した社会の維持など困難であり、結局のところ大きな反発を食らうのは確実です!
格差を残したまま、民の貧しさを強制する事こそが争いの種となる軋轢そのもの。
ラテシアはそれがわかっているからこそ、賛成などしませんね!(*´罒`*)
読んでくださり、ありがとうございます😊
もりもら様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
確かに、私も幸せを管理されるのは嫌ですね…
為政者が自ら私達を苦しめにくるのを簡単には受け入れるなどできません(>_<)
nicole様
ご感想ありがとうございます🌼*・
おっしゃる通り、既に絶大な貴族と民という格差がある以上、ゼブルの言い分は破綻してしまうんですよね(≧∇≦)
貴族史上主義の世界を目論むゼブルですが、結局は大きな格差を残す世界では崩壊しかないはずですね(*´罒`*)
kazu様
ご感想ありがとうございます(ㅅ´꒳` )
確かに、ゼブル公爵にもその小さな幸せの枠組みに居ないと説得力はありませんね。
自らは裕福な立場を維持したいのは傲慢です(>_<)
ねず様
ご感想ありがとうございます🌼*・
ゼブル公爵の意見にもわかる部分があるというのが、悩ましい所ですね🍀*゜
こればかりは白と黒で分けられないお話ですので、ラテシアなりの答えを提示します😊
ささやん様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
もちろん、ラテシアにも響くものはあったはずです🌼*・
彼女なりにゼブル公爵への答えを提示すると思います!
自分にだって凶刃が向くかもしれない中、それでも正しいと信じる道を歩むのがラテシアの思想ではあると思います(*•̀ㅂ•́)و✧
なしぱ様
ご感想ありがとうございます🌼*・
ゼブルにも説得力がありますね。
論破が出来るのか、ラテシア次第にはなりますが続きをお待ちください(*´罒`*)
ひろパパ様
ご感想ありがとうございます🍀*゜
ゼブル公爵の思惑、思想が分かりましたね……
平安の頃にも似た政治があり、負けてしまってまた新たな時代になった頃があったのですね。
読んでくださり、ありがとうございます!
🌷様
ご感想ありがとうございます🌼*・
ディアは純新無垢ではありますが、お母さんについても心配になりますよね💦
一応、父親の看病をしている状態です。
基本的にラテシアが屋敷から離れている際は警戒してディアを連れていますが、時たまに帰っている形ではあります(*´罒`*)
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