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第六話
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皆様ごきげんよう。
今日もいいお天気ですわね。
はい。
今日はですね、オーレリア様の一日をご紹介いたしますわ。
オーレリア様は朝は学園に来るとすぐにお花の水やりに向かわれます。
はい。
たいてい、偶然を装ったヨハン様がご一緒に花に水やりをしながらオーレリア様に甘い言葉を囁かれます。
「花を慈しむオーレリア様も美しいですね。」
「ふふ。ヨハン様も素敵ですよ。」
はい。
華麗に返されるオーレリア様は純粋にそう言うものだからヨハン様もなんとも言えない表情になります。
そして、そこへまたまた偶然を装ってマッドマスター家のエドモンド様が現れます。
はい。
朝からホラーです。
マッドマスター家はごく最近、当主がエドモンド様に変わりました。そしてそれからマッドマスター家の動きは変わり、私としてはヒヤヒヤとしています。
あの様子を見るに、エドモンド様はオーレリア様にご執心です。
はらはらします。
何故にオーレリア様、エドモンド様のような闇の化身すら引きつけてしまうのか。
しかも闇の化身が朝から爽やかに花の世話をするのですから背筋が寒くなります。
怖いです。
はい。
そして、エドモンド様はぎこちなくオーレリア様にアピールされます。
「オーレリア様、朝から汚れてしまいますよ。私が代わりましょう。」
ですがこれもオーレリア様は無敵スマイルでかわされます。
「大丈夫ですよ。汚れれば洗えばすむこと。ふふ。エドモンド様は心配症ですわね。」
何故か眩しいものを見るようにエドモンド様はオーレリア様を見つめます。
はい。
エドモンド様!今、オーレリア様は当たり前のことを言っただけですよ?何故にそんなに神々しいものを見るかのような顔をされるのですか!?
何か勝手に言葉を脳内変換していませんよね?!
いや?
してますよね?!
はい。
朝の様子を伝えるだけで疲労感がすごいです。
次回はお昼の様子をお楽しみに。
今日もいいお天気ですわね。
はい。
今日はですね、オーレリア様の一日をご紹介いたしますわ。
オーレリア様は朝は学園に来るとすぐにお花の水やりに向かわれます。
はい。
たいてい、偶然を装ったヨハン様がご一緒に花に水やりをしながらオーレリア様に甘い言葉を囁かれます。
「花を慈しむオーレリア様も美しいですね。」
「ふふ。ヨハン様も素敵ですよ。」
はい。
華麗に返されるオーレリア様は純粋にそう言うものだからヨハン様もなんとも言えない表情になります。
そして、そこへまたまた偶然を装ってマッドマスター家のエドモンド様が現れます。
はい。
朝からホラーです。
マッドマスター家はごく最近、当主がエドモンド様に変わりました。そしてそれからマッドマスター家の動きは変わり、私としてはヒヤヒヤとしています。
あの様子を見るに、エドモンド様はオーレリア様にご執心です。
はらはらします。
何故にオーレリア様、エドモンド様のような闇の化身すら引きつけてしまうのか。
しかも闇の化身が朝から爽やかに花の世話をするのですから背筋が寒くなります。
怖いです。
はい。
そして、エドモンド様はぎこちなくオーレリア様にアピールされます。
「オーレリア様、朝から汚れてしまいますよ。私が代わりましょう。」
ですがこれもオーレリア様は無敵スマイルでかわされます。
「大丈夫ですよ。汚れれば洗えばすむこと。ふふ。エドモンド様は心配症ですわね。」
何故か眩しいものを見るようにエドモンド様はオーレリア様を見つめます。
はい。
エドモンド様!今、オーレリア様は当たり前のことを言っただけですよ?何故にそんなに神々しいものを見るかのような顔をされるのですか!?
何か勝手に言葉を脳内変換していませんよね?!
いや?
してますよね?!
はい。
朝の様子を伝えるだけで疲労感がすごいです。
次回はお昼の様子をお楽しみに。
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