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5話ー恥をしりなさいー
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翌朝、いつも通り起き上がった私は顔を洗う
いつもと変わらない、普段通りの日常
でも少しだけ違っていたことがあった
「おい、本当か…」
「本当らしいわ、酷いわね」
「うそだろ…」
城内はとある噂で一色であった
それはストレングス王国第一王子である
ライアン・ストレングス様の数々の脅迫や強姦の罪を告発する文章
そして、心神喪失状態で傷だらけのライアン様が見つかった事だった
更には私に覚えのない傷、彼の下は切り取られていた
もう欲情することもできず、傷に苦しみ後悔を続ける人生となる
(お兄様のしわざだろう)
何気ない顔で、私は歩いて行く
これが反逆者の仕事でもある、ライアン様はこの国で裁かれるだろう
もう充分罪を受けた?なんの事でしょうか
傷だらけのライアン様は昨夜の記憶を失っている、これもレブル家の記憶処理剤のおかげだ
お兄様には感謝しないと
人だかりを超えると、その先にはさらに一際視線を集める別の人物がいた
ルーク様だ、思わず隠れてしまう
胸が熱い…いや…正体は知られていないんだ大丈夫
言い聞かせるように私は歩いて行くと
「お前の仕業だろう…」
「ええ、きっとあの悪魔の仕業だわ…」
ひそひそと、貴族達がルーク様を見ながらつぶやく
「…何かあったのですか?」
私は近くにいた、小太り男性の貴族に話しかける
「ん?しらないのか?…ルーク王子は悪魔の子なんだよ、彼が生まれてからろくでもないことばかりが起こっている、王妃様は亡くなって、現国王も体調不良、更には第一王子の兄君のあの始末だよ」
「そうそう、ルーク王子が生まれてからこんな調子で…あの子のせいで王家はボロボロよ…あとは第二王子しか望みはないわね」
知らなった
ルーク王子の噂とはこうも酷い内容だったなんて
貴族達は歩くルーク様に聞こえるようにわざとらしく話す
彼を取り巻く環境が…ここまでひどいなんて
悪魔?ありえない、あの日大切な家族の猫を亡くして泣いていた心優しいルーク様がそんなはずない
「ばっかみたい!!」
思わず叫んだ
周りの貴族達の嫌味は無くなり、視線が私に集まる
ルーク様も少し驚いたようにこちらを見ていた
「ありもしない噂に惑わされて、貴族の名が廃りますわね!自分で見て、聞いて、判断しなさい!それが気品ある私達のはずです!」
「あれって」「子爵家の…」「レブル家の令嬢か」「子爵家が何を言って…」
「爵位なんて関係ありません!自分自身で判断しなさいと言っているのです、自身の芯も持たずに何が貴族ですか…恥を知りなさい!」
私はそのままつかつかと歩いていき
ルーク様の手を握る
「行きましょう、ルーク様」
「君は…アビゲイル…だよね」
「ええ、覚えていてくださり光栄です、こんな芯のない者達の所にいてはダメです一緒に参りましょう」
「………ありがとう」
そのまま手を引いて、二人で歩く
貴族達の視線は感じるが皆がなにも言わずにただ見ているだけであった
ルーク様の手は震えていた
当たり前だ、これだけの人間の心無い悪意を受けていたのだ
私でもきっと耐えられないだろう
人気のない場所まで着いてから私は慌てて手を離した
勢いで握ったが今更恥ずかしくなってきた
「アビゲイル、ありがとう…」
「いえ、私は腹が立っただけで…」
「ふふ、君は強い人だね…あの時も芯をしっかり持っていた」
「あ、ありがとうございます…それよりどちらへ?」
「あぁ、兄…第二王子のヘンリーに呼び出されていてね」
第二王子のヘンリー・ストレングス
この国で最も民衆から人気が高く、貴族たちからの支持も高い
優秀な王子様と聞いている…次期国王は彼であるという声も多い
「呼び出し?ですか?体調の悪いルーク様を?」
「ま、まぁ…少し事情があってね………………」
なにか言いかけていたルーク様はそれを我慢するようにして口を閉じた
「僕も君みたいに強い人間になれるのかな?」
「もちろん、気持ちを強く持ってくださいルーク様」
「ありがとう、アビゲイル…またお礼をさせて、それじゃあ」
「ええ、気を付けて」
何かを覚悟したようにルーク様は歩いて行く
…ヘンリー・ストレングス様、優秀な方とは聞いていましたが
ルーク様の噂の件や王妃の死、そして現国王の体調不良
少し、調べる必要がありそうね…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お嬢様、何を考えているのですか」
屋敷に戻って考えていると
執事のハイドが尋ねてきた
昨日の夜の事は触れない、それは彼が昼の顔であるからだ
「すこし…ハイド、王子のヘンリー・ストレングス様について何か知っていることはある?」
「いえ、非常に優秀な方だと聞いたことはありますが」
「そう…」
「それよりも、お嬢様…次のお仕事です」
ぺらりと地図と共に紙を渡される
「…これって」
「この国の周辺農村に最近野盗団が現れたようです、しかしストレングス国は現在騎士団の派遣を止めています、これが何故かまだ調査中ですが今は一刻も早く野党団に襲われている村の救助が先です」
「ええ、わかった…必ずやり遂げるわ」
「数は20人、既に村の一つを襲っていて人質もいます…」
私は頷き、黒い面を取り出した
レブル家は悪を許さない
徹底的に、絶対にだ
ーまた来てくださいね?約束ですよー
昨日の夜のルーク様の声が浮かぶ
この仕事が終わったら、寄ってみても…いいかもしれない
今まで感じたことのない気分の高揚を感じながら
私は夜の準備に取り掛かった
いつもと変わらない、普段通りの日常
でも少しだけ違っていたことがあった
「おい、本当か…」
「本当らしいわ、酷いわね」
「うそだろ…」
城内はとある噂で一色であった
それはストレングス王国第一王子である
ライアン・ストレングス様の数々の脅迫や強姦の罪を告発する文章
そして、心神喪失状態で傷だらけのライアン様が見つかった事だった
更には私に覚えのない傷、彼の下は切り取られていた
もう欲情することもできず、傷に苦しみ後悔を続ける人生となる
(お兄様のしわざだろう)
何気ない顔で、私は歩いて行く
これが反逆者の仕事でもある、ライアン様はこの国で裁かれるだろう
もう充分罪を受けた?なんの事でしょうか
傷だらけのライアン様は昨夜の記憶を失っている、これもレブル家の記憶処理剤のおかげだ
お兄様には感謝しないと
人だかりを超えると、その先にはさらに一際視線を集める別の人物がいた
ルーク様だ、思わず隠れてしまう
胸が熱い…いや…正体は知られていないんだ大丈夫
言い聞かせるように私は歩いて行くと
「お前の仕業だろう…」
「ええ、きっとあの悪魔の仕業だわ…」
ひそひそと、貴族達がルーク様を見ながらつぶやく
「…何かあったのですか?」
私は近くにいた、小太り男性の貴族に話しかける
「ん?しらないのか?…ルーク王子は悪魔の子なんだよ、彼が生まれてからろくでもないことばかりが起こっている、王妃様は亡くなって、現国王も体調不良、更には第一王子の兄君のあの始末だよ」
「そうそう、ルーク王子が生まれてからこんな調子で…あの子のせいで王家はボロボロよ…あとは第二王子しか望みはないわね」
知らなった
ルーク王子の噂とはこうも酷い内容だったなんて
貴族達は歩くルーク様に聞こえるようにわざとらしく話す
彼を取り巻く環境が…ここまでひどいなんて
悪魔?ありえない、あの日大切な家族の猫を亡くして泣いていた心優しいルーク様がそんなはずない
「ばっかみたい!!」
思わず叫んだ
周りの貴族達の嫌味は無くなり、視線が私に集まる
ルーク様も少し驚いたようにこちらを見ていた
「ありもしない噂に惑わされて、貴族の名が廃りますわね!自分で見て、聞いて、判断しなさい!それが気品ある私達のはずです!」
「あれって」「子爵家の…」「レブル家の令嬢か」「子爵家が何を言って…」
「爵位なんて関係ありません!自分自身で判断しなさいと言っているのです、自身の芯も持たずに何が貴族ですか…恥を知りなさい!」
私はそのままつかつかと歩いていき
ルーク様の手を握る
「行きましょう、ルーク様」
「君は…アビゲイル…だよね」
「ええ、覚えていてくださり光栄です、こんな芯のない者達の所にいてはダメです一緒に参りましょう」
「………ありがとう」
そのまま手を引いて、二人で歩く
貴族達の視線は感じるが皆がなにも言わずにただ見ているだけであった
ルーク様の手は震えていた
当たり前だ、これだけの人間の心無い悪意を受けていたのだ
私でもきっと耐えられないだろう
人気のない場所まで着いてから私は慌てて手を離した
勢いで握ったが今更恥ずかしくなってきた
「アビゲイル、ありがとう…」
「いえ、私は腹が立っただけで…」
「ふふ、君は強い人だね…あの時も芯をしっかり持っていた」
「あ、ありがとうございます…それよりどちらへ?」
「あぁ、兄…第二王子のヘンリーに呼び出されていてね」
第二王子のヘンリー・ストレングス
この国で最も民衆から人気が高く、貴族たちからの支持も高い
優秀な王子様と聞いている…次期国王は彼であるという声も多い
「呼び出し?ですか?体調の悪いルーク様を?」
「ま、まぁ…少し事情があってね………………」
なにか言いかけていたルーク様はそれを我慢するようにして口を閉じた
「僕も君みたいに強い人間になれるのかな?」
「もちろん、気持ちを強く持ってくださいルーク様」
「ありがとう、アビゲイル…またお礼をさせて、それじゃあ」
「ええ、気を付けて」
何かを覚悟したようにルーク様は歩いて行く
…ヘンリー・ストレングス様、優秀な方とは聞いていましたが
ルーク様の噂の件や王妃の死、そして現国王の体調不良
少し、調べる必要がありそうね…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お嬢様、何を考えているのですか」
屋敷に戻って考えていると
執事のハイドが尋ねてきた
昨日の夜の事は触れない、それは彼が昼の顔であるからだ
「すこし…ハイド、王子のヘンリー・ストレングス様について何か知っていることはある?」
「いえ、非常に優秀な方だと聞いたことはありますが」
「そう…」
「それよりも、お嬢様…次のお仕事です」
ぺらりと地図と共に紙を渡される
「…これって」
「この国の周辺農村に最近野盗団が現れたようです、しかしストレングス国は現在騎士団の派遣を止めています、これが何故かまだ調査中ですが今は一刻も早く野党団に襲われている村の救助が先です」
「ええ、わかった…必ずやり遂げるわ」
「数は20人、既に村の一つを襲っていて人質もいます…」
私は頷き、黒い面を取り出した
レブル家は悪を許さない
徹底的に、絶対にだ
ーまた来てくださいね?約束ですよー
昨日の夜のルーク様の声が浮かぶ
この仕事が終わったら、寄ってみても…いいかもしれない
今まで感じたことのない気分の高揚を感じながら
私は夜の準備に取り掛かった
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