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おじいちゃんとロイ2/2
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「……」
「♪~♪~」
鼻歌を歌いながら、私の執務机にどんぐりを置いていく坊を見つめる。
一体、なにをしているのだ。
「おい」
「ん~?」
「なにをしている。私は今、仕事中で」
「どんぐり集めてるの。ろいのたからものいっぱいおじーちゃんにあげたくて」
山のように集められていくどんぐりの数々に、思わず目眩がしそうだ。
子供とは、こんなにも物を集めるのか?
……思い返せば、エレツィア達もそうだったな。
『おとーさま! みてください!』
『おねーさまとあつめたの!』
妻が生きていた時は、エレツィアや姉のルリアンはよく私の元へ来ていた。
綺麗な石を拾ったり、花を摘んできたりと……幼い頃の娘達も坊と似た物を持ってきていたな。
いつから、娘達は来なくなったのだろうか。
いや……昔の事などいい、私はカルヴァート家の当主として……
「おじーちゃん、こわいおかおしてる」
「な……?」
怖い顔?
ぼうっとしていた時の顔だろうか。
そんな事はないと言おうとすれば、坊はいきなり座っていた私の膝へと乗ってきた。
「な……にを」
「おじーちゃん、もっと笑わないと、ろいがおてほんみせてあげる!」
そう言って、私の膝の上でニコニコと笑う坊を見て。
思い出すのは……幼い娘達の笑み。
いつから、娘達は私に無邪気な笑顔を見せてくれなくなったのだろうか。
「おじーちゃん、こっちみて」
「っ!?」
思考を巡らせていた時に坊に言われて顔を上げれば、私の頬を、坊がか弱い力で引き延ばす。
無理やり、笑みを浮かべさせているように。
「や、やめふぉ」
「おじーちゃんのえがお、ろいはすきだよ」
「っ!! ……」
『おとーさま……これ、みてくだ』
『エレツィア、今は忙しいんだ』
『……』
『おとうさま……こわい』
そうか。
私はカルヴァート家のため、娘達のためにと行動してきた。
その気持ちが、いつしか娘達の前で笑う自分自身を律していたのだ。
子供は、笑顔が好きだ。亡き妻もよく笑っていた。
娘達の前で怖い顔をしていれば、怖がるのも当然だ。
遠ざけていたのは、私ではないか。
自分自身の過ちに気付いて坊を見つめていた時。執務室の扉が開いた。
「お父様、ロイを見なかっ……」
「え、えれふぃあ」
「あ! おかあさん、みて! おじーちゃんわらってるよ」
「ぷ、あははは」
エレツィアは私の顔を見て、久しく見せていなかった笑みを見せた。
大きく笑って、私の顔を見る。
「お……おとうさま……」
「え、えれふぃあ?」
「あはは。凄く、可愛らしい笑みですね」
「おじーちゃんかわいらしいって!」
エレツィアがこんなに笑うなんて、いつ振りだろうか。
いつもは静まり返った執務室が、笑みと温かな雰囲気に包まれる。
「おかあさん! だっこして!」
「いいよ、おいでロイ」
私の頬を伸ばすのに飽きたのか、坊はエレツィアの腕に抱かれた。
「ロイの相手をしてくれてありがとう。お父様」
「……無邪気な坊だな。ロイ坊は」
「ふふ……そうですね。私も大変ですけど、可愛らしいでしょ?」
「…………あぁ」
いつもはぎこちない会話しか出来ぬのに、ロイを挟めばエレツィアとも自然と会話が繋がっていく。
もう忘れていた娘との会話を、少しずつ思い出していくのだ。
ロイ坊の……おかげで。
「おじーちゃん、ろいね。おじーちゃんとおにごっこしたい」
「は? な、おにごっこ?」
「うん!」
「あそんでくれますか? ロイと」
笑みのまま問いかけるエレツィアを見て、その姿が亡き妻と被る
エレツィア……お前は、私の知らぬ間に立派な母になっていたのだな。
大事に育てていたのだろう。坊がこんなに笑って明るいのは、エレツィアが母だからのはず。
それに比べ、私は……娘のために家を守る?
もっと、娘のためにすべき事があったと……恥じる思いが口を動かした。
「そうだな。ロイ坊……外で遊ぶか」
「やったー!」
一度、外で遊ぶぐらいはいいだろう。
喜ぶロイと、エレツィアと共に外へと向かう。
エレツィアの父として……ロイ坊の祖父として。
◇◇◇
一度遊ぶだけだったはずが、私はいつしかロイと遊ぶのが楽しみになっていた。
ロイと共にいる時間が長くなればなる程に、坊の純真な心に惹かれていく。
なにより……その笑みが可愛らしくて仕方がない。
「おうまさ~ん!」
「ロイ坊、掴まっておきなさい。飛ばすぞ~」
ロイを背に乗せ、私は屋敷の外で歩き回る。
使用人達や執事に見られて恥ずかしい思う事はもうない。そんな羞恥心よりも、ロイが笑顔になってくれるのなら、それが何よりも嬉しく思う私がいるのだから。
腰が痛くても、私の背ではしゃぐロイを見れれば元気が湧いてくる。
「オスヴァルド殿、そろそろ俺が変わりますよ」
「いえ、アウルム殿。私もまだまだできます」
アウルム殿の救難を断って、屋敷の外をロイのお馬さんになって歩き回る。
まだもう少し、ロイとはしゃいでいたいのだ。
「お父様、そろそろ。腰が悪くなりますよ」
そう言って、エレツィアがロイを抱きかかえる。
そのままアウルム殿が引き受けたのか、再びロイを背負った。
「いくぞ、ロイ」
「あうるむ! いっぱいはしって!」
「あぁ。任せろ」
なかなかの速さで外へ駆けていく彼に、少し嫉妬してしまう。
「……私も、本気を出せばあれぐらい」
「もう、無理しないでください。いっつもそう言って腰を痛めているの私知ってるんですから」
「それは……そうだが」
二人で会話をしていると、屋敷の傍に馬車が停まった。
出て来たのは、エレツィアの姉––ルリアンだった。
「ほら、おじーちゃんよ」
「じぃじ」
「おじーさま!」
「よく来たな~」
ルリアンが連れて来た孫二人をギュッと抱きしめると、彼らははしゃぎながらロイと遊ぶために駆け出した。
「怪我しないようにね! 二人とも!」
「ふふ、ロイも喜んでるわね」
子供を見つめる私の娘達を見れば。胸を満たす喜びを感じる。
本当に……少し見ぬ間に立派になったものだ。
「二人とも」
「え?」
「お、お父様!?」
二人の頭を撫でれば、幼き頃は甘えん坊だったエレツィアは少し嬉しそうに微笑み。
恥ずかしがり屋だったルリアンは視線を落としながらも頬を緩めた。
そんな二人の娘……いや、母親へと笑いかける。
「立派になったな。二人とも」
私の娘で、母になったお前たちを。
誇りに思う。
◇◇◇
次は結婚後のお話です!
エレツィア、ロイ、アウルム三人メインとなります。
来週頃に投稿いたします。
番外編まで読んでいただき、ありがとうございます。
「♪~♪~」
鼻歌を歌いながら、私の執務机にどんぐりを置いていく坊を見つめる。
一体、なにをしているのだ。
「おい」
「ん~?」
「なにをしている。私は今、仕事中で」
「どんぐり集めてるの。ろいのたからものいっぱいおじーちゃんにあげたくて」
山のように集められていくどんぐりの数々に、思わず目眩がしそうだ。
子供とは、こんなにも物を集めるのか?
……思い返せば、エレツィア達もそうだったな。
『おとーさま! みてください!』
『おねーさまとあつめたの!』
妻が生きていた時は、エレツィアや姉のルリアンはよく私の元へ来ていた。
綺麗な石を拾ったり、花を摘んできたりと……幼い頃の娘達も坊と似た物を持ってきていたな。
いつから、娘達は来なくなったのだろうか。
いや……昔の事などいい、私はカルヴァート家の当主として……
「おじーちゃん、こわいおかおしてる」
「な……?」
怖い顔?
ぼうっとしていた時の顔だろうか。
そんな事はないと言おうとすれば、坊はいきなり座っていた私の膝へと乗ってきた。
「な……にを」
「おじーちゃん、もっと笑わないと、ろいがおてほんみせてあげる!」
そう言って、私の膝の上でニコニコと笑う坊を見て。
思い出すのは……幼い娘達の笑み。
いつから、娘達は私に無邪気な笑顔を見せてくれなくなったのだろうか。
「おじーちゃん、こっちみて」
「っ!?」
思考を巡らせていた時に坊に言われて顔を上げれば、私の頬を、坊がか弱い力で引き延ばす。
無理やり、笑みを浮かべさせているように。
「や、やめふぉ」
「おじーちゃんのえがお、ろいはすきだよ」
「っ!! ……」
『おとーさま……これ、みてくだ』
『エレツィア、今は忙しいんだ』
『……』
『おとうさま……こわい』
そうか。
私はカルヴァート家のため、娘達のためにと行動してきた。
その気持ちが、いつしか娘達の前で笑う自分自身を律していたのだ。
子供は、笑顔が好きだ。亡き妻もよく笑っていた。
娘達の前で怖い顔をしていれば、怖がるのも当然だ。
遠ざけていたのは、私ではないか。
自分自身の過ちに気付いて坊を見つめていた時。執務室の扉が開いた。
「お父様、ロイを見なかっ……」
「え、えれふぃあ」
「あ! おかあさん、みて! おじーちゃんわらってるよ」
「ぷ、あははは」
エレツィアは私の顔を見て、久しく見せていなかった笑みを見せた。
大きく笑って、私の顔を見る。
「お……おとうさま……」
「え、えれふぃあ?」
「あはは。凄く、可愛らしい笑みですね」
「おじーちゃんかわいらしいって!」
エレツィアがこんなに笑うなんて、いつ振りだろうか。
いつもは静まり返った執務室が、笑みと温かな雰囲気に包まれる。
「おかあさん! だっこして!」
「いいよ、おいでロイ」
私の頬を伸ばすのに飽きたのか、坊はエレツィアの腕に抱かれた。
「ロイの相手をしてくれてありがとう。お父様」
「……無邪気な坊だな。ロイ坊は」
「ふふ……そうですね。私も大変ですけど、可愛らしいでしょ?」
「…………あぁ」
いつもはぎこちない会話しか出来ぬのに、ロイを挟めばエレツィアとも自然と会話が繋がっていく。
もう忘れていた娘との会話を、少しずつ思い出していくのだ。
ロイ坊の……おかげで。
「おじーちゃん、ろいね。おじーちゃんとおにごっこしたい」
「は? な、おにごっこ?」
「うん!」
「あそんでくれますか? ロイと」
笑みのまま問いかけるエレツィアを見て、その姿が亡き妻と被る
エレツィア……お前は、私の知らぬ間に立派な母になっていたのだな。
大事に育てていたのだろう。坊がこんなに笑って明るいのは、エレツィアが母だからのはず。
それに比べ、私は……娘のために家を守る?
もっと、娘のためにすべき事があったと……恥じる思いが口を動かした。
「そうだな。ロイ坊……外で遊ぶか」
「やったー!」
一度、外で遊ぶぐらいはいいだろう。
喜ぶロイと、エレツィアと共に外へと向かう。
エレツィアの父として……ロイ坊の祖父として。
◇◇◇
一度遊ぶだけだったはずが、私はいつしかロイと遊ぶのが楽しみになっていた。
ロイと共にいる時間が長くなればなる程に、坊の純真な心に惹かれていく。
なにより……その笑みが可愛らしくて仕方がない。
「おうまさ~ん!」
「ロイ坊、掴まっておきなさい。飛ばすぞ~」
ロイを背に乗せ、私は屋敷の外で歩き回る。
使用人達や執事に見られて恥ずかしい思う事はもうない。そんな羞恥心よりも、ロイが笑顔になってくれるのなら、それが何よりも嬉しく思う私がいるのだから。
腰が痛くても、私の背ではしゃぐロイを見れれば元気が湧いてくる。
「オスヴァルド殿、そろそろ俺が変わりますよ」
「いえ、アウルム殿。私もまだまだできます」
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「ほら、おじーちゃんよ」
「じぃじ」
「おじーさま!」
「よく来たな~」
ルリアンが連れて来た孫二人をギュッと抱きしめると、彼らははしゃぎながらロイと遊ぶために駆け出した。
「怪我しないようにね! 二人とも!」
「ふふ、ロイも喜んでるわね」
子供を見つめる私の娘達を見れば。胸を満たす喜びを感じる。
本当に……少し見ぬ間に立派になったものだ。
「二人とも」
「え?」
「お、お父様!?」
二人の頭を撫でれば、幼き頃は甘えん坊だったエレツィアは少し嬉しそうに微笑み。
恥ずかしがり屋だったルリアンは視線を落としながらも頬を緩めた。
そんな二人の娘……いや、母親へと笑いかける。
「立派になったな。二人とも」
私の娘で、母になったお前たちを。
誇りに思う。
◇◇◇
次は結婚後のお話です!
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